テニスウェアの柔肉に溺れて 作:兼業指揮官
「……ん、んん?」
混濁した意識が、次第に鮮明になってゆく。
少年は自分の状況を確かめた。ベッドの上で横になっているようだ。簡易なベッドの骨組みの感触を背に感じる。傍らから伝わるのは別の温もり。誰か横に居るのだろうか。
軽い頭痛と目眩を覚えつつ、少年は目を開けた。
「うっ、うぅ……」
「あ、起きた?」
頭上から聞こえる女性の声。
同時に少年の目に映ったのは、自分の顔に陰を作る豊満な双丘だった。平均的な女性であればちゃんと臍まで隠すはずのテニスウェアが巨大な乳房で押し上げられ、少年の視界には白いブラに包まれた下乳がはっきりと見えてしまっている。
「え? あ、うわっ!?」
「ンッ……ちょっと、まだ駄目よ。休んでなさい」
少年が慌てて身を起こそうとしたところ、その乳房に下から顔を押しつける形になった。艶っぽい吐息と共に乳房が離れ、自分を心配そうに見下ろす女性と視線が合う。
「あ……え、えっと、ブレマートン……さん?」
「あれ? 名前、知っててくれたのね」
鮮烈な赤い髪を頭の左右で結わえた彼女、ブレマートンは優しげな微笑みを浮かべつつ言った。
彼女の微笑みに照れを覚えつつ、少年は横になったまま周囲を見た。見覚えのある白い壁とベッド。椅子に腰掛けるブレマートンの背後の窓からはテニスコートが見え、夏の遅い西日がコート全体をあかね色に染めている。
「……あ、そうか」
その景色を確かめ、ようやく少年は自分が何故こんな状況に居るのかを思い出した。今日はテニススクールのジュニア教室に参加していて──ちょっと頑張りすぎたのか、その最中に暑さにやられて倒れたのだ。
「あ、あの、教室は?」
「もう終わったよ。みんなも帰った。軽症ではあったけど、ご両親には連絡済みよ。遅くにはなるけれど迎えに来てくれるって」
「そ、そうですか……」
ブレマートンの説明に少年は頭を下げた。
彼女の事を少年は知っていた──否、ジュニアを含めてこの教室でブレマートンを知らない者は居ないだろう。
ブレマートンは別にプロのテニスプレーヤーという訳でもない。彼女の本業はKAN-SEN──擬装を身に纏い、人類の敵であるセイレーンと戦う存在だそうだ。テニスはあくまで趣味の一環らしい。
だがブレマートンの快活さと朗らかさ、そして些細な事でも相手の視線にまで降りて相談に乗ってくれる面倒見の良さはたちまちスクールの生徒の中心人物にまで彼女を押し上げた。テニスの上では指導する立場のコーチでさえ、プライベートでは逆に相談を受けていると聞いた事もある。
「さ、麦茶よ。ゆっくり飲んで」
「ありがとうございます……ンッ」
氷が揺れる麦茶のグラスが差し出され、少年はそれを受け取った。眼前では先ほど下から仰いだ双丘が白いテニスウェアの布地越しに揺れている。少年はその乳房から視線を逸らしつつ麦茶を飲んだ。
そしてもう一つ、彼女の事を少年が覚えていた理由は──彼の年頃からすれば余りに煽情的で刺激的な、ブレマートンの豊満な身体にあった。
少年より高い170㎝超の長身に、彼女の顔よりも大きいのではと思うほどの盛り上がりを見せる両の豊満な乳房。それでいて太っているという訳ではなく腰周りはしっかりと引き締まり、更にそこから再び豊かな尻へと蠱惑的な曲線を描いている。
正直なところを言えば──ジュニアの少年たちの間では
無論、そんな事に彼女に言える訳はない。傍らで自分を気遣うブレマートンに後ろめたさを覚えつつ、少年は麦茶を飲み干すとグラスを返した。
「ふぅ……でも、なんでブレマートンさんが?」
「親御さんが来るまで君の面倒を見させてって、あたしからコーチにお願いしたの。コーチに予定があるのも聞いていたから」
「そう、ですか……」
「気分はどう? もう、落ち着いた?」
「大丈夫だと、思いますけど……うわ」
答えつつ少年は自分の体に触れ、思わず声を漏らした。ウェアのまま寝かされていたようだが、寝汗で酷くじっとりと濡れている。下半身を包むトランクスも汗をたっぷりと含んでおり、肌に貼りつく感触が気持ち悪い。
その様子にブレマートンも気づいたのだろう。スッと少年に身を寄せると、首筋にしなやかな指を伸ばしてきた。
「へっ!? あ、あの、ブレマートンさん!?」
「……! 酷い汗! ちょっと待ってね、今、拭いてあげるから」
「え!? いや、あのっ……!」
汗の感触にブレマートンは驚きを顔に浮かべ、ベッドの横のテーブルに置かれた洗面器に手を入れた。どうやらタオルを濡らしていたようだ。それを取ってから強く絞り、再び少年に向き直る。
「ちょっと、脱いでもらっていい?」
「い、いえ、大丈夫です!」
今にも身体を拭き始めそうなブレマートンを、少年は首をぶんぶんと振って止めようとする。しかし彼女はその赤い瞳に強い意志を込めて言った。
「駄目よ。こんなに汗をかいて……このままじゃ冷えて風邪をひくわ。ウェアの換えも無いから脱いで乾かして、身体もちゃんと拭かないと」
「……分かりました」
残って看病してくれていた彼女にこれ以上の拒絶をする事は、少年にはできなかった。こくんと頷き、汗を吸って重くなった上着を脱ぐ。夏の盛りのスクールだったため肌着はつけておらず、少年はそれだけで上半身裸になった。
「よろしい♪ それじゃ、腕を上げて……」
こちらの反応に満足したのだろう。ブレマートンは再び優しげな微笑みを浮かべると、少年の肌にタオルを押し当てた。胸から脇、そしてそのまま腕へと汗を拭ってゆく。
「んっ……」
タオルの冷たさに少年の口から声が漏れるが、体温がタオルへと伝わり次第に温くなってゆくのが分かる。
「はい、今度は左腕を上げて」
「は、はい……」
彼女が座っている反対側の腕を上げる。ブレマートンは身を伸ばし、少年に身体を寄せるようにそちらも拭き始めた。
「(うっ、うわっ……!)」
必然的にブレマートンの豊満な身体が少年の裸の胸と密着する格好になり、彼女の乳房の重みがウェアの布地越しに伝わってくる。
「ふぅ……もうちょっと、待っててね……」
そう言いつつブレマートンは腕を動かす。その動きに合わせて豊満な乳房も揺れ、少年の裸の乳首をくすぐる。
「(や、やばい!)」
女性の身体など小学校低学年の頃に母親と風呂に入っていた以外まともに触れた事も見た事も無い。ブレマートンの吐息と乳房の感触。それだけで少年の股間は疼き、勃起し始めてしまう。
何とか意識を逸らそうとしても、彼女から感じる汗と甘酸っぱさが入り混じった香りがそれを阻害する。
「……はい、もう腕を下ろしていいよ」
「あ、ありがとう、ございます……」
やがてブレマートンの身体が離れ、少年は多少の残念さを覚えつつも大きく息を吐きつつ礼を言った。
しかし、少年の礼を受けてもブレマートンはその手のタオルを戻さなかった。再び手を伸ばしつつ口を開く。
「まだよ、今度は下の方を拭くからズボンも脱いで」
「ええっ!?」
「汗をかいたの、上だけじゃないでしょ?」
「そ、それはそうですけど……」
少年は焦った。まだ勃起は治まっていない。何とか今は布団で隠しているから気付かれてないが──
「『ですけど』は無し。いい子だから、布団を捲って」
「……」
──どうやら、拒否権は無いようだ。少年は観念して布団を捲った。
「……あ」
ブレマートンの視線が少年の股間に向けられる。固く勃起した少年の肉棒はウェアの半ズボンを突き上げ、はっきりとしたテントを作り上げていた。
少年は赤面しつつ顔を伏せた。
「………」
「……ふ、拭くね」
一方のブレマートンも少年の勃起は予想外だったのだろう。少しの照れを見せつつも、脚の方から少年の汗を拭きとってゆく。
少年は泣きそうだった。憧れを感じていた年上の女性に、よりによって一番見せたくない反応を見せてしまった。もうこれで、まともに顔を合わせる事もできないだろう。
「す……すみません、ブレマートンさん……」
鼻声で謝罪の言葉を漏らす。
「……ふふっ」
しかし、ブレマートンはそんな少年の言葉に笑みを返した。
「大丈夫よ、確かにちょっと驚いたけど……男の子だもの。不意にこうなっちゃったりするよね」
「え? え、あ……」
どう返していいか分からず、少年は顔を上げた。テニスウェア姿のブレマートンは、まるで奉仕するように顔を寄せて丁寧に少年の腿を拭いている。
「……!」
ブレマートンの吐息が腿にかかる。何とか治めようとしていた勃起が再び滾りを取り戻し、ズボンの布地を更に張りつめさせる。
「ブレマートン、さん……!」
「悪いけど……ここも、拭くわね」
彼女の吐息が熱くなってきたように思えるのは気のせいだろうか。少年が止める間もなく、ブレマートンは少年の半ズボンに指をかけるとずり下げた。
「あ、あぁ……!」
白いブリーフが露わになり、もはや隠しようもなく勃起した肉棒が前の隙間から覗いている。その中に彼女のタオルが容赦なく差し入れられてくる。
「……ねえ、君」
「え?」
濡れたタオルが肉棒に触れる度、ビクビクと竿が震える。そんな状況の中、ブレマートンの声が少年の耳に届いた。
「君……あたしの練習中や試合中、後ろからおっぱいやお尻をじっと見てたでしょ?」
「!?」
急に背中に氷を入れられたかのような冷たさが少年を襲った。慌ててそれを否定しようとする。
「そ、そんな! そりゃ、ブレマートンさんの試合を見てたりはしてましたけど……」
「隠さなくていいわ。あれだけしっかりと視線を向けられたら、誰だって気付くもの」
「……うぅ」
──どうやら、そんな言い訳が通用しない程に自分は彼女の胸や尻を凝視してしまっていたようだ。何より、はっきりと彼女に勃起してしまっているこの状況では何を言っても説得力はあるまい。
「はい……見てました。ブレマートンさんの、胸や……お、お尻も」
「……そう」
観念した少年の言葉に、ブレマートンは頷きつつタオルをブリーフから抜いた。そして、
「うっ、うわっ!?」
解放されたと思った少年は、突如として肉棒に絡みついた細い指の感触に声を漏らした。
「ブ、ブレマートンさん?」
上半身だけ身を起こした状態の少年に、ブレマートンは肉棒に触れたまま身を寄せてきた。自分よりも大柄な彼女の身体が密着し、温もりと弾力が伝わってくる。
「その時も……こんな風にしていたの?」
「んっ、くっ、うぅっ!」
もはやブレマートンの指の動きは「撫でる」という柔らかなものでなく、確実に少年の肉棒を扱く動きに変わっていた。初めての刺激に戸惑いつつも少年は素直に答えた。
「は……はい。して、ました。その……試合中のブレマートンさんの、おっぱいや、お尻を見ながら……」
「おちんちんを、固くしていたのね」
「んくぅっ!」
きゅっと竿を握られ、少年は思わず腰を跳ねさせた。
もしかして彼女はそうやって自分が視姦していた事について怒っており、こうやって自分を辱めようとしているのではないか。快感と同時に少年は不安と恐怖を覚える。
そんな中でもブレマートンの指は少年の肉棒に絡みつき、更に上下の動きを速めてくる。少年は泣きそうな声で言った。
「ご、ごめんなさい、ブレマートンさん……! あ、謝りますから、許して……」
「……『許して』?」
ふと、彼女の手の動きが止まった。少年がブレマートンに顔を向けると、彼女は明らかな戸惑いを浮かべている。
「『許して』って……君、あたしが罰か何かでコレをしてると思ってるの?」
「ち……違うんですか? だって、僕……」
「……ンッ」
「っ!?」
急にブレマートンの顔が近くなり、唇に柔らかい感触が触れる。
衝撃から少年が覚める間も無く、彼女は言った。
「安心して。そういうのじゃ、ないから」
そう言いつつ、もう一度軽いキス。
「……君の視線は、ずっと感じてたよ」
「………」
「何ていうのかな……それが只のいやらしい視線だったなら、あたしも君を軽蔑したと思う。でも、そうじゃない時も君、あたしの事をいつも意識してた」
「ブレマートン、さん……」
「そういうのが……何だか、可愛く見えてきちゃって」
「!? あっ、ふぁっ!」
再びブレマートンは肉棒を優しく扱き始めた。背を反らして悶える少年の耳元に口を寄せ、囁くように言う。
「どこかで君に声をかけたいと思っていたんだけど……へへっ、こんな形になるとはあたしも思わなかったよ」
そう言いつつブレマートンは更に身を寄せる。彼女の「巨大」としか言いようのない豊満な乳房が少年の胸からずり上がり、やがて少年の顔を挟むように押し当てられた。
「(ふわっ……お、おっぱい……おっぱい!)」
柔らかさと弾力を兼ね備えた堪らない感触が左右の頬に押しつけられる。汗混じりの甘い香りは少年の理性を容易に溶かし、その頭から「おっぱい」以外の単語を忘れさせた。
「あぁ……ンッ! すうっ、んふぅっ!」
「ンンッ! も、もう、甘えん坊ね……」
「凄い……ブレマートンさんのおっぱい……凄い……はむっ、すうぅ……!」
「ああっ! こ、こらっ……ああんっ!」
ウェア越しに彼女の胸の谷間に思い切り顔を埋め、その間の湿った空気を吸い込む。それだけで少年の肉棒はブレマートンの手の中で激しく跳ね、更に勃起を強めてゆく。
甘い喘ぎを漏らしつつ、ブレマートンは緩やかに少年を制した。
「んんっ……君、焦っちゃ駄目よ? そんなに顔を押しつけられたら、脱げなくなっちゃう……」
「……え?」
「あたしの生のおっぱい、見たい?」
その囁きはどんな制止より少年の動きを抑えさせた。おあずけを食らった仔犬のように少年はブレマートンの胸から顔を離し、少しだけ距離を取った。彼女のウェアの胸の辺りが少年の唾液で濡れている。ブレマートンは少年の肉棒から手を離し、その初々しい反応を楽しむかのようにゆっくりとウェアの裾に手を添えた。
既に半脱ぎになっていたブリーフからは少年の肉棒が完全に露出し、未成熟ながらも血管を浮かべ更なる快感への期待にビクビクと震えている。
「ちょっと待っててね。よっ……」
軽いかけ声と共にブレマートンはそのままウェアを捲り上げた。
「……っ!」
ハーフカップの白いブラに包まれた乳房が露わになり、少年の眼前で重そうに揺れる。
過呼吸を起こしたように少年は息を詰まらせつつ、焼けた肌と白いブラが作り出すコントラストを、そして深い谷間を凝視した。
「ねえ、見える? ここ」
ブレマートンの指がブラのちょうど谷間の所を示す。今にもはち切れそうな両のカップを繋ぎ止めるホックが、そこに付けられていた。
少年はかろうじて言葉を返した。、
「は……はい、見えます」
「……君が、外してみて」
ごくり、と少年の喉が鳴った。そこを外せばどうなるか、そんな事は考えるまでもない。
「わ……分かり、ました」
指の震えを懸命に抑えつつ、少年はブレマートンのブラに触れた。彼女の肌の温もりが更に増しているように思える。ブレマートンも興奮してきているのだろうか。
「え……えっと……」
「両手で左右のパーツを摘まんで、それを上下にずらすの……ん、んくっ、くすぐったいっ……!」
もぞもぞとホックを弄る指がこそばゆいのか、ブレマートンが笑う。少年は何とかホックを摘まみ、それを外した。
「ふうっ……」
「う、うわっ……!」
息苦しさが解放されたかのような彼女の吐息と共に、抑えられていた乳房が解放される。
「ゆさっ」という擬音が聞こえたかのような錯覚を少年は覚えた。健康的に日焼けした両の乳房は締め付けから解放された事で更にボリュームを増したように見える。その大きさは乳房ひとつだけでも少年の頭並みだ。
「あ、あぁ……!」
「んんっ! もう、焦らないで……あんっ」
少年は思わずブレマートンの巨乳に手を伸ばした。指を一杯に広げても掴み切れない乳肉に触れてみると、ずぶずぶと指が沈みながらもはっきりとした弾力が押し返してくる。少年は息も荒くブレマートンの胸を揉み始め、同時にその先端で揺れる朱鷺色の乳首に吸い付いた。
「はむっ、んっ、ちゅうぅ……!」
「ふあっ! ちょ、君、それっ……んんっ!」
びくりとブレマートンの身体が震える。しかし、少年の行為を止めようとはしない。大きな乳房と比較してやや小ぶりな乳首は少年の唇に吸われ、舐められる中で次第に突起し、固さを増してゆく。
自分が彼女を気持ちよくさせている。それは未成熟ながらも少年の中にあった雄の本能を滾らせ、満足感を覚えさせた。
しかし、彼女も一方的に攻められるつもりは無かったようだ。喘ぎつつもブレマートンは再び少年の股間に指を伸ばしてきた。
「んっ……悪い子ね。君みたいな悪い子には、
「うっああっ!?」
ブレマートンの指はしなやかに肉棒に絡みつき、再度の手淫を与えてきた。先ほどよりも早く、それでいて少年に痛みを感じさせないギリギリの所で快感を調節して射精を促してくる。
その急激な快感に少年は思わず乳首を咥えていた口を離して悶えた。
「ううっ! ちょ、ちょっと待って、ブレマートンさんっ! それ、駄目、出ちゃうっ!」
「いいよ、我慢しないで。あたしの手の中に、君のを思い切り、出して……」
熱っぽい吐息と共にブレマートンは少年に囁く。その間も手の動きは止まる事無く、先走りに拠るぬちゃぬちゃとした水音が混じり始める。
何とか我慢しようとしていた少年だったが、憧れの女性からの手淫は余りにも強烈な刺激だった。びくびくと腰が震え、身体の奥から激しい射精感がこみ上げてくる。
「あ、あっ、ああぁっ!」
自慰などとは比べ物にならない快感と共に、少年はブレマートンの手の中に精を放った。どろどろとした白濁液が彼女の綺麗な手を汚してゆく。
「ふぁ……あ、うあ……」
腰が震える度に鈴口から精液が噴き出す。何度かに分けた射精が続き、ようやく止まる。
「凄い量……あたしの手で、こんなに気持ちよくなってくれたのね」
「あ、は、はひぃ……」
しがみ付くように豊満な乳房を掴みつつ射精の余韻に浸る少年。その頭上から赤い瞳を潤ませつつブレマートンが尋ねてくる。少年は呼吸を整えることも出来ず答える。
やがて余韻が薄れてゆくと同時に、ふと少年の中にある不安が芽生えた。
「あ、あの……」
「どうしたの?」
「もう、終わり……ですか?」
「……それは、君次第かな」
見上げるブレマートンの口元には笑みが浮かんでいる。しかしそれは普段の彼女が見せる快活な笑顔とは異なる、少年を試しているかのような悪戯めいた微笑だ。
その彼女の思惑は少年にも伝わってきた。おそらくここで少年が「もう無理」と言えばブレマートンは素直に行為を止め、両親が来るまで「良いお姉さん」として振舞うだろう。
──では、その逆なら?
「すぅ……んっ!」
少年は大きく息を吸い、意識を股間に集中させてみた。日ごろの自慰で、続けて抜きたくなった時にそうするように。
こんな機会は二度と無いかもしれない。奇跡としか思えないブレマートンからの誘い。それを少年は余すところなく体験したかった。
その思いに身体が応えたのだろうか。萎えかけていた少年の肉棒は再び充血し、固い勃起を取り戻した。
ブレマートンは精液に濡れる手で肉棒を包んだまま目を丸くして言った。
「わぁ……凄い元気。まだ、あたしとしたいって事でいいの?」
「は……はい。したい、です。ブレマートンさんと……もっと、もっと、したいです……!」
「ふふっ、素直でよろしい。それなら……ねえ、そこに腰かけて」
隠し立てない欲求にブレマートンは優しく微笑んだ。視線で少年をベッドの淵に腰かけるように誘導する。少年は名残惜しそうにブレマートンの乳房から手を離し、そこに座った。彼女は何をするつもりなのだろうか。
「君、『パイズリ』って知ってる?」
「え!? え、えっと、名前くらいは……」
嘘である。実際はブレマートンの胸でそうされる事を妄想して自慰した事もあるが、思わず少し誤魔化しつつ少年は答えた。
しかし彼女にはその程度の誤魔化しは通じなかったようだ。揺れる胸から目を離せないまま答えた反応に、ブレマートンはクスクスと笑いつつ言った。
「それを、してあげる」
そのままブレマートンはベッドから降り、少年の正面に立つと跪き、手を添えると膝を押し広げて身を寄せた。膝立ちするブレマートンの胸がちょうど屹立する肉棒の真ん前に来ている格好だ。
「ンッ、ンンッ……」
ブレマートンは口の中で舌を転がし、唾液を溜めているようだ。同時に自身で巨大な乳房を左右から寄せ、深い谷間を作り上げる。
「フゥ、ん……んぱっ」
やがて彼女は口を開きとろりとした唾液をその谷間へと零した。紅潮した肌が照り光る様が何とも艶っぽい。
十分に谷間に唾液が垂れたのを確認したブレマートンは乳房を左右に広げ、その間に少年の肉棒を置いた。
「それじゃ……始めるね」
「はっ、はいっ……うわっ、あ、あぁっ!」
『実際のパイズリは言うほど気持ちよくない』
そんな話を耳年増の友人から聞いた事があったが、それが嘘であった事を少年は知った。
精一杯に怒張した肉棒はブレマートンの柔らかさと張りを両立させた豊かな乳肉にすっぽりと挟まれ、暖かな温もりと堪らない感触に全体が包まれている。それだけでも危うく射精してしまいそうな程に気持ちがいい。
「ンッ……熱いよ、君の、おちんちん……」
「ふぁぁっ! ブ、ブレマートンさんのおっぱいも、凄く、熱くなってます……!」
ブレマートンは更にその乳房に手を添え、両側から圧力を与えつつ互い違いに上下させ肉棒を扱き始めた。汗と唾液に塗れた乳房がぐにぐにと形を変えつつ肉棒に刺激を与えてくる様は何とも淫靡で、頬に貼りつく赤い髪にも気にすることなくブレマートンは献身的な奉仕を続ける。
「嬉しい……もっと、してあげるね」
「あぁっ! そ、それっ、あぅっ!」
ぎゅうっと乳圧が強まり、少年の腰が跳ねる。先ほどブレマートンの手に放たれた精液を彼女は拭っていない。
その白濁液がブレマートンの乳房を汚し、生臭い淫臭が部屋に満ちてゆく。
再び強い射精感がこみ上げてきた。少年は懸命に歯を食いしばり堪える。少しでも長く、この快感を味わいたかった。
「ンッ……あぁんっ……も、もう、イきそうなの……? 好きな時に、出して、いいからねっ……」
荒い吐息の合間にブレマートンは少年を上目遣いで見つつ言う。その合間も肉棒への奉仕が止まることは無い。
彼女の乳房の張りと熱さが増してきているのが肉棒から伝わってくる。むっちりとした乳肉が強弱をつけて竿を締め付けてくる快感にそれでも少年が堪えていると、ふとその締め付けが緩くなった。
「え……んっ、くうぅ!?」
「はむっ、ンッ、じゅるっ……」
突然、亀頭が今までとは全く違う熱く濡れた空間に包まれた。視線を下げてみると、ブレマートンの熱い唇に少年の肉棒が咥えこまれている。
「ブレマートン、さんっ! それ、ちょ、待っ……!」
突然のフェラチオに少年は制止しようとしたが、その反応は逆にブレマートンを悦ばせてしまったようだ。そのまま舌を亀頭に絡め、夢中で舐めしゃぶってくる。
「ちゅ、ンンッ、ちゅうぅ……!」
「あ、あ、ああぁっ!」
パイズリで十分に昂っていたところにこの刺激は反則だった。少年の我慢は限界に達し、ついにブレマートンの口腔内に射精した。二度目とは思えない程の量の精液が精管を駆け上がり、彼女の口の中に放たれてゆくのが分かる。
「あぁ……ブレマートン、さん……!」
「んっ、ふぅっ……こくっ、ンッ……んくっ……」
鼻で息をしつつ、ブレマートンは少年の精液を迷うことなく嚥下してゆく。幾度かの射精感を経て、やがて二度目の射精が終える。
「ちゅうぅ……」
「うあっ! そ、そんな、吸っちゃっ!」
「……ふぅ。凄い量、ちょっと驚いちゃった」
管に残っていた精液まで吸い取り、ブレマートンはようやく口を離した。整った唇と少年の亀頭の間に、唾液と精液が混じった粘液の橋がかかる。
夕日が差し込む部屋の中で、二人の吐息だけが聞こえる。頬に精液の残渣を貼りつかせつつブレマートンは言った。
「……ねえ君、まだ……できるかな?」
「あ……は、はい……」
「その……他の女の子と、こんな事をしたことって、ある?」
女友達もまともに居ない少年に、そんな経験がある筈もない。少年は答えた。
「い、いいえ……無い、です……」
その返事に、ブレマートンは肌を紅潮させたまま言った。
「それじゃ……このまま『初めて』しちゃおっか」
「……はい」
ブレマートンは立ち上がり、少年が寝るベッドに横になった。
「あたしが上だと重いと思うから……君が、上になって」
「わ、分かり……ました」
興奮と緊張で思うように体が動かない。硬度を保ったままの肉棒に手を添えつつ、少年は仰向けになったブレマートンの上に回った。
改めて見ても素晴らしい肢体だった。豊満な乳房は驚いた事に仰向けになっても形を崩しておらず、まるで巨大なプリンのように少年の眼前で揺れている。
更に視線を下に向けると形良い臍からミニスカートに包まれた引き締まった腰、そしてむっちりとした太腿へと続いてゆく。
「ねえ……脱がして」
「………」
唾を呑み込みつつ、少年はスカートの中へと手を伸ばした。むわっとした熱気と湿気が少年の掌に伝わってくる。アンダースコートとショーツの両方に指をかけると、それを補助するようにブレマートンは腰を上げる。そのまま少年は彼女の下着を脱がせた。
「……! こ、これがブレマートン、さんの……!」
テニス用のスカートは容易に捲られ、彼女の秘所が露わになる。赤い陰毛に彩られたそれは愛液によって照り光り、朱色の陰唇はヒクヒクと挿入を求めるように蠢いていた。
「そうよ……ここの、あたしのおまんこに、君のおちんちんを挿れるの」
ブレマートンは自ら秘唇に指をあて、それを広げた。くちゅりとした水音が少年の耳に届く。それだけで少年は危うく射精しそうになった。
「あ、あまりじっくり見ないで……君のを挟んでいる時、あたしも感じちゃってたから、その、濡れてたの……恥ずかしい、から……」
「は……はい」
秘所から視線を逸らせないでいる少年に、ブレマートンは恥じらいつつ言った。我に返った少年は、自分より大柄なブレマートンの身体に自分を重ねる。
「え、えっと、ここからどうすれば……」
「難しくはないわ。あたしのここ、孔が、あるでしょ? そこに君のおちんちんをあてて、そのまま腰を前に、出して……」
言われるままに少年はブレマートンの孔を探り、そこに亀頭を押し当てた。ぬるっとした粘膜の感触が亀頭に触れる。
「ンッ! そ、そこよ……頑張って……」
「こ、ここ、ですね……んっ!」
彼女の手が少年の背に回る。何となくではあったが、少年は多少の抵抗感を覚えるそこにひと息に腰を突き出した。
「あぁんっ! そ、そこっ……!」
「くっ、くううっ!」
ずぶずぶと肉棒がブレマートンの膣内へと侵入してゆく。挿入を待ち望んでいたであろう彼女の秘唇は少年の怒張を包み込んでゆく。
少年はブレマートンの中の熱さと潤み、そして締め付けに悶えた。二度の射精を経ていなければ、挿入の瞬間に射精していただろう。
「あ、は、はぁぁ……!」
やがて、少年の肉棒が全て彼女の膣に呑み込まれた。大きく息をつき、ブレマートンの巨乳に顔を埋める。
その頭を優しく撫でる感触。ブレマートンは子供をあやすような優しい口調で言った。
「え、偉いわ……ちゃんと、挿いったね……こ、今度は、そのまま、動かして……遠慮なく、思い切り、腰を動かすの……」
「は……はいっ!」
「ああんっ!」
少年は身を起こし、一度腰を引き、抜け切る寸前で再び肉棒を突き入れた。豊満な乳房を重く揺らし、ブレマートンは喘ぎを漏らす。
自分の肉棒で彼女を感じさせられている。その事実は少年に堪らない満足感と、更に彼女を気持ちよくさせたいという気持ちを思い起こさせた。
また腰を引き、突き入れる。何度も、何度も。
「んっあっああっ!」
「あうっ! ブレマートンさんっ! ブレマートンさんっ!」
彼女の名を呼びつつ、ずぼずぼとブレマートンの膣内への抽送を繰り返す。異物である筈の肉棒を、肉厚な彼女の膣は喜々として受け入れ、締め付け、無数の襞で刺激してくる。まるで幾つもの舌で同時に舐められているような快感。
しかしそれ以上に少年を昂らせたのは、自分の腰の動きに合わせて赤い髪を揺らし悶えるブレマートンの反応だった。日焼けした肌を汗で濡らし、潤んだ瞳で少年を見上げ、突き入れる度に嬌声をあげる姿は淫靡であり、淫猥であり、同時に美しかった。
「ど、どう……あたしの、中……あぁっ! も、もっと、突いてっ!」
「た、堪らない、ですっ! 熱くって、ぬるぬる、でっ! んんっ!」
ぱんぱんと肉を打ち付け合う音が室内に響く。あるいは外にまで聞こえているかもしれない。
しかしそんな気遣いや心配は少年の中から消え失せていた。ただブレマートンの
「んはっ、あ、すっ、ちゅうぅ……!」
「あんっ、こ、こら、そんな吸っても、ミルクは、出ない、わよ……ンンッ!」
眼前で激しく揺れる乳房に我慢できなくなり、少年はブレマートンの朱鷺色の乳首に吸い付いた。夢中で下を絡めつつ吸うと、ブレマートンは背を反らし悶える。
腰を振る度に乳肉が少年の顔に押し付けられる。堪らない弾力ある感触が少年の顔全体を包む。
「あああっ! で、出るっ、また、出るっ!」
「いっ、いいよっ! 出して、この、ままっ! あたしの膣内に、ああんっ! い、いっぱい、君の、精液っ!」
今まで以上の強烈な射精感。少年の腰にブレマートンのむっちりとした太腿が絡みつき、逃すまいと固定させてくる。
「うぐっ! で、出ますっ、ブレマートン、さっ……あ、うあぁぁっ!」
「……っ!」
どくん、と腰が跳ねる。自分でも驚く程の量の精液がブレマートンの膣内へと迸る。
「あっ、くっ、ああ……ブレマートン、さんっ……!」
「嘘……こんな、熱っ! や、焼けちゃい、そうっ……!」
きゅうっと彼女の締め付けが強まる。まるで止まる事がない程の精液の奔流はそれにより更に絞り取られ、最後の一滴まで放たれてゆく。
たっぷり数十秒の射精の後、ようやくブレマートンの太腿の締め付けが緩み、射精しきった肉棒が抜け落ちる。
「ハアッ……ハアッ……」
あまりの快感に眩暈がする。まだ言葉も発せられない少年に、赤い瞳に恍惚の光を帯びさせたブレマートンは言った。
「お疲れ様。よく、頑張ったね」
「あ、は、あぁ……」
「……君のお母さん達が迎えに来るまであと二時間くらいあるけど……どうする?」
「………」
おそらく、その誘いに自分は応えてしまうのだろう。
そう少年が思う前に、その首はこくんと頷いていた。