対女性用生物兵器『E.O.W』 実験データ記録 作:ガルロス
短くてごめん。お兄さん許して!
というわけで新キャラ登場回。エロはほぼないです。
次回から頑張って更新するから、見てろよ見てろよ~!
――窓も目立った家具もない部屋の中で、私は待たされていた。
無機質な壁と扉だけの部屋で微動だにせず、ただ立ち尽くしている私のことを複数台の監視カメラが撮影しているのだろう。
普段なら、多少不快に感じる程度で済むのだが……今は少しだけ事情が違う。
私は今、裸だ。一糸纏わぬ全裸の状態で、この部屋の中で立たされている。
別に羞恥があるわけではない。ただただ不快なだけだ。
だがしかし、この行為がこの『箱庭』の研究職員にとっては当然の、必要な行動であることを、私は理解している。
【E-ウィルス】……アンブレラの極秘研究機関であるこの『箱庭』で開発された新種のウィルスは、これまでの生物兵器とは全く違う性能を有しており、感染した人間の性欲を大いに掻き立てるという症状をもたらすようだ。
しかし、そのウィルスに適合すればそういった症状をある程度抑えた上で、超人的な能力を手にすることが出来る。その上、新種の生物兵器やウィルスを生み出すことが出来るという。
その話を聞いた私は、所属していた部隊の伝手を使ってその【E-ウィルス】を入手し……自らの肉体に投与した。
何故かって?
だから私は、【E-ウィルス】を自らに投与すると共に、それを武器として『箱庭』への転属願いを届け出た。
そしてそれは無事に受理され……今、私は、願いが叶って研究機関に迎え入れられたというわけである。
だがまあ、しかし、この【E-ウィルス】というのは少々期待外れな性能だ。
私が適合したとはいえ、気が狂うほどの性欲や快感を味わえるような肉体になったとは思えない。
確かに多少は肉体が若返り、敏感になった気がしなくもないが……容姿に関しては元々が子供っぽく小柄だと言われていたし、性感に関しても思い込みである可能性が高いように思える。
まあ、なんでもいいさ。私の目的はこの箱庭でウィルスを研究し、その成果を誰よりも早く、多く見つけ出すことだ。
栄誉も金も必要ない。私はただ、ウィルスに関しての私自身の好奇心を満たしたいだけだ。
そう、己の肉体を実験材料として差し出したとしても……ね。
「……来たわね」
ここに至るまでの回想に耽っていた私は、扉の前から複数の気配を感じ取ると共にぼそりと呟く。
その予想は正しく、一拍の間を空けて開いた扉の先から、複数名の男を引き連れた全裸の少女が姿を現した。
「待たせてごめんなさい。あなたのプロフィールを確認するのに手間取っちゃって……」
「気にする必要はない。あまり、待ったという気分にはなっていないから」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。私の名前はレベッカ・チェンバース。レベッカでいいわよ」
間違いなく年下である少女の言葉に対して、私はぶっきらぼうにも思える返事で応える。
そんな私の態度にも苛立ちの感情を一切見せず、レベッカは余裕たっぷりな様子を見せながら傍らの男からファイルを受け取り、それを確認しながら話を続けていった。
「一応、確認させてね。あなたの名前はクリスティーン・ヤマタ。日系アメリカ人で年齢は30歳。身長と体重は……ふむふむ。【E-ウィルス】を自ら投与してから、多少だけれども体が若返りの反応を見せているのね。でも、他に大した変化はなし、と……」
「そういうことだ。投与から十分な時間が経っているが、自分の体から変化を感じ取れない。本当に投与したのかを疑問に思う程にね」
「ふふふ……! そうね、クリスティーン。あなたの話やこのファイルを読む限り、そう思ってしまっても仕方がないわね。でもね、クリスティーン。それはね――」
そこで私は手を上げ、レベッカの話を制した。
どうかした、という表情を浮かべて可愛らしく小首を傾げる彼女に対して、私は小さく溜息を吐いてからこう述べる。
「すまない。長い間、特殊部隊で過ごしていたせいか、本名で呼ばれることに違和感がある。出来るなら、コードネームの方で呼んでもらいたいのだが、構わないだろうか?」
「ええ、ああ、そう? あなたがそう望むのなら、そうしましょうか。では、改めて――」
ごほん、とわざとらしく咳払いをしたレベッカが、小悪魔のような笑みを浮かべて私を見つめる。
何か……その眼差しと、彼女の瞳の奥で光るものに意味深なものを感じた私が口を真一文字に結ぶ中、レベッカは歌うような楽し気な声で私へと言った。
「歓迎するわ。元『U.S.S.』デルタチーム『ウルフパック』所属の特殊部隊員……フォーアイズ。『箱庭』と『B♡S♡A♡A』へようこそ……!」
「ああ、ありがとう。よろしく頼む」
差し出された手を取り、レベッカと握手を交わす。
そうした後、私は彼女とカフェテリアで話すかのような気軽さで軽い会話を重ねていった。
「でも、凄いわよね。あなたってば、最新ウィルスを学ぶためだけに特殊部隊に所属したんでしょう? で、今度は自らの体に【E-ウィルス】を投与して、それを手土産に『B♡S♡A♡A』に転属するだなんて……本当、ウィルスフリークね」
「私は最適な道を進み続けているだけだ。私の欲求を満たすためのね。この『箱庭』では、アンブレラでもごく一部の人間しか知らない細心のウィルスが数多く研究されている。そこに所属するためなら、この程度は安いものだ」
会話の内容もそうだが、見た目も実に異常だ。
裸の女2人が、大勢の男たちに取り囲まれながら、無機質な部屋の中でこんな物騒な会話をしているだなんて、まともな部分が1つもないではないか。
まあ、それはどうだっていい。今は、私にとって興味があるものは別にあるのだから。
目の前に立つレベッカの肉体……彼女もまた、私と同じウィルスに感染しているとのことだが、体型がまるで違う。
身長に関してはほぼ同じくらいで、私の方が少し高い程度だろうか?
だが、胸と尻のサイズが明らかに違っていた。
レベッカの尻と胸は、大の大人が両手で鷲掴みにしたって肉が零れ落ちてしまいそうなくらいに大きく、柔らかそうに揺れている。
一目でこの女は犯されるために存在していると直感させるような、そんな淫猥さが醸し出されている彼女の肉体は、私とは大違いだ。
同じウィルスを投与し、適合したはずなのに、どうしてここまで違う? 何が原因でここまで差がついている?
という私の疑問を感じ取ったのか、淫靡で蠱惑的な笑みを浮かべたレベッカは、またしても楽しそうな声でその疑問への答えを述べてくれた。
「ふふふっ……♡ わかるわ、フォーアイズ。どうして同じ【E-ウィルス】を投与された者同士なのに、おっぱいやお尻の大きさがこんなに違うんだろうって、そう考えてるんでしょう? さっきからあなた、私の体をそういう目で見続けているもの」
「………」
「なにもおかしなことはないのよ。【E-ウィルス】が完全にその力を発揮するようになるためには、2つのプロセスを踏む必要があるってだけ。1つ目はあなたが既に済ませた適合で、もう1つが……
「なるほど、ね。で、その活性化の方法は? ……いいえ、いいわ。もうわかってるから」
「そう♡ 話が早くて助かるわ♡」
こんな会話をしている間に、レベッカが連れてきた男たちが服を脱いでいた。
私たち同様に全裸になった彼らは、いきり立つペニスを見せつけながら私の左右に陣取る。
【E-ウィルス】が性欲に反応するウィルスだということは知っていたし、『B♡S♡A♡A』の任務の中に性奉仕があることも理解していたが……まさかここまで早くその機会が訪れるとは、思っても見なかった。
……まあ、いい。適当に済ませることにしよう。
別段、犯されることをどうこう思っているわけではないし、細心のウィルス研究に携われるのなら、この程度の出費はなんてことない。
それに自分の体を用いた実験とは、なかなかにスリリングで面白そうではないか。
両脇に陣取った男たちが私の体を撫で始めたことを感じながら、私はレベッカへと言う。
「了解した。まあ、私がお前たちの期待に応えられるとは思わないが、そういうことなら一兵士として協力んっほぉおおぉおぉっ♡♡♡」
……? ……???
……なにが、起きた? というより、なにをされた?
一瞬で頭が真っ白になって、何も考えられなくなった。
まるで意識を刈り取られたかのような凄まじい快感が衝撃となって押し寄せてきて、気が付けば男たちの支えなくしては立つことすらままならなくなっている。
思い出せ。私は今、何をされた?
これだけの快感を味わわせる方法なんてたかが知れている。いきなり挿入か? それとも乳首や陰核を抓られた? それとも、不意に肛門を穿られたのか?
……いや、違う。そのどれでもない。
私が今、男たちにされたのは……優しく、そして強く、尻を揉まれただけだ。
おかしい、ありえない。ただそれだけで、この私が腰砕けになるまでの快感を感じて、あまつさえ絶頂してしまうだなんて。
まさかこれが、覚醒し始めた【E-ウィルス】の効果なのか……と、戦慄し始めた私の心を見抜くかのように微笑むレベッカが、瞳にあの光を宿しながら、これまでで1番愉快で楽しくて仕方がないというような声で、私へと囁く。
「大丈夫♡ 驚くのは最初だけよ♡ 取り合えず、自分のことを兵士だとか人間だとか思い込むつまらないプライドは捨てて、雌奴隷だって自覚するところから始めましょうか♡ ウィルスフリークから、セックスフリークに変えてあげるから……楽しみにしていてね、フォーアイズ♡♡♡」
念のための補足
フォーアイズは、PS3のソフト【オペレーションラクーンシティ】で登場したアンブレラの特殊部隊員だゾ。
声優はゆかな姉貴で、クールな性格の小柄で可愛い見た目したヤベー奴(迫真)。
ウィルス大好きな狂人で、U.S.S.に所属したのも最新ウィルスの研究をするため。
研究者としても兵士としても超が付くほどに優秀だけど、研究のために人体実験とかを極秘にやってるんだ。やっぱりヤバい奴じゃないか! いい加減にしろ!!
有名なようで有名じゃないのは、上記のゲームの立ち位置のせいなんでしょうな。
正史にも組み込まれてないし、地味っちゃ地味ですもんね……。
これまでにないバイオっぽさがあって結構好きなんすけどね、自分。
面白かったかって? んにゃぴ、よくわかんないです……。