対女性用生物兵器『E.O.W』 実験データ記録 作:ガルロス
「箱庭の職員さまたちですね? お待ちしておりました、こちらへどうぞ……」
数名の信用出来るバックアップ要員たちとスペンサー邸に向かった私は、豪華で広大な屋敷の敷地に反してたった一人しか存在していない使用人に導かれ、館の主の下へと向かう。
一歩、また一歩と足を進め、偉大なる指導者との距離が縮まっていることを意識すると、自然と気分が高揚してしまった。
私は今、アンブレラを作り上げた男に抱かれるためにここにいるのだと思うと、あまりの光栄さにじわりと股間から愛液が滲み出してきた。
「……スペンサー様は、こちらにいらっしゃいます。中へどうぞ」
そして、大きな扉の前まで私たちを連れて来た執事は、そこから先の先導者役を私に譲り、この場から立ち去る。
ごくり、と息を飲み、緊張感に心臓の鼓動を早まらせながら、私はそっとその扉に手をかけ、ゆっくりと開く。
ぎぃぃ……と扉の軋む音。
重く古いこの扉は、まるでアンブレラの歴史を物語っているようだ。
腕に力を込め、扉を開き切り、その内部へと足を踏み入れた私は、真向いの書斎に一人の老人が座っている姿を目にして、動きを止めた。
「……来たな、ジル・バレンタイン。待っていたぞ」
そう、小さく呟く老人の目には、ギラギラと燃える野望の炎が灯っていた。
食欲、権力欲、物欲、そして、性欲。この世の何もかもを欲し、全てを支配せんとするその男の眼を見た時、私は全てを察する。
私は今日、この男に会うために生まれてきたのだと。
この男の子を孕み、その野望の一助となるために女として生を受けたのだと、そう理解した。
「……見せろ。お前のその、淫らな肉体を」
「は、はい、スペンサー様……♡」
自分より弱々しく、押せば倒せてしまいそうな老人の命令に、私は逆らうことが出来ない。
この男の命には従わなければならないという、絶対的なカリスマを持つ人間と初めて対面した私は、その偉大さに声を震わせながら言われるがまま、着ていた分厚いコートを脱ぎ捨てる。
バサリ、と音を立て、一息にコートを脱ぎ捨てれば、それ以外は何も身に着けていない私の一糸纏わぬ全裸姿が露わとなった。
羞恥に頬を赤らめる顔から、乳房へ。そこからくびれたウエストを眺め、丁寧に毛を剃られたパイパンまんこと前からでも判るむちむちヒップへと視線を落としたスペンサー様は、口の端を歪めて笑みを浮かべると、私のいやらしい体を褒めてくれた。
「素晴らしい……! 鍛え上げられた警察官としては形無しだが、男に媚びるための肉体としては完璧だ。年甲斐もなく、股間が滾ってきたぞ」
「あ、ありがとうございます……♡ スペンサー様にそう仰っていただけただるだけで、心が躍ってしまいます……♡」
「ふふふ、愛い奴よ。かつてアンブレラに歯向かおうとしていた女と同一人物だとは、とても思えん姿だな」
ビクッと私の体が震える。
スペンサー様は、私の愚かな過去を知っておられた。偉大なるアンブレラに楯突こうとしていたかつての自分の悪行を知られていたというショックに言葉を失った私を尻目に、研究員たちが彼にアンプルを差し出す。
「スペンサー様、これを。スペンサー様の体細胞に合わせて作った増強剤です。これさえ飲めば、スペンサー様の体力は若々しい頃のそれを凌駕するほどに向上します。効果時間はアンプル一本につき丸一日、アンプルは十本まで用意してあります」
「なるほどな……どれ、試してみるか」
E-ウィルスと私の体細胞から研究された増強剤を飲んだスペンサー様の肌がみるみるうちに血色がよくなる。
ツヤも張りも二十台のそれと変わらぬ若々しさを取り戻したスペンサー様は、老いた人間とは思えぬ機敏さと力強さを感じさせる動きで私に近づくと、真正面に立ってこう問いかけてきた。
「ジル、私になにか言いたい事はあるか?」
「あ、あ……! も、申し訳ありませんでしたっ! 偉大なるアンブレラを打倒しようだなどと、愚かな行為に手を染めようとした私をどうかお許しください!」
深々と頭を下げ、スペンサー様に誠心誠意の謝罪を行い、私は彼に媚びる。
無様に、矮小に、人としての尊厳をかなぐり捨て、涙ながらに謝罪の言葉を口にした私に向け、スペンサー様は温かい慈悲の言葉を以て接してくれた。
「構わん。今のお前は我々の従順なる奴隷として、十分にその罪を償った。ジル・バレンタイン、私はお前の愚かさを許そう」
「あ、ありがとうございます……! なんて懐の深い、素晴らしいお方……! これが、アンブレラの創始者にして、現最高幹部としての度量なのですね……!」
本当に、スペンサー様は素晴らしいお方だ。こんな私の罪を許し、アンブレラの一員として受け入れてくれた。
このご恩は何としてでも返さねばならない。必ずや、彼の優秀な遺伝子を受け継いだ、立派な子供を産んでみせる。
「ジル、尻をこちらに向けろ。お前の罪の禊ぎを行ってやる」
「は、はいっ♡」
くるりと体を反転させ、床に手を付き、私はスペンサー様にむっちむちのお尻を突き出した。
形のいい、柔らかく丸いお尻を視姦していただいた後、大きく腕を振り上げたスペンサー様によって、私のケツドラム演奏会が幕を上げる。
「おおおおっっ♡♡♡ んあぁああああっ♡♡♡ はひぃいっ♡♡♡ あひぃいいいぃいっ♡♡♡」
バシィインッ♡ バシィィンッ♡ バシィィンッ♡
私のお尻をスパンキングするスペンサー様の力は、とても老人とは思えないくらいにパワフルだ。
増強剤の力をその身を以て体験する私に対して、スペンサー様は楽し気なお言葉を投げかけてくる。
「ジル、尻を叩かれて性器が濡れているぞ? お前は、こんな行為でも快感を味わえるのか?」
「は、はいっ♡ 浅ましい雌奴隷である私めは、スペンサー様に過去の行いを裁いていただける栄誉に感激し、股を――」
「そんな堅苦しい言葉ではなく、お前らしい淫らな言葉で説明しろ。私を興奮させるためにもな」
ビクリ、と再び体が震える。
こんな物々しい言い方では男性を喜ばせられないと悟った私は、普段の自分らしい淫らで卑猥な口調に戻ると、大声で今、自分が味わっている快感を叫んだ。
「わ、私、ジル・バレンタインはっ♡ おうんっ♡♡♡ スペンサー様にお尻をぶたれてヨがっていますっ♡ 力強いスパンキングをマゾ尻に受ける度っ♡ あぁあああああっ♡♡♡ す、スペンサー様の子供を孕むために調整されたドスケベマンコが、はひぃいいっ♡♡♡ び、びくびく震えてイっていますっ♡ スペンサー様にお尻をぶっていただき、過去の罪を裁いていただけるこの悦びっ♡ 幸せっ♡ 快感っ♡ 私は一生忘れませんっ♡ このエロケツに刻み込んでおきますっ♡ ジル・バレンタインのマゾケツをスパンキングしていただき、ありがとうございますぅぅぅっっ♡♡♡」
「そうだ、それでいい。その調子で、もっと淫らに喘ぐんだ」
「は、はいいぃいいっ♡♡♡ おぉおおおっっ♡♡♡ エロ尻ぶっ叩かれてイクぅ♡♡♡ 妊娠待ちまんこが疼いてますぅっ♡♡♡ ほぉぉおおぉおっ♡♡♡ 幸せっ♡ しあわせしあわせしあわせぇぇぇっっ♡♡♡ スペンサー様にお尻をぶっていただけて、ジルは幸せですぅううっ♡♡♡ マゾアクメとまらないぃいいぃいいっ♡♡♡」
バチィン、バチィン、という非常に良いスパンキングの音が、書斎の中に響き渡る。
むちむちのお尻に無数の手形を刻み、その一つ一つの悦びをお尻と魂に刻み込んだ私は、スパンキングの一撃を受ける度に自分自身の過去との決別を済ませていった。
ぶしゅう、ぶしゅうと噴き出す愛液の量が、みるみるうちに増えていく。
私の興奮は、留まるところを知らない。
豚のように呻き、犬のように主からの罰で感じ、牛のように肥えた胸と尻を揺らして喘ぐ私の姿を一言で表すのは、
アンブレラの雌奴隷として更なる覚醒をみせていく私の心は、恍惚とした気分と共に無様なスパンキングアクメを迎える肉体の悦びと共に、スペンサー様への忠誠心を確固たるものへと深めていくのであった。