TeachingFeeling~奴隷との生活~に、紛れ込んだ似非紳士 作:朧月夜(二次)/漆間鰯太郎(一次)
「先生がくれるモノはぜんぶあたたかいです……」
雪は殆どないが、寒さが厳しいこの町の冬。
その為か患者の数も最近は少ない。
そうなるとわたしが空いた時間で行うのは、もはやライフワークとも言える行為。
それはシルヴィとのスキンシップである。
赤々と燃えるリビングの暖炉。
その傍にぺたんと女の子らしい座り方のシルヴィ。
わたしはその横で、他愛のない会話を交わしながら、彼女の頭を撫でる。
まるでよく懐いた猫だ。
淡く頬を染め、目は糸の様に細め。
わたしの手が頭に乗ると、押し付けるように身を預けてくる。
「…………?」
おっと夢中になりすぎてしまったか。
「撫でているわたしの手も温かいのだよ」
「えへっ……うれしい、です」
難点は、時間の経過が恐ろしく早いという事か。
見ればローボードの上にある古めかしい時計は、午後2時を回っている。
わたしがここに来たのは、昼食を摂るためで、12時をすこし過ぎたころだ。
とは言え、患者が来たなら呼び鈴を鳴らすし、それまではここにいても問題はない。
ならば緩やかな午後を愉しむとしよう。
「あの、先生……?」
そんなわたしにシルヴィが、おずおずと言った様子でこちらを見た。
「どうしたのかね?」
「えっと、その……」
「うん?」
何かを逡巡するかのように顔を伏せたり上げたりと忙しい。
「先生はお疲れの様ですから、その、ここに、どうぞです」
見れば女の子座りの彼女が、控えめに自分の膝をぽんぽんと叩く。
それはつまり、
「わたしに君の膝を貸してくれると言うのかね?」
「「はいっ! 先生にお昼寝をしてほしくて、その……ひゃっ!」
わたしはシルヴィが何かを言う前に頭を載せていた。
膝枕に誘う少女がいたとして、男に断る理由などあるのだろうか? いやない。
しかも今日のシルヴィは、すっかりと気に入ったのか、誕生日に与えたスクールガール風の制服を纏っている。
もちろんあの日は色々汚してしまったが、オーレリアに紹介してもらった洗濯業者に依頼したため、染みひとつない。
「ああ、君はちゃんと成長しているんだなぁ……」
「そう、でしょうか?」
わたしは後頭部に感じる柔らかな感触に身を委ね、しみじみと答える。
「そうだよ。今の君はふっくらとした女性らしい身体になった。少しは誇らしく感じてもいいのだろうか? 君を淑女に近づけたと」
「…………私は淑女ではありません。けど、先生になら、先生のためになら、私は淑女にもなろうと思います……だから捨てないでくださいね……?」
見上げると、じっとわたしを覗き込む青い瞳。
その表情は真剣だったが、かつての様な鬼気迫るものはない。
わたしは手を伸ばし、彼女の額にかかる髪を指で梳きながら言った。
「ならそれはもう叶っているな。わたしにとって君はとっくに淑女だ。それに、そのセリフも久しぶりだね。誰が君を捨てるものか。大金を積まれても手放す事は無い」
「せんせい……すき」
わたしは返事の代わりに彼女の頬を撫で、そして目を閉じた。
眠たい訳じゃない。
ただ、彼女に触れながら、穏やかな時間を過ごす事に没頭したいだけなのだ。
「…………♡」
シルヴィは恐る恐るわたしの髪に手櫛を通す。
何も言わないわたしに安堵したのか、そのまま頭を撫で始めた。
感触を確かめる様に、ゆっくりと。
その心地よさにわたしは、徐々に睡魔に襲われてきた。
なら、今はそれに身を任せよう――――
◇◆◇◆
「先生? せーんせい……?」
ふと違和感を感じたと思えば、シルヴィの声が聞こえた。
嗚呼そう言えば、膝枕をされていたのだった。
膝枕と言えば男女の甘いひと時の代名詞でもあるが、実はされる側は存外きつい。
それはそうだ。
人の頭の部分の重さは、おおよそ体重の10%と言われている。
なので現在のわたしはおおよそ65kg程度であるから、シルヴィの太ももに6.5kgの荷物を載せている様な物である。
長時間そうしていれば、頭がある位置は鬱血してもおかしくない。
「せーんせ? 起きてない、ですよね? せーんせ?」
しかしわたしは目を開ける事をやめた。
つまり狸寝入り、と言う奴だ。
何故かと言えば、シルヴィの声に辛そうな色はなく、むしろわたしに甘える際の舌足らずな口調に感じたからだ。
そんな彼女はわたしの頭をすこし強めに撫でてみたり、肩を揺らしたりしている。
だがそれは起こそうというよりは、起きないかを確認しているように感じるのだ。
果たしてそれは正解だった。
「ふふっ、起きてない……せんせぇ、可愛いです……」
シルヴィの掌がぺたぺたとわたしの頬を撫でる。
と思えば、唇を指でつついても来た。
「んっ、せんせい、いつもありがとうございます……私、嬉しいです……」
君はいつも感謝ばかりだな。
もっと我儘になってもいいと思う。
とは言え、無防備な独白だ、無粋に目覚める事も無い。
「せんせい、ふしだらでごめんなさい。せんせい、あさましくてごめんなさい。でも私は、せんせぃがもっと欲しいんです………………んっ、ちゅ」
すると彼女はわたしに接吻をした。
おずおずと唇をあわせ、離れ際にちろりと舐められる。
だがわたしは目を開けない。
うん、君の唾液の香りすらわたしは好きなのだ。
甘露とも言える。
「ふふっ、おきてなーい。ならせんせぇ、こんな事もしちゃいます……はぁ~……むっ」
ぐっ……なんだこれは!?
シルヴィはわたしを起きない様に慎重に頭をふかふかのラグカーペットの上に置くと、わたしの横に添い寝するような姿勢で、いきなり耳たぶを甘噛みし始めたではないか。
「ちゅるっ、おいし、せんせぇの耳、おいしい……じゅるっじゅるるるるっちゅぱっ……おいしいよぉ♡」
凄まじい快感だった。
初めての感触とでも言えばいいか。
耳たぶを噛んでた筈が、いきなり耳奥までシルヴィの舌が侵入し、ぐちゅぐちゅと唾液交じりで舐められる。
だが逆の耳を空いた手でふさがれているので、わたしの頭の中には、シルヴィの舌技のなまめかしい音が鈍く反響している。
ダメだシルヴィ……耳は汚いのだ。
医学者としてそうは思えど、この倒錯的な快楽に抗う術はわたしになかった。
「……ちゅぱっ。あっ、せんせぇのここ、おっきくなってます♡」
狩人となったシルヴィは次なる獲物を見つけてしまった。
「…………っ!!」
「ふふっ、せんせいは起きてませんよね? ふふっ、可愛いですせんせぇ……起きちゃだめですよ♡」
凄まじい快感に思わずうめき声を漏らしそうになった。
彼女はわたしのシャツのボタンを全て取ると、露わになった胸板に擦りつき、胸いっぱいに匂いを嗅いだ。
そして、耳責めに興奮し勃起してしまったわたしの乳首を指先で突き出したのだ。
「はぁぁ……んむっ! れるっ、ちゅっ、あはぁ♡ せんせぇのちくび、かっちかちです……れるっ、ちゅちゅちゅ……女の子みたいで可愛いです……♡」
「…………ッッッ!!」
そして緩急をつけられ、わたしの乳首はシルヴィに吸われ、舐められる。
舌先を尖らせ、乳輪の際から徐々に中へと、円を描くように。
わたしはまたも声を抑える事に苦心する。
だが快感は、先ほどよりもさらに上だ。
憎たらしいのは、乳首を舌で責めつつも、シルヴィの左手は爪を立てるように、だが決して痛みは感じない絶妙な力加減でわたしの腹や胸を撫でる事だ。
まるで全身の神経を無理やり活性化させたかのような、そんな甘い快楽に包まれてしまう。
そんな風に男性的な愛撫を愉しんでいたシルヴィだったが、急に口調がかわった。
「せんせいのここ、とっても苦しそう……出してあげなきゃ♡」
情けないことに、わたしの愚息は既にはちきれんばかりに勃起していたのだ。
ふとわたしの身体に重みを感じた。
薄目を開ければ、シルヴィがわたしの足の方を向いた状態で体の上に乗っていた。
ギンガムチェックのスカートは、絶妙に仕事をしており、甘い香りが漂うその奥を見せてはいない。
「はあ……すごいです……おっきい♡ せんせぇのおちんちん」
カチャカチャとベルトを外され、あっという間に下着もズラされ、わたしのモノは外に出された。
自分でもこの情けなくも体を好きにされている状況に興奮し、ぶるりと勢い良くそそり立つのを自覚していた。
しかし年端もゆかぬ少女が、おちんちんと言う淫靡さよ。
シルヴィはおちんちん、おちんちんとうわ言の様に繰り返し呟きながら頬ずりをした。
「~~~~~っ!!?」
危ない、それだけで達しそうになった。
だが出すわけにはいかない。
わたしはシルヴィを保護する立場だ。
安易な射精は沽券にかかわる。
「れぇ……るぅ……はぁ、んっ、これは私のもの……ちゅ、むっ、わらしらけのものぉ……」
背筋が凍った。
彼女はおもむろに剛直を喉の奥まで飲み込むと、そのまま呟くように、わたしへの強烈なまでの執着を口にした。
「せんせいは私のもの……ふふっ、おちんちんも、きんたまも、ぜーーんぶ私の物ぉ……♡ はぁ、じゅるっ、じゅぱっ♡ ごふぉっ、ごあっ、ちゅ、じゅちゅちゅ……♡ おいひい♡ おいひぃよぉ♡」
ぷしゅっ、と音がした。
見ればいつの間にかシルヴィのスカートが捲られている。
自分でそうしたのだろう。
彼女はそもそも下着をつけていなかった。
興奮で半開きになったおまんこが露わで、そこから小刻みに潮を吹いている。
シルヴィは、胃液が逆流するほどの自虐的なフェラチオをしながら、その自分に気をやっている。
だがわたしに咎める余裕はない。
なにせ常に襲い来る射精感と戦っているのだから。
「………………っっ」
「あ゛あ゛あ゛っ……せんぜぇかわいいよぉ……つまさきがぴーんってなってます……いきたいのですね、でもだめぇ♡ せんせぇがイくのは、わたしのおまんこの中なのです♡」
それからはあっという間だった。
身体の向きを入れ替えたシルヴィは、あっという間に膣の中にわたしの陰茎を飲み込むと、着ている服を全部脱ぎ捨て、わたしに覆いかぶさった。
「おちんちん、きもちいぃ……はぁっ、んっ、せんせいのおっきいちんぽきもちいです……じゅむっちゅっ……」
凄まじい淫靡さだった。
ちんぽを飲み込みつつ、彼女はわたしに強く抱きつき、その姿勢のまま、激しい腰のグラインドを行う。
だが騎乗位の様でそうじゃない。
わたしの胸板に自分の胸を潰れんばかりに押し付け、その上で前後に擦るのだ。
シルヴィの手はわたしの首の後ろや後頭部に回され、身体がズレ無い様にホールドしている。
その状態で彼女は、わたしの腋の下を舐め、首筋にキスマークを刻印し、鼻の穴も耳の穴もあまつさえ眼球さえも唾液でマーキングしていく。
身体が密着している事で、シルヴィの裸体が乱れていく姿が見えない。
それが余計に想像力を掻き立て、わたしはさらに興奮を覚える。
しかしわたしは死にたい位の快感に、既に目を開けてしまっている。
シルヴィとも何度も目が合ってすらいる。
なのに彼女はそれに言及しない。
わたしは眠っている。
そういう事なのだ。
だから彼女は自分をさらけ出し、欲望を解き放った。
目を開けてても、それは然して重要じゃない。
もう物語は始まってしまったのだ。
「あっ♡ きます、せんせいっ、きちゃいますっ♡ 私のおまんこ、せんせぇのちんぽでイかされるんですっ♡ せんせい、せんせぇ! せんせいもイって♡ 私のおまんこの中に子種くださいっ♡ 私だけのせんせぇ、わたしだけのせんせいだから、全部出して孕ませてぇ、んんんんんんっーーーーーー!!!!!!!!」
どぷんどぷんと凄まじい音がした。
彼女の膣の中で。
数分経っても止まらない、そんな錯覚を起こすほどの凄まじい射精。
結局わたしはシルヴィの懇願通り、同時に出してしまった。
ひどい倦怠感。
甘い痛みが股間に残る。
肉の薄いシルヴィの骨盤が激しくわたしを叩いたのだ。
それほどの激しさだった。
「せんせぇ、すき……あいしてます……すて、ないで……」
そしてシルヴィは、わたしの上で気絶するように眠ってしまった。
わたしは苦笑いしつつ、彼女の身体を綺麗にしてやり、ベッドに寝かせてやった。
「こうして寝顔を見ていれば、わたしの可愛いお姫様なんだがな……」
太平楽に眠る穏やかなシルヴィ。
その頭をひと撫でして、わたしは厨房に向かったのである。
なに、空腹を覚えたのだ。
何か軽い物でも腹に入れたかった。
そして芋でも茹でるかと、鍋に水を張った所で気が付いた。
床に転がる酒の瓶に。
この前久しぶりに会った商人のフェルム。
シルヴィをここに連れてきたあの男だ。
彼が出物だと売ってくれた梅酒。
しかし、なぜ空なのだろうか…………?
先生は眠っていた。
ゆえにノーカン! 無効試合。
なのでまだ負けてませんね。