※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイミセン

誤字報告いつもありがとうございます

番外編、ギャグとバイオレンスがメインになります

北斗性転換掌が荒ぶっております、ご注意を

雰囲気をお楽しみください


番外編『おいでませ!温泉郷』

ユリアの療養を兼ねた視察団がサンクチュアリから、世紀末の人気スポット『温泉郷』に到着した

 

自然豊かな渓流を利用したこの温泉郷は、敷き詰められた石畳と石段、木造の住宅街が実に良い風情を出している

 

大きな旅館が一つだけだが、街中には子供に人気の温水プールや地形を利用した温水スライダー、温泉街の鉄板の射的場、景色を楽しみながら一息つけるカフェ、食べ歩きグルメショップなどの沢山の遊び場が充実しており、お土産屋も豊富、ジャッカルの手下が治めるムフフなお店も多数存在する

 

メンバーはユリアとケンシロウ、トキとアイリを含めた看護婦達

そして護衛のジャギ隊で統制されており

 

今、サンクチュアリを守っているシンの部隊と、トウ市長が率いる五車星の面々は、入れ替わりで温泉郷に来る手筈になっている

 

アイリが心配だと兄のレイと、ペットのマダラも着いてきているが、黙っていればイケメンのレイは看護婦達にもみくちゃにされ、マダラは車酔いしているので大人しいものだった

 

女将率いる女中達に総立ちで迎えられ、一向は各々の部屋へと案内される

 

 

 

そんな光景を旅館の陰から見ている、軽薄な三人の男達が居た

 

「ウヒャ~見たかよアレ」

 

「やべ~、マジあの雌共レベルたきぃ~」

 

「あれは行くしかないっしょ~☆

旅の恥は掻き捨てってヤツだし~」

 

「それ☆それ☆」

 

「とりまオレ、あの真ん中の一番ヤベ~ヤツ取り~」

 

「じゃあオレあそこの雌連中を総取り~」

 

「……ざけんな!残ってんのババァしかいねぇじゃん!」

 

『ぎゃはははははは☆』

 

 

 

(……ゴミめ)

 

 

 

ケンシロウとユリアは旅館で一番の部屋へ、トキとジャギにはそれなりの部屋、他はほどほどである

 

「ふぅ~…、一人か」

 

ジャギは荷物を置くと、窓から呆然と景色を眺める

 

その表情は微かに不満げだ

 

(……アリサと来たかったなぁ……)

 

軍に所属してない自分よりも、普段頑張ってる部下の人達を労って欲しい。そう言うアリサはこの旅に同行していない

 

護衛の仕事の一貫できている、それは分かってはいるが

 

『コンコン』

「失礼します」

 

女中さんが挨拶に来た

 

ジャギは彼女から、来店の際には必ず聞かされる旅館の説明を受けて、わかったと言って下がらせる

 

「……?」

 

しかし、まだ彼女はなにやら言いたげにしている

 

ジャギが何だと尋ねると彼女は口を開けば

 

『最近、女湯に男が乱入して困っています、なんとかしてください』と言われた

 

女中の話では最近、美人の客が女湯に入る度に、決まって男が乱入し『逃げんと取って食っちまうぞ~』と風呂の中で、女を追いかけ回す事件が多発しているらしい

 

捕まえようにも、男は神出鬼没で腕っぷしも強く、街の自警団が全員で掛かっても返り討ちにされた事もあると

 

(……あの野郎)

 

犯人に思い当たる節が有りすぎるジャギは、女中の説明を聞いてて頭が痛くなったきた

 

「お客様の噂はこの温泉郷にも届いておりまして、そこで是非ともその犯人を捕らえ、天罰を与えて頂きたいのです

でないと当旅館自慢の温泉が……うぅ」

 

口元を袖で抑え、女中は苦しそうに泣いている

 

ジャギとしても、アイツの下らない行いで温泉郷の客足が遠退くのは防ぎたい

 

「分かった。ソイツは俺が何とかしよう

アンタ方はいつも通り女湯を開けといてくれ」

 

「ほ、本当で御座いますか!?」

 

「ただし、ソイツを捕まえる迄は他の客を入れるな」

 

「で、ですが犯人は女性のお客様でないと現れないのですが……」

 

「任せろ、とっても強い美人さんを沢山しってんだわ」

 

 

 

 

 

「いやっほぉぉぉぉぉぉ!」

 

ハイテンションで女湯に乱入した男、ジュウザは今日も自由を満喫している

 

「ほれほれ~逃げんと取って食っちまうぞ~♪」

 

『…………』

 

「ありゃ?」

 

パチャパチャとお湯を掛けて、いつも通り女を追い回そうとしたジュウザ

 

しかしそこに居た四人の美女達は、無言でジュウザを睨み付けており、何だか彼女達はやたらと迫力があった

 

「なんだなんだぁ?ノリの悪い女の子達だなぁ」

 

「おいジュウザ」

 

「あ~ん?げぇ!」

 

振り向けばジャギ、ジュウザはまさかの男が居たことに固まった

 

「こいつらがノリが悪い理由を教えてやらぁ」

 

「へ?」

 

そしてジャギはネタばらしをする

 

「北斗性転換掌!」

 

四人の美女に北斗神拳を使えば、みるみる美女達の体がゴツみを増してきて……

 

「……ん?……んん?……なぁにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 

美女達はケンシロウ、トキ、レイ、マダラが女体化した姿であった。(美女モードの姿は各自の想像にお任せ致す)

 

つまりジュウザが欲情したのは

 

「お、おと、男……?」

 

「いえーす☆」

 

「がくっ……」

 

『雲のジュウザ』己の下半身に死す

 

 

 

「ありがとうございます!本当にありがとうございます!」

 

縄でギチギチに縛られたジュウザを差し出すと、旅館の女将、女中達から礼を言われるジャギ達

 

「ジャギ、こんな下らない事に北斗神拳を使うな」

 

レイが四人を代表してジャギに抗議するが、マダラが隣から口を挟む

 

「デモ、レイ、アイリ、ト、似テタゾ」

 

「ん?そうなのか?」

 

「ガウ、流石、兄妹、綺麗ダッタ」

 

「ふーん、そうかそうか♪」

 

妹に似てると言われ、レイはそれ以上追及して来なくなった

 

お兄ちゃんよ、それでいいのか?

 

レイは黙った、しかしジュウザ捕獲に使われ、ユリアとの貴重な時間を潰されたケンシロウは不満顔だ

 

そこでトキが、これでユリアやアイリが覗き魔の被害に遭わなくて済むではないかと言えば、ケンシロウもトキに言われては納得するしかない

 

それに旅館からお礼の意味で、全員の夕食がワンランク上にグレードアップしたので、五人は旅行メンバー全員に感謝される事にもなるのである

 

 

 

 

 

 

「今のナンパしつこかったー」

 

「ほんとほんと、アイリちゃんが断ってくれなかったら、部屋まで付いて来そうな勢いだったね」

 

「アイリちゃん、ありがと♪」

 

「…………」

 

「ど、どうしたのアイリちゃん?」

 

アイリと看護婦達が温泉街で遊んでいると、やけにハイテンションな三人組に声を掛けられた

 

自分達はこの街の有力者の息子である事をアピールし、彼女達の行く店行く店にしつこく付き纏い、部屋は何処だの、いつまで滞在するだのを聞く

 

しかしマダラと九死に一生を得た事、ゴッドランドに拐われた事、そしてレイの妹であるアイリはキッパリと拒否、毅然とした態度で追い払ってしまったのだ

 

看護婦達はアイリに礼を言ったのだが、アイリは『ああいう連中は旅館の中までズカズカとやって来て、自分達やユリアにも、もっと酷い事をしてくるだろう』と、自身の体験談を込めて話す

 

彼女達は恐ろしくなった

 

あんな女を性欲の捌け口みたいな感じにしか思ってない、財布と下半身だけの屑なスケコマシに貞操を汚されるなんて嫌だし、第一ユリアの療養が主なのに、そのユリアを毒牙に掛けるなんて絶対に許せない

 

しかし彼女達は所詮、看護婦

 

どうしようと話し合う

 

「手っ取り早く、ケンシロウ様やトキ様に言おっか?

ユリア様が大好きなケンシロウ様と、いつも優しいトキ様なら、直ぐにあのスケコマシ野郎共を掃除してくれそうじゃない?」

 

「……いや、それはダメでしょ」

 

「うん、温泉郷で殺人はねぇ……アイツ等が死ぬのは賛成だけど……」

 

「う~ん、じゃあレイさんやマダラちゃんは?」

 

「兄さんとマダラ?それはもっとダメ!!」

 

「え~、なんで~?」

 

「アイリちゃんのお兄さんと、お近づきになりたいのになぁ~」

 

「うんうん♪

アイリちゃんが変な三人組に拐われちゃう~♪なんて言って抱き付いちゃいたい♪」

 

『キャハハハハハ』

 

「…皆さんは、兄さんが怒った時の事を知らないから、そんな事が言えるんですよ…もし、兄さんがこの事を知ったら…」

 

「え…知ったら?」

 

「どう、なるの?」

 

「間違いなく明日までに、バラバラの斬殺死体が発見されますね」

 

『…………マジ?』

 

こくりと頷くアイリの顔は、大真面目である

 

「……じゃあ、やっぱり」

 

「ここは、一番頼りになる」

 

「ジャギ様、だね」

 

「そうしましょう、ジャギさんは大抵の怖い人とは繋がりがあるみたいですし、不必要な殺人はしない人ですから」

 

「ん~それもあるけど……」

 

「ジャギ様って、かなりのワルだもんね

そこら辺のワルなんか相手にならない位」

 

「そんなジャギ様がアイツ等に、一体どんなお仕置きをしてくれるのか、そっちが楽しみ過ぎ~」

 

ケラケラと笑う看護婦達を見てアイリは、これは穏便にいかないなと、早々に諦めたのであった

 

 

 

「あん?変な連中がユリア達を狙ってる?」

 

ジャギは浴衣に着替えながら、カーネル(浴衣)の報告を受けた

 

「Sir、三人組の軽薄な軟弱者がユリア様や、看護婦達の貞操を狙っておりますSir」

 

「ソイツ等の居所は?」

 

「Sir、一人はこの街の香具師(やし)の元締めの一人息子で、ソイツが三人組のリーダーであります

もう一人は土産屋の次男、最後の男は定食屋の三男でありますSir」

 

「へぇ~この界隈の元締めの息子が、客を手込めにねぇ~、へぇ~~~~」

 

(あ~あ、悪い顔してるよジャギ様、そいつら終わったな)

 

(……これだから下半身でしか生きてない屑野郎なんて、全部タマを潰されてしまえば良いんだ……)

 

メリケン(浴衣)とキッド(浴衣)は心中で、三人組に合掌する

 

「ジャギ様、その人達をどうなさるおつもりですの?

まさか、あまりに惨い目に遇わせるおつもりでは…」

 

「…御嬢、化粧をしてくれねーか?その感じだとイマイチ本気が出ねぇだろ」

 

「そんな…あの様な、はしたない格好で温泉郷を徘徊しろなどと恥ずかしくて、とても無理ですわ…」

 

『…………』

 

そう答える女性にジャギや、メリケン、キッド、カーネルは黙った

 

御嬢は今、いつもの女王様スタイルではなく、化粧を落とした本当の姿になっている

 

これからジャギ達は風呂に入り、夕食まで温泉郷を満喫する所であったから、御嬢は風呂に入る前に化粧を落とし、鞭を置いた事で本来の姿に戻っていたのだ

 

長い髪を後ろで飾り気なく縛り、伊達眼鏡を掛け、雰囲気は地味で控えめなオーラを放っている

 

とても普段、鞭で人を叩きまくる女傑とは思えない

 

「おい『ミチル』、奴等を放っておけばユリアがその毒牙に掛けられるだろう

同じ女として、いや、聖母軍の人間として、それは許される事か?

あれだけユリアが楽しみにしていたケンシロウとの旅行を、そんな奴等によってブチ壊されても良いのか?」

 

「それは……」

 

「ジャギ様ぁ!大変です!」

 

ジャギが御嬢こと、ミチルに理を説いていると、アイリと看護婦達が部屋にやって来た

 

そして自分達もジャギ達が話していた三人組に、しつこく声を掛けられたと話した

 

あのままだったら部屋まで付いて来そうな勢いだったと話すと、ジャギの目がみるみる怒気を孕み、その殺意がオーラとなって体外に吹き出る

 

その光景を見た、この場の全員が『あ、終わった』と思ったそうだ

 

ジャギは看護婦達に、よく報せてくれたと言い、ソイツ等は二度と悪さが出来ないようにしてやるから、安心して旅行を満喫しろと言って部屋から下げさせた

 

楽しい旅行に来たつもりが、屑共のお陰でぶち壊しかよとジャギは苛立つ

 

それでも自身の手下には温泉郷を楽しめと言うと、盛大に男の象徴である一物自慢大会や、卓球大会が行われている中でジャギは速攻で風呂に入り、旅館を出た

 

しかし、どうしても付いていくと聞かない三人衆とカーネルだけを連れて、ジャギはこの界隈の元締めの所へ乗り込むのであった

 

 

 

 

 

 

「こ、この度は私の息子がとんだ失礼を…」

 

ガタガタと体を震わせ、床に両手を付いているのが、この温泉郷の裏組織のトップとは誰が信じるだろうか

 

元締めの男は『ジャッカル組』から、枝分かれした組織を率いて温泉郷を統治しており、元締めはジャッカルからは親子の盃を受けていた

 

その元締めはジャッカルの下に居た頃は常々、ジャギの事をよく聞かされていたので、その恐ろしさは骨身に染みている

 

ジャギは自分の管轄内で悪事を働いた悪人を 、絶対に殺さずに生き地獄を存分に味わわせ、心も体もボロボロに擦り切れても半永久的に酷使し続け、どんなに殺してくれと喚いても、それでも殺してくれない無情の男

 

残虐非道で傍若無人、人の皮を被った悪魔のようなド悪党だと

 

そんなジャギがユリアの護衛で、この温泉郷に来ているとは知っていたが、まさか自分のバカ息子がユリアを手込めにしようとしてジャギを激怒させ、この屋敷に乗り込んでくる原因になるとは夢にも思わなかったろう

 

屈強な子分が簡単に蹴散らされ、殺気に満ちたジャギに『この界隈の香具師を全て俺に殺されるか、テメーのガキと、それにつるんでるガキを差し出すかを選べ』の選択を迫られたのであった

 

 

 

軽薄なガキが三匹、元締めの子分に縛られた状態でやって来た

 

リーダーの男が父親である元締めに泣き付く、他のガキの親も呼ばれていたのでリーダーと同様に泣き付くが、言われた本人達の反応は冷たかった

 

それこそ、『他人を見るような目で』

 

「……小僧、テメーは誰だ?俺にガキなんざ居ねぇぞ?」

 

既に到着前にジャギに記憶を弄られ、息子など居ないと改竄された親達にガキ共は一方的に絶縁されたのであった

 

「野郎共!、客を食い物にするこの腐れ外道共を街から叩き出せ!

いいかガキ共、二度とこの街に顔を出すんじゃねぇ

いや…ジャギ様やジャッカルのオヤジの縄張りで、のうのうと生きててみろ、この俺が直々にブチ殺してやる!」

 

絶句するリーダーと、その手下は強面の男達に立たされた

 

「あ~そう言えば元締め~、この界隈じゃ男向けの風俗店は多々あるが、確か『女向けの風俗店』が無かった、違うか?」

 

スケコマシのバカを街から叩き出せと命じた元締めに、軽い態度でジャギはある提案をした

 

『女向けの風俗店』、そこでこの下半身しか能の無い虫けらの屑を、死ぬまで働かせてみたらどうだ?と

 

女の体を知りつくしたコイツ等は、どいつも顔立ちはまぁ捨てたもんじゃない

 

だから今までの過ちを精算する為に、街という名前の檻で永遠に絞りとってやりなと

 

拒んだり、使い物にならなくなったり、逃げようとしたら、その時は殺せば良い

 

簡単だろ?

 

「ですがジャギ様、突っ込まれるだけの女とは違い、男は一物が勃たねば……」

 

元締めが言いたいことも分かる、男が女と交じわるには、何より一物が隆起しなければならない

折角買った男が不能になっていれば、ふざけるなと怒る客達に店側が謝罪する事になる

 

同じ男だから分かる、来る客来る客が全員美人だったり、好みの女でも連続でヤれとなれば、勃つモノも勃たなくなる

 

しかしそれを提案した、この男にそんな決まり事は通用しない

 

「おいおい元締め、俺の名を言ってみろ」

 

「…ジャギ様です」

 

「そうよ、北斗神拳の使い手、ジャギ様よぉ

そのジャギ様に、いや北斗神拳に不可能は無ぇ!」

 

ジャギは縛られた三匹に、北斗神拳を使った

 

それは『常に一物が勃ち続ける秘孔』と『精子が完全に機能停止する秘孔』である

 

突き終わると、ジャギは元締めに今つかった秘孔を説明する

 

言われた元締めは子分に確認させてみると、三匹の一物は恐怖とは関係なく隆起しており、試しに氷水に着けたり、遠慮なく白刃で脅したりしても全く衰えたりしなかったそうだ

 

「こいつぁ良い、流石ジャギ様だぁ!

これで新しい商売が出来ますぜ!

そうだ、まだまだこの街にもスケコマシ野郎がいやすから、出立前までに集めておきやすので、最後に一度お越し頂けますかい?」

 

「ああ、良いぜ

これでこの街も綺麗になるし、女の客も満足してくれるこったろ」

 

「違いないでさ、……ふっ」

 

「ふふっ」

 

「「はーーーーーはっはっはっ!」」

 

悪党同士で大笑いしたジャギであった

 

 

 

「ジャギ様、射的やりましょうよ、射的!

オレ得意なんスよ♪」

 

「よっしゃ、勝負するかメリケン?

負けた方が一時間マッサージな」

 

「…ふぁ~~、どこからも、いい匂いが漂ってくるなぁ…ジャギ様、買って♪買って♪」

 

「夕食前なんだからな、控えめにしろよキッド」

 

「ジャギ印の温泉饅頭に、ジャギ印の温泉卵、ジャギ印の入った木刀に、ジャギ印の入浴剤、ジャギ印の牛乳、ジャギ印の垢擦り…?」

 

「ははっ、ここまで来ると流石の俺も引くわ」

 

「ふむ、ジャギ様の印がヘルメットになっておりますな」

 

「かっかっか、そりゃ特注だもんよ」

 

すっかり機嫌が良くなったジャギは、三人衆とカーネルを連れて温泉街に繰り出し、夕食まで遊びまくる

 

夕食は夕食で、大宴会

ジュウザの件でグレードアップした夕食に、全員がその訳や経緯を知りたがると、どこからかポロっと情報が漏れ

 

酒も入っていた全員から、ケンシロウ達の女体化を見たいと言うコールが宴会場に響いた

 

すごく嫌な顔をする本人達だったが、看護婦達によって扇動され、ほろ酔いのユリアやアイリにも懇願された為に渋々、女体化

 

男達は大歓声を上げ、看護婦達は黄色い声を、そしてすべての元凶であるジャギはゲラゲラ笑う

 

ユリアやアイリすらも、ケンシロウ達の姿に思わず綺麗とか可愛いとか言う始末

 

「……」

 

しかしそこで黙っていない女…もとい男、ケンシロウがジャギの使っていた『北斗性転換掌』を水影心で習得しており、それをゲラゲラ笑う本人に使用すれば

 

「なんじゃこらー!」

 

『ぶほぉぉぉ!』

 

なんとも目付きの悪い、迫力のある美女が出来上がり、回りの人間が盛大に吹き出した

 

直ぐに戻せとジャギはケンシロウに詰め寄るが、隊長の変わり果てた姿にジャギ隊の面々が嬉々として押し寄せて、その解除を妨害する

 

「てめぇら!ふざけんな!

離さねぇと後がひでぇぞ!」

 

どんなに凄んでも、女にされたジャギに本来の迫力はない

 

「まあまあジャギ様ここは、おあいこってヤツッスよ」

 

「そッスよ、それに今は酒の席で、無礼講じゃないッスか~」

 

「はぇ~美人だなぁ~」

 

大分酒が入っている手下は遠慮がなく、ぐいぐいと距離を詰めてくる

 

中には御嬢こと、ミチル並に育った爆乳に頭を擦り寄せてくる不届き者も

 

(き、気持ちわりぃ…)

「離れろバカって、キッドかよ!」

 

「…ママ…」

 

手下の中にも当然、メリケン達の姿が見え、キッドに限ってはジャギにしがみ付いて離れない

 

「うんうん、俺も経験あるッスよ

これで暫く男が怖くなって、夢にも魘される事になるんスよね」

 

「ジャギ様、なんと、変わり果てたお姿に…」

 

「副官としては助けねばならぬ所でありますが、こればっかりはジャギ様の自業自得でありますな」

 

過去に女体化されたメリケンとカーネルは助ける気配がなく、ミチルは絶句、キッドは相変わらずのゼロ距離

 

「この旅行中はその格好でいるが良い」

 

そう言ってケンシロウ(女)はトキ達の女体化を解除、自らもトキに解除してもらい、席に戻った

 

そして手下に揉みくちゃにされ、激怒するジャギが残ったそうだ……

 

 

 

「ちっ、胸が重いな」

 

「……」

 

「キッド、いい加減に離れろ」

 

「…やだ…」

 

宴会も終われば、各々は部屋に戻る

メリケン達は後でジャギの部屋に合流する事になっても、ミチルと相部屋のキッドはジャギから全く離れようとしない

 

部屋に到着してもである

 

「…………」

 

「…………」

 

座椅子に腰掛け、相変わらず離れないキッドを諦め、まったりしだすジャギ

 

「ふぅ、この後の戦いに巻き込まれてもしらね~ぞ」

 

「…戦い…?」

 

不穏なワードにキッドが顔を上げる

 

ジャギの部屋で?それとも外でまたバカが騒いだのか?

 

こういった旅行のそのものが初体験なキッドに、分からない事だらけ

 

「…戦いって…?」

 

「そら、旅行の夜と言えばな、枕投げよ」

 

 

 

「北斗千手殺!」

 

「き、汚ねぇ」

「ズリー!」

「北斗神拳は反則ッスよ!」

 

「こ、こうなりゃ全員で投げつけろ!

相手はジャギ様が一人なんだ!これで負けたら、どんな無茶振りされるかわかんねーぞ!」

 

「ほーん、なら二指真空把!」

 

「ひでぶ!」「あべし!」

「たわば!」「うわらば!」

「たぶりゃ!」「ちばぁ!」

 

「けーーーけっけっけ」

 

ジャギの一人には広い部屋にジャギ隊が集まり、ジャギ一人VS隊員での枕投げ大会を行っているが、北斗神拳を使うジャギ一人に隊員は総なめにされそうだ

 

「おいお~い、こっちは胸にキッドを付けたままやってんだぞぉ、しっかりしねぇか~」

 

「…だらしねぇ…」

 

「ぐっ…やっぱり女になっても手強い」

「ど、どうするよ?」

「もはや、この手しかないな、ちょっと耳かせ」

 

なにやら作戦会議をする隊員達、それを待つまでジャギは、ほいほいと枕で器用にジャグリングして遊んでいる

 

「おっ?作戦は決まったみてぇだな」

 

「…無駄だと思うけどね…」

 

意を決した顔の隊員が向き直る

 

そして彼等は一斉に枕ではなく、布団を掴んで投げつけた!

 

「ぐはっ!て、てめぇ」

 

「いけいけー!戦いは物量だぁ!」

「個人の強さがなんぼのもんじゃー!」

「数で押し切れーい!」

 

「うおおお!」

「んにゃあああ!」

 

「これは決まったな

勝者!隊員チーム!」

 

『ヒャッハー!』

 

副官カーネルの掛け声に気勢を上げる隊員達、こうして枕投げを布団投げに切り替える奇襲にて、隊員に軍配が上がり、ジャギはKOされたのであった

 

 

 

枕投げで汗をかいた一向は、寝る前に風呂へ入りに行く

 

ジャギも風呂に入ろうとするが、はたと気付く

 

この格好では男湯に入る訳にはいかず、かといって女湯に入るなんて言語道断

 

もしも女湯に入って、そこにユリアやアイリ、もしくはその二人が居たら?

 

間違いなくジャギは、ケンシロウとトキとレイに殺されるだろう

 

なので誘いに来た確信犯(看護婦達)には、丁重に断りをいれて、手早く部屋に備え付けの風呂で済まそうとするジャギ

 

キッドをさっさと脱がせ、二人で風呂に入る

 

そして何事となく風呂を出ると、やはりキッドは部屋に帰りたがらなかった

 

ミチルを一人にするのも悪いので、上がってくる時間を見計らってこっちに呼び出し、ジャギは三人で川の字で寝に入った

 

しかし、自分の布団があるキッドは添い寝を控えめに主張し、ミチルも何故かジャギとの添い寝を希望してくる

 

「…しゃーねぇなぁ…アリサには後で詫びを入れとけよ」

 

「…うん…」

 

「はい……」

 

「おら、来い」

 

掛け布団を捲り、二人を招く

 

そして良く寝れるようにと、二人に安眠の秘孔を突いてやるのであった……

 

 

 

完!




おもったより詰め込んでしまい、後半はしょってしまいましたスイマセン

温泉→女湯→覗き→ジュウザ。この発想は北斗の拳ファンなら間違いない筈!

御嬢の本名を『ミチル』にしました
『サヤカ』は居るんだったら、そこはミチルだろ!と思い、名付けました
元ネタが分かる人には、『ベアー号』のパイロットをさせてあげよう

ジャギ(女)の寝起きの顔が、なんかパリ付いてなかったのかぁ?ニヤニヤ、とか
起きたらゴミ箱から、栗の花の匂いがしなかったのかぁ?ニヤニヤ、とか
キッドとは風呂場で本当に何にもなかったのかぁ?ニヤニヤ、とかを考える、変態な悪い子は閉まっちゃうからね♪

ヤリチン三人組の元ネタは薄い本に出てくる、スケコマシ野郎共を参考にしました
世の中のああいった輩は、全てジャギの手で地獄に堕ちてしまえば良いと、そう思いませんか?…ふぅ

お土産屋さんのエピソードが思い付かなかった。むむむっ……




後日談、拳王軍と聖帝軍がまさかの慰安旅行がマル被りし、ラオウとサウザーが風呂場でバッタリ

帰れ(威圧)と、退かぬが真っ向から対立

互いに一歩も引かない展開になるが、旅館に迷惑が掛かるので、ここは我慢大会で決着をつけようと両軍から泣きの提案

面白いとサウザーは笑い、浴場で一番熱い風呂に入るとラオウを挑発

拳王に退却はないとラオウは乗った

腕を組み、無言になる両雄

しかし、ぬるいなと言うサウザーは、大胆にも旅館側に鍋料理を持ってこさせ、それを残らず食らってみせた

ラオウも負けじと、熱燗ならぬ熱一升瓶を豪快にイッキ飲みして対抗

ギラリと睨み合い、微かにニヤリと笑い合う両雄

醜い意地の張り合いは長時間に渡るのであるが、ここで作者の想像力が尽きてしまいました。申し訳ありません

岐阜の人さんからのリクエストでした!ありがとうございました!

お次は本編になります
やっと盲目のお父さんが出せます

リクエストは打ち合わせ可能なメッセでオネシャス

感想・補足ありましたらお気軽にどうぞ♪

ありがとうございました!

本作品のヒロインは?

  • アリサ
  • 三人衆をセットにすれば良い
  • 作中で誰よりも早く花嫁姿になったマミヤ
  • 世紀末レベルで悲劇のプリンス、アミバ
  • そんなことより、リハクを殴らせろよ!
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