男の娘ファンタジー~異世界転生したら、Sな男の娘ばかりだった件について~ 作:KeI77777
「はあっ・・はあっ・・・」
今まで走っていたからか、あがっている息を抑え、
呼吸を整えるためにふう、と息を吐き出す。
深呼吸することにより、少しは落ち着いたのか、
頭の中のもやが少し消えたような気がする。
目の前に見える村。
何の変哲もない村が立ち並んでいる。
少し、後ろ髪をひかれるような、
歩みだそうとした足を止めたくなる気もあったが、
のっそりと動かし、近くで畑に中腰になって
農業をしている人に話しかけることにした。
「あ、あのー・・・。」
「・・・・んー?誰だ?」
くるり、と振り返った人物の顔が露になる。
それと同時に、また整った息が思わず乱れそうになる。
「・・・・」
「ん?俺の顔に何かついてるんか?」
またもや、俺は天使にあってしまった。
金髪の髪をサイドテールにまとめ、
赤色の瞳は、物珍しそうに揺れて、
俺を見つめている。
また、絶世の美少女にあってしまった。
「あ、あの、ですね・・・・その・・・。」
「ああ、焦るな。ゆっくりでいい。」
俺が舌をもつらせて、上手く次の言葉をしゃべれないことを察してくれたのか、
そう言って俺を落ち着かせてくる。
「え、えーと・・・・。実は、・・・そう。案内所的な場所に行きたくって・・・・。旅をしておりまして・・・。」
「ほーん。」
我ながら何とも怪しい言葉であるが、
俺の頭ではこれぐらいが限界だった。
というか、言っといてなんだけど案内所的な場所ってなんだよ・・・・。
言ってから自分のあほさに後悔していると、
目の前の女性が少し目を細めて俺を見てくる。
(や、やばい・・!?怪しまれたか・・?!)
しかし、ふ、と何かを悟ったような穏やかな笑みを浮かべ、
すっ、と右手でとある方向を指さす。
「そういうことなら、この先のギルドに行きな。」
「ギルド?」
「・・・・・なんだ、お前。ギルドも知らんのか?
・・・まあええ。そこに行きゃあ何とかなるだろ。」
「あ、ありがとうございますっ!!」
お礼を言うために頭を下げ、
そしてこれ以上怪しまれないためにここから
脱兎のごとくまた走り出す。
またぼろが出そうになった。
あぶねー・・・。
「・・・・・・・・・いい体してたな、あの坊や・・・・。」
---後ろから投げかけられる、情熱的な視線に気づくことなく、
俺はギルドについた。
◆
「こ、ここか・・・・。」
走ること数分。
いつも使うことのないところまで、酷使したからか、
体中が悲鳴を上げているかのように痛みに包まれている。
ありていに言って、筋肉痛的なアレである。
運動不足なだけかもしれない。
3階建ての建物。
木造でできているが、ところどころにコンクリートのようなものも使われていることが、外見からわかる。
1階の正面にある大きな扉を両手で押すと、
腕の先に重みを感じる。
結構重たいのか、全体重をのっけていかないと開かなそうである。
「ぐぎぎぎぎ・・・・?!」
ずず、ずずずと少しずつであるが扉が音を立てて開こうとしている。
もう、すこ、しぃ・・・・。
「・・あれっ?」
「・・・・・・・・・。」
「うわっ?!」
急に腕に感じる重みが軽くなったので、
後ろを向くと、無表情の青髪の肩まで髪を伸ばしている長身の女性が、
俺と同じ態勢で扉を開けているところが見えた。
あ、この人のおかげか・・・・。
「え、えーと・・・。あ、すみません・・・。」
「・・・・・・・・・。」
邪魔になってしまったので、横にどいて頭を下げる。
そんな俺をちらりと見ると、興味を失ったのか、
すぐに視線を戻し、つかつかと扉の中に入っていってしまった。
(・・・はー。今日はやたら美少女に会うなぁ・・・。
・・ま、まあ、役得っちゃあ役得だけど・・・。)
ずずず、と扉が音を立てて閉じ始める。
(・・・はっ!?あ、やっ、やばいっ!!さっさと入んねぇとっ!!)
身を滑らせるように横にして細め、建物の中に入り込むのだった。
第6話からエロあり
そろそろ逆アナルあるから大丈夫だって、
安心しろよ~
美少女たちに良く会うなぁ(すっとぼけ)
感想くれ
れれのれ
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