「めげるなー!」
「でもこのままじゃ……」
「諦めるな…! …ウワーッ!!」
兵士たちは粉骨砕身の働きで奮闘していた。
しかし、相手は化け物の集団。一筋縄にはいかない。
それどころか、投入されたジャイアント一体に戦況をひっくり返されていた。
前衛のオーク兵たちはむしろあらかた壊滅させていた。
しかし、ただ一体のジャイアントを倒すには何人かかろうとも絶望的であった。
勇気を振り絞った幾名かが討伐に臨んだが、ある者は足で蹴飛ばされ城壁にめり込んだ。
またある者は棍棒の下敷きになった。
またある者は大雑把に払った手で宙に舞いあげられ、地面に叩きつけられた。
「くっ……」
歯ぎしりする取り調べ官の額には玉のような汗が浮かんでいた。
まさかここまでとは……!
魔王軍との戦いの前線になるであろう地理に城が位置していることは百も承知だった。
いつかこの激突の日が来ることも承知していた。
しかし、まさかここまで異形の者が強く、人間が蹂躙されるとは……!
もはやこれまでか……と思ったその時、
「うわわわわわっ!?」
聞き覚えのある女の声が、空から降ってきた。
ん?と空を見上げると、スカートから伸びる白い健康的な脚……。
パックン草にしがみついた女捕虜が、ゆっくりと降下してくる。
「お前、どうして戻ってきた!?」
取り調べ官は大声で叱りつけた。
「ごめんなさい! でも……」
「でもじゃない!」
が、言い争いをしている暇は無かった。
グオオオオ!と地が震えるような声が鳴り響いた。
見れば、ほんの数メートル手前まで迫ったジャイアントが、明らかにこちらを見据えて棍棒を振り上げている。
「しまった!」
取り調べ官は焦った。
一番避けたかった結末が、すぐそこに迫っている。
「逃げろ!! ワシが……時間を稼ぐ!!」
取り調べ官は、ジャイアントの巨躯に対し明らかに貧弱な剣を構えた。
が、
前に出たのは、女捕虜だった。
「なっ、何をしている!?」
グオオオオオオオオオオオ!!!!
ジャイアントが無慈悲にも棍棒を振り下ろす!!
ガッ……!
「………え?」
取り調べ官が目を開けると、女捕虜が片手で、巨大な棍棒を止めていた。
ミシ……ミシ……
「ふぅ……間に合ったぁ……」
女捕虜は片手で棍棒を止めながら、微動だにしていない。
「お前……一体……」
呆気にとられる取り調べ官。
驚いたのはジャイアントも同様だった。
「グオ!?」
驚愕し、棍棒を再び振り上げようとする……が、上がらない。
ごくごく小さな女に棍棒を掴まれ、わずかにも動かすことが出来ないでいた。
ミシ… ミシ…
「お……りゃぁ!!」
今度は女が思い切り棍棒を突き飛ばす。
ジャイアントは大きくバランスを崩し、たたらを踏んだ。
「グオ…ぐおお…」
よろめく巨躯。
その隙を逃さず、女捕虜は思い切り飛び上がる。
およそ人間離れしたバネで、宙を舞う。
一気に、ジャイアントの顔面までその身を放った。
「グオ!?」
ジャイアントはいきなり眼前に現れた小さな人間のメスに、目を丸くするしかなかった。
その、拳を構えた姿に。
「お………りゃああぁぁッ!!!!」
思い切り、ただ、ジャイアントの鼻っ柱を殴りつけた、だけであった。
それだけで。
ドッ パアァァァァァアアァァン!!!
弾けた。
スイカが大砲で打ち抜かれたかのように、爆ぜた。ジャイアントの頭部が。
「やったッ!! ショータ、ありがとうッッ!!!」
────
──
─
とある町で、少年が倉庫の中で仰向けに寝転がっていた。
その表情は恍惚とし、下半身は丸出しの状態だ。
急にやってきたお姉さん……一度は別れた巨乳の美少女……が突然訪ねてきて、驚くショータを倉庫に連れ込んだ。
そして抵抗する間もなくズボンとパンツを下ろすと、優しく…そして激しく…フェラとパイズリをお見舞いしたのだ。
ショータはとても我慢できず、少女の巨乳の中でたっぷりと果てた。
そして未だに余韻に浸っている。
自分が大勢の命を救ったとも知らず。
つづく