お久しぶりになりました。
2021年。新たな気持ちで再スタート、ではありませんが、また頑張ろうと思います。
よろしくお願いします!
「ん? ALO?」
「うん。千尋が部活と勉強と恋の三立をしてるのは凄いと思うけど、たまには息抜きも必要でしょ?」
「いや、十分抜いてはいるだろ。別のものを……って痛た」
「……そんなに、彼女を変態みたいなこと言わないで」
「告白する日にコンドーム買ってくる奴なんて……痛た」
「もうお弁当もご飯も作ってあげない、一生。もしプロ野球選手になれたとしてもコンビニ弁当でも買ってれば」
「っ! わ、悪い! 冗談だって、冗談!」
冬のとある日の下校中。
いつものように自転車の2人乗りで帰っていると、直葉からとあるゲームを勧められた。
「この時期って故障とか気にしないといけないでしょ? でも、VRMMOなら現実世界の身体を休めながらも、身体の動かし方について勉強できるし」
「野球選手のことについて勉強してくれてるのは嬉しいけど……本音は?」
「一緒にいる時間をもっと増やしたい、なって……」
ぎゅう、と毎度毎度胸を押し付けられる慣れない感覚に襲われながらも、それを優越感として受け取る。
とんでもなく可愛い彼女の要望に、返事をする。
「多分、大丈夫だ。むしろ、親からももっと休めって言われてたし」
「へ? そ、そうなの?」
「あぁ。アミュスフィア……だっけか? それが、ナーヴギアみたいな出力がないってことは、2人とも分かってくれてるし」
姉さんをSAO事件で亡くしてから、今で約1年半。
約2年の歳月を経て、およそ1ヶ月前にクリアされたSAOであるが、それに関しての俺と両親の意見としては、ナーヴギアとVRMMOは悪ではない。というものだった。
「むしろ、さ。ナーヴギアとVRMMOってコンテンツも被害者の一人だろ。こんな形で注目されるようになっちゃったし」
「うん……。そうだよ、ね」
「本来ならもっと、いい活用の仕方とかができたのかも知れないけど。それこそ、怪我とかで身体が動かせないようになった人が剣道とか野球とかできるじゃないかって思ってた」
「それは私もそう。なんで、あんな形にしちゃったんだろ……」
それは世間一般でも同じようなもので。
悪はSAOの生みの親である茅場晶彦と、そいつが生み出したデスゲームであるSAO。
それら以外は、人でもコンテンツでも時間も金も。何もかもが被害を受けた扱いになっている。
「でもまあ、それのお陰で直葉とも出会えたしな」
「うん。私も、それは良かったかなって」
「で、だ。だから別に、ALOをやることはいいんだけど……いつからやってたんだ?」
だがそれはあくまでもSAOだけの話。
危険性もなく、かつ彼女に誘われているゲームともあれば、許しが出るだろう。
「うーん。少し前くらい、かな。ほら、同級生の長田くんっているでしょ? その子にいろいろ教えてもらってるんだ」
「……直葉。今日帰ったら、すぐにALO買いに行くわ。準備できたら連絡するから、待っててくれるか?」
「う、うん。大丈夫だけど……そんなに急がなくてもいいよ?」
「いや。このまま直葉を送ったらその足で買いに行く」
「……ね、ねぇ千尋。もしかして、嫉妬してくれてる?」
ブレーキをかける。
わぷ、と後ろで俺の背中に顔を埋めた直葉が可愛い悲鳴を上げるが、それよりも重要なことが俺にはある。
「い、いはいよ〜」
「悪い。でも、嫉妬してるのは事実だと思う」
「うんっ。ありがと。そして、ゴメン。でも安心して? 長田くんはただVRMMOについて教えてくれてる同級生ってだけだから」
「ならよし」
「でも嬉しい。千尋がそんなこと思ってくれるなんて」
「……なんか、女々しくなっちまったな」
「ぜーんぜん。それだけ大切に思ってくれてるってことでしょ?」
長田とやら。……長田?
そういや、直葉のクラスの推薦で進学が決まった組の中にそんな奴がいたようないなかったような気がしないでもない。
「あぁ。物みたいに扱いたいって訳じゃないけど、俺にも独占欲みたいなもの、あったんだな」
「私もあるよ、千尋を独占したいっていう気持ち。……うん、ゴメン。私も、千尋が他の女子と二人仲良くゲームしてて、良い気にはならないかな」
「別に怒ってないぞ。現実世界の直葉といちゃいちゃできてるからな」
右脇腹を抓られた。事故るかも知れないのでやめていただきたい。
しかし、それを今の今まで黙っていてくれたのも、直葉なりの優しさなのだろう。
SAOがクリアされてもやはり姉さんは帰って来ず、俺がVRMMOについて一切言及していなかったからだ。
「はい、到着」
「ん。いつもありがとね」
「どういたしまして」
冬の猛烈な寒さのために夏よりかは遅くなってしまったが、それでも直葉が徒歩で帰るよりかは早いだろう。
それに、その分のお駄賃もいただいているので俺としては一切問題はない。
「ちゅっ。……めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど、これ毎回するの?」
「あぁ。これのお陰で勉強もトレーニングも一気にやる気が出るからな」
自転車での送迎。
それのお駄賃こそ、直葉からのキスだ。
「……べ、別にご褒美とかじゃなくても、千尋とならいつでもしたいのに」
「それはそれ、これはこれだ。いつでもしたいって言うなら、もう一回するか?」
「うん。……ん、ちゅっ」
玄関前で二回目。
先ほどの話もあるし、今日はこれからすぐに帰ろうと思っていたのだが、直葉が話してくれない。
「つ、次は千尋の方から、お願い」
「ん」
三回目。
今日は桐ヶ谷家に誰もいないと言うわけではないので、お邪魔して色々するわけにはいかない。
そろそろお暇させてもらおうと、したのだが。
「……もう、帰っちゃうの?」
俺の制服の裾をちょこんと指で摘み、潤んだ瞳で上目遣いをしてくる直葉。
そんな物惜しそうな表情を彼女にされて、何にも響かない彼氏などいないだろう。
「……直葉の部屋、上がっても良いか? ALOがどんなゲームかちょっと気になるし、俺もまだ一緒にいたいし、さ」
「う、うんっ! もちろん良いよ。上がって?」
門の外に止めていた自転車を、敷地の中に入れる。
直葉とのセックス直後の場面をおばさんに見られてからだが、意外とおばさんもそういうことには理解を示してくれたのだ。
おじさんにも直葉と付き合っているということは伝えており、言わば家族公認のようなものになっている。
「そう言えば和人さんは?」
「お兄ちゃんは今日も病院。……なんでも、SAOの中で仲良くなった人がまだ起きないんだって」
「……そう、か」
自転車を止め、玄関までの僅かな道のり。
その間だけ訪れてしまった気まずい空気も、これからのことを考えたら期待に胸を膨らます時間へと変わる。
「ただいまー」
「お邪魔します」
「あらスグ、お帰りなさい。千尋くんもいらっしゃい。スグの部屋かしら」
「はい。直葉がまだ一緒にいたいって言ったんで」
「何。千尋は一緒にいたくないの?」
「俺も一緒にいたいから部屋に上がらせてもらうんだろ」
もうすっかり慣れたやり取り。
付き合い始めて最初のような、甘いやり取りこそ人前では減ったものの、その距離感の近さを周囲に知らしめる行為に酔いしれていた。
そんな俺たちのやり取りを微笑みながら見ていたおばさんは、リビングの方へと戻って行った。
「あ、そうだわ千尋くん。いつも通り、飲み物を持っていけばいいかしら」
「はい。何から何まですいません」
「いいのよこれくらい。……あ。でもそうねぇ、おばさんじゃなくて、お義母さんって呼んでくれたら嬉しいわね」
「も、もうお母さんっ! 私たちまだ中学生だから!」
「……うふふ」
直葉は気づいていないだろうが、たった今おば……お義母さんの前で盛大に自爆している。
さっき自転車を漕いでいた時の言葉もそうだが、つまりはそういうことまで考えているのだろうか。
「そうねぇ。まだ、中学生ですものねぇ」
「え? っ、〜〜! いや、え、と。その、ち、違う、訳じゃない、んだけど……ちひろぉ……」
「耳まで赤いぞ、直葉。大丈夫か?」
「大丈夫よ、その子なら。夜もずっと進藤直葉って自分で言ってニヤニヤしてるような子ですもの」
「も、もぉ〜っ! お母さんっ!」
俺がほんの少し考えた通りで、そういうことまで考えているのだろう。
しかし直葉の言葉通り、まだ中学生ではあるが彼女がこういったことを考えてくれているのは嬉しく思う。
「い、行こっ! 千尋っ!」
「あぁ。じゃあ……お義母さん。改めてお邪魔します」
「はーい。ゆっくりしていってちょうだいね」
お義母さんにからかわれ、やや急ぎ足に部屋へと向かう直葉。
階段を上がる彼女のスカートの中を見ないようにしながら、一歩一歩上がっていく。
「ん」
「お邪魔します」
まだお義母さんに色々聞かれるかもしれないと警戒しているのか、素っ気ない直葉に誘導されて彼女の部屋に入る。
もう嗅ぎなれた、直葉特有の部屋の匂い。最後に入ったのは1週間前。直葉と勉強をしに来た時だ。
「……んっ!」
「ん? どうしたんだ、直葉」
「……分かってよぉ」
「残念ながら、俺はテレパシーなんかは使えないんでな。だが、可愛い彼女に甘えられたら大抵の事はできる自信はあるぞ」
猫撫で声で俺に何かを訴えかけてくる直葉。
学校では騒がれたくないため本当のごく一部にしか俺たちが付き合っていることは言っていないため、おおっ広げにいちゃつくことはない。
それでも、直葉が我慢できなくなったときは影でしていることがある。
「んっ……。えへへ。やっぱり千尋って、撫でるの上手だね」
「割と手のひら硬いと思うんだが」
「それがいいの。分かってないなぁ」
「それに、髪は女の命って言うし」
「その命を、男の中では千尋にしか触らせてないの」
なんと。
哀れお義父さん、哀れ和人さん、などとは思わないが、それは別として優越感がある。
正面から抱きついてきた直葉を左腕で抱きしめながら、右手で彼女の濡羽色の綺麗な髪越しに頭を撫でていく。
「ん……。気持ちいい……」
「直葉……」
「んー? ……ん、ちゅっ」
撫でていると、彼女の目がどんどんと細くなっていき、果てには閉じてしまった。
抱きしめている彼女が時折艶めかしい声を上げながら目を閉じているのだ。
思わず直葉の頬に手を添えて彼女の顔を上げさせ、キスをしてしまった俺は悪くない。
「……好き」
「俺もだ、直葉」
「千尋も、何?」
「……俺も好きだ、直葉」
「ん、よろしい」
とまあ、分かるように。
人前ではほぼほぼいちゃつかないようにしている我慢を、こうして二人っきりになったタイミングで爆発させているのだ。
「もう一回、チューする? 激しいの」
「いや。流石にこれ以上は我慢できなくなる」
「え? ……我慢、する必要ある?」
「お義母さんがいるだろ?」
「お母さんなら別に私たちがセックスまでしてることを分かってくれてるし、よくない?」
良い、のだろうけれども。
やはりそれでもどこかに抵抗はある。人に、それもそれなりに親しくなった人に聞かれるかもしれないのは。
「むー」
「お、俺もしたくない訳じゃないんだけどな?」
「お母さんにあんなにからかわれたんだもん。私たちがどれだけ進んでるか、見せつけてやりたいの」
なるほど。
つまりは、お母さんに面と向かっては流石に恥ずかしすぎるためあれだが、先ほどの子ども扱いのような対応に少しムカついたのだろう。
「ねぇ。私たち今、制服でしょ?」
「……あぁ」
「このまま、シたいな。中学の制服でできるのも、もうあと少しだろうし」
彼女にここまでお膳立てをされて、受けない訳にもいかない。
コクリと俺が首を縦に振ると、再び直葉に唇を奪われた。
「じゃあ早速」
カチャカチャと器用に俺のズボンのベルトを外していく直葉。
この行為も、二学期に入ってから彼女ができるようになり始めたことである。
「よいしょっと」
そしてこれもまた、彼女ができるようになったことである。
ベルトを外し、ボタンも外してチャックを下ろし、爪を立てないようにして器用に一気に下ろす。
それにより俺の下半身が一気に露出することになるが、それに対してしゃがんだ直葉から何か文句が出ることもない。
「ん、よし」
俺の足元から抜けたズボンと下着。それを傍に置いて、直葉が俺を見上げてくる。
「制服のことなら気にしなくてもいいよ。汚れても替えあるし」
「そう、か。なら頼む」
「はーい。欲求に素直な彼氏さんで、彼女は嬉しいでーす」
露わになった俺の肉棒を先ほどから扱いていた直葉の手が止まる。
この半年間。セックスばかりという訳ではなかったが、ない訳でももちろんなかった。
肉体の相性でも、心の相性でも。その両方で直葉と距離をどんどんと縮めていったのだ。
「んちゅ……ちゅるぅ、れぇ……。んっ……んぁっ。おっき……」
亀頭にキスをしながら唾液を垂らしていく直葉から漏れる声。
それに応じるように、俺もまた直葉の頭を撫でていた。
「んふふ〜。ありがと。今日のは特におっきい気がするけど、頑張るねっ」
「苦しかったらやめてもいいからな?」
「いいのっ。……わ、私が好きでやってるんだから」
好きでやっていてくれるのなら、尚更本当に苦しい時は言ってほしい。
俺のその言葉に頬を赤く染めた直葉は、照れ隠しのためか勢いよく俺の肉棒を頬張った。
「んぶっ、んっ、く……ぐっぽ、んごっ! じゅるるる、じゅるるるるぅぅうっ!」
爆音が直葉の部屋を満たす。
唾液が床に落ちることなど一切気にも止めずに、俺の肉棒にむしゃぶりつく直葉。
「ひふぉひひぃ?」
「あぁ。めちゃくちゃ気持ちいい。正直、もう射精したいぐらいには」
「んーん」
断られた。
直葉も楽しくなってきたのだろうか。顔を前後に動かしながら舌を絡め、時折顔を引いたかと思えば尖端を舌先で弄ばれる。
「ちゅるるるっ、んぽっ……んっ、ふぅぅぅ……」
俺の肉棒を口いっぱいに直葉が含んだところで。
俺たちに、予期せぬ来訪者が現れた。
「スグー? 千尋くーん? お茶とお菓子、持ってきたわよー?」
お義母さんだ。
いつもなら、まだ二人で勉強したりゲームをしたり、他愛のない話で徐々に距離を詰めている時間だ。
だが今は、出れるはずがない。
「じゅるるるるるるるっ! んぼっ、ぐっぽっ! んぐぅ……じゅぷっ、じゅっぽっ! んっ……ぽっ! 千尋のおちんちん、今日すっごいおっきい……んぶ、んっ……」
「ちょ……っ! やばいって直葉……!」
止めなければならない。
そう思っていたのは俺だけのようで、直葉はいつにも増して大きな音を立てながらフェラを続けた。
「す、すいませんお義母さんっ! 外に置いておいてください……っ!」
「わ、分かったわ。それじゃあ、ここに置いておくわね?」
「じゅろろろろっ……じゅぅ……ぽんっ! あっ、お母さーん? バスタオルも持ってきてー?」
「え、えぇっ!」
突如としてフェラをやめられたため、凄まじい勢いで跳ね返るように反った肉棒。
そこから伝えられた直葉の言葉を聞いて、お義母さんが駆け足で離れていった音が聞こえた。
「絶対バレただろ、今の」
「バラしたんだよ、わざと。千尋と付き合ってるのを、いつまでも子どものごっこ遊びみたいに思われるの嫌だもん」
「他にもっと方法は……分かりやすいのはないな」
「でしょ? ……で、どうする? もう射精そうだったけど」
「あぁ。ゴム着けてくれ」
「はーい」
直葉のたわわに実った胸に押し上げられているブラウスの胸ポケットから、一枚の袋を取り出す。
最初にセックスをした後、少しずつサイズを確認しながら様々なものを試し、ついに見つけた俺の肉棒に合うコンドームだ。
「よい、しょと。痛くなかった?」
「ん、大丈夫だ。ベッド行くか?」
「んーん。最初はここで」
うちの中学の短いスカートをさらに短く巻き上げて、テーブルに手をついてこちらに尻を突き出してくる直葉。
レースがついた、触り心地の良い絹の生地のような下着。
そのクロッチ部分をズラして、直葉の陰部を露出させる。
「めちゃくちゃ濡れてるな」
「も、もうっ。言わないでよ……」
「クリもビンビンだし。うわっ、今のでまた垂れてきたぞ直葉」
「……イジワル。一々口に出さないでよ」
露出した彼女の陰裂に、ゴムを装着した肉棒を右手を添えてあてがう。
じっくりと手で弄った訳でも、愛撫をしようとした訳でもない。
添えていた右手に伝わるほどに盛大に溢れてきていたのだ。
「じゃあ、挿入れるぞ」
「うん……!」
いつまで経っても、何回身体を重ねてもこの瞬間はとてつもなく昂るものがある。
膣肉をかき分けて進んでいく感覚と共に竿全体が鋭敏になり始める。
細かい粒のようなヒダの中を進んでいくと、俺の肉棒を感じ取った直葉の蜜壺が締め上げ始めてくる。
「んぁ……っ! は、あぁ……! 来、ったぁ……!」
いつまで経っても興奮するが、行為に慣れないということではない。
たくし上げたスカートを掌の中に収め、直葉が着ている制服ごと彼女の腰を掴む。
剣道部の部活も本格化はしていないにも関わらず、腰と交互に揉むことができる尻は程よい柔らかさと程よい弾力を共存させていた。
「あっ! あぁん……。な、なんか……いつもより……んっ、ふぅ……! おっきくない……?」
「そりゃ、直葉があんな煽り方したからな。お義母さんに喘ぎ声聞かせるぐらい、激しくするんだろ?」
「んぁあんっ! そう、だけどぉっ!」
彼女の訴え通り、今日……というか今回は自分でも不思議なほどに大きく勃起していた。
というのもよくよく考えれば理由などすぐ分かるものだった。
普段は親がいないどちらかの家でしているが、今日はあんな煽り方をされた直後。さらに、聞かれているだろうという背徳感のようなものも生まれているのだ。
「はぁ……っ! ん、くぅぅううっ! ぁああっ! イッ……んん……っ! ああぁぁぁああんっ! 奥……っ、いいのぉっ!」
年齢的に俺たちがまだ見ていいものではない、所謂AVのような激しすぎる動きはしない。
一つ一つの直葉の反応や動き、仕草を溢さないようにじっくりと確認しながら、腰を前後に大きく動かしていく。
今日の直葉は、膣奥を押すように刺激されるのが気持ちいいらしい。
「ひゃあっ! んっ、ふぁああっ! ちひろ、ちひろぉっ! は、ぁあ……っ! もっと……ぉおっ!」
愛液を大量に溢れ出させ、かつ竿全体を締め上げてくる直葉の蜜壺。
肉と肉がぶつかり合うたびに尻肉が波打ち、その音はより水分を帯びてくる。
「く、ぁ……っ! 気ぃ抜いたら、すぐ射精そうだ……!」
「も、もうちょっとだけ、我慢して……! はぁぅぅうっ、あぁあっ! わ、たしも……もうちょっとで、イクから……っ!」
体位を一切変えていないにも関わらず、直葉の膣内は俺に絶え間なく変化する刺激を与え続けてくる。
締まったかと思えば、次の瞬間には奥へ誘い込むように肉ヒダが絡みついてくる。
彼女が分泌する愛液も天然のローションとなり、文字通り潤滑油として俺と直葉の間を満たしていく。
「あぁんっ! もうダメ……っ! 先イッちゃう……!」
彼女のその訴えに、俺と直葉の腰の動きが速まっていく。
肉と肉のぶつかる音、俺が直葉の膣内を突きながらかき乱す音、そして直葉が絶頂する際に出る盛大な喘ぎ声を少しでも抑えようとして漏れ出る息の音。
それを遮る、ノックが三回。
「スグ、ただいま」
「イッ……!? お、お兄ちゃん……っ?」
「あぁ。今帰ったんだけど……何かあったのか?」
とんでもない時に、行為を遮られた。
その下手人は直葉の兄である和人さん。
直葉が息を押し殺している時に廊下に漏れていた音を聞いたのだろう。
「んぁ……ぅっ! イキ、たいのにぃ……っ!」
「スグ?」
「う、ううんっ。大丈夫っ! おかえりお兄ちゃんっ」
流石に和人さんが部屋の扉の前にいる状態で、ピークを迎えるわけにはいかない。
直葉からのアイコンタクトが送られる前から抜き始めていた肉棒がずるりと抜ける。
乱れた下半身が和人さんに見られないように顔だけを覗かせる形で、直葉が扉を開けた。
「ただいま、スグ。玄関に千尋くんの靴があったけど、来てるのか?」
「う、うんっ! 勉強中だったんだけど、千尋疲れて寝ちゃったんだ」
「そうなのか。ってことは、学校から帰ってからそのままお部屋デートってとこか」
「そ、そんな感じ! デートって言っても、一応は勉強メインだよ?」
先ほどまで俺がたくし上げながら掴んでいたスカートと下着は、そのままの形を維持している。
行為を無理やり止められた行き場のない欲求不満をぶつける先は、目の前で俺を誘うように尻を振っていた。
「っ! お、お兄ちゃんはこれからどうするの?」
「あぁ。やってみたかったゲームが丁度手に入ったんだ。ちょっと前に出たVRMMOなんだけど」
「へ、へぇ〜……ぁんっ!」
「ん? どうしたんだ?」
「な、なんでもないよ!?」
そんな魅惑的な誘い方をされて、我慢できるはずがなく。
直葉が押さえている扉を盾にするようにして、ギリギリ和人さんからは見えない位置で、直葉を弄る。
「そ、そろそろ千尋を起こして勉強しようと思ってるんだけど……んっ……」
「そっか、分かった」
「お、お兄ちゃんはその、VRMMOやるんだよね?」
「あぁ。じゃあスグ、また晩御飯の時間だな」
「う、うんっ! またね……っ!」
コンドームがついたままの肉棒の先端を、直葉の陰裂にあてがいながら擦り付ける。
漏れ出る熱い吐息を我慢し続ける直葉と軽く別れを済ませた和人さんは、最後の別れ際にイッた直葉に気づくことなく自室に向かった。
「えっち。お兄ちゃんに気づかれたらどうするの?」
「お義母さんがいいなら、和人さんにバレてもいいだろ。それに、座ってる俺から見てたら我慢できなかったし」
「……もう。今のでまためちゃくちゃ濡れてきちゃったじゃん」
和人さんによる中断で熱が冷めたはずもなく、直葉の秘部はぬるぬるに濡れたまま。
それどころか、より一層熱を帯びた臀部が俺に見せつけるように突き出されている。
「ね、どこでする?」
「ベッド、行くか。和人さんがVRMMOのゲームするんなら、結構音出ても問題ないだろ」
「……うん」
ほんの少しの間だけ直葉と密着して絡み合うことがない時間が生まれるが、その程度では俺の興奮も収まることはなかった。
直葉の部屋の扉から彼女のベッドまでの距離は決して長くはない。
お互いのベッドで体を重ねたことは何度かあり、そろそろその準備にも慣れてきた頃。
その僅かな距離、僅かな準備の時間でさえ疎ましく思えるほどに、俺の全身が直葉を求めている。
「千尋。さっきみたいに、いっぱい責めて?」
和人さんが来るまでの体位は立ちバックだった。
お互いにどの体位が特に良いというのはなく、その日のそれぞれの気分によって決めることがほとんどだ。
「さっきので不完全燃焼だったから、もう我慢の限界来てるんだ」
掛け布団をベッドから退かせた直葉が、ブラウスのボタンを上から数個外した状態で仰向けに寝転ぶ。
制服の着こなしが乱雑になったままの直葉の胸元から、彼女の豊満な乳房を覆うオレンジ色の下着と、そこから生まれる谷間が覗いている。
「……脱がせて?」
直葉の手は、その脱ぎかけのブラウスを完全に脱ぐために動いており、ボタンを一つ一つ丁寧に素早く外していく。
となれば、俺が今直葉の着ている衣服で脱がせるのは唯一下半身に履いているスカートのみ。
爪が彼女の肌に立たないように、丁寧にスカートを下げていく。
彼女がブラウスを脱ぎ捨てるのと俺がスカートを下ろし終えたのが全くの同じタイミングで、直葉はベッドの上で下着姿となった。
「んっ……」
身体を時々浮かし、ブラジャーのホックを外してそれを脱ぐ直葉。
「寒くないか?」
もう片方の下着を脱がせた俺が言うことでもないが、少し気になった。
暖房はちゃんとつけているが、それで風邪をひかれたくない。
「だいじょーぶっ。……こ、これから熱くしてくれるんでしょ?」
それは、そう。
一体いつから俺の彼女はこんなにエロくなったのかと思いはするが、振り返る暇は今はない。
仰向けで熱い視線を向ける直葉に覆いかぶさるように移動し、真っ赤な顔の彼女の唇にキスをする。
「挿入れるぞ」
「うん」
直葉の両脚が宙でM字に開かれる。
お互いに準備は数分前から完璧なことは分かりきっている。
事実、凄まじい熱を帯びた直葉の膣内に俺の陰茎は吸い込まれるように挿入されていった。
「んぅ……っ! は、ぁああ……」
「大丈夫か?」
「へーき。心配してくれる余裕があるなら、早くイカせて欲しいな」
「了解。……って直葉。脚そうされると動きにくいんだけど」
正常位で始めようとしたのだが、開かれた直葉の両脚が俺の身体に絡められてこのままではどうも動きにくい。
そう思っていると、一度離れた直葉の胴体にもう一度手繰り寄せられるように腕を引っ張られた。
「っぶね」
「っと、ゴメンゴメン。こうしたら、よりベッドが軋むでしょ?」
「そのためだけにわざわざ、こんな覆いかぶさるみたいな体位になるなんてな」
「嫌い?」
「いや、好きだ。直葉を俺の女にしてる感じがする」
「……別にこの体位じゃなくても、私は千尋の彼女なのに。んっ、ちゅむ……」
あんまりにも可愛いことを言ってくれるので、顔が近くなったことを生かして思わずまたキスをしてしまった。
直葉に言っても分からないかも知れないため敢えて言わずにいたが、直葉の体勢は若干まんぐり返しのような体勢で、俺はそこに覆いかぶさっている。
この状態で俺が腰を振るとなったら、彼女に打ち付けるような形となる。
それこそまるで、子作りのために彼女の奥深くに精子を送るために深く挿入するような体位。
「んちゅ、ちゅぱっ。ん、ふぅ……あぁむ、ちゅるる……じゅるるるるぅ……ぷはっ! ねぇ、まだ動いてくれないの?」
互いの唾液の味や舌の感触、歯並びなどを詳しく調べるような絡み合うキス。
舌を挿入し合い、口通しでセックスをしているかのような激しい接吻。
その後に出てきた直葉の言葉は、切なさを孕んでいた。
「お兄ちゃんが隣の部屋にいて、お母さんが下のリビングにいる。その状態で、彼女がこの体位でしたいって言ってるんだよ?」
ようやく意図が分かった。
つまりは先ほどお義母さんに知らしめようとしたことの延長戦。こんなに激しいことを自分たちはしているのだと伝えたいのだろう。
「我慢しないで、きて? 千尋が気持ちよくなれるセックスが、私にとっても一番気持ちいいセックスだから」
両脚を腰に回されるだけでなく、両腕を背中に回されて彼女の方に引き寄せられる。
顔が直葉のすぐ隣に移動したお陰で彼女の声が耳元で囁かれる形となって俺の鼓膜に届く。
ここまでお膳立てされて、それに……否。
それ以上に答えたいと思うのは、男として当然だろう。
「直葉、好きだ。愛してる。絶対に直葉を甲子園に連れていくし、直葉をプロ野球選手の妻にする。俺と同じ高校、もし行くなら大学まで行った後、結婚して欲しい」
「……うん。私も、愛してる。子どもは5人ぐらい欲しいかな」
「あぁ。……んっ」
捲し立てるような、後々振り返るととんでもなく恥ずかしいことになるかも知れない告白。だがそれでも、もちろん後悔などすることはないと断言できる。
一旦離れたばかりではあるが、再び自然とお互いの唇が重なり合う。
「んっ、んんっ! あんっ、んぷっ……んっ、ふ、ぷ……あっ、ああぁあっ!」
俺の腰が動き始めると同時に、彼女の口から喘ぎが漏れる。
だがキスはしたいようで、息継ぎのタイミングを見計らっては重ね、喘ぎと共に吐く。
その繰り返しはすぐに終わりを迎え、直葉の喘ぎ声とベッドの軋む音が一定のリズムで部屋に響き始める。
「あぁんっ! あっ、ん……っはぁ! あぁぁあっ! す、すっごいぃぃっ! ちひろ、ちひろすきっ! すきぃいっ!」
「直葉……!」
「んはぁんっ! わ、たしも……っ! イク……ッ!」
種付けするような激しい、まさしく交尾のような行為。
和人さんが来るまでの行為で俺も限界を迎えかけており、かつ直葉の膣内も凄く敏感になっていたこともあり、その刺激からすぐに達してしまいそうになる。
思わず直葉の名前を読んでしまう。直葉も俺の絶頂が近づいているのを察したのか、俺の身体に絡めている両腕両脚の力が強くなる。
「直葉っ、射精る……ッ!」
「うんっ! いっぱい、奥に射精してぇっ!」
俺は腰を直葉に打ち付けることに集中し、直葉は俺に抱きつくことに集中する。
どんどんと絞られるように直葉の膣内がうねり、そして。
「イッ……んむぅっ!? んっ、んちゅ……んん〜〜〜っ!」
直葉の何度目かの絶頂と共に、俺も彼女の膣内で射精をした。
お互いに叫ぶような声が出そうだったところをキスで塞ぎ、俺の射精が止まるのを待つ。
「んっ……ぷはっ。まだ射精てる……」
一足先に落ち着いたのは直葉。
俺がまだ彼女の可能な限り奥で射精をしようという本能なのか分からない欲求から腰を小刻みに動かしている間も、両手両脚で俺のことをガッチリとホールドしていた。
「……直葉。これ、やばい」
「えっ?」
「成人して結婚したら、今よりもっと我慢できなくなる」
「……ちゅっ。そんなの、私もだよ。赤ちゃんが欲しいってなった時には、その……交尾みたいなセックスになるんだろうし」
我ながらとんでもないことを言ったな、と思ったその矢先。
頬に一つキスをされた後に、それ以上にとんでもないことを言われた。
それはまあ、直葉の言う通りなのだろうが。妊活という言葉もあるぐらいだし。具体的にどんなことをするのか分からないけど。
だが、子どもを作ると考えた時に、やはり相手には直葉以外の女性の顔は思い浮かばない。
「っ。そういうの、ホントさらっと言わないでよ……」
「あ。声に出てたか?」
「うん。でも、将来のことを話すのはまた今度。プロ野球選手になれるかどうかも決まってないのに」
「仰る通りです」
当然のことを言われた。
もちろん、プロ野球選手になるのは狭き門を潜るという言葉が最適だと言えるほど、厳しい道のり。
ましてや俺は、数ヶ月だけではあるが若干のブランクもある。
「だから、これからも私にサポートさせて? 高校も、大学も。もしそれでダメなら社会人も」
「直葉……」
「でも、それを考えるのは後にして欲しいかな。……今は、ね?」
恥じらいを見せる直葉の俺を抱きしめる力が強くなる。
言われて正気に戻る。
今は彼女に没頭することが、今の俺のするべきことだ。
「赤ちゃんの話をしたぐらいからまたおっきくなってるし、まだまだイケる?」
彼女のその問いに、はっきりと頷くことで返答する。
直葉が枕の下に手を伸ばすのを見て、まだ挿入したままだった陰茎を彼女の膣内から引き抜く。
腰を浮かせた状態でコンドームを外し、口を結んでベッドの上に捨てる。
「ってことでまだまだ頑張ってね、旦那さま」
「え、ちょ」
その際に少し目を離していた視線を直葉に戻す。
そこには、およそ10個ほど連なったコンドームが2セット彼女の指先に摘まれていた。
「じゃあ早速二回戦、しよっか」
いい笑顔を浮かべ、直葉はそのうちの一つを切り取った。
活動報告やtwitterの方でも呟いたのですが、2021年の目標は「好きなことを書く」です。
あまり作品に関係のないことを前書きや後書きで書くのもどうかと思うので、2020年の反省や2021年にしたいことなどは、twitterや活動報告にちまちまと書いていこうと思います。
2021年も変わらず、評価、コメントなどよろしくお願いします!