いつの間にか眠りに落ちていたようだ。
チュンチュンという鳥の声で目を覚ます。
どうやらまだ寝ているらしい取り調べ官は少し空けた隣でグーグーと寝息を立てている。
まだ寝起きのはっきりしない頭のままで、よいしょと体を起こしてみる。
昨日イジられた肛門の疼きは少し落ち着いているようで……でもやっぱり心なしかイジられた感触の余韻が残っているようだった。
はぁ、とため息をつきながら起き上がろうとすると、
ビンっ!
「!?」
見ると、かぶった薄手の布団の一部……ちょうど股間の部分が盛り上がっている。
(朝勃ち!?)
いや、俺は今女の体であって……と混乱するも、思い出した。
そっと、布団をどけてみる。
昨日スカートのまま眠っていたせいか、ニョッキリと天を突いたペニス…もといクリトリスがお目見えする。
どうやら朝に生理現象で勃起してしまう習性を受け継いでいるようで……ピンクのツヤツヤとした陰茎が見事に隆起している。
「なっ、えっ、お……」
俺は混乱のあまりたじろいだ。
これ、どうしたらいいんだ……
男の時代は…一発抜いて納めて……いやいや、今はもう女の体なんだ。そんな恥ずかしいこと…
でも、女の服装じゃこんな巨大な勃起物を隠せる訳がない。
と、とにかく、変態取り調べ野郎にバレるまえに何とかしないと……。
と思いながら隣の男を見ると……
目が合った。
「グッモーニン☆」
こいつ、いつの間にか起きてやがる。
その上、俺の朝勃ちをどこか楽しげに観察してやがる。
「なっ、お、起きてたなら言えよ!!」
「いや、何やら慌てているようだったのでな」
ニヤニヤと笑みを浮かべている。
「あ、慌ててなんか、ない!」
「ソレ、落ち着かんのか?」
そう言って俺の股間を指さしてくる。
「お、お、お、落ち着くもなにも、これは、生理現象で、何ともない……」
「ほう…?」
そう言って、無遠慮に俺の股間に手を伸ばし…五指で陰茎を触ってくる。
サワッ
「ひゃん!?」
俺はびっくりして声を上げてしまい、慌てて手で口を覆った。
「ほう、ワシの思春期の頃のイチモツのように立派じゃ」
そう言いながら俺の陰茎の亀頭部分をいやらしく指で触ってくる。
俺はするまいと思っていてもビクビクと反応してしまう。
「ば、バカっ! 朝っぱら、だぞっ! やめろ!」
「ほう……? なら、夜にたっぷり楽しめと?」
さわさわ さわさわ
「そ、そうじゃ、ない、けど…んっ」
「なら、今はやーめとくか」
そう言って手を離す取り調べ官。
え、と俺が呆気に取られている間に、着々と着替えと準備を進めている。
「え、お、おい…」
あっさり引き下がられて戸惑う俺。
「何じゃ、ますます大きくしおってからに」
服装を整えながら、からかうように声をかけてくる取り調べ官。
見れば、確かに陰茎は最初よりも少し膨らみと張りが増したように見える…。
「な、なんてことすんだっ!」
これもアイツがイヤらしく気持ちよく…あいや、気持ち悪く触ったせいだ!
「ほれ、お前も早く外行き用の"スカート"に着替えんと」
「えっ……?」
「今日は城のあちこちに用があるからな。お前は捕虜としてワシの手伝いをするんじゃ。ほら早く準備
」
「え、ええ……」
俺は渋々、用意された服に着替える…。
………。
「お、おい! なんだこれは!」
俺は声を荒げた。
それでも可愛らしい女の声しか出ないのだが。
「何って、普通のスカートじゃろ」
「だ、だって……こんな……スカート、じゃ……」
確かに、何の変哲もない、普通のスカートだ。
桃色と紫色を基調としたシルクの上品なデザインに、リボンとレースで可愛らしく装飾してある。
文句のつけようのないスカート。
しかし……
「お、お、俺の、イチモツが…おさまらないんだよ!!」
スカートの下から、俺の陰茎が主張してしまい、モッコリとした隆起が出てしまう。
少し体をそらしたら、うっかりすると亀頭の部分が露出してしまいそうになる。
俺はどうにかしてほしいという意味で抗議の声を上げたが。
「ほほほ、よく似合っとるぞ。 では、行くぞ」
「あっ、待っ……」
俺は半ばひきずられるように、部屋の外へ連れ出されていった。
つづく