新田美波さんと鷺沢文香さんと三船美優さんとシャニの桑山千雪さんにはお世話になっています。
短編だというのにストーリーありきの話を書いてしまうという……。
続きを書くかは未定です。
①ー1新田美波・三船美優
蒸し暑い部屋の湿度により全身にじっとりと汗をかいたのだろう。身体にまとわりつく違和感のサインにより、目を覚ます。
ベタつく前髪が額にへばりつく不快感に思わず舌打ちをしそうになるが、それよりもツッコみたいことが一つ。
「……美波、か。何してんだ?」
「ん? 見て分からない?」
「彼氏でもねぇ男の汗だらけの身体を現役アイドルが舐めまわしてる理由なんて分かるわけないだろ……」
「それに、私だけじゃないよ?」
「あ? って、これ文香か……ッ!」
不快感だけではない。
金にうるさい姉貴に住まわせてもらっているため、寝ている間に切れてしまったエアコン。
寝るときの姿はパンイチであり、毛布も何も掛けていなかったはずの身体に覆いかぶさる謎の重さと柔らかさ、そして人肌の暖かさ。
「お前ら、仕事は……!」
「今日は休みだって、プロデューサーさんから連絡がいってたはずだけど?」
「……スマホ、確か電源切れてたわ。っ! だから、しゃぶるのやめろって文香……!」
意識がはっきりとして分かったその正体。
世間で現在大人気アイドルとして活躍中の新田美波と鷺沢文香。
いつからかこんな関係にはなってしまい、はや半年。
美波と文香だけではなく他のアイドル達ともこういった淫らな関係になってはいるが、美波と一番こういうことをしてるだろう。
「じゅっ、んぐっ……! ぐぽっ、んぶ、じゅぼっ……ぐぷぷ、んっ……ぷはぁ。……嫌、でしたか?」
「ンなわけ。でも、寝起きはマジでビビるからできるなら我慢してくれ」
「……前向きに検討します」
「わぁーお。絶対検討しないだろお前」
蒸れた室内。そこに置かれたベッドに寝転ぶ全裸の俺と、同じく全裸の美波と文香。
快感により目が覚めてきて気づいたが、何やら料理をしている匂いもする。
恐らく夕美辺りが来ているのだろう。
「てか、何しに来たんだ?」
「今日の講義は出ないといけないって連絡くれたの、
「あぁ、そういやそうだったな。流石にテストは代理できねぇからか」
「そう。千秋くんは予定あるの?」
「お前ら大学生組の代理出席と提出物関連、姉貴の手伝いにアイドルの送り迎えで忙しかったのが、ようやくおやすみになるかもーってとこだな」
仰向けになる俺の上に、うつ伏せになってのしかかる美波。
わざとやっているのかどうかこういう関係になってからも分からないが、彼女の胸が俺の身体に押し付けられている。
そして俺の股間ではしゃぶるのをやめた代わりに、こちらをじっと見つめながら文香が一定のペースで肉棒を扱いていた。
「えっ! じゃ、じゃあ今日の講義は、出ないの?」
「姉貴にも学費出してもらってんだから出なかったら姉貴に殺されちまうわ。ちゃんと出るって」
「なら良かったっ!」
俺のなんてことない一言に、さらに胸を押し付けるかのように抱きついてくる美波。
マジでこいつは自分の容姿がどれだけ男にとって毒か理解しているのだろうか。
「……美波、そろそろキツいわ」
「あっ、ごめんね? そ、その……どうする?」
どうするか。俺が求めているのは、美波に離れて欲しいことでも、文香に手を離して欲しいことでもない。
そもそも、寝るまではこの部屋には誰もおらず、合鍵を持っていた彼女達が押し掛けてきてこの状況になっているのだ。
つまり。
「ゴムないぞ」
「大丈夫です……。ピルは、飲んでいるので」
「なんでだよ。って、確かメンタル面とかでも効くんだっけか。2人ともか?」
「うんっ。夕美ちゃんもだけど……」
「じゃあ美波で。文香はずっとしゃぶってたし」
「えっ……」
俺の股間で何やら文香が絶望した表情を浮かべているが、当然だろう。
大人しそうな文系読書家という風貌でしかない文香だがその中身はヤリサー大学3回生もびっくりの性欲お化け。
アイドルという仕事と周囲からの注意がなければほぼ毎日セックス漬けになっていることだろう。
「私でいいの?」
「あぁ。どうせ、ずっとこの匂い嗅いでてもう濡れてんだろ?」
「……うん」
俺と文香と美波。
3人がベッドの上でほぼ重なっていることもあり、この一画には凄まじく濃い匂いが立ち込めている。
そのベッドから、文香が渋々といったオーラを隠すこそなく降りる。
「キス、してもいい?」
「ただ挿入れるだけのセックスじゃ味気ないだろ。……ん」
「んむっ。ちゅる、ん、ふぅ……。あむ、ちゅっ、ちゅぷ……。んぷ、ちゅう……」
体勢を変えて、全身で俺の身体に覆いかぶさる美波。
自然と彼女の顔と俺の顔の距離が近くなり、許可を取っても取らなくてもキスを始めていた。
俺も美波も求められるがままにお互いの口内に舌を入れていたが、ふと彼女が顔を遠ざけた。
「挿入れるね?」
どうやら彼女も俺と同じく、もう我慢の限界らしい。
俺が起きる前からオナってたのか、ローションでもつけたのかは分からないがぐっしょぐしょに濡れている彼女の膣口に、先走り汁と文香の唾液で濡れた俺の亀頭があてがわられる。
「んんっ! はぁ、ぁああ……! 一気に、奥までぇっ!」
ずぷんっ、という音と共に、俺の肉棒が全て美波の熱く火照った膣内に収まる。
全部一気に入れていいサイズじゃなかった気がするが。
「だい、じょう、ぶ……! 気持ち、いいから……!」
気持ちいいから大丈夫とは、三村みたいなことを言う。
連結部分を見ても、お互いの陰毛と肌の色だけが見えるだけであり、確かに痛がるようなことにはなっていないらしい。
「……ってか、気持ち良すぎるだろお前の膣内……っ!」
心の中で美波を煽ってはみたものの、彼女の名器っぷりに俺もすぐに絶頂を迎えそうになる。
挿入されて初めて気づいたが、どうやら文香によって相当な時間前戯をされていたらしく、肉棒は高まりに高まっていた。
情欲を全て美波の膣内に吐き出して彼女を染め上げたいという欲望をなんとか抑え、彼女を見る。
「ち、千秋くんのおちんちんも、気持ちいいよ……。そ、れと……!」
「分かってるって、美波。これでいいか?」
「うんっ……! 動、く……ね……?」
何かに悶え苦しむような表情を浮かべる美波が訴えかけてきたのは、呼び方である。
恋人関係という訳ではないが、情事の際は名前を呼んでくれと関係を持った彼女達から言われているのだ。
「あぁ、頼む」
「んっ、あぁっ! すっごく、おっきい……! 硬いおちんちんがっ、奥にぃ!」
ばちゅん、ばちゅんと激しく水音を立てながら美波が腰を上下に振る。
彼女の素晴らしいプロポーションを誇る肢体が、俺の肉棒を貪るために卑猥に動き続ける。
「んあっ! はぁっ……あぁんっ! あっ、んぅうぅ!」
ペースなど考えないその乱れ方に、気がつけば俺も彼女の腰を掴んで突き上げていた。
彼女の奥を何度も捉えるたびに膣肉が締まり、引き抜こうとするたびに奥に吸い込もうとうねる。
「く、ぁ……っ! やっべぇ……!」
「いいよっ! いっぱい、
その返事すらさせてもらえずに、美波が俺に口づけをしてくる。
互いに舌を絡ませながら、腰をお互いの肉体に打ち付けていく。
「んむっ、んんっ! んっ、ちゅっ、んむ……っ!」
激しく唾液の交換を行なっている最中。
2人ともに達し、美波の膣内に大量の精液を注いでいく。
「んっ……! あむ、ん……ちゅっ。いっぱい
「はぁ、はぁ……。そりゃな。相性がいいのか美波の抱き心地がヤバすぎるのかは分からんが、とんでもなく出た自信はある」
「じゃあ、抜くね?」
俺の射精後の肉棒がやや大人しくなったところで、美波が腰をゆっくりと上げた。
水着でのグラビアなどもあるため、狭い範囲に綺麗に剃り揃えられた陰毛。俺から見てその奥にある美波の秘部の中にある膣口から、俺の肉棒から注ぎ込まれたであろう精液が少しずつ溢れ始める。
「あっ、溢れちゃった。でもちゃんと、膣内に千秋くんの精子がある感覚があるからね」
「だから、なんで美波は一々そういうどエロいことを普通に言うんだよ」
「えっ? そ、そう……かな?」
「そうだって。ほら、こっち来い。ちょっと休憩だ」
「うんっ」
精液がおよそ9割ほど膣内に留まっているであろう膣内射精。
それを終えた後の状態そのままで、美波が俺の隣に寝転んでくる。
クーラーがかかっていない状態で数十分にわたりくっつかれていた俺の身体も美波の身体も汗まみれではあるが、この際別に気にしない。
「ふふっ。気持ちよかった?」
「最高にな。美波は?」
「もちろん、気持ちよかったよ? 久しぶりだったから、張り切っちゃったっ」
真横に伸ばした俺の右腕を枕にして寝転ぶ美波。
短い時間ではあるが、蒸し暑い室内で激しいセックスをしたことで2人とも全身に汗をかいているが、美波からは汗くさい匂いは一切せず、むしろ芳しいそそるような匂いが漂っていた。
「……マジで美波ってエロいわ」
「え、えぇっ!? い、いきなり何を……?」
「あれだけ出した後でもまだまだヤリたいって思っちまうんだよ」
「もうっ。千秋くんのヘンタイ」
と言いながら、俺に腕枕をされた状態でありながら俺の脚に自分の脚を絡めてきているのだ。
じっとりと汗に濡れた美波の美脚が、これまた俺を誘うように動く。
「お前たちには言われたくねぇっての。……さて、そろそろ飯もできそうだし、今のうちにシャワーでも浴びるか」
「じゃあ私は、夕美ちゃんのお手伝いしてくるね?」
「了解。んじゃあ文香、行くか?」
「っ……。はい……」
全裸の俺と全裸の美波が立ち上がり、ベッドでの俺たちの行為を見てオナニーにふけっていた文香も立ち上がらせる。
18歳前後から成人済みのアイドルまで様々なアイドルたちが遊びにくる俺の部屋には、彼女たち用の
「あっ、美波。美波と夕美と茄子、友紀と文香の対策用のノートとレジュメ、俺のカバンの中に入ってるから好きに取っていってくれ」
「うんっ。いつもゴメンね?」
「いいって。こんな役得な立場なんだからこれぐらいやらないとな」
そう言って、先ほどからキスを強請っている文香を連れて風呂へと向かう。
脱衣所に着く前に、歩いている彼女の唇をほぼ強引に奪ってしまったが、ずっと誘われていたのだから仕方ないだろう。
◇
時間と場所は変わって、夕方前の346プロダクション。
浴室で文香と一回シた後、朝食を採り終えて大学に行き一限を受けた。
その後、全員が授業を入れていない二限の時間に俺の家に戻り、美波と文香二回ずつ。朝からお預けだった夕美とは三回交わった。
今俺がいるのは、346プロに併設されているレッスンルーム。
アイドルたちがダンスレッスンを受けている様子を眺めながら、今日の予定について考えていた。
「何してるの?」
「お、姉貴。それに武内さんも。お疲れ様です」
「お疲れ様。はい、ドリンク」
「お疲れ様です」
美波たちや、年下である速水や大槻たちのダンスを見ていると、後ろから声を掛けられる。
振り返ればよく見た顔が二つ。
実の姉である千川ちひろと、346プロが誇る敏腕プロデューサーである武内さん。
「今日もお楽しみだったみたいね?」
「おい。……そもそも、そういう関係にさせたのは姉貴たちだろ」
「……嫌、でしたか?」
「マジで嫌なら鍵変えてますし、朝から9回もセックスしないでしょ」
そう、俺がこんな役得な立場につくようになったのは、姉貴のせいというか姉貴のお陰というか。
盲点とも言えるような理由があった。
「仕事の都合上、申し訳ないのですが彼女たちに休まれると困るタイミングがあり、生理周期を整えるという意味でピルを服用してもらっている方たちがいるので。それともう一つの理由としては……」
「分かってますって。相手を作っておけば、打ち上げやら飲み会やらでプロデューサーたちの監視の目が届かない時でも自重できるってことでしょ?」
「はい」
つまりは、アイドルを誘う要らぬ輩を牽制する要員として選ばれたのがこの俺、千川千秋ということだ。
姉が事務員であり、こうして既にアルバイトという形で346プロに入り浸っている、正社員ではない俺だからこそいいのだという。
姿は知らないがそういう相手がいる、というのはかなりの牽制になるらしく、その存在から、アイドルたちがセクハラ紛いの野郎共に誘われそうになっても断り切ることができるケースが多いらしい。
「でもだからって、アイドルの性行為を認めていいんスか?」
「アイドルたちも1人の女の子。1人の人間。そりゃあ、性欲が溜まる人もいるもの」
「あぁ……」
文香とか、文香とか、文香とか。
後は、ライブ後でテンションがおかしい方向にぶち上がった面々。本番はしたことないが、裏で待機していたところにいきなり押し掛けられて、高校生組にキスをされまくったこともある。
マジで役得だわ。
「つまりは使い勝手の良い性欲処理係ってことだろ」
「えぇっ!」
「認めやがったよこの守銭奴……」
「だって、男の人も性欲を発散できる相手がいるっていうのは助かるでしょ?」
ぐうの音も出ない。
事実俺も、大学生にしては凄まじい激務ではあるものの、美人揃いのアイドルたちといちゃこらセックスをできるのだから文句などあるはずがない。
「これがモチベになってる変態アイドルもいるんじゃねぇの?」
「それでよりいい笑顔が出て、一人前のアイドルとして多くのファンの前に羽ばたいて行けるのなら、大丈夫です」
「マジスか」
まさかまさかの武内プロデューサーも普通に認めていたという。
まあ、認められないものをこの人が黙認するとは思ってなかったが。
「それで千秋、この後の予定は?」
「高校生組に勉強教えて、高垣さんやら三船さんやらと飲み会」
「その後は?」
「……三船さんの家にお呼ばれしてる。金曜だし明日仕事ないから泊まっていかないかって」
「……へぇ」
このヤリチンが、という目を思いっきりぶつけてくる姉。
行き遅れかけてる人たちに俺を差し出したのも姉貴だし、なんならプレイに使う用のコスプレを渡しているのも姉貴なのでそんな目を向けられる謂れはない。
「節度は守って、避妊はちゃんとね?」
「分かってるっての。ピル飲んでない人にはゴム着ける、だろ」
「分かってるなら大丈夫っ。アイドルたちを、発散させてあげてね」
アイドル事務所の事務員が発言して、アイドルのプロデューサーが認めていい内容ではないが、実際その通りだ。
「ちーあーきーちゃーんっ!」
「っと。こんなとこで抱きついてくるんじゃねぇって、唯」
「こんなとこじゃなかったらいいの? うりうり〜」
姉貴と武内さんと話していると、真正面から飛びつくように抱きつかれる。
その正体は、これまたアイドルの大槻唯。
埼玉県育ちの女子高生とは思えないほどの巨乳の持ち主である17歳。逆サバ読みをしているらしいその大きなバストが俺に押し付けられる。
「ってか早くシャワー浴びてこいよ」
「えっ? 千秋ちゃんって、女の子の汗の匂い好きじゃないの?」
「おい待て。誰情報だそれ」
「文香ちゃんっ!」
イカす。今度セックスする時気絶するまでイカせてやる。他の奴の前で。
だがここで、少しまずい事態になってしまった。
文香が息絶え絶えになってイキまくった後の姿を想像しながら、大槻が抱きつき続けている。この状況に、陰茎が主張を始めたのだ。
「……およ? 昂っちゃった?」
「バカ。分かってんなら離れろ。お前まだ高校生だろ」
「ぶぅー」
なぜそんなにも抱きつきたいのかとツッコミを入れたくなるほどに渋々と言った表情で離れた大槻。
そんな彼女を見て、共にレッスンを受けていた速水や塩見が笑い、新人の夢見は何が起きているか理解できていないかのようにオロオロと周囲を見渡していた。
「はよシャワー浴びてこい。これからテスト勉強だぞ」
「はぁーい。もぉー、千秋ちゃんって照れ屋さん?」
「うるせぇよ」
そりゃレッスン終わりで汗ばんだ大槻に抱きつかれて平常心で入れる奴なんて枯れてる奴ぐらいだろ。
俺から離れた大槻がこちらに向かってぶんぶんと大きく手を振り、速水や塩見は軽く手を振りながら去っていく。
「んじゃ、俺も行ってきますわ。中学生も何人か来てるらしいし」
「はい。そちらは私の方からお願いしたいぐらいです。もし来られているようなら、よろしくお願いします」
346プロでは学生でもあるアイドルたちのために、テスト期間中などはプロジェクトに使われている部屋を勉強用に当てている。
姉貴に扱きにしごかれて勉強して大学に入ったこともあり、それなりにはできる自信はあるため、俺も年下組に教えることになっているのだ。
「……にしてもマジで大槻やべぇわ」
もしも彼女が大学生ならどうなっていただろうかと思いながら、俺はレッスンルームを後にした。
◇ ◇
時はさらに過ぎて、夜。
高垣さんたちに誘われてついていった飲み屋でしこたま呑んだ後、三船さんに誘われて向かうのは予定通り彼女の家。
だったのだが。
「なんでお前らまでいるんだよ……。文香も美波も夕美も未成年だろ」
「はい……。ですので、居酒屋までは行かず、美優さんのお家で待っていました……」
「……美優さん」
「ひ、1人では恥ずかしいので……」
三船さんの家の前の玄関にいたのは、俺と同じ大学に通うアイドルにして淫乱3人組。
ここに茄子や友紀が入ることもあるのだが、茄子は大人数がいる前でするのが恥ずかしいらしく、友紀は野球を追いかけながらアイドルをして大学生なのでかなり多忙なのだ。
「ではみなさん、どうぞ」
鍵を開けた美優さんに促されて、女性陣が中に入る。
いつの間にか待っていた彼女たちが持っていた謎の袋を一旦俺が持ち、美優さんが入った後、最後に入る。
しっかりと中から鍵を閉め、部屋の中へと入っていく。
「じゃあ美優さんっ! 私たちが色々支度してる間に、お風呂済ませちゃってください!」
「あ、じゃあそうさせてもらいますね。……その、千秋くん……」
「了解っス」
恥ずかしがり屋な彼女が、1人では恥ずかしいという理由。
居酒屋でもあまり強くはない酒をいつもよりも速いペースで呑んでいたのは、何か溜まったものを吐き出したかったのだろう。
「千秋、くん……!」
「おっと。……どしたんスか?」
「……この前、お仕事で……その……」
「あー。武内さんがかなりキレてた奴っスか。汚ねぇ小太りの脂ぎったジジイにセクハラされたっていう」
脱衣所に入った瞬間、美優さんが俺に抱きついてくる。
美優さんは控えめに言っても凄まじいプロポーションを持っている。
それに加えて成人していることと、大人しそうな風貌、漂う断らなさそうな雰囲気に誘われるおっさんは多い。
「……私、何がいけないんでしょうか」
「こんなこと言うのもどうかと思いますが、人気があるってことなんでしょう。……本気で嫌なら、相手を作るしかないでしょ」
「ふぇ……?」
「え?」
俺の胸に顔を埋めていた美優さんが顔を上げる。
その顔はアルコールによる赤みではなく、別の意味で赤くなっているようだった。
……これはもしかしてやってしまったのでは。
「こ、こんなことするの、千秋くんしかいないです……」
抱きしめてくる腕の力の込め方が変わる。
気がつけば彼女の吐息の音がはっきりと聞こえるほど大きなものとなっており、その瞳は俺を真っ直ぐに捉えていた。
「んっ……」
ここまでお膳立てされて何もしないはずがなく。俺からしようと思っていたのだが、美優さんの方から唇を重ねられた。
「……す、すみません」
「いや、いいっスよ。いきなりされるのも慣れてるんで」
「な、慣れてるの?」
「まあ。……さっきの話の続きなんですけど、美優さんはどうしたいんスか?」
「わ、私……?」
アイドルとしての活動では自分で決められることが増えてきた彼女だが、私生活までころっと変わりはしなかった。
むしろ、アイドルとして頑張っているのだから私生活は誰かが引っ張ってくれ。とでも言わんばかりの流されよう。
こういうタイプの人が無関係の人間に犯されないようにするのが俺の役目らしい。
「その、結婚願望とかがあるなら、いずれは相手を見つけないといけないでしょうし」
「……今は、特には」
「マジっスか」
「はい。……ですが、相手がいなくなってしまうと、私もどう流れるか分からないので……」
この瞬間なんとなくだが姉貴がなぜこんな立場の男を作ったのか分かった気がする。
つまりは、プライベートでの依存先。
仕事ではプロデューサーがいるが、それ以外の時間を割くための相手を作っているのだと。
「……今更ながらにして、ドクズみたいな立場の人間ってことを自覚しました」
「え、えぇっ!? ど、どうしたんですか?」
「都合の良い男を演じてアイドルを食いまくるなんて、最悪でしょう。姉貴に言われてるからなんて言い訳使って」
「わ、私はっ!」
半ばヤケクソ気味に放っていた言葉を遮るように、美優さんが珍しく声を張る。
その目は、さっきとは違う意思を孕んで俺を捉えていた。
「千秋さんのお陰で、男の人の強引なお誘いも断れるようになりました……! 他の人に、身体を許しても良いかも、なんて思わなくなりました……!」
「美優さん……」
「他の人もですっ! 誘ってくる人とか、強引に迫ってくる人とか、断れるのは千秋さんがいるからですっ!」
じっと強い視線を向けてくる美優さん。
ここまで言われ、なら良いかもと思える辺り俺も俺だが、仕方ないだろう。
「……良いんですか、美優さん」
「はい。むしろ、千秋さんが抱いてくれないなら他の人に靡いてしまうかもしれません」
「え」
「……抱いて、くれないんですか?」
火照った顔のまま、ブラウスのボタンを外し始める美優さん。
はだけた彼女のブラウスの中では、豊かな双丘がレースのあしらわれたブラジャーに包まれていた。
「そこまで言ってくれるんなら、もう吹っ切れますよ。……あなたを抱きます。ここに来た時点で決心してましたが、もうめちゃめちゃに抱きますよ」
「はいっ。んむっ……ちゅっ、んっ……はぁあ……」
ブラウスを脱ぎ捨てた美優さんが再び俺に抱きついてくる。
ブラジャーに隔てられた彼女の乳房が潰れるとともに、彼女の甘く暖かい舌が口内に入ってくる。
「あんっ……。……ブラ、取りますか?」
「今から風呂入るんですし、そりゃあ」
「……あっ。そうでしたね」
密着した状態で美優さんのブラのホックを外すと、彼女は抵抗することなくブラを外した。
一切の汚れのない美しい乳房が露わになるが、彼女は隠そうとはしない。
「じゃあ、行きましょうか」
俺で自信をつけてくれているというのは本当なのか、お互いに全てを脱ぐと俺の手を取り、浴室へと誘う。
まだ浴槽にお湯をはってはいないが、今回はシャワーが長くなるので大丈夫だろう。
「お湯をはって、と。寒くないですか?」
「大丈夫っス」
「……千秋くん」
「了解。……美優。これでいいのか?」
一対一で相手をするときには名前を呼び捨てで呼んでほしい。
これは関係を持っているほぼ全ての女性に言われていることなので、詳しく言われなくても分かるのだが、呼び捨てはどうも恥ずかしい。
「うんっ。……お湯加減はどう?」
「ん、いけてる」
「それじゃあ、かけていくね」
女性の一人暮らしにしては大きい浴室に2人立って並び、向かい合ってシャワーを浴びる。
美優が流してくれるシャワーが俺の前を濡らしていく。
空いているもう片方の手で俺の身体を優しく撫でてくれている部分が心地いい。
「後ろも、流すね」
俺の背中にシャワーをかけるために美優が取った行動は、正面からの抱きつき。
美優が動くたびに彼女の乳首が俺の身体に擦れ、その度に彼女の口から漏れる熱い吐息が耳をくすぐる。
「ん、はぁ……。もう、カチカチになってる……」
「美優こそ、乳首勃ってるぞ」
「……もう」
シャワーを持つ手が美優の右手から俺の右手に変わる。
先ほどの美優がしていたのと同じように彼女の前から後ろを、左手で撫でながら濡らしていく。
「んんぅ、あんっ……。もう、さっきから触り方が、えっち……」
「この状況でそうしない選択肢はないだろ。……で、どうする?」
「……千秋くんは、どうしたい?」
「口で」
「あ、あはは……。即答なんだ……」
そういうものの、しっかりとしゃがんでくれる美優。
シャワーヘッドをかけて、彼女の奉仕を受ける準備を整える。
「あむっ。ん、ちゅる……じゅぽっ、んぼっ、んぐ……」
時々髪を掻き上げながら、肉棒をしゃぶっていく。
そこには控え目な女性の姿はなく、1人の女として、1人の雌として性行為に励む美優の姿があった。
「んぶっ、ぐぽっ、じゅぶっ……! んっ……じゅろろろ……っ!」
美優の口内で俺の陰茎がさらに大きく怒張していく。
激しいストローク、舌の動き、そして陰嚢を揉む美優の手の感触。
そして浴室に響く俺の肉棒を美優がしゃぶり続ける音。
「ごぽっ、んっ……! ぐぶっ、んぶっ……じゅぽっ、じゅるるるっ!」
射精が近づいているのが分かったのか、美優が一気にフェラのストロークに力を入れる。
当然我慢などできるはずもなく。彼女の口内を自分の白濁で染めるべく、亀頭から大量の精液が放たれた。
「んんっ……。んく。いっぱい、出たね」
「あぁ……。でも、まだ治らねぇわ」
「……じゃあ、どうする?」
立ち上がった美優が視線をやったのは、自らの股間。
美波と同じく狭い範囲に剃り揃えられた陰毛があるそこを、彼女は自分の指で広げていた。
「……今日は、安全日だから」
「っ。なら、後ろ向いてくれ」
「うんっ……」
俺の指示に従い、浴室のガラスに手を突く美優。
必然的に彼女の尻がこちらに向き、彼女の陰部を隠すものは何もなくなる。
「挿入れるぞ……っ!」
「んっ……! あぁんっ、き、きたぁ……っ!」
愛液でとろとろになっている彼女の膣内に、まるで飲み込まれるように肉棒が収まる。
その快感に負け、いつの間にか彼女の尻肉を両手で掴み、腰を打ち付けていた。
「あんっ! は、ぁあっ! すっ……ごいっ……!」
美優の艶めかしい喘ぎと卑猥な水音。
それは、30分以上してから、あまりの遅さに心配して浴室まで来た夕美が止めるまで止まらなかった。
ボイス総選挙はあかりんごと八神マキノさんに投票します。
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