俺はロープで縛られ、兵士に連れられて小さな城に連れていかれた。
「なんだこの城は…」
「黙って歩け! えっちな恰好しやがって!」
「痴女め!」
「痴女!」
「淫乱ピンク!」
「ち、違う!俺は元男で……」
ギィ…
重そうな扉が開かれ、どうやら執務室のようなところへ通される。
「リョーシュ領主! 怪しい奴をひっ捕らえました!」
「む?」
リョーシュと呼ばれた男が振り返る。
ヒゲ面の悪そうな領主といった顔立ちだ。
「ほう…なかなか上玉ではないか」
ヒゲをこすりながらイヤらしい目で見てくる。
「俺…私をどうする気だ!」
俺は精いっぱい睨みつける。
「ふん…怪しい奴を捕らえた時は…徹底的に調べるのが領主の役目」
「調べる…?」
「おい!トリシラーベはおるか!」
「はっ、リョーシュ様お呼びですか!」
どこから現れたのかこれまた小太りで薄らハゲの、凌辱系の悪い奴みたいな見た目の男が現れた。
「おお、取り調べ官のトリシラーベよ。 この娘なのだが…」
「はあ」
「怪しい奴なのだ。徹底的に取り調べてやれ」
「はっ」
「ま、待てよ! 俺は怪しい者じゃ…」
焦る俺。しかしエロ・パワーを使い切ってしまったのか、ロープはびくともしなかった。
トリシラーベと呼ばれた男が俺に近付き、まじまじと顔を覗き込んでくる。
「ふむ…なかなか可愛いツラをしている。これは念入りに調べんとな」
「おい! 取り調べって一体…」
「ふん、全身を徹底的にくまなく…えっちなことをする!」
「少しはオブラートに包めよおおおおおおおお!!!」
「とにかく取り調べ室に移動だ」
「い、イヤだあぁぁぁ~~~!!!」 ズルズル…
【取り調べ室】
「さあ、吐け!お前は何者だ!」
「わ、私は……ただの旅人だ…」
「本当か?」
「ほ、本当だ」
俺は目をそらしながら答える。
「生まれはどこだ? どこから来た?」
「ひ、東の方だ」
「ふむ…して、どうして血塗れで立ってたのだ?」
「ドラゴンを倒したからだ!」
「ドラゴンを? お前が? 一人で?」
「そうだ!」
「怪しい」
「怪しくない!」
「取り調べなくては」
「聴けって!!」
よいしょ、とトリシラーベがレバーを引くと俺の手首を縛ったロープがキリキリと吊り上がる。
「わっ、わっ」
そして、床から頭から足にかけて斜めになったベッドがせり上がる。
俺は頭を高くしてベッドに寝かされるような姿勢になった。
マットレスは割とフカフカだ。
「な、何をする気だ!」
「ククク……今からお前を徹底的に取り調べる!」
絶体絶命!俺は一体どうなってしまうのか!
つづく