※この作品はR-18です。

天使のトラウマ   作:黒糖バス

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『到着したよ』というメッセージを受けて外に出た千世子は、そこに停車している車を見つけた。近付くと運転席の窓が開き、松山が顔を出す。

 

「さっきぶりだね。千世子ちゃん。取り敢えず乗りなよ」

「うん。こんばんは松山さん。失礼するね」

 

 普段と全く変わらない様子で声を掛けてくる松山に、千世子も平静を装って返す。そして促されるまま助手席に乗り込んだ。

 

「それで、これからどこに行くの?」

 

 シートベルトを締めながら松山に訊ねる。

 時刻は22時を回ったところだ。今から行ける場所はかなり限られている。

 

「先に聞いておくけど俺に抱かれる覚悟は出来てるって認識でいいのかい?」

「わお。直球だね。一応私はお話するつもりで来たんだけど」

「あっそうなんだ。でもさ、話したって結論は変わらないと思うけどね。千世子ちゃんには俺のモノになって貰う。代わりに俺はあの動画について誰にも話さない。それで良いでしょ」

 

 一方的にそう告げる松山。

 予想通りの要求だ。立場は弱みを握られている千世子が圧倒的に下なのだ。

 結局その要求を飲む他ないだろう。

 

「うん、まあ、いいよ。元から私に拒否権なんてないからね。松山さんの好きな様にして」

 

 千世子は大して動揺を見せずにそう返した。

 こんな男のモノになるのは不快でたまらないが、残念ながら彼女に思い付く限り最もマシな選択がコレだった。

 

 松山は了承の返事を聞くと嬉しそうに笑った。

 

「よし。ならラブホ行こうか」

 

 

 ☆

 

 

 音もなく車が走り始める。

 松山の様なそこそこレベルの俳優では絶対に手が出せない筈の高級車だ。

 

 松山が告げた目的のホテルはここから少し離れた街外れの位置にある。千世子の部屋や松山の家に行くのはゴメンだが、他の客もいる場所では誰かに見られるリスクがある。

 

 その辺りを配慮して人の少なそうなホテルを選んだのだろうか。

 

 男性の松山と違ってこういうスキャンダルは女性の千世子には致命的だ。

 別に恋愛禁止のアイドルという訳ではないが、ファンは間違いなく減るだろう。

 松山がその部分について考えてくれているならそこだけが救いだ。

 

「そう言えば、あの動画どうやって手に入れたの?」

 

 車が信号で停まるのを見計らって、ずっと訊ねたかった事を千世子は口にした。

 

「どうやってだと思う?」

「分からないから聞いてるんだけど」

「ハハ。まあ、そうか。簡単だよ。スターズの中にもウチの息のかかった者がいて、あの当時、映像を処分するように指示されたその男が俺の親に流してたってだけだ」

 

 知ってしまえばなんて事ない事実だ。

 千世子やアリサが徹底的に処分したつもりが、実はそうではなかったというだけ。

 だが大手事務所の深いところまで入り込まれているなんて普通考えもしないだろう。

 

「信用できる人しか関わってない筈なんだけどなぁ」

「星アリサもまだまだだって事だね。にしても驚いたよ。まさか千世子ちゃんにあんな過去があったなんてね」

「女性の過去を暴くなんてサイテーだよ?」

「暗い過去も受け入れる男ってポイント高くないかな? 俺は千世子ちゃんが他の男に奉仕する姿や泣きながら犯される姿を見ても全く冷めなかったよ。寧ろ興奮したくらいだ」

「わー。キモーい。変態だね」

 

 千世子のトラウマをワザと嬲る様に話す松山。彼が口にした内容は千世子にも心当たりがあった。どうやら彼が持っている動画は先程送られてきた物だけではないようだ。

 

 松山の顔はニヤニヤと笑っており、彼女の反応を楽しんでいるのが分かった。

 敢えて明るく振る舞う千世子だがその声は僅かに震えてしまう。

 

 信号が変わり、車が動き始める。

 と、その時だった。

 

「っ…!」

 

 松山から伸ばされた手が、スカートから覗く千世子の脚の上に置かれた。虚を突かれた彼女は驚いて脚を跳ねさせてしまう。

 

「ごめんね、ビックリした?」

「、うん。虫か何かいるのかと思った。松山さんの手だったんだね」

「ハハ。遠回しに気持ち悪いって言ってるのかな?」

「私は虫、好きだよ」

 

 覚悟を決めたつもりだったが、突然触られると弱い。

 千世子は怯えている事を知られたくなくて、笑顔を浮かべた。だがやはり何処かぎこちなくなってしまう。

 

「強がっちゃって可愛いなー。泣いてる顔もそそられたけど、やっぱ俺は今みたいに振る舞ってくれた方が好きだよ」

 

 松山の手が千世子の太ももの上を前後に動く。擽(くすぐ)ったさを覚えた千世子はスカートを抑えて控えめに抵抗を試みるが、それを嘲笑うかのように松山の指がスカートの中に侵入した。

 

「っ……!」

「緊張してる?」

「どうだろうね。──ところで、この手を引っ込めてって言ったら聞いてくれるかな?」

「んー。無理」

 

 千世子の太ももの内側をいやらしい手付きで撫でる松山。時々彼の指が下着に触れる。

 

 一頻り彼女の太ももを堪能した彼は千世子の手を傍に退かし、そしてゆっくりとスカートを捲っていった。

 

「あんまり抵抗しないでくれよ。俺、こういう時邪魔されるの好きじゃないんだ」

 

 そう言って千世子の動きを牽制しながら、スカートを奥へと動かしていく松山。スカートはあっという間に腰の辺りまで捲られ、その下に隠していた下着を露わにしてしまった。

 

 運転中の松山はそれを確かめる様にチラリと視線を向ける。

 

「暗くて分かりづらいけど黒色かな?」

「さあ、どうだろうねー」

「ハハ。勝負パンツって奴? 動画の中じゃ白色ばっかり履いてたのに趣味が変わった?」

 

 さり気なく他にも動画がある事を匂わせる発言をする松山。それを聞いて千世子が動揺するのを愉しみながら無遠慮に下着に手を伸ばした。

 そしてゆっくりと千世子の秘部を撫でる。

 

「なんか手慣れてるね」

「そんな事ないよ。憧れの千世子ちゃんとデートだから色々勉強してきたのさ」

「嘘っぽーい。ねえ、一体何人くらいの子に手を出してきたの?」

「ハハ。バレたか。千世子ちゃんで20人目くらいだよ」

 

 松山の指が千世子のスリットを下着越しに擦る。

 

「んっ…」

 

 千世子の身体をビリビリと電流の様な快感が駆け抜ける。腰を引いて指から逃げる彼女だが、狭い車の中だ。またすぐに下着の上に指が置かれた。

 

「千世子ちゃんのオマンコ柔らかいよ。気持ちいいかい?」

「うん。すごく気持ち悪い。手の動きもだけど、松山さん自身もね」

 

 笑顔で毒を吐く千世子。運転中の松山には見えないが、その頬は赤く染まっていた。

 松山は千世子の発言を笑って受け流しながら、指で円を描く様にして秘部を弄った。

 

 その刺激は数年前に開発されていた千世子の身体を少しずつ高めていった。

 自慰をする事のない彼女が快感を得るのはあの日以来だ。必死に声が漏れるのを我慢する。

 

 こんな男の指で気持ち良くなっているなんて思われたくなかった。しかし、必死に耐えるその姿は松山をより興奮させた。

 

 千世子にとって、いつも自分が軽くあしらっている男に成すすべもなく愛撫を受け入れている現状は、受け入れたくないものだ。

 しかしそんな気持ちとは関係なく、彼女の身体は確実に反応し、奥から甘い疼きが湧き上がってくる。

 

 そして硬くなっていた彼女の身体から少しずつ力が抜けていった。

 

「んっ、くっ…」

 

 千世子の口から切なげな吐息が漏れる。

 男に触られるという恐怖を久しぶりに与えられた快感が上回り始めた。

 

「ちょっと失礼するよ」

 

 そしてついに、松山の指は下着のクロッチの部分を横にずらし、その奥へと侵入した。

 

「そこっ…」

「お、少し濡れているな」

 

 直接割れ目をなぞった松山の指先に、ヌメリとした液体が付着した。それに気付き、彼の顔が愉しげに笑う。

 スターズの天使のエッチな汁だ。彼女が快感を得ていたというこれ以上ない証拠である。

 

 彼は指先を擦ってその感触を確認すると、千世子の顔の前に持って行き、その恥ずかしい汁を見せつけた。

 

 夜とは言え街灯もありそれなりに明るい。

 千世子の目にはテラテラと光る彼の指が良く見えた。自分の中から溢れたいやらしい液体だ。

 それを見せつけられ、自分が気持ち良くなっている事を暴かれた事に彼女は羞恥心と、そして強い屈辱を感じた。

 

「くっ…」

「見えたかな? 千世子ちゃんのオマンコ汁だよ。お陰で俺の指がびしょ濡れだ」

「なら触らなきゃいいじゃん。ていうかホテルまで待てないの?」

「お、もしかして怒った? 確かにその通りだよね。でもさ、こんなに濡らしながら言っても滑稽じゃないかな?」

 

 再び千世子の秘部に移動した松山の手が、クチュクチュと割れ目の中をかき回す。そのイヤラシイ水音は千世子の耳にも当然届いた。

 

「はうっ…くっ、んん……」

「ほら、千世子ちゃんのオマンコも俺のチンコが欲しいって叫んでるよ」

「…うん。流石に気持ち悪いよ、松山さん」

「ハハ。その冷めた声ゾクゾクするね」

 

 貼り付けていた笑顔を消し、蔑んだ目を松山に向ける千世子だが、彼の指が動く度に口から堪え切れない嬌声が漏れてしまう。

 確かにこれは滑稽だな、と彼女も自笑する。

 

 敏感な所を何度も愛撫されているのだ。全く気持ち良くないと言えば嘘になる。例え嫌悪感をその何倍も感じていたとしても身体が反応してしまうのは仕方がなかった。

 

 だが、それでも。

 内心で見下していた男に良い様に弄ばれる自分が千世子は嫌いになりそうだった。

 

 

 ☆

 

 

 信号で車が止まる。

 

 散々弄られた千世子の割れ目は完全に解され、その奥から分泌された愛液は脚を伝って座席を濡らしていた。

 

 彼女の目は潤み、時折甘い吐息を漏らしている。

 太ももを撫で回しながら松山は千世子に声を掛けた。

 

「ハハ。大丈夫かい? ちょっと強く攻め過ぎたかな」

「っ……問題ないよ、これくらい」

 

 なんとかそう答える千世子だが、顔を見ればそれが強がりなのは一目瞭然だった。若手トップ女優が表情を作る余裕もないのだ。

 

 20人の女性を食い物にしてきたという松山のテクニックはそれだけ凄まじかった。精神力が並外れている千世子を運転の片手間で翻弄してしまう程である。

 

 彼女の黒いショーツは完全に濡れそぼり、ピタリと肌に張り付いていた。

 

 松山はハンドルから一度手を離すとショーツに手を伸ばした。そして縁を掴み、ゆっくりとおろしていく。

 

「な、なにを…っ」

 

 碌に抵抗も出来ずに千世子は下着を奪われてしまった。その結果、無防備なオマンコを松山の目の前に晒すことになった。

 

 慌てて手で隠す千世子だったが、その手は松山によって直ぐに取り払われる。

 自分の恥ずかしい場所に向けられる視線を彼女は頬を赤くして耐えるしかなかった。

 

「へえ、中古にしては綺麗だね。散々あのおっさんに突かれたんだろ?」

「っ……!」

「てか、毛生えてるじゃん。動画の時はパイパンだったのに。天使にまん毛生えてるとかめっちゃエロいな」

 

 綺麗に閉じている割れ目を眺めながら松山は感想を言う。その手は薄く生えた千世子の陰毛を撫でていた。

 敢えて千世子を辱める様な言い方をしたのは、彼女の反応を楽しむ為だろう。

 一応は取り繕っていた筈の下衆っぷりを最早隠そうともしない。

 

 無視を決め込んだ千世子の反応がつまらなかったのか、松山は不満げな顔をして、割れ目に指を当てた。

 

「千世子ちゃん。中も見せてもらってもいいかな?」

「勝手にしたら? 私に拒否権なんてないんだし」

「ハハ。よく分かってるね。じゃあ千世子ちゃんのオマンコご開帳〜っと」

 

 そう言いながら、松山は両手の親指で彼女の下の唇を開いた。クパァという音を立てて、恥肉が左右に割れる。中から現れたのはサーモンピンクの絶景だった。

 

「濡れててエロいなぁ。──お、クリトリス発見」

「きゃっ…!」

 

 開いたマンコの中に指を走らせていた松山が、尿道の上でフードを被っている豆を見つけ、指で弾く。

 今日一番の刺激に千世子の身体がピクンと跳ねる。

 

「イヤラシイなぁ千世子ちゃん。クリトリスちょっと膨らんでるよ」

「あ、やめ……っ…」

 

 指の腹で皮の上からクリトリスを撫でられ、千世子は身体をくねらせる。膣口からは愛液が止まる事なく流れ続けていた。

 

 

 と、その時。

 

 ──ブルルッという低い音に反応して窓の外に目をやった松山は、そこにある物を見て悪戯っぽい笑みを浮かべた。

 

「千世子ちゃん隣見てみなよ」

「隣? ──、!!」

「角度的に顔は見えないから大丈夫でしょ? ──そのまま濡れ濡れのマンコを見せつけてやりなよ」

 

 ソレ(・・)を見て反射的に顔を隠そうとした千世子を松山が安心させる。だが、それでも彼女の緊張は否応にも高まった。

 

 ソレ──隣の車線に来たトラック──は松山の車の直ぐ側に停止した。千世子からはどんな人が乗っているのか見る事は出来ないが、その人物には露出した彼女の下半身が見えている筈だ。

 

 松山はスカートを整えようとする千世子の手を掴み、ニヤニヤと笑いながら首を振る。

 

「減るもんじゃないし見せろって」

「…何かの拍子に顔を見られたらどうするの? 手を退けて」

「ダメだって。あの人気女優・百城千世子が露出プレイをしてるなんて誰も思わないからさ。きっと他人の空似だって思われて、精々今夜のオカズにされるだけさ」

「………分かった」

 

 本気で嫌がる千世子だったが、松山の声の中に若干の苛立ちがある事に気付き、それ以上の抵抗を諦める事にした。彼が言う通り、少し見られるくらいならあまりリスクがないだろう。

 

 千世子が納得したと判断した松山は、彼女の手を離すともう一度股の間に手を滑り込ませた。

 そして、太ももを左右に開く様に促すと、ゆっくりと割れ目の中に指を侵入させていった。

 

 愛液で充分に濡れていたからか、それとも初めてではない為か、大して痛みを覚える事なく千世子のマンコは異物を受け入れた。

 

 そして、根元まで入り込んだ松山の中指は、膣内の肉壁を擦りながら前後に動く。

 

「んあッ、んっ、くっ…!」

「ほら、トラックの運転手に見えやすい様にもっと脚開いて。オマンコに男の指を呑み込む所、よく見てもらいなよ」

「あっ…んっ…! あはっ。ホント気持ち悪いね、松山さんって」

「ハハ。外に顔を出して見るかい?」

「んんっ…! ──それは嫌かな」

 

 次第に速くなる指の動きに千世子の顔は蕩けていく。口ではなんとか強がっているが、それも限界だろう。嬌声が漏れるのを抑えられないでいた。

 

「ああっ、だ、ダメっ…!」

「そろそろイきそうかな? 良いよ。遠慮なくイッても」

「あああっ、んあっ、ンンッ」

 

 松山の指が動く度に愛液が飛び散り、車を汚していく。最初は嫌がっていたその指の動きを少しずつ受け入れ始めている事に千世子は気付いていなかった。無意識の内に脚は開かれている。

 

 かつて幼い身体に教え込まれた快感を数年越しに開花させられ、そして第三者から見られているという今の状況は千世子を高ぶらせていった。

 どれだけ精神的に強くなっても、どれだけ仮面を被る事が上手くなっても、昇ってくるその快楽を我慢する事は出来ない。

 

 太ももを小刻みに震わせ、頬を上気させながら──遂に。

 

 

 

 

「あっ──ダメッッ……!!」

 

 

 

 千世子は松山の指で絶頂を迎えた。

 

 弛緩した身体は絶頂の余韻に浸り、ビクンビクンと跳ね続ける。

 せめてイキ顔は見せまいと窓側に向けられた彼女の顔は蕩けており、浅く深呼吸を繰り返していた。

 

 丁度そのタイミングで青色に変わった信号を確認すると、松山は千世子の中から指を抜く。そして、彼女のスカートで指を拭うとハンドルを握りながら言った。

 

「続きはホテルでしようか。千世子ちゃん」

 

 顔は彼から反らしたまま、千世子は小さく頷いた。

 

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