曜ちゃん想像以上にエッチにしすぎた。
でもエッチかエッチじゃないかどっちかにするかって言われたらエッチにするしかない。
異論は認めない。
サンシャインは他にちかなんまりりこ辺りがエロくできそう。
ルビィはどう考えても作者の脳内では無理です。
虹ヶ咲? 具体的なキャラ掴めてないけど果林、しずく、歩夢、せつ菜辺りですね。できて。
「うぅ〜、今日も雨だぁ〜」
「しょうがないよ、千歌ちゃん。9月でも台風は多いから」
「ですので本日は割り当てられた予算をどう使うか、というものを決めると……昨日言いましたわよね?」
「あ、あはは……。わかってますけど、やっぱり練習できないのは……」
「ま、千歌が言いたいことも分かるけどね。設備がいいとこはこんな天気でも練習してるだろうし」
「もー。果南もピリピリしないの。で、話を戻すけど。予算はどうする? 一応、前回で全国大会に行けるかもーってところまでは行けたから、他の部よりかはちょっと多いわよ?」
「でも、もうある程度使い方は決まったんじゃない? リリーの作曲の資料とか、曜とルビィの衣装の材料費とか。他に何に使うの? 他より多いって言っても少しだろうし」
二学期。
しとしとと雨が降りしきる中、Aqoursのメンバーは部室に集まっていた。
その中にはたまに手伝いをする立場である俺もいる。
「そもそも、部費ってどういうことに使えるずら?」
「曲の編集で使うパソコンとかも、部費で買ったものだよね。あとは、部室に置く筆記用具とか?」
「他は……。練習に使う給水用具や体調管理に必要なものなど、ですわね。消耗品と言えば良いかと」
「……あ、あの〜。それってやっぱ、何買うかとかは申請しないとダメかな?」
「雑費なら別に大丈夫だと思うけど……。何に使うの?」
「えっ、とぉ……」
その部室で行われていたのは、当てられた部費の使い道。
話し合いの中で控え目に手を挙げたのは、曜。
やや顔を赤らめているのに、誰もが気づいていた。
「……あっ! もしかして曜ちゃん!」
「っ! ち、千歌ちゃん!?」
「エッチなことするためにお金使おうとしてるでしょ!」
千歌がその発言をした瞬間、部室の空気が凍った。
俺の方をちらりと見るもの。発言した千歌の方を見るもの。顔を真っ赤に染める曜を見るもの。
初めに切り出したのは、標的にされた曜だった。
「……ダメ、かな?」
「ダメだよ! Aqoursの活動に使うお金だよ!?」
「そ、それは……ほら! メンバーの士気を高める! ……みたいな」
「それで高まるのは曜一人でしょ。……っていうか、事情を深くは知らない子たちもいる前で、千歌もそういう話振るのやめなよ。そこまで関係が進んでるとか、基本的に幼馴染4人しか知らないんだし」
「ほぇ……? あ、あ〜……。ごめんね、みんな」
なんのことかと思ったのだろう。辺りを見渡す千歌。
するとそこには、気まずそうに赤い顔を背ける一年生組と、別の意味で顔を真っ赤にするダイヤさんの姿が。
「……千歌さんは、構いませんわ」
「ほっ。……あれ。私、は?」
「えぇ。問題は、曜さんとあなたですわ!」
「ギクッ」
ダイヤさんに指を刺されたのは、曜。そして俺。
怒りと羞恥で赤く染まったままダイヤさんは主に曜に向けて声を発した。
「男女で交際するのは個人の勝手。男女が相思相愛になったのですから、わたくしが否定できることではありません。しかしっ! 不純異性交遊は認められませんわ!」
「……ちょっといいですか。ダイヤさん」
ダイヤさんのその発言に、ゆっくりと立ち上がった曜が返す。
俺と果南、そして千歌の顔が引きつる。幼馴染だからこそ分かる、ちょっとぶっ飛んだ方に怒っている状態の彼女だからである。
「ちゃんと避妊して付き合ってる彼氏彼女がセックスをする。これのどこが不純なんですか?」
「な、ななななっ! よ、曜さんっ!?」
「
俺との交際を不純と言われたことに怒ってくれているのだろう、ぶっ飛んだ勢いそのままにとんでもないことをどんどんと暴露していく曜。
さっきから一年組と梨子がなんとも言えない表情で俺を見てくる。
やめてくれ。その視線は俺にキツい。
「そりゃ、たまに二人とも分かるぐらいに変態なことしてる自覚もありますし、溜まりすぎてると一日ヤリすぎて次の日の練習キツくなる日もありますけど」
「……たまに練習でらしくないミスしてたのって、もしかして」
「うん。彼がなかなか寝かせてくれなかったり、私が彼を寝かさなかったり。この前の夏休み最後の週末も、夜に私の家で始めて、明後日の朝までヤッて、仮眠とってから夜までデートしてたんだ。そこから、私の家に帰ってまた次の日の朝までシてたよ」
暴露されていく、俺たちの性に爛れた日常がメンバーに暴露されている。
今まで特に交際していることを隠していた訳ではないが、公にしていた訳でもない。
それがここで一気に知られてしまったのだ。
「二人とも、さぁ……。まあ、中学の時から距離がめちゃくちゃ近かったとは思ってたけど」
「私の勝ちだからね」
「……むぅ」
なぜか勝ち誇った顔をする曜に、不満げな顔を向ける千歌と果南。
その静寂を破ったのは、先ほど交際を不純だと言い切ったダイヤさんだった。
「……分かりましたわ。確かに、二人ともちゃんとご両親に許可を得ているのでしたら、問題ありません。……し、しかし。練習に支障をきたす程のことは、その……」
「うん。それに関しては、ごめんなさい。次から気をつけます」
絶対気を付けないな。俺も曜も。
その証拠に、メンバーの視線がテーブルよりも上にあることを利用して、曜が俺に向けてスカートをずり上げてその太腿を見せる。
それどころかさらにスカートは上がり、履いている下着まで見せてきた。
……腰とお尻の間から見えたのは、ピンクの紐。
「とは言ったものの、明日はより激しい雨になるようです。台風も接近しているので明日はお休みにします」
そして曜はカバンの中も俺に見せびらかすように広げる。
中には大量のコスプレ衣装や玩具の数々。
やる気満々じゃないか。
「ねっ。今日空いてるでしょ? デート、しよ?」
紐パンを履いている時の曜が言うデート。
これは、沼津の方で映画やショッピングを楽しんだり、カフェなどでまったりするデートなどではない。
どちらかの家で互いの体力の限界までセックスをし続けるという、俺と曜だけの性欲発散の合図。
周囲に昂る気持ちを悟られないように頷く。
「やったっ。楽しみにしてるね?」
今日空いているのは俺の家。
曜の両親も俺の両親も忙しく、両方の両親が一日に家に揃っているパターンは珍しい。
つまり、夜まではほぼ確実にどちらかの家が空いているのだ。
「では、今日はこれにて終了です。皆さん、体調の管理はしっかりと行なっておきましょう」
ダイヤさんのその声とともに、今日の部活は終了した。
具体的な部費の使い方などはまだ決まっていないが、今後もこうして悪天候が予想されるため、長距離の移動や屋外での練習は少し厳しい。
最悪年度末までに使い切ればいいし、急いで決めることでもない。
「行こっ!」
部活が終わったこともあり、曜が俺の腕に抱きついてくる。
向かう先は下駄箱。そしてその後、自転車置き場へと向かう。
後ろに曜を載せ、彼女がしっかりと抱きついたことを確認してペダルを回す。
◇
「あんっ! ちょ、んぁっ! そ、そんないきなり……っ!」
何を言う。
自転車に乗っている時からずっと胸を押しつけ続けていて、たまに股間に手をやっていたのに。
俺の家に着き、玄関を開けて靴を脱ぐ前にキスをしてきたのも曜なのだ。
我慢できずに襲ってしまった俺は悪くない。
「ま、まだ制服のままだし……! ん、なぁあぅっ、ひぃうっ! あっ……! この角度、ホントダメ……っ!」
玄関を開けてすぐ右にある下駄箱に曜の手をつかせ、後ろから挿入する。
濡れているのは家に着く前から分かっている。なぜなら、今日のように放課後から夜にかけて延々とセックスをすると決めた日の彼女は、帰り際に学校の女子トイレで持参のディルドを挿入するのだから。
「あぁんっ! ご、ごめんってぇっ! っ……、そう、です……。私、渡辺っ、曜……はぁっ! 彼氏とのぉっ、セックスをぉ! 我慢できずに、ディルドで慰めてたエッチな女の子ですぅっ!」
事ある毎に、というか週に3日はセックスをしている俺たち。
最初はお互いの性欲の強さにビビったのだが、これが日常に溶け込み始めると普通のプレイでは物足りなくなってきた。
その結果が、コスプレでのプレイや道具を使ったプレイ、今のようなソフトSMだった。
「んんっ……! これ、ちょっとホントダメだぁ……!」
ガクガクと俺にとって程よい太さの太ももを持つ脚を震わせる曜。
彼女が今現在どのような状況になっているかは分かるので、問題ないと伝える。
「ゴメン……っ! んひぃっ! あ、あぁぁあ……っ!」
どうも微妙なところで止まってしまったらしく、一つ深く、曜の膣奥を突く。
すると、曜の脚の震えが止まる。その代わりに俺の陰茎が精子を絞り取ろうとするようにうねる曜の膣内に飲み込まれていく。
「出るっ、出ちゃう……!」
俺にも射精感が上ってきていたが、先に豪快に達したのは曜。
透明な液体を陰部から大量に漏らし、俺の家の玄関に彼女が噴いた潮が大量に溜まっていく。
「あっ……ダメ、ゴメン……止まらないよぉっ!」
俺の陰茎の形を確かめるように蠢く膣内。
落ち着きたい曜の言葉とは反対に、彼女の下半身はただ快楽を求めるだけだった。
何度も音を立てながら潮を噴き続け、辺りにいやらしい音や匂いが立ち込める。
「……んっ。もう、大丈夫。落ち着いたから、動いていいよ?」
曜にそう言われるが、膣内に射精したい欲求を抑え込んで彼女の膣内から引き抜く。
引き抜く際の刺激にも喘ぎを漏らした彼女が、怪訝そうな顔で俺の方を向く。
「どうしたの? 疲れちゃった?」
別にそうではないが、このまま続けていれば曜が気絶してしまったかも知れない事を伝える。
確かに落ち着いてはいるようだが、身体は敏感になったままということは分かっている。
「あ、あはは……。ゴメン。学校でダイヤさんにあんなこと言われちゃってさ、結構ムラっと来ちゃったんだ」
なるほど。
あの場では曜の勢いでなんとかなったが、確かに不純だと言い切られてしまえば、もうこうしたことはできなくなる。
元々家でこういうことをするという予定だったが、さらに燃え上がったのはそういう理由なのだろう。
「……重いって思われるかも知れないけど、将来、さ。私的には結婚したい、って思ってるんだ」
唐突に曜からそう伝えられる。
幼馴染で、物心つく前からずっと一緒にいて、双方の両親も仲が良く、俺たちの交際を認めてくれている。
すでにこうして何度もセックスをして、何度かは膣内射精もしてしまっている。曖昧ではあったものの、そういう関係にもなるのだろうと思っていた。
「分かってないかも知れないけど、千歌ちゃんと果南ちゃんにずっと狙われてたんだよ?」
……さらに衝撃的なことを告げられる。
確かに二人ともずっと一緒にいたが、まさかそう思われていたとは。
幼心に遊んでいるうちに一番相性が良かったのが曜だったという訳なのだが、まさか。
「はぁ……。その顔は、私が裏でどれだけしんどい思いしたか分かってないな?」
言われて思い返すと、中学に上がっても毎年割と力の入ったチョコをバレンタインに貰ったりだとか、テスト前に二人っきりで勉強を見て欲しいとか、果南には受験期のプレッシャーを和らげるために夜電話して欲しいとか言われていた。
……ふむ。
「別に、二人には謝らなくていいと思うよ。……むしろ謝られたら二人ともめちゃくちゃ怒るんじゃないかな」
確かにそうだ。
お前ら俺のこと好きなんだろ。他のやつと付き合ってるわ。なんて言われていい気になる人間などそうそういない。
「だから私は今、幸せ者なの。スクールアイドルもできて、部活もできて、良い友達もいて、かなりエッチだけど同じぐらいエッチな私を受け止めてくれるカッコ良くて素敵な彼氏がいる。そして、この幸せを離したくない」
だからこそのあの発言なのだろう。
俺ももし、男の幼馴染がいて同じ女性を好きになったのなら、掴んだ幸せは離したくない。
「うん。……大好きっ」
挿入の際に紐パンが外されたため、制服の中に下着だけ履いていないという状態の曜が俺に抱きついてくる。
確かに、俺も今のこの状況を変えたくない。離したくない。
「いつまでも待つから……っていうのも変だね。これからも気楽に歩いていこうよ。残りの高校生活も、大学も、その後も。エッチなことばっかりじゃなくて、それ以外にも」
もちろんだ。
言葉にはしていないが、このまま行けば二人とも同じ東京の大学に行くことになるだろう。
生活費の節約と言って同棲を始める作戦は、秘密裏にだが立てている。
「なんか湿っぽいっていうか、真面目な話になっちゃったね。切り替えて、お風呂行こっかっ!」
いつか乾くであろう玄関にぶちまけられた曜の潮は置いておくとして、家の中に上がる。
30分は玄関で靴を履いたままセックスしていたのだ。今更になるが、ようやく家に帰ってきた気がする。
「何か飲む?」
先にリビングに着いた曜が、キッチンにある冷蔵庫を漁る。
互いの家を行き来する中。……どころか、お互いの家の合鍵まで持っているのだ。うちには曜専用の食器もあり、歯ブラシや着替え、なんと下着まで置いてある。
「私はスポドリにしよっと。さっき潮噴いちゃったし、そのせいで喉カラカラだよ〜」
曜が冷蔵庫から取り出したのは青いラベルの貼ってあるよく見るスポーツドリンク。
500mlのそれを、口をつけて飲んでいく。
「んくっ、んくっ……」
喉を鳴らしながらそれを飲んでいく曜が、こちらに歩いてくる。
荷物をリビングに置いているソファーの横に下ろし、そのソファーに腰掛けた俺の隣に座る曜。
「あっ。ねぇ見て? 谷間に流れちゃった」
そんな彼女の方をちらりと見ると、制服のボタンが上から二つ開けられており、そこから覗く谷間にスポドリが流れていっていた。
「……制服、ちょっとだけど濡れちゃった」
彼女のその言葉を合図に、俺は彼女のブラウスの残りのボタンに手をかけていく。
もう慣れた手つきで外していくと、彼女の胸は紐パンと同じピンク色のブラジャーに覆われていた。
「んっ、くすぐったい……」
曜のブラウスをはだけさせて、背中に手を回す。
彼女のホックを外すのも慣れたもので、左手では彼女の胸をブラ越しに軽く触りながら、右手でホックを外す。
そのまま流れるように肩紐をずらすと、彼女の美しく実った双丘が露わになる。
「またちょっとおっきくなっちゃってるんだ」
少しではあるが、曜の胸は着実に大きくなっている。
Aqours結成時のスリーサイズ測定では千歌と同じぐらいのバストサイズだったが、彼女よりも明らかに大きくなったのだ。
「多分、86ぐらいになってるんじゃないかな。そのお陰でこの前の"MIRAI TICKET"の動画でも、私のおっぱいが大きくなったってコメント、結構あったんだ。……って、どうしたの?」
曜から伝えられるその言葉に、思わず表情が曇る。
女々しいと思われるかも知れないが……。
「……え? 他の男の人に見せたくない?」
曜のその問いかけに、情けなく頷く。
彼女の容姿についてそう言われるのは、なんと言うか。
「大丈夫っ。こんな姿も他の人には見せないし、エッチなことも他の人にさせるわけもないよ。身体だって、裸は千歌ちゃんたちにだって触られることないし」
当の本人である曜がそういうのなら、問題ない。
それに言われて気づいた。彼女のこんな姿を見ることができるのは、俺だけなのだと。
「んっ……。こんな風にキスだって、他の人とは絶対しないよ。みんなの前で歌って踊るスクールアイドル活動で、ファンのみんなからいろいろ応援してもらえるけど、確かにその中にそう言ったエッチなこと言う人もいるけど、それをできるのは世界で一人だけ。……興奮しない?」
ごくり、と思わず生唾を飲んでしまう。
確かにそうだ。他の男は、ステージで踊る曜を見てそうやって妄想するだけ。
だが俺は。
「あっ、やっぱり興奮してる。他の人ができないことをできるっていう優越感、いいよね」
舌をちろりと出して舌舐めずりをする曜。
自らブラウスとブラジャーを脱ぎ捨てた彼女は、ソファから立ち上がると同時にスカートも一気に脱いだ。
玄関で紐パンはすでに外していたため、それらを脱いだことにより彼女の身にはソックスだけ。
「んしょ。今日は、いいもの持ってきたんだ。みんなにバレると怒られちゃうかもだけど、衣装係は私とルビィちゃんだし大丈夫っ」
何のことなのか分からないが、セックス関連で曜がここまでテンションを上げて言うということは、俺にとっても興奮する代物。
俺も着ていた衣服を脱ぎ、彼女の手を取る。
「お風呂、行こっか」
柔らかく、俺よりも小さな手。
リビングに来たタイミングで風呂を沸かし始めていたので、知らせる音声は流れていないもののそれなりにお湯は溜まっているだろう。
雨続きの中、わざわざ風呂でも湿気たっぷりのプレイをする訳ではない。今日は元々、俺の部屋で一夜を明かす予定だ。
「分かってるよ。お風呂では我慢、だよね」
言わなくても分かることに、落胆に似た安堵を覚える。
曜がしっかりと分かってくれているということに安心し、それとともにまだ我慢しなければならないことに苛立ちに似た何かを覚える。
それは曜も同じだったようで、風呂へと移動しようとしていた時に、不意に曜の顔が近づけられて半ば強引に口づけをされる。
「んっ、あむ……ちゅっ、ちゅぱっ、んむっ……」
お互い裸のまま、抱きしめ合いながら舌を絡め合う。
思いっきり口を押し付け、俺の唾液を吸い尽くすのではないかというほどに音を立てながら舌を俺の口内の奥深くまでねじ込んでくる。
「んっ……ぷはぁっ。ごちそうさまっ。キスなら、どれだけしてもいいでしょ?」
それもそうだ。
ただただ拷問のような生き地獄が続く風呂ではなく、言ってしまえば俺の部屋までの長い前戯のようなもの。
何もしてはいけないということではない。セックスよりも前の段階なら、セーフ。
「あははっ。絶対エッチなこと考えてるでしょ。顔見たら分かるよ」
それは曜もだろう。
さっきからどんどんと目の色が変わってきているし、何なら視線もチラチラと俺の股間に向いていることは分かっている。
「……行こっか」
さっきとは重みが違う、誘い。
もちろんそれを拒否するという選択など存在するはずがなく、やや速い足取りで風呂へと向かった。
◇ ◇
「ふーっ。さっぱりした。けど、ムラムラもしちゃった」
同感である。
風呂を上がった俺と曜だが、その格好は全裸にバスタオルを巻いただけというシンプルなもの。
しかし、浴室の中であまりにもいちゃいちゃしすぎたせいで、昂り続けているのだ。
「今すぐ始めたい……っていうか、ゴムなしでもしたいぐらいだけど。さすがに今日は安全日じゃないしね」
何度も、何度も。
俺も曜も風呂場で交わろうとした。と言うか、二人ともお互いの性器や弱い部分を弄りまくっていた。
ほぼ8割方キスをして過ごしていたし、互いの身体をとことん味わい尽くしていたため、もう限界に達している。
「よいしょっと。……あれ、どうしたの?」
バスタオルを鎖骨から下に巻いた曜が俺のベッドに腰掛ける。
普段なら俺も彼女の隣に座るのだが……。
「あぁっ! さっき言ってたやつ、待ってるんだ。えっとね……」
ちょっと待ってねー。と一人呟きながら鞄を漁る曜。
なぜかパンパンに詰まっているそれの中から大きな袋を取り出した。
「じゃーんっ! これなーんだ」
白いビニール袋の中に入っているもの……。
いつもの流れならば曜が持参したコスプレ衣装なのだろうが、今日の彼女のテンションの上がり方からして普通のコスプレではないのだろう。
「ふっふっふっ……っ! これだっ!」
そう言って、曜が勢いよく取り出したもの。
それは、いつぞやに撮ったPVで着ていた彼女の衣装。
「そ。"恋になりたいAQURIUM"の衣装だよ。前に撮った時よりもバストがキツくなっちゃったから、直すためって言って持って帰ってきたんだ」
普通ならスカートの中に下着を隠す似非パンツのようなものを履くのだが、今日はそんなものは要らない。
上下もアクセサリーも完璧に身につけて、そこにはスクールアイドルAqourの渡辺曜がいた。
「ちょうど良かったかも。スクールアイドルとしての私も、私生活では一人だけのものだから」
その衣装を着たまま、彼女が抱きついてくる。
嬉しい反面、もう我慢の限界を心が訴えてきている。
「わっ。すっごいおっきくなった。……これ、前よりすごいんじゃない? 口に入んないよ」
しゃがみながら、衣装姿で俺の肉棒を弄る曜。
スクールアイドルをしている彼女がスクールアイドルの衣装姿で自分の肉棒を触る。
現実にこれを体験できている人間はそういないだろう。
「れぅ……。ローションかける?」
亀頭に唾液を垂らし、竿全体に馴染ませるように軽く扱かれていく。
コンドームをつけるための潤滑剤としてローションがいるかを聞かれたが、これだけ曜の唾液があれば問題ない。
「そっか。私の方も、もう準備できてるし」
あっという間にゴムの封を切り、俺の肉棒に装着する。
薄いピンクで覆われた肉棒がまだいきり立ちながら上を向いているうちに、彼女が俺のベッドに仰向けに寝転ぶ。
「ほら、見て? もうぐしょぐしょに濡れちゃってる」
彼女の後を追うようにベッドに登ると、M字に開かれた彼女の両脚の間にある陰部からすでに大量の愛液が漏れ出ており、ベッドのシーツを濡らしていた。
ポジションを整え、彼女のスカートも邪魔にならない程度にたくし上げる。
「えへへ……。スクールアイドルの私として抱かれるのは、初めてになるね。ちょっと、緊張する」
右手で竿を掴みながら、亀頭を曜の陰裂に擦り付ける。
彼女の蜜壺から絶え間なく溢れ出る愛液でゴムの表面が濡れていく。
「なんか、すっごいドキドキするよ。……クセになりそう」
それは、困るな。
今後曜がライブを終えてバックに戻ってきた時、我慢できる気がしない。
「あははっ、私もだよ。みんながいる前でもキスしちゃうかも。……良い?」
もちろんだ。
さすがにライブ後の興奮そのままに皆がいる前でおっ始めるのは年齢やスクールアイドル云々以前に大問題。
だが、昂った気持ちを彼氏にぶつけるのを否定できる人間などいないだろう。
「……ねぇ。まだ挿入れてくれないの……?」
すでに準備万端な曜の膣口がひくひくと蠢きながら来るべきものを待つ。
そんな刺激が続き、我慢ができなくなったのだろう。曜が熱を帯びた視線でこちらを見上げてくる。
「うんっ、来て……!」
スクールアイドルの衣装に身を包んだ曜にそうせがまれて、こちらも我慢できるはずがない。
彼女の言葉に誘われるがまま、腰をゆっくりと下ろしていく。
「んぅっ……! あ、ぁあっ! 奥、まで……きてるぅ……」
俺の肉棒を曜の膣が全て咥え込む。
ゴム越しではあるものの彼女の肉ヒダの感触や熱さ、そして溢れ出る愛液の量がよく伝わってくる。
「んっ、んんっ……! ぁっ、そこ……んぅうっ!」
正常位のため反り返る肉棒のカリが、曜の膣内の前側にあるGスポットに当たっていく。
ピストンをする度にざらざらとした感触を味わえることができるが彼女もそれで気持ち良くなってくれているらしく、脱水症状になるのではないかと言うほどに曜の韻部からは透明な液体が漏れ出ている。
「あぁんっ! こ、こっち、来て……!」
セックス中の曜のこっちに来て欲しいというのは、顔を近づけて欲しいというのともう一つ。
「んむっ、ちゅっ……! んんっ! んっ、はぁ……イク……ッ!」
キスをして欲しい時である。
彼女自身、実はキスやチューなどと言った単語を発するのがなぜか恥ずかしくなっているらしい。
セックス中に曜にキスしてと可愛らしくせがまれた瞬間に暴発しそうなのである意味助かるが、遠回しな表現にもまた興奮してしまう。
「はぁ、ん……! んんっ、あんっ! ん、ふぅ……、ひゃ、はぁ……。イクの、止まんないよぉ……」
彼女の身体全体に覆いかぶさりながら口内を貪り、腰を曜に向かって振り続ける。
キスをし始めた途端、膣圧が一気に強くなる。それとともに曜の両腕と両脚が俺の身体に絡みつく。
「んぁっ、はぁんっ! もっと、もっとぉ! んっ……あぁん! ふ、ぁ……すきっ、すき……!」
もはや曜の愛液が蜜壺の中で立てている音なのか、お互いの股間がぶつかり合っている音なのか分からない音が部屋に響く。
ベッドが一定のリズムで軋みながら、衣装に身を包んだ曜が俺の下で喘ぐ。
「んむっ、あむぅっ……! ん、ふぅ……! も、もっとがんばれる?」
曜のためなら。
互いに気を抜けばすぐにでも盛大に果ててしまいそうな行為を止めて、彼女の要望に答えるために気合を入れる。
しかし、なぜだろう。
「ううんっ、はぁ……。すっごく気持ちいいんだけど、一緒にイキたいなって。今日のこの感覚なら、二人ともすっごい気持ち良くイケそうでしょ?」
それは確かにそうだ。
先ほどから曜は小刻みに達し続けているため、一度大きな絶頂を迎えるまではまもなくだろう。
俺も正直、もう我慢の限界だ。
「だから、いっぱい突いて? 私もいっぱい潮噴いちゃったり、めちゃくちゃイッちゃうと思うけど」
それは構わない。
自宅で風呂もあるし、何より二人とも性欲をぶつけ合った後はお互いにぐちゃぐちゃにならないことの方が少なかった。
シーツが様々な体液で濡れるのも慣れているし、何より相手に気持ち良くなってもらえるセックスができるならその方が良い。
「うんっ。……大好き」
俺の脇の下から背中に回していた両腕を、俺の首に回してくる。
その腕に力が込められることで曜の顔へと引き寄せられ、口内に舌をねじ込まれる。
いきなりの侵入者を排除するわけもなく、その舌に自分の舌を絡めていく。
「ん。っ、んっ! んふっ、んんむっ! んぁっ、あんっ!」
再びピルトンを始めると、キスをしながらであるため塞がっているはずの曜の口から喘ぎが漏れる。
彼女の体勢はただの仰向けではなく、膣口がどんどんと上を向き、いわゆるまんぐり返しに近いものとなっていた。
そのため俺の腰の動きも打ち付けるというよりかは打ち下ろすという、少々激しいものになってしまっていた。
「あ……っ、もう、イク……! イクッ……これ、ダメ……!」
音が激しさを増す。
それだけではなく、締まり、匂い、味、熱、感度、欲求……全てが昂っていく感覚が俺たち二人を襲う。
「イッ……! あっ、あぁぁぁああぁっ! イクッ、イッてるっ! イッてるのぉお! んはっ、んぁあっ……! あっ、あふ……。ん、ひぃ……」
射精感が最高潮に達した瞬間、曜の膣奥に腰を叩きつけるように奥深くまで挿入れてしまった。
だがそれが、曜の感じやすい部分をがっつりと刺激してしまったのだろう。過去に見たこともないような果て方で、盛大に絶頂した。
もし学校でしていたなら全校生徒にバレていたのではないかと思うほどの声量。耳元で叫ばれても、可愛い彼女の喘ぎならうるさくはない。
「はーっ、はーっ……。……今の、ホントダメ。馬鹿になっちゃう」
射精を終え、体勢を整えると彼女の今の顔がよく見える。
とろんとした瞳に、息を整えるために開けた口の端から垂れる唾液。
恐らく今は何がどうなっているか分かっていないのだろう。
「抜く時、ゆっくりしてね。敏感になってて、潮噴いちゃ……っ! あぁあんっ! 出っ……ちゃうって、言おうとしたのにぃ……。もう、イジワル」
いつまでも曜の膣内に肉棒を挿入しておく訳にもいかないため、一息に抜く。
まだ硬いままだった亀頭が彼女のGスポットを抉り、ガクガクと身体を震わせる曜の韻部から大量の潮が噴き出す。天井まで届きそうなほど勢いよく射出したそれは、重力に従って俺たちに降り注いだ。
彼女の要求を聞かなかったのは申し訳ないが、別に今更潮を噴いたとて問題ではない。
「へ? ……って、これもしかして、全部……私の?」
彼女のとぼけたような声に頷く。
そう。最後の絶頂を迎える前に、すでに彼女は潮を噴き始めており、部屋の三分の一を占める空間が彼女の潮によって汚されていたのだ。
「ご、ごめんね? さすがに、怒ってる?」
全然。
むしろ、これから先この部屋でセックスをする時にこの光景が蘇り、興奮するまである。
「……私が言える訳じゃないけど、変態だよね」
確かに。だがお互い様だ。
シーツや曜の衣装、壁に天井。そして俺たちの鞄までが曜の潮に塗れている。
「あ、あはは……。我ながら、よくこんなに出せると思うよ。射精ってこんな感じなのかな? 男じゃないから分かんないけど」
俺も女じゃないから分からない。
談笑をしていると俺の肉棒もようやく収まり始め、緩くなったゴムを曜が手際良くするりと取る。
「うっひゃあ〜。すんごい出てるよ。これを縛って……っと」
俺の精液が溜まったゴムを縛り、中身が漏れないようにする曜。
それをポイとシーツの上に適当に置いた彼女は、ベッドの上に座る俺のことを押し倒した。
「うん。邪魔だね、これ」
"恋アク"の衣装を乱雑に脱ぎ去り、投げ捨てる。
仰向けになった俺の顔に近づいてくるのは、隠すものが一切無くなった曜の尻。
どうやら彼女はシックスナインをしたいようだ。
「じゃ、勝負しよっ! 先に相手をイカせた方が勝ち! 負けた方はコンドーム5箱奢りと、一週間相手の好きなプレイに付き合うこと! それじゃ、はじめ! ……っ! あぁぁあっ! またっ……! ひゅっ……またいっぱい出ちゃうぅぅうっ!」
そう言って半ば強引に始められた謎の勝負。
その勝負は、スタートと同時に左手でクリトリス、右手を膣内に入れられてGスポットを刺激されたために何度目か分からない盛大な潮吹きを俺の顔面に放ち、絶頂により腰が砕けたことでその俺に顔面騎乗をすることとなった曜の一瞬の敗北で幕を下ろした。
気がつけば1万2千字。
ワンピの方も読んでくださっている方がいれば、もう少々お待ちください。
ストーリーが割と重要だと個人的に思っているので、原作が手元にない今無闇に書けないので……。
暗記していればよかったなぁ。
原作を色々に設定して感想や評価をいただくのが難しいのを改めて痛感してます。
原作ワンピは偉大すぎた。これからも流行りにうまく乗りながら二次エロを書いていきます。
ここには気まぐれと思いつきを投げていくので、もしお望みの原作が来たなら、喜んでいただけると嬉しいです。
感想、評価などお待ちしております!