「これから寺子屋に行くけど、文どうする?」
「それなら一旦帰りますか。また後で来るかもしれませんが」
別れ際に軽くキスを交わした。
文は積極的にこういう事をしようとする。
「咲」
「やぁ慧音。大丈夫?」
「とりあえずは」
今日の授業は終わったらしい。僕がいない間はずっと午前中だけ開講していたとか。
「痕が残ったりしてないか?」
「大丈夫。何なら確認してみる?」
冗談のつもりで言ったのだが、慧音は僕の服を捲ろうと手を伸ばす。いくら僕達の他に人がいないからって、寺子屋で致すのはどうかと思う。
僕は上半身だけ裸になった。噛まれた左の脇腹には、不気味なほど何の傷もない。骨まで砕かれたというのに、まるで何も起こっていなかったかのように。
「成る程、大丈夫なようだ」
「でしょ?」
ぺたぺたと肌を触っていた慧音が、上目遣いでこっちを見る。柔らかい掌が腹を撫でる。どこか艶かしく、熱を帯びたように。
「......」
僕は出来るだけ勃起を我慢した。こんな所でするなら、見つかる可能性も低いことはないのだ。
だが慧音は此所でやりたいと駄々をこねるかのように撫でてきて、次第に僕の気持ちも揺らいでくる。そして崩れていくのと同時に、むくり、と本能が頭をもたげる。
結局、愚息は節操もなく大きくなり、そして袴を押し上げて三角錐の膨らみを形づくった。
「ふふん」
勝ち誇ったように、嘲笑するように慧音が鼻で笑う。そしてするする、と彼女の手が僕の袴を下ろす。
中から硬さを持ったぺニスが現れる。必死に海綿体と血液を考えたが、もはやそれだけでは小さくならなかった。彼女の口がぺニスを包む。
温かなヌルヌルの唾液が絡む。じんわりと伝わる温もりは非常に心地よく、ぺニスを侵食していく。
軽く吸われ、穏やかな快楽が与えられた。そのままちゅうちゅう、と幼子がそうするように吸い付かれる。
ねろり、と舌が亀頭に触れた。舌の先端が柔らかく舐め、唾液を塗りたくる。
それらの刺激は、ぺニスに非常に穏やかで的確な快楽を与えた。優しく、慈愛すら感じるその口の動きは、男の精神を舐め溶かしていく。
そのうち腰の奥では射精感が渦巻き、そして尿道から精液が漏れ出ていく。射精している間、身体中に快楽が伝播していくような感覚を味わった。精液はだらだら、と情けなく垂れ出ていった。
「ふふ、こんなに出すとはな」
「君が上手だから」
慧音はそれを暫く口の中で弄び、いやらしく飲んだ。
「ごちそうさま」
ぺろり、と口の周りに付いた精液を舐め取る。
服を着て、自分の家に帰った。そういえば、一緒に住むという選択肢もあるのだった。だからといっていきなり一緒に住もうとは考えないけど。
『自殺クラブ』、好きなんですけどね...
少年ヴィヴィッドも好きなのに...