※この作品はR-18です。

Rou. 02 (R-18)   作:Fry-Hopper

32 / 35
 
登場人物

◎ホシノ・ルリ(もはや語るまい)
【挿絵表示】

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本放送で『あなたの一番になりたい』を歌ったら、回線パンクするほど反響があったとか、転んだ切っ掛けはルリルリとか、当時多くのオタを暗黒面に引きずり込んだと言われる伝説級少女。
【挿絵表示】




オタク開発チャート:
ルリ + とらぶるうぃんどうず Me = 初音ミク




⇒今回のコンセプトは

だからなんでここまでナデシコやって
結局こうなるんだよウンチ ><///
って感じになる奴。



原作ファン向けにギミック入ってる。
なお、完走しないと回収できない模様。

???「おそろしく深いアンチ・ヘイト。オレでなけりゃ見逃しちゃうね」


⇒いつもの(複数入れられることに気付いた)

レッツゴーゲキガンガー3
金田 めろん
048-0361-2
 
DELICIOUS ISLAND
松沢 由実
049-5740-7
 
あなたの一番になりたい
南 央美(ホシノ・ルリ)
049-5743-1

 


ー 機動戦艦ナデシコ -
それは『私』のため? Disc 1


 

 

 

 

 

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ゆめがっ あっすをよんでいるー

たましーの さっけびさ

レッツ ゴー パッ ション!

 

 

「バカ」

 

 

小さく暗い部屋。

 

 

い つ の ひ か へいぃわおー

とりもーどせ こ の て に

レッツゴ ゲキガンガ スゥリィィィィイ

 

 

「・・・バカ」

 

 

少女はベッドの上で膝を抱え、顔を膝の中に埋め込む。チカチカとテレビは光り続け、強く大きなロボットの出る子供向けを思わすアニメが映し出されている。

 

デデーデ デーデ しって る かい?

ちきゅうの たっか らは きみたちーさ

 

少女の銀色を思わす白いツインテールは酷く痛み、体も痩せ細り表情も暗い。少女はここに籠り、すでに数日が経過していた。

 

「ルリさん、やはりこちらでしたか」

 

おかっぱ頭でメガネをかけ、少し水平にヒゲを伸ばした男が部屋のロックを空け侵入していた。少女は視界の霞む目で、言葉なくさらに膝の中へと顔を入れた。

 

――こいつぅ!

――やめるんだぁケン!やめるんだジョー!

 

ピィウウー

 

彼は垂れ流されている映像を消すと、通路の明かりだけが僅かに差し込む室内で、少女の隣に腰掛けた。少女はその日以来消息を絶っていた。

 

しかし元ナデシコのクルーには、少女がどこへ行ったかの見当はついていた。それでも、自分達もまた辛く、掛けられる言葉を持ち合わせていなかった。少女は猫の着ぐるみに身を包み、時間も忘れここに居続けた。

 

入り口は、中央コンピューターのオモイカネが封鎖していたはずだが、この男ならば入れたかもしれない。あるいは、時折お節介なオモイカネが自発的にロックを解除したのだろうか。

 

「熱いうちに、どうぞ」他のクルーからであれば不謹慎だと殴られただろうか。しかし、彼にはこれがもっとも効果的だと確信を持っていた。「彼の物には劣りますが・・ね」

 

彼は少し困ったように含み笑いをして、出前のように醤油ラーメンを一式、少女の隣に用意した。彼は無言で優しい笑顔を少女に向ける。

 

少女は膝を離し吸い込まれるようにラーメンを体に寄せた。機械的に箸を割り、人形のような無表情な顔で、むせるようにラーメンをすすり始める。やがて少女の乾いた瞳から涙が溢れ、流れ続ける。

 

「どうしますか?ルリさん」

 

少女が食べ終わりしばらく沈黙が生まれると、彼はおもむろに赤いチョッキの内側にしまっていたオルゴールのネジのような物を取り出した。黄色いネジを少女の顔の前で見せつける。

 

肩を組み笑う、二人の青年の写る写真立てが僅かに光った。少女は足に力を込め立ち上がる。瞳の奥に強い光が戻った。

 

 

 

 

「水位、艦橋を抜けます」

 

ブリッジに腕を組み立つ、ビン底丸メガネをかけた女性が半笑いで言う。機動戦艦ナデシコは一時修理のために地球の地下ドックに滞在していた。ミスマル邸を抜け出た少女は、ここの開かずの間に潜伏していたのだ。

 

「ごめ、これ言わないと感じでないかもって」彼女は誰にも取り合わられずに頭を掻く。「思って・・・」沈黙が痛い。誰か拾ってと星に願う。

 

艦体の半分以上を水に浮かべ、ナデシコは懐かしい音でエンジンを吹かしゆっくりと海底ゲートを抜け始めた。縄で腹を結ばれた作業員たちの怒鳴り声を尻目にしながら。

 

集まってくれたのは半分ほどか、ブリッジにはそれ以上に空席が目立つ。それでも知った顔が多いと心強い。

 

「微速前進、0・5」後部中央艦長席に座る少女が悪乗りするように適当な事を言い始めた。ビックリしたように一斉に、少女に視線が集中する。「私、ちょっと大人ですから」少女は微笑みツインテールを揺らした。

 

ブリッジに集まり、みな取りつかれたように黙して作業に専念していたが、場を和まそうとしたその女性のように少女も合わせた。

 

艦長にはクルーの不平不満を気持ちよく取り除ける事が必要だと思い出したからだ。彼女のように振る舞おうと。少女は強い瞳で彼方を見据える。

 

「ルリルリが笑ってる・・・」

 

作業ツナギを着たメガネをかけた男が、置いて行かれそうになり駆け込まされた事を抗議しようと、赤いチョッキを着た男の顔の前一杯に空間ウィンドウを開いたところ、その後ろに座る少女の顔が偶然目に入った。

 

彼は唇を噛み締め、震える声で呟く。

 

 

 

 

木星圏、ガニメデ、カリスト、エウロパ及び他衛星系国家間反地球共同連合体。通称木連と呼ばれる組織とナデシコは単艦和平工作をすべく宇宙会合に臨んだ。

 

その際、少女は年齢上の理由から船を下ろされていた。ナデシコは民間戦艦であるためイメージダウンを恐れたのだ。代わりに会長とその側近の女性が艦に乗り込み、トップ会談をすべく前線に赴いた。

 

しかし相手方の断固経戦派の策謀に逢い、交渉は決裂してしまった。敵艦隊の執拗な追撃を受けブリッジに被弾。艦長以下が重軽症を負った。

 

これを受け果敢に制宙戦をしていた一人のパイロットはすぐさま格納庫に駆け戻り、欠陥の見つかり運用停止状態であった試作機にと向かう。

 

技術班の1人を殴り飛ばし、制止を振り切り、人型機動兵器エステバリス・エックスを独断で発艦させた。彼は針山のような迎撃レーザー群を抜け、常にトップを競っていた相棒と共に敵艦隊側面に肉薄した。

 

彼の機体が携行する、両脇に抱える長い砲身の重力波砲に力が込められ機体全体から光が広がっていく。相棒は彼の前に躍り出て、時空歪曲場を発生させ敵の重火力な攻撃を吸収していく。

 

彼の前に鮮やかな光が生まれ続け、彼のコックピットに、肺をやられたのか、相棒の血の混じるような声で不敵な笑い声が入ってきた。しかしエネルギーはすでに規定値を振りきっている。彼もまた軽い笑い声を出した。

 

一呼吸置き。

 

 

 

『ゲキガァンン!フゥレアァァァァ!!』

 

二人は虚空に向けて叫ぶ。放たれた光りの矢が、敵艦隊中央を飲み込む。至近距離からの攻撃により、対宙戦で陣形を密にしていた敵の重力波防御機構は、互いに干渉し合い充分に機能しきれなかった。

 

敵旗艦を含む光が影を作り、そして全て光りに溶け込んでいった。その光りは力を増し、やがて二人も光りの中へ消えていった。敵艦隊は思わぬ反撃により主力を欠き、連合宇宙軍の攻撃を恐れナデシコ追撃を断念した。

 

結果的に大金星を上げたネルガル重工は、同社の製造したナデシコ級1番艦ナデシコを、地球にある連合軍の海底ドッグへと修理を受けるべく無償で入港させた。

 

ナデシコ級は敵味方問わずその注目を浴び、共闘する連合軍はこれを機に木連に対して事実上の降伏勧告である休戦協定を結んだ。

 

現在ナデシコ級の建造は急ピッチで進んでおり、次第に連合軍の旗艦もナデシコ級に切り替わる予定だ。これによりパワーバランスは一変。連合軍の勝利によって講和条約締結も近々行われるだろう。

 

――しかし

 

 

そんなことは、少女らにはどうでも良いことだった。結局どちらが勝とうが失ったものは戻らない。それを避けるべくことに臨んだが、結果としては良かったのかもしれない。確かに世界は平和になった。

 

――それでも

 

 

 

 

少女達は禁忌に触れる決意をした。

 

 

 

 

ナデシコが地球に帰還して以来、元ナデシコのクルーは解散され軍属の技術者が修理を担っていた。帰還後に特に重症であった艦長と会長は治療の甲斐なく他界したため、統率できる者もなく体よく徴用された形となった。

 

少女は警備の隙を付き、MIA(Misshing In Action)になったあるパイロットの部屋に潜入。そこで塞ぎ込むように時を過ごしていた。他のクルーは方々に散らされていたが、数名が結託しある計画を実行に移した。

 

ナデシコの奪取計画である。

 

軍に接収された物は、あらかじめ内部工作をされた際に奪いやすいように配置された予備のマスターキーである。オリジナルはこの派手なチョッキを持つ彼が、常に懐に隠し持っていた。

 

電波ジャックにより、有事の際に彼らだけにわかる暗号で日付を添えて、クルーのいる場所に放送した。

 

技術長であるツナギを着た彼もこの放送により、機械と一体化しダイレクトにロボットを操れるようになる、IFSと呼ばれるナノマシンシステムを体に打ち込むと遅れて参じた。

 

「ぐぇ~潰れる~がぁがが・・・」

 

艦に振動が走り、ブリッジに角度がついていく。各々のブリッジにいたクルー達は、空席に付き拙いながらも不足者の変わりを勤める。

 

ナデシコは第二宇速度まで一気に加速を始めた。各員がベルトをきつく閉め、降り刺さる重力に耐える。

 

ビン底メガネを付けた子が、ナビゲーターシートに座り、舵を引きながら苦しみを顔と声で表現する。少し大袈裟だが全員気持ちは同じだ。少女も胸を押さえ苦しく息を吐いている。

 

上空を警戒中のスクラム・ジェット戦闘機が散発的にミサイルを撃ち込んできたが、どういうわけかすぐに引っ込んだ。恐らく故・艦長の父である、宇宙軍の提督が手引きしたのだろう。

 

ナデシコは超加速を維持したまま、ついに地球全体を覆うビッグバリアに接触した。接触の衝撃で、固定の甘かった艦内の小物が弾丸のように前方に突っ込んでいく。前方スクリーンにノイズが広がる。

 

ナデシコ自身から展開された時空歪曲場がビッグバリアを圧迫し、ゆっくりとバリア圏を抜けることに成功した。被害状況を確認するため一時加速を緩やかにし、一同は火星を目指す。

 

終わりと始まりの地を目指して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『3』

 

 

 

 

 『2』

 

 

 

 

 『1』

 

 

 

 

 『どっか~ん』

 

 

 

 

 

 

『なぜなにナデシコ特別編』

 

 ソット プチトマートデ コクハク スレバ ー

 キット ネガイガカナーウ ジンークスーガアルー

 

 

満を持して湧いて出てきた、ベレー帽を被り指示棒を持つ金髪の女性、フレサンジュ博士だ。搭乗した全クルーの前に強制的に空間ウィンドウが開き作業が中断する。

 

こんな事ができるのはと、恐る恐るブリッジクルー達が後ろを向くと、少女は正直に、あどけない表情で白くしなやかな片手を高々と挙げ自己申告を始めた。

 

 ホカノー レスートラーンーヲ ヒキハーナシテ ミツボシィー

 

一同は仕方ないと苦笑し、目の前のおねーさまの顔のどアップに向き直る。溜め込んでいたのか延々難しい説明が始まり、コントロールパネルのブラインドタッチが出来ないわけではないが、正直すごく邪魔だ。

 

「わたしもけっこう、バカよね」

 

少女は小さく、フフと息を吐く。結局彼女は専門的な話を1時間ほどした後、満足したのか消えていった。彼女は時折発作のごとく説明という単語に反応し、長時間の解説を始めるほど説明好きな女性だ。

 

彼女の話をかいつまむと、遺跡に積まれた時間解析プログラムの事で、時間を遡り過去を変えてしまおうといった事だ。

 

完全に理解できたのは恐らく、天才として生まれ、英才教育を施された艦長代理の少女だけである。まぁこれも福利厚生の1つと、少女達は博士のストレス発散に付き合わされた形になった。

 

火星へは1ヶ月ほどの空白があるが、この間に双方の軍から攻撃を受けない保証はない。やむを得ず各種電波を吸収する液体で、白い艦体全てを黒く塗りつぶした。ナデシコはダークマターのごとく宇宙を漂流する。

 

もどかしく、進退を考えるに十分な時間が過ぎたころ、再びウィンドウ放送にて、なぜなにナデシコが放映された。これまでのナデシコと、これからのナデシコ。ショートコントを交えたその話は半日に及んだ。

 

話の終盤には、緊急避難口として、ブリッジを脱出船にしてミスマル提督の部隊に投降出来ると説明が入る。しかし、幸か不幸か、誰1人戻ろうとするものはいなかったようである。

 

 

――艦に強力な衝撃が訪れる。

 

 

火星軌道に近づき、作戦目標である遺跡から発進した大型無人兵器が、次々とナデシコの周辺にボソンジャンプと呼ばれる方法で突然出現した。

 

ナデシコ本体と同程度の大きさの巨大無人機が、ナデシコの発生させた時空歪曲場を圧迫し、さらにあろうことか掴み掛かってきている。遺跡は明確にナデシコを敵と認めたようだ。

 

ナデシコを迎え撃ち拿捕しようと目論んでいた木星軍は、悲運にもより遺跡に近い位置に陣取っていたため、遺跡に事のついでと排除され始めたようだ。

 

「あ~あ、また濃いのが出たわねぇ」

 

ナデシコはこの混戦の隙に、小型人型兵器エステバリス隊を全機発進させた。ビン底メガネの少女はパイロットシートに座るとナデシコ離脱のスキを作る。

 

3機のエステバリスはナデシコの防御フィールドを掴み揺すっている巨人の手に、攻撃を集中させる。敵の部隊がエステバリス隊に食いついたとき、ナデシコは全速を発揮して弾丸のように突き進んだ。

 

火星の赤茶けた寂しい地面に胴体着陸を敢行。土煙が上がり遺跡手前の小高い山に突っ込んだ。

 

昆虫を思わせる、人間大程度の無人機が大量発生しナデシコにまとわりつく。遺跡の本気度を表すかのように、敵は全て未確認の新型だ。

 

蜘蛛のような昆虫兵器が、カシャカシャと刃のように固く鋭い足で通路を砕きながら艦内に侵攻してくる。少女はクルーに守られるように宇宙服を着込み、赤い大地へと降り立った。

 

「テンカワとヤマダを殺したのはオレだ」

 

メガネをかけたツナギを着る男が、少女の眼前にプライベートウィンドウを開く。エステバリス・エックスは軍の依頼に答える形で決戦兵器として調整されていた。

 

 

よ んで るよ どこかで

なみぃだの えすおおー えす!

 

も え あっが れ

いかりと せいぎのパワァアー

 

 

しかし、エネルギー制御が甘く、一度エネルギーを増幅させ始めると機体が崩壊する事が予見されていた。彼のチームがこれを請け負い、いつまでも調整が完了できなかった。そしてその日、青年に殴られ出撃を許してしまった。

 

 

ぎんがのこーやを かけめぐれよ

ラナウェイ!

 

みんなーが ひとりのためーに

あいと きぼーが せんしぃのエン ブ レ ム

 

 

彼は修理用のパーツ取り予備機であったエステバリス1体を、この1ヶ月の間にエックス仕様に換装していた。誉められたことではない。ただの独善的な罪滅ぼしだ。せめて砲台の変わりにでもなれるように。

 

「ありがとう」

 

少女は苦しそうな顔で口を水平に開け、無理にでも笑おうと努めながら小さく声を絞り出す。彼はコックピットに座っている。少女にはその意図が読めたからだ。

 

「姫さんをよぉ、頼んだぜぇ!」

 

 

『ジェーット マリィン ターンク are go!』

 

 

彼はヘッと笑うと、ナデシコの格納庫を突き破り赤い大地に舞い降りる。塾走させていたシステムを速やかに起動させ、射撃を拡散モードに切り替える。少女たちの前に群がる昆虫どもに向け、半扇状に光りが抜けた。

 

調整はやはり完全ではなかった。脇に抱えられた二本の長い筒は地面に向かい落ち刺さった。機体は各所からスパークが上がり、内部に発生した高電圧は搭乗者の命を奪うには十分だった。

 

少女は数人乗りのバギーに乗りながら、バカと呟きながら寂しそうにツインテールを風に流す。彼の繋いでくれた道を数台のバギーが土ぼこりを上げ突き進む。

 

 

そらと うみぃと だいちと みんなのパゥワア

ひーとりがみんなのー ためーにぃ

 

ゆーきぃをだして さぁたちあが ろーぜ

『レーッ ゲーキ ガー イン』

 

 

「ルリ君。行ってくれ」

 

強面でガタイの良い男を乗せたバギーの一つが隊列からドリフトするように離れる。彼と共に不慣れな小火器を持ち震えるように笑う彼のチームだった技術者達が、少女に向け手を振る。

 

暴走族のように音楽を垂れ流しながら、少女の乗るバギーの面々は唇をきつく閉じながらアクセルを吹かす。その男は両脇に機関銃を構え、再び現れた無人機の制圧を始めた。隊の後方からゆっくりとしんがりを努める。

 

 

ゆめをつよく だきしめよぉー

まえだけをみつめて

レッツ ゴー パッション!

 

 

爆走するバギーはついに遺跡にたどり着いた。ナデシコの一個小隊は疲れることも忘れ、素早く宇宙服を脱ぐと最深部にある遺跡ユニットを目指す。敵機動兵器が一体通れる程度の狭い通路を靴音が響く。

 

 

たぉおせ あんこくのー

うちゅうの まおおおを

 

『レーッツゴ ゲキガンガ スリィィイイ』

 

 

通路を塞ぐ、カブトムシのような大きく固い敵をグレネードで処理すると一行は広いドーム場のスペースに出た。囮としてやかましく流し続けていた音楽は爆発音と共に止まった。

 

だが、通路を崩落させるには至らなかったようだ。敵が次々と帰ってきている。システムを守るために。遺跡は少女らを驚異と認識しその持てる能力をフル稼働させた。振り返る余裕すらない。

 

ドーム中央に鎮座する物体に向け、一行が駆ける。だが、地響きと共に最後の番人が現れたようだ。内部に巨大な人型無人機がボソンジャンプして現れた。

 

「フレサンジュ博士がやられた!」

 

危険度の高い者として、ロボットの腕が飛び、二つのロケットパンチが博士のいた場所に突き刺さる。火星生まれであった彼女は、システムにより近しいものと判断されたためだ。

 

赤いチョッキを着た男は、巨人の足から上部に駆け登り頭部に体を張り付かせた。腕をなくした巨人は頭部に手が回らず暴れ始める。少女はその股下をすり抜けるように走り、ついに遺跡のキューブへと手を伸ばした。

 

少女の腕に付くIFSの紋章が光り、遺跡のジャンプ制御システムにハッキングを始める。過去に戻れば歴史が変わる。全てチャラ。少女は博士に託された青いクリスタルを握り、宇宙の禁忌に介入する。

 

艦長の父親は、娘の生存を願いナデシコを送り出した。少女もまたパイロットであった彼を思ってか、宇宙一のわがままに身を委ねた。賛同し散っていった他のクルー達も連れ戻したい誰かがいたのだろう。

 

少女の意識は遺跡の深部に到達し、全身が発光を始めた。ツインテールが風に降られるように強く羽ばたく。ドーム内全てを包むように少女から光が生まれ、何処かへと消えてしまった。

 

・・・・・

 

・・・

 

・

 

 

 

 もーいちーどー もーいちーどー

 うーまれかわぁて あえ た な ら

 

 

 こーんどはー あーなたーのー

 いちーばんにぃ なり た い ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆめがっ あっすをよんでいるー

たましーの さっけびさ

レッツ ゴー パッ ション!

 

 

 

明るく小さな部屋。

 

 

 

「ルリちゃん」

 

酷く懐かしい声がする。何処か頼りない顔をした青年が、少女に覗き込むように声をかける。いつものようにテレビはゲキガンガーのアニメを垂れ流している。

 

悪い夢でも見ていたのか、少女は重い頭で少し機嫌悪そうに顔を上げると、ジッと彼の顔を細目で見る。彼は一瞬たじろぎ、食べ物でも持ってくると逃げるように部屋を出ていった。どうせいつものようにラーメンだろう。

 

「バカ」

 

少女は少し嬉しそうにツインテールを揺すりながら通路に出た。彼に対して少しモヤモヤした気持ちを持ちながら、小さく息を吐き、ちょっと手伝いに行こうかと調理場を目指す。

 

「デリシャァス アーイ ラーンド」

 

客席でトレーをくるくる回して踊っている女の子達を抜け、貫禄のある女性にシゴかれながら野菜を切っている彼の姿があった。少女も優しく怒られながら、背伸びで流しに手を伸ばし野菜を洗う。

 

「ばんざーい ばんざーい」

「良くできたねルリ」

「かわいいよルリ」

 

客席で見守るように座っていた、父と母も喜んでいるようだ。恥ずかしいからやめてくれと、少女は顔をうつむかせ真っ赤になった。

 

ちち? はは?

 

少女の頭がズキズキと響く。顔が思い出せない。気付くと少女はブリッジのいつもの自分の席に座っていた。見回し、空いている席には誰がいただろうか。誰かに説明でもしてもらいたい気分だ。

 

少女はフッと糸が切れたように頭痛から解放された。急いで医務室に空間ウィンドウを開く。現れたのは強面をしたスーツを着る男だった。博士は、まだ、いないらしい。日付は最初に火星に行く前か。

 

――記憶の断片が甦る。

 

では艦長は?遅れて士官服の白いケープを肩にかけて入って来た者は、幸の薄そうな顔の青年だった。彼は艦長席に座り、ナヨナヨと指揮を執り始める。

 

記憶の彼方で思い出す。彼は恋人を事故でなくしたらしい。恋人の写真は――

 

「ルリちゃん。お待たせ」

 

少女は、ラーメンを作って持ってきてもらった彼の膝の上に横向きに足を揃えて座り、彼に箸で麺を口に運んでもらう。彼は、彼のようにいつも少女の面倒を見ていてくれた。

 

すかさずビン底メガネをかけた女性が、熱々だねぇと彼を肘でつつく。長い髪の女性が、ラーメンだけにと呟き怪しい声で笑っている。なぜか1人足りない気がする。

 

少女は幸せそうにラーメンをほお張り、ふと眺めると忙しそうに地球と交信しているオカマのようにしゃべる偉そうな軍人が目に入った。彼は軍とスムースに連携がとれるように通信士としてここに来た。

 

「どうしたのルリちゃん?熱かった?!」

 

少女は乾いた瞳から自然と涙が出た。彼の優しさがさらに胸を締め付ける。確かに彼女らがいてはこんなシチュエーションは来ないだろう。でもそうじゃなかった。賭けてくれた皆を忘れられる訳がない。

 

私だけここにはいられない。

 

少女の手の甲のIFSは鋭く銀色の光を発し、状況検索を始める。私がどこにいるのかと。渡ったとは思えない。それが、余りにも自分にとって都合がよすぎたからだ。何処か別の――

 

「ぃひぃぃあ」

 

突然少女の両乳首に、毛ブラシでこねくり回されながらローターを押し付けられたような、焦れる感覚が訪れた。少女は彼の膝の上で大きく状態をのけ反らした。

 

反射的に股を開いてしまい、少女の穿く黒いタイトミニはシワを寄せめくれ上がり、幼く白い下着が顔を出した。少女は耳を赤くしながら咄嗟に両手で股間を隠す。

 

未成熟の性感帯のためか耐えられない刺激ではない。声に反応して振り向いた男達に、少女は大丈夫と辺な笑顔を返した。一瞬少女の股間に目をやり、気まずそうに前に向き戻る。

 

抵抗するなということだろうか、しかし、少女はさらに力を増し、より深部への探求を再開する。この程度であれば耐えられなくはない。耐えられなくは――

 

「ぃんんんぁぁああい」

 

少女の股の付け根、ジュクジュクとした小さな肉豆に、同じような刺激がダイレクトに発生した。ブラは付けていないため、服にシワを見せるほど恥ずかしい突起が二つそそり立っている。

 

少女はそのまま彼の両ひざに背中をつけ、白く細い両股をきつく閉じる。ツインテールを暴れさせながら、少女は生まれてはじめてのイキ顔を彼に見せつけた。

 

胸と股間の刺激を取り除こうと、本能的に両手が動き、痙攣する体で自らブクブク膨らませた乳首とクリトリスを指で服の上からほじくり回す。

 

彼の膝の上で、アソコだけを持ち上げられ、白い下着にできた、糸を引く大きな卵形のヌメリを全員に見せつける。普段物静かな少女は、自分からオナニーを始めたかのように大声を出しイキ狂う。

 

1時間か、数時間か、あるいは数日か、少女は彼の膝の上で、猿のように強制オナニーをし続けた。下着に穴が開き初々しく閉じた性器を丸出しに、なおも指が早くなる。

 

しかし、発情しきった少女の顔を見下ろす彼の表情は酷く冷たい。街中で宗派的な理由を除いて突然全裸の女が歩いてきたら、頭か体に致命的な病気を持っていると思うのではないだろうか。

 

彼の瞳はただひたすらにうんざりとし、膝の上でエビのように足を跳ねさせ喘ぎまくる少女を眺めている。少女の救いを求めるような眼差しも、そのやかましさにかき消されてしまったようだ。

 

やがて少女は紐の切れた人形のように、口から小さく泡をこぼし、動かなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたの?ホシノ・ルリ」

 

少女は医務室のベッドで目を覚ました。顔をフレサンジュ博士が覗き込んでいる。少女は意識がもうろうとする中で、彼女の問いに答えようと頭を働かす。

 

モヤのかかる記憶の中、少女はベッドから体を起こし思い出す。そういえば、艦長の作った創作料理を食べて倒れたんだっけと。近くの無機質な固いソファーには、胸が大きく青く長い髪の女性がスースーと眠っている。

 

どうやらバ艦長は黙秘していたらしい。少女は経緯を2、3説明し、細い目で眠り姫に視線を送りバカと呟いた。しかし、どういうわけか、少女は体に何かジリジリする違和感を感じた。

 

何かされたかとジッと博士の方を見るが、得に反応もないようで、ただ胃薬だけを出してくれた。下手に説明を求めると一大事になる。少女は小さくため息を吐きベッドから下りた。

 

「ひぃやぉうぉぉぉう」

 

青い髪の女性は、目を開けると大きな胸を揺らしながら跳ねるように飛び起きた。少女が自分の顔を、指で思い切り引っ張り、舌を出していたからだ。

 

少女は思いの外反応が大きく少し傷つきもしたが、頭の上からコロコロ落とした艦長帽を、女性の頭にそっと乗せた。彼女は空手チョップの姿勢で、ルリちゃんごめんと少しハスキーな声で謝る。

 

「入っていたのは毒でしたけどね」

 

女性が愛情を込めすぎたみたいと謝ると、少女は腹に残る毒を吐き出した。彼女は引きつった顔で、表情暗く口を開ける。彼女からの宣戦布告かとも思ったが他意はなさそうだ。

 

どちらかと言えば気にもとめていないのかと、それはそれで少女に少しフラストレーションがたまる。動く度にいちいち揺れる彼女の胸の贅肉も腹立たしい。結局胸なのかと少女は口をムッと閉じた。

 

少女は1人、ゴワゴワとツインテールを揺らしながらブリッジへと戻る。右と左の漢字が戦う格闘ゲームを始め、何か忘れているような気がしながらもボーッと画面を眺めゲームをプレイし続ける。

 

しばらくすると、少女は耳をピッと動かし変なのが入って来たとこそこそシートの下を這うように進み始めた。

 

強面のスーツ男と、イケイケ美人秘書が誰もいないことを良いことに、ベタベタと始めたらしい。少女は勘弁してと腹這いで部屋から逃げ出そうとする。

 

少し進むと頭を誰かとぶつけた。

 

小さなオモチャの腕が飛び出したからと、這いつくばって探している彼だった。少女は彼に声を出さないように言い、変なのがいる方角をそっと指差す。普段は鈍いくせに彼も察したようだ。

 

二人でシートの足元の暗がりで、息を潜め膝を付け合い体育座りする。二人は背中から聞こえてくる、男女の荒い息使いと、容易にアレを連想させる乾いた等間隔の破裂音を聞きながら顔を青く変えていく。

 

しかし、彼のソコは知り合いの湿ったあえぎ声に刺激され膨らんでいるようだ。少女は流し目で、彼が隠そうと膝を居心地悪く動かしている様を見た。私の時はそんなにならなかった癖に、と。

 

――私の時?

 

少女は断片を思い出し、目眩のする恥ずかしさから吐き戻した。しかし一つわかったことがある。これは領域の奪い合いだと。獣のような二人は音に驚き逃走したようだ。彼は優しく少女の丸める背中をさする。

 

「あいつら!」

 

少女が落ち着きを取り戻すと、彼はヒーローのように燃える瞳で立ち上がり、今にも駆け出そうと握りこぶしを作っている。少女は彼の袖を弱々しく引っ張り彼を引き留めた。

 

彼女は彼が王子さまだと言っていたが、少女にも少しわかる気がした。いや、少女が見た彼なのだろうか。少女はそれゆえ涙を流した。

 

「ごめんなさい、テンカワさん」少女は彼に距離を感じた。自分はここにはいられないと。「消えてください」少女は悲しい笑顔を作り涙を流す。

 

少女は迅速にIFSによりハッキッングを開始した。世界が揺らぎ彼の姿も消える。どういう手段か分からないが、アレが始まる前に、少しでも遺跡の領域を占有しなければいけない。

 

しかし、それは再び始まった。

 

非常灯すら点かない暗闇のブリッジの中、少女は仰向けに転がり、両手両足に痙攣が始まった。激しい振動で一部の筋肉が団子になり、また各所に肉離れも発生した。激痛が少女の抵抗力を奪い取る。

 

体に少しでも力を回せば、大声で叫ぶほどの激痛が地雷源のように全身に隠された。しかし、少女は冷静に、観念したかのように目を閉じ、少しでも体力の回復出来るよう努めた。

 

「っんーぁぁぁぁぁあ」

 

性感の開発でもしているかのように、少女はひたすらに乳首とクリトリスを重点的に責め続けられる。股間だけを突き上げ、タイトミニのスカートを羽ばたかせながら上下にブリッジ運動を繰り返す。

 

これは試練だろうか。それとも遺跡の防衛機構を甘く見積もった少女たちの浅はかさだろうか。時を駆けることはそう単純な事ではなかった。

 

「ルリちゃん、大丈夫?」

 

彼のモモが、少女の頭を優しく支える。再び再構成されたようだ。しかし少女にはもう違いを識別する力は残っていなかった。

 

「見な、でっ、アキット、さ」

 

少女はイキ続けながら、哀れむような瞳で、抑揚のない事務的な声で尋ねてくる彼に涙した。

 

少女の頭は柔らかい彼の股間に支えられている。少女は蔑むように顔を覗き込まれながら、足を蛾のようにバタ付かせメス臭い汚い汁を撒き散らす。

 

少女の穿く白い下着は、臭いの酷い黄色いグラデーションの付く下着へと変わっていく。手足からの激痛の中イキ続け、彼に呆れられながら、子宮を震わせる。

 

やがて下着は悪臭を放ちながら、逆三角形の先端を赤く染めていく。少女は彼に蔑まれながら初潮を迎えた。

 

 

 

 




 



    , -r―ァz._, -、 _f 入/⌒\
    / _」ニ -'´ ` `¨丶  {/' \
   l/  / ハ l|.\ ',    \
  /   /|__」 ´|  L.」 j_ \ . l   |
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/|/| |   |lKヒィ}  弋ソノノ / / l  |
l 八|\リ ゞr'    , , , テーf-イン : :|
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     /ハ: V`二.」∠.  l / / /   \
    /  ハノ/ /]_」ヽ \j/イ /l l   \
  /    /  /|   / / / |  ヽ
 /    /\__」 |_/ ̄  /: |   l
/    /  / / | |   ヽ{  | / /
\-、 ∧  'ヘ|ヘ j/`   \  丶


一枚目のディスクの内容が終了しました。
と言うわけで、DISC2と入れ替えてください。

入れ替えた後
マルチプレイヤー画面でスタートすれば
あとは勝手に始まります。

  

つ´・ω・`) 謎の数字群アンケ実装。

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