男の娘ファンタジー~異世界転生したら、Sな男の娘ばかりだった件について~ 作:KeI77777
「な、なんだ?」
「・・・・・・。」
いきなりドアが叩かれたと思ったら、
彼女の名前を呼ぶ声が聴こえた。
それと同時に、慣れている動作で立てかけられていた剣を左腰に携え、
彼女はドアの前まで歩いていく。
小声で彼女に話しかける。
『お、おい・・・?!』
『・・・・・。』
しー、と右指を立てて、口の前にもっていったかと思うと、
俺の後ろ側にある空間を指さす。
・・・・・隠れていろ、ということだろうか。
意図は全くわからん。
けれども、俺を介抱してくれた彼女のことだ。
きっと何か考え合ってのことだろう。
彼女への恩もあり、とりあえずその誘導に従い、
奥の部屋に隠れるのだった。
「・・・・・お?」
運よく、なのか窓の外を見ることができる位置だ。
そーっと窓から少しだけ顔をのぞかせ、外の様子をうかがう。
---銀色。それがまず目に見えた。
次に、大量の人。同じ十字架の紋章が入った、銀の鎧を身にまとった騎士が10人ほど。
小屋の周りで談笑しているのが見えた。
そして、その腰にはあのユメハちゃんと同じく、
剣が携えられていた。
「・・・えええ・・・・。」
すぐに窓から顔を離し、部屋の中に再び隠れる。
両手で頭を抱えながら、うずくまる。
「ええええ・・・・・。」
先ほど以上の苦悩を頭に抱え、俺は突っ伏すのだった。
◆
「・・・・・・。」
「・・・あ・・・。」
ドアがきい、と音を立てて開くと同時に、そこから見知った人物が入ってきた。
ツインテールをたなびかせ、つかつかと俺の近くまで近寄ってくる。
「・・・・・お兄さん。もう大丈夫です。・・・ですが、ここを出てふもとの村に行った方がいいです。」
「・・・・え・・・?」
顔をあげると、そこには先ほどまでの彼女ではなく、別人がいた。
---目に光がなかった。
「------」
「・・・どうしました?早く、行ってください。」
「は、はひぃっ!!!」
慌てて立ち上がろうとし、そして足をもつれさせて、
転ぶ。
痛みが足にじんとつたわり、うう、とうめく。
しかし、それどころではない。
すぐに立ち上がり、そして彼女に振りかえり、
頭を下げる。
「・・あ、ありがとうございましたっ!!!」
「・・・・・。」
返事はなかった。
◆
「はっ、はっ、はっ。」
走る。
走る走る走る。
走る走る走る走る走る。
足を交互に繰り出し、地面を蹴る。
いつも着ていた服ではなく、白のTシャツに黒のスウェット姿、
靴はお気に入りのプ●マのスニーカーだ。
履いているだけで心地よくなる。
しかし、今はちっとも気分はよくなかった。
(・・・なんで・・・なんで・・・??)
助けもらったと思ったら、急に態度が豹変した。
ユメハちゃんというあの子。
来訪者が来てから明らかに、何かが変わっていた。
(・・・・あの目。あれは、まるで)
---人生に絶望して、すべてを諦めているような----
頭を振って、考えをかき消す。
(・・・・いや。俺には関係ねー。・・・・早く、村につかねーと・・・。
・・・・あ。)
息が切れながらも、決して動かす足は止めることなく、
前へ、前へと動き続ける。
そして、目にそれが移り、思わず足を止める。
----人が住んでいるらしき、木でできた建造物が立ち並んでいるのが見えた。
村についたぞ
やったね俺くん!!!
なお、結局男の娘ばっかりの模様
転生した理由?
あるけど裏設定だしいらんでしょ(適当)
ユメハちゃんはどうしたんでしょうねぇ(すっとぼけ)
次回、エロあり注意
感想、くれ
れれれのれ
KEY(ドS)