「...成る程」
妹紅に慧音と付き合い始めたことを報告した。
彼女は指に挟んだ煙草を揺らしながらそのことを聴いていた。
「トントン拍子だね。まぁなんだ、おめでとう」
「ありがとう。妹紅が紹介してくれたおかげだよ」
「そう」
彼女は僕の方を向かず、消えていく煙を見つめていた。こんな少女が慣れたように煙草を吸うのは、少々気にかかる。
「煙草は体に悪いらしいよ」
「そう」
「早死にしたくないのなら吸わない方がいい」
「なんで?」
聞き返され、咄嗟に答えが出てこない。まさかなんでと言われるとは思ってもいなかった。
「別に早死にしたっていいでしょ」
「命を無駄にするのは善くない」
「何故なら命があるから、って?」
彼女が皮肉げに笑う。なんとなく居心地が悪くなった。
「貴方自分のことはどうなの?」
「......」
その言葉は僕の耳を破って入り込み、心臓を突ついた。喉が干上がり、うまく声が出ない。もし出せたとしても、きっと何も答えられなかっただろう。
いったい何時から気づいていたのか。自分がずっと命を無駄にしようとしていたことに。
彼女が立ち上がる。
「私が言えたことじゃないと思うけど、止めた方がいいわよ」
「...分かってる」
そのまま彼女は去って行った。
足元に居た虫を踏み殺そうとして、なんとなく止めた。
「...何かあったのか?」
「いや、何も」
布団の中で慧音から心配されてしまった。そんなに顔に出るタイプではなかったはずだが。
「そうか、ならいいが...」
そう言って彼女は僕の左手をとり、そして自らのヴァギナに導いた。
僕の中指が陰毛をわけ入り、熱く濡れすぼったぬかるみに沈む。
「何でも言ってくれていいからな」
「...ありがとう」
僕は中指を動かす。愛液が絡み、襞が当たる。その内彼女は声を出し始め、そしてその声が熱を帯びていくにつれて僕の中指も激しく動いた。
彼女の身体が震え、どろりとした液体が左手にかかった。
邪魔くさくなった布団を乱暴にはね除け、二つの裸体が薄暗い部屋の中に現れる。
僕は彼女の足を持ち、彼女のヴァギナを露出させた。
蠱惑的に誘うそのヴァギナに、硬くなった僕のペニスを挿入する。
「大丈夫?」
「あっ、あぁ大丈夫だ」
まだ先程の絶頂が残っているようなので、優しく腰を動かす。
柔肉が絡みやんわりと締めつける感触に、僕のペニスが悦ばされる。彼女のヴァギナは温かく、改めて繋がっているということを実感させた。
「物足りないだろう?激しくしていいぞ」
「...じゃあ」
腰を強く打ち付け、性交音が鳴る。
彼女のヴァギナの締めつけもキツくなり、確かな圧迫感を感じさせた。
襞が舐めるように刺激してきて、限界が近づいてきた。
「射精そうか?なら...」
彼女の足が背中にまわされ、がっちりと僕の体をホールドした。
「このまま...こい」
僕は最奥に亀頭を押し付け、子宮口の感触を感じながら射精した。
「...ねぇ慧音」
「...なんだ?」
敷き布団の上で二人ともだらりと脱力している。話そうか迷ったが、やはり言わない訳にはいかなかった。
「僕は死にたいんだ。今この瞬間も」