※この作品はR-18です。

異世界転性!TS!   作:とりえあえず郎

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第六十九話

 

「えっ!? 性教育ってどういうことですか!?」

 

「うふふ……では、こちらへ」

 

「ちょっ、ちょっと!?」

 

 ビッチーネに引っ張られながら到着したのは、教室のドアだった。

 中から女子生徒たちの談笑の声がする。

 

「では、入りましょう♪」

 

「え」

 

 俺が止める間もなく、ビッチーネが戸を開く。

 ガララッと勢いよく音が鳴り、女生徒たちの目が一斉にこちらへ向く。

 そして、俺の姿に好奇の視線が突き刺さる。

 

「見て、あれが姫様よ」

「人間の女の子なんですって」

「でもね、立派なおちんぽが生えてるんだって」

「えー見たーい」

「触りたーい」

 

 キャッキャと姦しい騒ぎをみせる教室。

 オホン、とビッチーネが教壇で咳払いをする。

 

「はい、皆さんお静かに。 今日から特別講師の先生をお招きしています」

 

 いや聞いていないが。

 うろたえる俺を尻目に、ビッチーネは説明を続ける。

 

「今日からこの先生……いえ、姫様に、性教育の実地指導をしていただきます」

 

「いやだから聞いてないって!」

 

 今度は勇気を出して声を出してみた。

 しかし俺の勇気を振り絞った声は、教室の黄色い歓声にかき消されてしまった。

 

「えー!ほんとー?やったぁ!」

「あんな可愛い女の子のおちんぽで性教育できるんだ!」

「いっぱい実習できるかなぁ!」

「姫様との実地訓練……楽しみ!」

 

 キャーキャーと盛り上がる女生徒たちを見て、俺は圧倒されてしまいタジタジだった。

 

「というわけで、姫様♪ よろしくお願いしますね♪」

 

「よろしくって言ったって……」

 

「もちろん、生徒だけでなく、先生である姫様にも、卒業試験が待っていますからね♪」

 

「卒業試験!?」

 

 ますます聞いてない。

 

「はい。生徒たちのことを、しっかりと覚えてもらいますから」

 

「ああ、なんだ……生徒たちのことを覚えればいいんですね」

 

 それなら、顔と名前をがんばって覚えりゃいいわけで……

 

「はい。生徒たちの、顔と名前とおまんこをしっかりと覚えてもらって……」

 

「おまんこ!?」

 

 どう覚えろというのか。

 

「もちろんです。 先生は性教育の先生なんですから。 頼みましたよ♪」

 

 当たり前のことを話すかのように笑顔を向けるビッチーネ。

 俺は拒否権が無いことを悟った。

 

「それでは、さっそく今から性教育の授業を始めましょう♪」

 

「え、い、今からって急じゃ……」

 

「そんなことありませんよ♪ ほら、生徒たちもヤる気ですし」

 

 そう言われて教壇から教室を眺めると、生徒たちがやる気と期待に満ちたまなざしをこちらに向けている。

 しかし、少し鼻息が荒いのが気になるが。

 

「では、始めましょう♪」

 

 俺は逃げ場を探したが……無駄だった。

 

 つづく

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