※この作品はR-18です。

ボルチモア級とラブラブえっちする話   作:一般通過指揮官

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公式のエイプリルフールが最高だったので描きました。

今回は濡れ場なしです。気楽にお読みください。


ボルチモアと告白成功記念イチャイチャえっちする話①

「私も、キミのことが好きだ。だからこれからも、ずっと隣で私を支えてほしい。

 …………好き。大好き、だから」

 

 自分の目を真っ直ぐ見据えて、ボルチモアはこう返した。

 その凛々しく力強い瞳から、彼女の想いがはっきりと伝わってくる。自分のボルチモアへの愛情に勝るとも劣らない、強い強い親愛の気持ち。自分に対する、他の人とは一線を画した感情…………すなわち、愛情が。

 ボルチモアが自分のことを好いている――――その事実を改めて認識すると、嬉しさのあまり心臓が弾けてしまいそうだ。先程までは告白への緊張と失敗することへの不安で心臓が痛かったが、今は彼女と相思相愛になれた歓喜で痛い。だけどこの痛みこそ、今の状況が確かな現実である証拠だった。

 

「…………その、何か言ってくれないか? いつまでも見つめられると、何というか、照れる……」

 

 頬を紅潮させたボルチモアに指摘され、気まずくなってお互いに視線を逸らした。

 その後、しばらく沈黙が続いた。夜の公園に人影は無く、風の音だけが静かに流れている。その静けさが余計に気まずさを助長させた。

 折角ボルチモアと付き合うことができたのに、こんな雰囲気になるのはよろしくない。このままではいけないと、自分から口を開いた。

 ありがとう――――胸に湧いてきた思いのままに、感謝の言葉をボルチモアに告げる。

 ボルチモアはいつも溌溂としていて、スポーツ万能頭脳明晰の文武両道で、皆の頼れるお姉さんだ。そんな誰からも尊敬される彼女が、自分みたいな冴えない男と付き合ってくれるなんて本当はありえないことだ。彼女には感謝してもしきれないけれど、少しでもこの気持ちを言葉にして伝えたい。そう思ったのだ。

 

「ありがとうって…………それはこっちの台詞だ。

 キミが告白してくれたから、私は自分の本当の気持ちに気付くことができたんだ」

 

 照れているのか、ボルチモアは視線を逸らして恥ずかしそうに呟いた。

 そんな彼女の姿に、改めて心奪われてしまう。

 

「だから、ありがとうはこっちの台詞。

 ありがとう。私みたいな、可愛げがないのと付き合ってくれて」

 

 そう言って微笑むボルチモア。しかし自分はその表情よりも、彼女の『可愛げがない』という言葉が気になって仕方がなかった。

 可愛げがないなんて、そんなことはない――――思わず声を荒げていた。

 

「ひゃっ!? きゅ、急に大きな声を出すな! びっくりするだろう!?」

 

 突然声を荒げたことを注意されるが、そんなことはどうでもいいのだ、重要なことじゃない。重要なのはボルチモアの自己評価が低いことだ。ボルチモアに可愛げがないなんて、たとえ本人でも――――むしろ本人だからこそ、認めさせるわけにはいかない。

 ボルチモアはとても魅力的な女の子だ。ショートカットは彼女の快活な雰囲気に似合っているし、様々な運動をしているが故の肉体美は他の子には無いボルチモアだけの利点だ。また、柔らかさだけではなく、筋肉のしなやかさを兼ね備えた健康的な太腿はまるで神様が作った芸術品のよう。まじまじと見てはいけないと分かっていても、思わず見てしまうような魔性の魅力が備わっているのだ。

 それに、本人はよく自身のことを「女の子らしくない」なんて言うが、自分はボルチモアの女の子らしい部分をこれでもかという程知っている。

 汗でシャツが透けて肌色が見えたのを指摘すると、顔を赤くして照れるところ。

 悪戯で首筋をすっと撫でると、可愛い悲鳴を上げるところ。

 デートに興味があるなど、意外と女の子趣味なところ。

 これら以外にも、数え切れない程の素敵な部分が――――って、あ。

 

 ここまで語って、ふと冷静になった。ボルチモア自身に自分の魅力について分かってほしくて、つい熱く語りすぎてしまった。弁舌を振るった自分は恥ずかしくも何ともないけれど、目の前で自らの魅力を熱く語られるなんて、本人にとってはとんでもない羞恥プレイだろう。

 もしかして怒っていないだろうか。恐る恐る、眼前の様子を伺うと…………。

 

「……………………ぅぅっ」

 

 そこには、まるでトマトのように顔を真っ赤にしたボルチモアがいた。

 しまった。明らかにやり過ぎた。完全にやらかしてしまった。

 今のボルチモアは嬉しさと恥ずかしさと怒りが混ざり合って、かなりカオスな感情になっているに違いない。また下手なことを言って刺激すると、爆発してしまうかもしれない。何とかして鎮めなければ…………。

 一体どうすればいいのだろう。素直にひたすら謝るのが正解なのか、それとも何かしらの行動で示すのが正しいのか。

 付き合い始めていきなりのピンチを乗り切るために、まず謝罪の言葉を口にしようとするが、

 

「…………………………………………っ」

 

 ここまで涙目で睨まれると、何も言えなくなってしまう。

 先程とはまた違った沈黙が二人の間に流れる。『ごめん』や『悪かった』なんていう月並みな言葉はポンポン思い浮かぶけれど、そんな軽い言葉で今のボルチモアの気持ちを静まらせることができるとは思えなかった。

 だからと言って、他に適切な言葉が出てくるわけでもなく。いろいろ考えたが、このまま黙っているのはまずい。とりあえず何か言わなくては。

 そうして結局、『どうしたら機嫌直してくれる?』というありきたりなことを言ってしまった。

 

 自分の言葉を聞いたボルチモアは一瞬目を丸くし、その後瞼を閉じた。何かを考えているようだ。

 そして数秒後、俯き、赤面したまま、蚊の鳴くような声で言った。

 

「…………………………………………ちゅー」

 

 え?

 彼女は今、何と言った? 自分には「ちゅー」と聞こえたが、もしかして聞き間違えだろうか。

 ちゅー。つまりはキス、接吻。ボルチモアは自分にキスを求めたのか…………?

 内心の動揺を隠し切れず、震え声でボルチモアにもう一度尋ねてみた。

 

「……………………だから、ちゅー。

 ちゅーしてくれたら、機嫌、直してあげる…………」

 

 聞き間違いなどではない。ボルチモアは、自分にキスしてくれと言ったのだ。

 バクバクと心臓が高鳴っていく。告白に成功した時よりも鼓動が速い。顔が赤くなっていくのが嫌でも分かった。

 あのボルチモアとキスをする――――いつの間にか、彼女の唇をじっと見つめていた。ささくれ一つない、ぷっくりとした瑞々しい唇。今からこの唇に、自分の唇を重ねる。その光景を想像して、余計に熱のこもった視線を送ってしまう。

 自分の視線に気付いたのか、ボルチモアも更に顔を赤くする。その反応に、こっちも恥ずかしくなってまたまた赤面した。

 

 自分とボルチモアは恋人関係になったのだから、キスの一つや二つする機会もあるだろう。ただ、まさか恋人になってすぐに、しかもこんないじらしい方法ですることになるなんて思ってもみなかった。

 しかし、『ちゅー』という言い方は反則だろう。可愛いが過ぎる。

 こんな方法でキスを求めるボルチモアをこの上なく愛おしく思う。だからこそ、謝罪の意も込めて、彼女を思う存分愛さなくては。

 覚悟は決まった。後は漢を見せるだけだ。

 

「…………ほら、ちゅー、しないのか? しないなら、ずっと機嫌悪いままだぞ――――」

 

 ボルチモアが顔を上げてチラッとこちらを見た瞬間、不意を突く形で彼女を抱き寄せ、その唇を奪った。

 

「んっ――――!? ん、ちゅ、んむ、れ、ちゅ、っ……んむっ、じゅ…………る、ちゅぅ、っ、ふ、ぁ……んんっ!」

 

 キスはキスでも、ただのキスではない。口内に舌を入れる大人の(ディープ)キスだ。

 自分とボルチモアにとって初めてのキス。折角なら、忘れることが出来ない程強烈な思い出にしたい。そのためにも、頭にある性知識を総動員し、ボルチモアを快楽の虜にしてみせよう。

 

「ちゅ、ん、じゅ、ちゅりゅ、ちゅぅ……れ、ろ、む――――こ、りゃぁ……こんなキス、していいなんて、じゅ、んんぅ…………! 言ってな、んひっ――――ちゅ、じゅ、んっ♡」

 

 いきなりディープキスを仕掛けてきた自分に対し、ボルチモアは咎めるような視線を送ってくる。しかしその視線の中には、キスに対する喜びと快楽への期待が混ざっていた。

 その期待に応えるように、更に激しいことをしてみよう。

 

「んんんっ!? ぴちゃ、ちゅ、ん、ぴちゃ、れ……ちゅ、ちゅ、んんん…………れ、ちゅ、ぴちゃ、ちゅば、ちゅぅ…………」

 

 ボルチモアの唇は想像以上に柔らかく、きめ細やかだった。

 その唇に舌を這わせ、自分の唾液で上塗りする。今後、自分以外の男が上書きできないように、隅から隅まで、塗り漏らしが無いよう徹底して。ボルチモアは自分のものだという、幼稚な独占欲の発露だった。

 マーキングを終えると、次は口腔へ舌を伸ばす。

 ぬるぬると舌同士を絡ませると、ざらりとした感触が舌を通して伝わってきた。それはボルチモアも同じなようで、今まで味わったことのない未知の感覚に震えていた。

 

「っふ、ふ、は――じゅ、じゅる、じゅりゅ、ん、ちゅ、はむ、んじゅ……ちゅ、む、れ、じゅ、れろ、れ、ん…………んちゅ、ん、っ、じゅ、ちゅ……れ、ろぉ、れ、じゅ、ちゅ、む、んん――ひた、きもひぃ…………れ、じゅ、じゅ、んちゅ、れろ、はぁ…………」

 

 舌先を丸めて、ボルチモアの唾液を自分の口に運ぶ。特に味という味はしなかったが、これがボルチモアのものだと思うと、なんだか美味しさを感じる気がした。ボルチモアは舌で舌を舐められる感触に身悶えしていて、自分の唾液を咀嚼されたことに気付いていないようだった。

 続いて口蓋を舐めてみると、意外に刺激が強かったのだろう――――ほんの一瞬だが、ボルチモアの身体がビクンと痙攣した。それに気を良くして、口蓋責めを続行する。

 

「っ、ぃ――――♡ そ、こ、りゃめ、っあ、ひっ、ぃ……! れ、じゅ、る、れろ、じゅる、りゅ、んじゅ…………んれ、ろ、っふ、ふ、じゅ、んむ、れ、ちゅむ……ん、ちゅ……じゅ、じゅぅ、じゅるっ!」

 

 チロチロと小刻みに舌先を口蓋に這わせて、小さな快楽を連続して叩き込む。

 そして次は大胆に。点を突く責めから、面を嬲る責めにシフトチェンジする。

 こちらも初体験だからついつい焦りそうになってしまうが、平常心を保つことを意識して舌を動かす。ゆっくりじっくり、丁寧に丹念に、舌先から中腹までを使って口蓋一面を舐める。

 こちらがリラックスして行為を楽しんでいる様子を示すことで、彼女も落ち着いて情事に及ぶことができるはずだ。実際、舌を入れた瞬間からボルチモアの肩に力が入ってしまっている。それを解きほぐす為にも、こちらがムード作りをしなければ。

 

「れろ、んむ、れ、ちゅ……ぁ、ぃ、いっ…………♡ ん、れ、ろぉ、じゅ、じゅる、んむ、ちゅ、ふぅ――っは、はむ、れ、れろ、れぇ、じゅ、じゅる、じゅ……ぐじゅ、じゅりゅ、ん、っ、ちゅぅ……ん、れぇ、ろぉ…………」

 

 自分が舌を動かしている間、ボルチモアはされるがままだった。

 元々性知識に疎いボルチモアのことだ、ディープキスの存在すら知らない可能性もある。口の中に舌を入れるという謎の行動に困惑し、驚きで身動きが取れなくなった。だけどなんだか次第に気持ちよくなって、自分に身を委ねている…………そんなところか。

 唇と唇を触れ合わせるだけの優しいキスしか知らない彼女に、ディープキスという淫らなキスで初めての快楽を経験させている――――その事実に、どうしようもない程興奮した。自然と下半身に熱が集まり、次々と血液が下半身の一部分に流入していく。

 しかし、あくまでも頭は冷静に。獣欲に身を委ねるのではなく、お互いに気持ちよくなる為に落ち着いて彼女の口内を味わう。

 

「んぅんん……ん、じゅ、ちゅる、んじゅ、っは、む…………ちゅ、ちゅむ、れ、ろ、んふ、じゅ……ん、んん、ふ、はぁ――ぁ、じゅ…………じゅりゅ、りゅ……ん、む、ちゅ……ふっ、れぇ、んむ、ふぅ…………!」

 

 口蓋責めを続けていると、ボルチモアの反応が目に見えて変わってきた。

 凛々しかった瞳はすっかり蕩け、吐息に熱が篭る。キスをした時の緊張も次第に解けてきた。

 この様子なら、少し激しくしてもいいだろう。ボルチモアの弱点である口蓋は当然として、他にも歯茎や唇の裏にも舌を伸ばす。

 これ以上責めが激しくなるとは思っていなかったのか、ボルチモアの瞳が驚愕で見開かれた。しかしそれも一瞬のことで、すぐさま快楽の色に染まった。

 

「ぃ――――♡ ぁ、じゅる、んじゅ、む、れっ、ん……れろ、ちゅむ、んちゅ、んんん…………くひ、きもひぃ…………♡ きしゅ、ひゅきぃ…………れ、ちゅ、ちゅ、んじゅ……れぇ、ちゅ、んじゅ、っふ、んんん――――」

 

 自分の舌が走っていないところが無くなるまで、徹底的に。彼女の口を舐め溶かすくらいの気概で、休むことなく舌を回す。

 唾液を掬い、ボルチモアの頬の裏側に擦りつけてみる。ぬるぬるとした感触と生温かさが心地よい。肉壁に舌を這わす度に、ボルチモアの声にならない喘ぎ声が口端から漏れた。

 

「じゅ、ちゅ、ちゅ、ん……ふぅ、ん……じゅ、んッ――――!? んじゅ、りゅ、ん、ん、んんぅ、ちゅむ、んむ、ふっ……ふっ、ふっ、はっ、は、はぁ…………♡ らめ、なんか、く、る――ちゅ、ちゅる、むじゅ、んじゅ、ちろ、じゅぅ!」

 

 執拗な責めで蓄積された快楽により、ボルチモアの理性のダムは決壊寸前らしい。

 このまま堕ちてしまえ――――とどめを刺すつもりで、口蓋をベロンと舐めた。

 

「ん――――♡ ふ、んっ……ぁ、だめ、きちゃうぅぅっ――――んんんッ――――♡」

 

 次の瞬間、ボルチモアの肢体が一際激しく痙攣した。

 どうやら、キスだけで軽くイってしまったようだ。

 肩で息をしているボルチモアを気遣い、ゆっくりと唇から離れる。その瞬間に築かれた唾液の橋が、重力に従って彼女の胸元に落ちた。それと同時に、彼女の唇の端から泡立った涎が垂れる。てらてらと妖しく光る銀の糸と白の蜜は、二人で育てた淫らな愛の結晶だった。

 軽い絶頂の余韻に浸っているボルチモア。呼吸が落ち着くまで、ゆっくり背中を撫でてやる。

 数分後。ようやく絶頂から戻ってきたボルチモアは甘く蕩けた表情で、呂律の回らぬまま自分に抗議してきた。

 

「…………っ、はぁ……はぁ……ふぅ…………こんな、えっちなキスをするなんて…………キミは、変態だぁ…………♡」

 

 ごめんごめんと言いながら、ボルチモアの頬を撫でる。

 ここまで入念にキスをされたのだ、きっと彼女の機嫌もすっかり直ったことだろう。それに、謝罪やら何やらを抜きにして、単純にボルチモアとのキスは最高だった。想い人とするキスがあそこまで気持ちいいなんて、全く予想できなかった。

 キスだけであんなに気持ちいいのなら、その先はどうなんだろう――――なんて、自分が考えていると。

 

「っ、ぁ…………♡」

 

 ボルチモアの視線が自分の下半身――――特に、ズボンを押し上げる程隆起した股間に向けられた。

 そう。彼女がキスだけで軽く絶頂してしまう程興奮したように、自分もキスだけでこれ程までに硬く勃起してしまったのだ。あまりにも興奮しすぎて、正直痛いくらいだった。

 自分も男だ。いくら紳士の皮を被ろうが、好きな女性と濃厚なキスを交わしたらこんなことにもなる。

 

 パンパンにテントを張った股間を、穴が開く程じっと見つめるボルチモア。ズボンの上からとは言え、そんなに見られると恥ずかしくなってしまう。だけどその恥ずかしさが、なんだか無性に気持ちいい。

 正直に言うと、我慢の限界だった。先程のキスで、自分とボルチモアの中ではそういうこと(・・・・・・)をする雰囲気が出来上がってしまっている。今は外だからなんとか我慢しているけれど、ひとたび人目のつかない室内に入れば、自分を抑えられる自信は無かった。

 もしかすると、ボルチモアを傷つけることになるかもしれない…………そんな不安が、自分の最後の理性を引き留めている。地獄のような生殺しになるけれど、今日はここで解散する方がお互いの為にも良いはずだ――――そう思っていたのに。

 

「…………………………♡」

 

 そんな潤んだ瞳で見つめられると、我慢している自分が馬鹿らしくなってくるではないか。

 

 その瞬間、自分は吹っ切れた。

 行きたいところがあるんだ、一緒に行こう――――そう言って立ち上がり、ボルチモアに手を差し出す。

 その手を見て、次に股間を見て、そして最後に自分の顔を見て。ボルチモアは、

 

「うん…………♡」

 

 情欲の熱を瞳に宿し、微笑みながら頷いた。




性知識は無いけどえっちなことには興味あるエチチモアで何が悪い!
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