「はぁ…っ、はぁ…っ」
「はぁ……はぁ……」
二人の呼吸音が重なる。
射精し終えた俺はぐったりと背中を床に付けた。
一方の、子宮に注がれた側の女オークもずるりと力が抜けたかのように床に手を付いて呆けている。
無理もない、お互いに出し切った、そんなひと時だった。
俺は「女を絶頂させてもエロパワーは溜まるのだろうか?」と思ったが、特にそんな感覚はしなかった。
やはり男を射精させなきゃダメなのか……。
女オークはよろよろと立ち上がり、シャワーで全身の汗やら体液やらを流し始めた。
俺もおぼつかない手足でそれに続く。
無言の時が流れた。
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──
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「べ、別に気持ち良かった訳ではないからな!」
シャワー室から出て体を拭いていると、女オークからそんなことを言われた。
見れば顔を真っ赤にして、こちらの視線から逃れるように目をそらしている。
それだけで台詞がウソだと分かる。
女にも賢者タイムがあるのか、どうやら冷静になってさっきの痴態を恥じているらしい。
確かにすごい長台詞をしゃべっていたような……。
「ふうん、結構お互い楽しんだと思ってたけど」
俺がチクリと言い返す。
「なっ!」と言ったきり、女オークは顔を更に赤くしてブツブツと何か口ごもるだけだった。
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「ただいま……」
夕方。取り調べ官が部屋に戻ってくる。
「おかえりなさい」
俺は椅子から立ち上がりながら挨拶を返す。
今日は少し待ち遠しかった。
「……ふん」
女オークはテーブルに肘をつきながらそっぽを向いた。
少しまだ顔が赤いような気がするのは気のせいだろうか。
取り調べ官がそっと俺に耳打ちする。
「どうだった。大丈夫だったか」
「大丈夫というか何というか……」
「問題か」
「その……二人で……その……まぐわっちゃって……」
「!? ど、どうしてそうなった!?」
「シッ…! その、なんか流れで……」
「うーん……話はあとで聞こう」
どうやら余計な心配事を増やしてしまったようだ。
俺は首を振りながら、夕げの準備に取り掛かった。
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モグモグ、ガツガツと小学生のような擬音を立てながら女オークは夕食にがっついていた。
「そんなに急いで食べなくても、ごはんは逃げないよ」
「おかわり!」
「……よく食べるねぇ」
「……はあ、しばらく食費がかかりそうだのう」
取り調べ官が額に手を当てて嘆いた。
新たなルームメイト?が増えたようだが、その実は大食らいの捕虜である。
一応は親交を深めているということで、作戦通りではあるのだが。
これから俺の生活はどうなるのだろう。
俺は先の読めない暮らしに頭を泣辞めた。
つづく