※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイマセン

誤字報告いつもありがとうございます

今回の本編はバトル無しの、内政回(バイオレンス)になります



13話

準決勝を終えたジャギは治療室に運ばれ、トーナメントはケンシロウとシンのダブル優勝で幕を閉じた

 

だが、客席はもう一つの大会を待っている

 

ユリアやケンシロウ、ジャギを罠に嵌めようとした連中の処刑をだ

 

『市長を今すぐ殺せぇぇぇぇ!』

『よくも楽しみにしていた大会をぶち壊しやがって!』

『上層部の連中は皆殺しだぁ!』

 

優勝決定戦の熱が冷めやらぬ人間達を、このまま放置しておけば暴動にでも発展しかねない

 

新しく市長に就任する事になったトウはマイクを握ると、まず先代市長リハクとその仲間である、主な上層部の解任を発表、そして自らが新しく市長に就任した事への挨拶をする

 

リハクやらの解任?新市長の誕生?

 

『…ざわざわ…』

 

トウは客席からの注目を自らに集めた事を確認すると、ユリアにマイクを渡す

 

彼女は主賓席から立ち上がると、自然と客席は全て静まり返り、聖母の言葉を待つ

 

ユリアは、普段からの自分の弱さが甘言を吐く連中の跳梁跋扈を招いてしまい、多くの人々に迷惑をかけた事を深く謝罪した

 

大会に出場した選手、スタッフ、客席に座る人々に、続けて謝罪するユリアの優しい声質が、煮えくり返った客席の怒りを沈めていく

 

しかし、解任だけでは人々は納得がいかない

 

特に被害にあったジャギの部隊、彼等からのヘイトは凄まじく、ユリアが幾ら言っても殺意が収まらない

 

野次や罵声は浴びせないが、表情や態度を全く軟化する気配がないので、客席では目立っていた

 

そこにトウが替わってマイクを握ると、リハクの処刑とはいきませんが、主な上層部のメンバーの処置は最大の被害者であるジャギに一任しても良いかと、ジャギ隊に向けて尋ねる

 

『…それならまぁ…なぁ?』

『……ジャギ様が、決めるなら』

『…我慢してやらぁ…!』

 

そんな声が聞こえると、ジャギ隊は漸く態度を軟化、客席の熱が下がった

 

本来ならばシェルターの人間の前に、あの三人衆にボコボコにされた聖母軍の獅子身中の虫を吊し上げて、ケンシロウが、自らの意思に関係なく口を割らせる秘孔『新一』を突いての、自白大会が盛大に行われる予定だったが、そんなモノは火に油を注ぐだけだとジャギ本人に止められている

 

 

 

だが当然、あのジャギが何もしない筈がない

 

ちゃんと診療所へ向かう前に、ジャギはある男を拷問にかけていた

 

弱味に漬け込んでアリサの貞操を汚し、苦しめようとした白メガネである

 

シェルター自体から逃走を図ろうとした所を、副官カーネルの手下に捕縛された白メガネは、原作ジャギがケンシロウにやられた秘孔『龍頷』を突かれ、動く度に激痛に襲われては床でのたうち回る

 

そんな白メガネを見て、ジャギや三人衆、ジャッカル達は高笑いを上げた

 

勿論ジャギは、その場にアリサを呼んでいない

彼女にそんな汚いモノを見せたくはないのだ

 

散々に楽しんだあとも白メガネの地獄は終わらない

 

北斗性転換掌で女体化された白メガネは、メガネ美人の娼婦に変えられ、ジャッカルが進める風俗街計画の一つ、『世紀末風SM倶楽部』のメス豚にする為にと入念に調教されるらしく、手始めにジャッカルの手下全員に抱かれ、男としての尊厳を粉々にされた後は、調教役に抜擢された御嬢に今もどこかで悲鳴を上げているらしい。合掌

 

別日には、ジャギの代役を務めるケンシロウによって、秘孔『新一』を突かれた者達が、意識とは関係なくペラペラと自分達の悪事を洗いざらい喋らされ

 

聞き出したその内容を、トウやジャギが厳選して紙に貼り出し、シェルターの人間が残らず連中の悪事を知るところとなる

 

別に悪事を全部を教えてやり、また暴動の切っ掛けを生む必要はない

 

知らなくても良い事は知らなくても良い

 

特に上層部の連中は、住人が知らないモノを知りすぎているからだ

 

聖帝と拳王が動き出した、とかである

 

 

 

 

 

 

「はえ~、いい気持ちにゃ~」

 

「おら!頭がスッキリしたところで、仕事頑張ってこい。定時まででな!」

 

診療所のベッドに繋がれたままでもジャギは、トウやユリアに的確な助言を出す『有能なスタッフ』を、毎度便利な北斗神拳で次々と造り出す

 

「はっ!?わ、私はなんという愚かな行為を続けていたのでしょうか…!」

 

「しっかり務めてきやがれ

ただし出勤時間を早めて仕事をしたり、持ち帰ったりするのは許さねぇからな!」

 

腐った連中が上層部には沢山いたので、ソイツら全員を美男化……ではなく、美しい心根の人間に改造……指導してやっているのだ

 

「仕事!仕事をしたぃぃぃぃ!」

 

「おめーは今日休みだろうが!

しっかり休みには、休みやがれ

休日出勤なんざ言語道断だかんな!」

 

心だけを弄り、顔を変えずにおいたのは、生き恥を晒して貰うため

 

「ひ~~ひっひっひ……おめーらの替わりなんざ幾らでもいるんだよぉ、有給を消化しちまいな」

 

彼等が住人から後ろ指を差される事が

 

「心が洗われたのは俺のお陰?アホか

俺は切っ掛けしか作ってねぇ、あとはテメーがテメーの人生を薔薇色にすんだよ!

何ぃ……?彼女が居ない?

ちっ!面倒くせぇな…おら、ここに書いてある看護婦の連中が恋人募集してる、俺からは話しておくから、あとはテメーで何とかしやがれ!」

 

後々への跳梁跋扈を防ぐ為

 

「あん?子供がもうすぐ産まれるから、子供の名付け親になってくれだぁ?…バカ野郎!

俺なんかが名前を決められっか!おら、これでも持って、とっとと帰っとけ!

なんだァその面?おめーにじゃねぇ、嫁さんが今も頑張ってるなら、その祝いだよ間抜け!

嫁さん大事にしねぇとブッ殺すからな!」

 

……とにかく今回の騒動ではサンクチュアリを作る上で、有害となる膿を早めに摘出できたから、結果としては吉と出たと言える

 

「なんだぁ新人、俺に開発プランをみてくれ?

んだよ、面倒くせぇな…………良くできたプランじゃねえかよ、この手の仕事をさせりゃ、オメーが間違いなくNo.1みたいだな

もしかしてシェルターの回りを公園にして、大きな道路を設計したのはおまえか?

おぉ、やっぱりか!

よっし、物資は惜しむなよ!俺が出せって言えば資材課の連中も黙るからな

あとはチームを選別して……あん?資材課の課長が嫌味なヤツだから、きっと承諾してくれねぇ?

くっっっだらねぇ!ソイツ今すぐ呼んでこいや!

嫌がったら、荒野に放り出すと言っとけ!」

 

リハクは自宅療養と言う名の『引退』を命じられたが、そんな事でジャギの怒りは収まらない

リハクはジャギと談話室にて、マンツーマンで『お話し』をしたらしく

ジャギ曰く、リハクはとても素直に胸の内を語ってくれたそうだ

 

「俺に働く機会を潰された反動とか、俺に軍師の立場を取られたからだとか、俺が自由にやってて自分は判子を押すだけの作業に嫌気が差したとか、全く、全部俺のせいかよ…いや、俺のせいか

…トウ、オメーも苦労してたんだな…

おいおい、もう心配はいらないんだから、そんな泣くなよ…え?ボケが始まらないか心配?

わかったわかった、なんか考えとくよ

だから俺が聖帝軍を潰す迄、しっかりと拳王軍への時間稼ぎ頼むぜ、美人市長さん

あ、リハクの件を詫びるついでに教えておくが、ラオウは自分を殺しに来る女が好みだから、オメーも女の魅力って武器で、一つラオウの寝込みでも襲ってみたらどうだい?

そんで既成事実を作っちまえば、ラオウもユリアを諦めざるを得ないだろうよ、かーーかっかっか♪

おいおい、何を頬を赤らめてやがんだ、あと鼻血拭け」

 

実戦さながらとは言えないが、ケンシロウを鍛えられた事も大きく、シンに刺激を受けたレイも、南斗水鳥拳に更なる磨きをかけていると、妹のアイリがマダラと一緒に御見舞いに来たときに嬉しそうに言っていた

 

「ほほぅ、外回りの地質調査チームが鉱脈を発見してたら、偶然にも鉱泉も発見ねぇ

温泉…温泉かぁ、アリサと手下とで行きてぇなぁ

うん、面白ぇじゃねえか、とりあえずシンに連絡して付近のバカ共を掃除させな!

そんで温泉郷を作りゃ、ユリアには視察と称した療養にケンシロウと行って貰うとも言っとけよ、アイツ張り切るから」

 

ケンシロウは暇な時にトキに稽古をつけてもらっており、更には外回りの部隊に付いた行き、世界を見て回りつつ実戦を重ねているそうだ

部隊に付いていけば必然的に車移動なので、ヒャッハーに出会う機会も多いが、実戦不足なケンシロウには良い経験となるだろう

 

「待ってたぜ、これが新しい紙幣のデザインか

嘗ての紙幣になんとなく似てるが、まぁそこはいい、偽札対策はしっかりな

どれどれ~人選はユリア、トウときて、俺?

そこはケンシロウだろうが!余計な事すんな!

やり直しだ!……あ?俺の所だけだよ!

あとはオッケーだ、オッケー!」

 

悪友関係に戻ったジャッカルも、たまにジャギを訪ねてくる

上層部の下っ端から街の一角を取り仕切れる程の権力を得た事で、ジャッカルは遂に風速街改め『歓楽街』の開発を始めていた

そのせいで毎日が忙しいらしいが、時たまこうしてジャギに会いに来ては、ワル同士で入念にプランを練る姿はアリサ曰く、実に楽しそうとの事

 

「もっと他の村や街にも、生き残った技術者がいるかもしれない

そこで人事部のオメーらに、求人広告の貼り紙を作成してもらいたい

ただし就業規則は絶対に偽るなよ、ちゃんと細かく書いておくんだ、後で騙されたなんて言われない為にもな

あと、暴徒達も『軽い身体検査』を受ければシェルターや、街に入れて住まわせてやるとしよう

…え?どんな身体検査って?ふっ、ふふふふふふふふふふふふふふ…聞かない方が良いぞ♪」

 

まだまだ人材が足りない、これからはユダの街の他にも同盟を結ぶ街が出てくる事だろう

下らない暴徒に酷使される、優れた技術者は早めに救いだしてやった方が良いのだ

 

「どうだった?元斗の使い手や役人が守る、天帝の村は見つかったか?

…そうか、見つからなかったか

いや、いいんだ、拳王軍の縄張りを探し回るのは大変だったろ?ご苦労さん、暫くはゆっくり休んでくれ」

 

後年は天帝ルイを擁して圧政を敷く臆病者のジャコウや、それに使われる元斗の連中も今は拳王軍の縄張りで暮らしつつ、ひっそりと牙を研いでいる事だろう

出来ることなら直ぐにでもルイを救いだし、影から天帝を操れたら、すくなくとも俺はこの国で無敵になれる

そしてジャコウをルイが居た穴蔵に閉じ込め、暗所恐怖症の男に地獄を見せてやれるのにと、ジャギは歯噛みした

 

「あん?三人衆が五車星に弟子入りぃ?

メリケンがヒューイなのはなんとなく分かるが、御嬢がシュレンなのは?

炎で調教の種類を増やす為…?うわぁ

キッドは?

リハクの所で、え?…お仕置きしてる?

……玉は潰すなと伝えとけ

にしても、なんだそりゃ…俺に言えば南斗聖拳なら教えてやんのによ…ちっ」

 

ユダは軍を率いて街を出て行った

滞在中にユダは、トキに追従されてだがシェルター内部を見て回り、その豊かな物資に驚いていたそうだ

特に、あまり利用されてないエステ、フィットネスジム、プールの存在は女王の興味を引き、取り巻きガールズと共に滞在期間まで堪能したそうだ

 

「ユダの所に瓦礫撤去の理由で重機を貸す約束をしてるんだが、そのチームを選別しとくかって…え?

既に希望者がウジャウジャ?

女王ユダと取り巻きガールズに惚れ込んでるから、早く行かせろと毎日せっつかれてる?

はぁ~…聖帝や拳王を何とかするまで待っとけ」

 

ジャギは出発前のユダに聖帝の事を聞けば、サウザーは聖母軍を潰すと宣言、近い内に挙兵するらしい

サウザーとの闘いは近い

ユダは幸運を祈るとだけ言い、自分の元を離れる女達を送り届ける役目に戻った

 

「サウザーはどうだ?

……ほぅ、動いたか

拳王軍は?まだ完全に動く気配は無しか…くくくっ、市長みずから出向いた外交が良い結果になったようだな

トウにはまだまたラオウとの関係を引き伸ばさせな

そして残りの外回りの連中を全て撤収させろ!

これから作業を開始する奴等は日を改めてさせる、調査や掃除が終わってない奴等がグズっても完全撤収させるんだ!

そしてカーネルに偵察部隊を選別させて、シンの部隊に付けさせたら、拳王軍と聖帝軍の両方を監視をさせるんだ。行け!」

 

拳王軍は永遠砂漠で古代都市を発掘、そこで水源や油田を発見し、砂漠の民からラオウは『神』と崇められている

そこにジャギに焚き付けられたトウが使者として大胆にも出向き、ラオウと面会、拳王軍と聖母軍の関係修復を願い出ている

ジャギとしては関係修復なぞ全く見込めないのは分かっているが、ラオウが彼女を殺してないところを見るに、案外うまくいくかもしれないと思っている

 

なにがとは、言わずもがなだ

もしもサンクチュアリの美人市長を妊娠させたら、流石のラオウも堂々とユリアを欲する事が出来るだろうか?

それでもユリアを欲しても良いように、ジャギはある建物の建造を急がせているらしい

 

「拳王軍が動いたら、ラオウにはトキを戦わせる

そしてケンシロウにはユリアとの、結婚式を挙げさせろ

式が終れば……聖母軍の勝ちだ

取り巻きの軍にはシンの部隊を当てる、ラオウ以外は雑魚に毛が生えた連中だ、存分に蹴散らせと命じろ

あと五車星はユリアの護衛を、リュウガの動きには注意を払っとけよ

ジュウザ…?ヤツは好きにさせとけ

聖帝軍?ヤツは俺の部隊と、聖帝軍に対抗するレジスタンスで防ぐ」

 

レジスタンス、原作でもサウザーの暴挙に対抗していた組織を率いる男に、ジャギは既に使者を出していた

 

「レジスタンスのリーダーは何て?

……俺の方から来いってか、へぇ

いいぜ、この傷が塞がったらそっちのアジトに向かうと言っとけ、その返事ついでに水と食料も持ってってやりな…それと、菓子類もいくつかな」

 

 

 

 

 

 

「もう誰も持ってこないな?

ふぅ、漸く一息つけるぜ~」

 

「ジャギ、お疲れ様」

 

上層部の掃除が終わり、診療所で寝てばかりでは暇なので市長のトウに、ジャギは聖母軍の内務の仕事を僅かばかり回して貰ったのだが

 

結果はご覧のとおり、その剛腕で次から次へと問題を解決していくので、改心した上層部や内務関係者、外務関係者、軍人、財務、調査チーム等々が毎日のようにジャギのベッドを訪れている

 

秘書のように働くアリサに、こりゃ戦闘より大変だなと愚痴を溢す時もあるそうだが、アリサ曰く『生き生きとしてる』らしい

 

ジャギにとっての当面の問題、サウザーの聖帝軍の事を考える

 

サウザーを倒す方法は編み出してある

 

奴の体の仕組み、秘孔の位置が表裏逆なのは原作を読んでいるから知っているので、北斗神拳を見せつけて向こうを油断させ、天破の構えからの天破活殺で動きを封じてしまえば良いのだ

 

まともに戦えばサウザーに勝てる見込みはない

 

だがジャギとしても、わざわざ負ける戦いに臨むつもりはない

 

サウザーの動きを封じ、まんまと捕らえてしまえば、こっちはシュウのレジスタンスと共闘して、有象無象の集まりでしかない聖帝軍の連中を蹴散らす

 

残った連中は勝手に散り散りとなるか、拳王軍に入るしか生きる手段は無いだろう

 

捕らえたサウザーは、じっくり料理してやる

 

 

 

聖帝軍の本拠地にある陵墓、聖帝十字陵はまだ半分ほどしか作られてないらしく、そこには既に拐われてきた多くの子供が強制労働を強いられており、アリサが庇った少女もそこに居ると推測される

 

「アリサ、待ってな、お前が庇ったガキは必ず救い出すからよ」

 

「ありがとう、ジャギ」

 

「そう言えば、そのガキの名前や容姿を聞いてなかったな、探す際に必要だから教えてくれ」

 

「その子の名前は、リンって言うの

リンは、目の前で両親を殺されたショックで声が出せなくなってもめげずに、常に一生懸命な良い子だった

言葉が話せない女の子だから、直ぐに分かるよ

だからお願いジャギ、リンを助けてあげて」

 

(………………マジか)

 

天帝の片割れ、リンが聖帝軍に居ると分かった

 

これは負けられないジャギ

 

…アリサに懇願された以上、負けられる訳がないが

 

「分かった、どんな事をしてもその、リンだけは助け出す」

 

「……ダメだよジャギ」

 

「あ?」

 

「両親から離された子供達はどうなるの?」

 

「……アリサ、お前も知っているだろうが、普通は暴徒に襲われたら男は殺され、女は死ぬまで犯されるか、奴隷として売られる

そして聖帝は蟻の反逆すら許さない男だと聞く、そのガキ共の両親が生きている可能性は低い」

 

「でも、聖帝が子供を使って変な建物を造ってるのは周辺では有名なんでしょ?

だからジャギが、」

 

「…聖帝軍が瓦解すれば、ガキを迎えに来るかもしれないって?」

 

「それは信じるしかないじゃない

家族の愛は強いんだ、拐われた子供を迎えに来なきゃ、親としては失格だもん」

 

(子供を迎えに来なきゃ、親として、失格か)

「…………」

 

「……ジャギ?」

 

「俺に親はいねぇが、ガキ共には、まだ居るかもしれねぇな」

 

「…ジャギ…ごめん」

 

「…気にするな…記憶も無い奴等を考えても虚しいだけだ」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………ねぇ」

 

「ん?どうした?」

 

「赤ちゃん、作ろうか」

 

「……え?俺と、アリサの?」

 

「そっ、家族の愛ってヤツをジャギに教えてあげたいから♪

…………ダメ?」

 

「ダメじゃねぇ!…ダメじゃねぇが、それは聖帝軍をブチのめして、ガキ共の親を一人残らず見つけてからだ

…それでいいか?」

 

「……うんっ」

 

「すっごく時間が掛かると思うぞ?」

 

「大丈夫!信じて待ってるから!」

 

「…けっ!まさか、俺がガキを…ん?」

 

「どうしたの?」

 

「これって…もしかして」

 

「そっ、プロポーズのお返しだよ♪

地獄の底まで付いていくからね、大好きな旦那様♥️」

 

「…………」

 

「…………ん?」

 

「う、うおおおおおおおお!

マジかぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「……マジ♥️」

 

「ふっふふふふふ、うわぁはっはっは!

やってやる!見てろよぉサウザー!

アリサの為にも必ず、ブッ倒してやっからなあああああああああああああ!!」

 

「張り切っても、死んじゃだめだぞ」

 

「おう!……でも、その前に」

 

「えっ?……きゃ!」

 

「ガキを作る前に、その予行練習がしたくなった!」

 

「え!?ここで!?」

 

「そうだ!」

 

「だって、ここ、診療所だし…」

 

「構うな、愛に障害はつきものらしいが、そんなモンは北斗神拳で」

 

『よかないわぁぁぁぁ!』

 

「げぇ!婦長!

それに、お前らまで!」

 

アリサからの愛の告白に燃え上がったジャギが、彼女をベッドに引き込んだ所で

 

診療所で恐れられるデカい婦長に連れられて、三人衆、レイ、アイリ、マダラが見舞いに現れた

 

「お前ら、いつから居やがった!?」

 

「アリサの姐さんの護衛で、最初からッスよ?」

 

「メス豚の調教も終わって暇してたら、まさかの展開だねぇ、アリサ、おめでと♪」

 

「…ぐすっ…ジャギ様、おめでどうございまず」

 

「サウザーが相手なら俺も行こう、レジスタンスのリーダーは親友なんでな、ここは力になるぜ」

 

「兄さんここはまず、お祝いの言葉でしょ

ジャギさん、アリサさん、おめでとうございます」

 

「ジャギ、アリサ、一緒、ナル、メデタイ」

 

一気に賑やかになる部屋で、それぞれの祝辞を貰ったアリサは嬉しそう

 

ジャギは穴があったら入りたい心境だろう

 

「皆さん、本当にありがとうございます

…でも、赤ちゃんは保留にされちゃいまして」

 

そう言うと全員が一瞬固まり、次にジャギを睨み付ける

 

「はぁ!?なにしてんスかジャギ様!?

保留とか、マジありえねぇこの人!」

 

「……ヘタレね」

 

「…まだチャンスがあるのか…」

 

「おいおい三人とも、男が愛する者の為に、命懸けで戦いの場に向かうんだ、その辺を察してやりな」

 

「うわ、あ、あの兄さんがマトモな事を…」

 

「ガルル…意外…」

 

 

 




ごちゃごちゃしてしまいましたが、 内政回はこれにて終わりです

ジャギの内政(バイオレンス)は如何でしたか?

天帝、そろそろ出番ですから名前を出してみました
ジャコウのお仕置きは本編にあった通り、ルイちゃんと同じ刑罰にしてやります!

聖母軍の汚物が綺麗にされ、リハクは引退、ラオウとの進展があったかは未定ですが、これで原作では悲恋のトウにも遂に春が来た。オメデトウ

リハク、ジャギに嫉妬してたみたいです
よっぽど罠を作りたかったのでしょうかね?すっとぼけ

次回の番外編は温泉回かなぁ……
決死の女湯覗き、怒濤の枕投げに布団投げ、我慢大会、一物自慢対決

リクエストありましたら打ち合わせ可能なメッセでオネシャス

感想・補足ありましたらお気軽にどうぞ♪

ありがとうございました!

本作品のヒロインは?

  • アリサ
  • 三人衆をセットにすれば良い
  • 作中で誰よりも早く花嫁姿になったマミヤ
  • 世紀末レベルで悲劇のプリンス、アミバ
  • そんなことより、リハクを殴らせろよ!
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