「と、いうわけで、あなたを捕えます」
ニコリ、と官能的な笑みを見せるビッチーネ。
「えっ、ちょっ」
俺はいつの間にか両脇からサキュバス達に捕まれていた。
「あらぁ~逃げちゃダメですよ~」
「う~ん、人間の女の子って初めてかも~」
二人のサキュバスが柔らかくふくよかな胸を押し付けながら俺の両腕をホールドする。
ムワッとしたメスの香りが立ち上り、鼻孔をくすぐる。
こんな体になっても、サキュバスの艶めかしい姿態に頭がクラクラとしてしまう。
「はぁい、じゃあお連れして」
「「は~い」」
ビッチーネの号令に元気よく返事するサキュバス達。
俺は半ば引きずられるようにして連れていかれた。
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俺はいつの間にか、後ろ手に縛られ、目隠しをされ、ベッドのようなところに寝かされていた。
「こ、ここは?」
目隠しをされては流石に不安になる。
俺は周囲に人の気配を感じながら質問する。
「そこは首長室……つまり私の部屋です」
「え……?」
てっきり牢屋か何かに連れていかれるものだと思っていた。
確かにベッドはフワフワだし、かぐわしい花の香りも漂っている。
「そんな……いいお部屋に?」
「ええ。あなたは重要な参考人ですから」
丁重に扱われているのは分かるが、参考人というのは気になる。
いや、そもそも確か、洗脳とか何とか言っていたような……。
「あ、あの……洗脳とかっていうのは……」
「はい♪ しますよ、洗脳」
するんだ。
俺は一抹の希望が消え、落胆した。
結局、どうにか脱出するしかない。
「脱出しよう……などと考えてます?」
ドキ。
なんだ、サキュバスってのは心を読む能力でもあるのか。
「い、いや、その」
「無駄ですよ。この部屋には結界が張ってあります。私の許可無しではあなたはこの部屋から出ることはできません」
「くっ……」
「さて……そろそろ……」
スッ、とビッチーネがこちらに近寄った気配がする。
ベッドが軋み、サキュバス特有のメスの匂いが一段と濃ゆくなる。
「な、な、なんですか?」
俺は一応は女の体なのだから、そんな無茶なことはされないはずだが……。
「ウフフ……実はぁ、ずーっと……楽しみにしてたんですよぉ?」
耳元で囁かれ、ゾクゾクとしてくる。
「た、た、楽しみって……な、な、何を……」
「あなた……女の子なのに、おちんちん、生えてるんでしょぉ?」
イタズラっぽい声。なじるように、耳元で囁くサキュバス。
いや、ていうかなぜ知っている。どこまで調べ上げてるんだ。
「……」
「調べは付いてるんですよぉ? 町娘のフリをして、お城の兵士に近づいたらぜーんぶペラペラ喋ってくれました」
おい兵士!情報管理ガバガバかよ!
「だからぁ……」
さわっ
股間のあたりをソフトタッチでまさぐってくるサキュバス。
「うふふ……♪ 女の子のおちんちんを見るのはぁ……初めてです♪」
俺は目隠しをいていて良く見えない。
が、断言できる。
こいつは明らかに獲物を見つけて歓喜した顔をしているのだろう。
つづく