※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたスイマセン

誤字報告いつもありがとうございます

番外編ですが一切のギャグ無し

残酷な描写だらけの短編になります

雰囲気をお楽しみ下さい


番外編『凶鬼』※残酷な描写あり

秘密裏に拐われていたジャギの愛妻、アリサが殺された

 

そのお腹に子供を宿したまま、カイオウに殺された

 

生気を無くしていく妻を、夫は泣きながら抱き寄せ、その最期の瞬間まで、妻に死ぬなと何度も懇願

 

しかしアリサは死んだ

 

無理やり繕った笑顔は引きつっていた

 

 

 

「下らぬ愛に生きる者よ、我が圧倒的な力の前に消え去るが良い」

 

『ブチッ』

 

カイオウの言葉が引き金となり、ジャギの体にアリサと子を失った事による特大の悲しみと、カイオウに対する深く、禍々し過ぎる凶気が生まれた

 

ジャギは元から感受性が豊かであった為に、振り切れた悲しみが、凶気を生んだのだ

 

それは『魔闘気』をジャギが纏った瞬間

 

カイオウに歩み寄るジャギをケンシロウとトキは制止するが、ジャギは二人を一瞥すると、まるで蝿でも払うかのように『南斗聖拳』で彼等の体を上下に割った

 

ドシャリと音を立てて崩れ落ちる人間の四つのパーツ

 

ここまで助け合った来た義兄弟を即座に殺し、ジャギはカイオウと間近で睨み合う

 

もう二人の亡骸の事は頭にない

 

「トキを殺し、ケンシロウをも殺したか

面白い奴よ…だがこのカイオウの前には」

 

そこから先をカイオウは発せられなかった

 

ジャギの凶拳がカイオウの兜を砕き、顎を破壊したのだ

 

馬鹿なと思うカイオウ、しかしジャギの拳は止まらない

 

腕が切り落とされ、脚が砕かれ、骨という骨が折れられていく

 

反撃をしようにも北斗琉拳の源、魔闘気がジャギの放つ闇の深淵に呑まれては成す術がない

 

立っていられなくなったカイオウが大の字になり、次に彼は死を覚悟した

 

 

 

ジャギはカイオウに北斗神拳も南斗聖拳も使わず、ショットガンを頭に撃ち込んで殺害

 

原形を留めない程に散弾を撃ち込まれたカイオウの頭部は、ザクロのように破裂していた

 

そしてジャギはアリサの亡骸を大事そうに抱きかかえ、妻の遺体を丁重に葬った

 

その墓の中に、微かに残された『心』を置き去りにし

 

こうして修羅の国に、心を捨てた

『凶鬼』が誕生した

 

 

 

 

 

 

ヒョウは両手両足を粉砕され、地べたを這いつくばる虫の状態にされたまま、目の前でサヤカが凶鬼に殺される一部始終を強制的に視聴させられた後に、ゆっくりと殺された

 

ハンもシャチも、凶鬼に抗ったが、成す術もなく銃殺されている

 

残った名も無き修羅や、羅将の候補となる人物を率いたカイゼルは凶鬼ひとりに軍勢で対抗するが

 

狂ったように暴れる凶鬼を誰も止まられず、カイゼルは国外に逃亡、ラオウに助けを求めて海を渡った

 

だが、船の中には凶鬼が紛れ込んでおり

 

船が帝都の国に到着した時、息をしているのは一人しか居なかった

 

 

 

 

 

 

微かに懐かしい匂いがし、凶鬼はそちらへと歩み出す

 

途中で栄えていた街は全て焼かれ、老若男女問わずに皆殺しにされた

 

そして各地で暴れながら向かってくる凶鬼を知った帝都は、ラオウに天帝の座と大軍勢を与えて対処させる

 

変わり果てた義弟に立ち向かう、ラオウとその部下

 

真っ先にメリケンや御嬢は凶鬼の説得を試みるが、近づく前に魔闘気の波で跡形もなく消し飛ばされ、キッドは発狂して果てた

レイ・ユダ・シュウ・ヒューイ・シュレンが撹乱し、フドウとハートが凶鬼を押さえ込みに掛かる

ラオウも黒王号より降り、彼等に加勢する

 

もはや一刻の猶予もない

 

こやつは一人では勝てぬ

 

絶対に勝てぬ

 

ラオウの本能が、そう告げていた

 

「ぬぅぅぅぅ天将奔烈、北斗剛掌波!」

 

ラオウの特大の闘気の波が凶鬼の魔闘気を掻き消そうとする、カイオウの魔闘気に備えて編み出したラオウの戦略である

 

しかし

 

それすらも凶鬼の闇に呑まれ、無に帰した

 

撹乱する拳士達を魔闘気の波で集め、拳を握るようにすれば、空中には肉の球体が出来上がった

 

真っ赤な鮮血を垂らし、その球体には色とりどりの服がはみ出ている

 

フドウとハートも決死の覚悟でラオウを援護しようとするが、その大きな体は一瞬にしてズタズタに引き裂かれてしまった

 

ラオウと対峙しようとする凶鬼、しかし残っていたシンがジュウザに、ラオウは世界に残された希望だと言うと、ジュウザは全てを理解して黒王号に乗り込むと、ラオウを無理やり黒王号に乗せて走り出させた

 

シンとジュウザが凶鬼の前に立つ

 

ラオウは黒王号に止まれと叫ぶが、黒王は止まらず、そのまま帝都まで休みなく走り抜けたのであった

 

 

 

 

 

 

帝都に凶鬼が現れた

 

傷ひとつ無く、ファルコ達が守る帝都に歩み寄っているのが、帝都のスクリーンに映されている

 

その者の中にラオウやユリアの姿はない

 

既にルイやリン、そして住民と共にシェルターに避難している

 

地上の帝都はもぬけの殻だ

 

つまり、どれだけ壊れても良い

 

「悲しいが、これしか道はないのだ

…………許せ!」

 

ファルコが手に握っていたボタンを押すと、地中に隠されていた核弾頭が爆発

 

爆音と衝撃波、そして高熱が地上を焼き尽くす

 

一つの爆弾が、帝都と凶鬼を消し去ってしまった

 

核戦争からの再生を誰よりも願っていた男、かつて『ジャギ』と呼ばれた凶鬼は、こうして地上から消え去ったのである

 

 

 

そして二百年後

 

 

 

人々は核戦争の教訓を糧に再び地球再生を成し遂げ、世界は緑と平和が溢れる世界に変わっていた

 

天帝ラオウとユリアの子孫が世界を纏め、その回りを数多の人間の子孫達が守る

 

食料問題もなく、民族間の争いもなく、環境問題もない

 

ラオウの強さと気高さ、ユリアの優しさを持った子孫は既に数百人に達しており、外敵が現れた際には、その彼等が前線に赴いて敵を殲滅する

 

彼等の回りをカーネルの弟子達が固めているので、向かうところ敵無しであった

 

人々はこの平和が永遠に続く事を願い続けるだろう

 

 

 

 

 

 

かつて帝都と呼ばれた地の底で、一人の悪魔が目覚める迄は…

 

 

完!




短いですが、どの作品よりもやりたい放題しました
悔いはない

アリサを殺す=世界の終わり。です

悲しみを知ると感受性に欠けるケンシロウでさえ、あんなに強くなったのですから、感受性豊かで愛を知った本編ジャギならカイオウを瞬殺できると思い、こうなりました

本編に出て来てないキャラばかりでしたが、本当にこうならないと良いですね

カイオウ『ガクブル』

次は本編になります

「ふはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

あっ、貴方の出番では無いので

「ぐっ……!」

リクエストありましたら、打ち合わせ可能なメッセでオネシャス

感想・補足ありましたらお気軽にどうぞ♪

ありがとうございました!

『北斗が如く』の街『エデン』は出しても良いか?(時期的には天帝救出後に、修羅の国に攻め込む前にやろうと思ってます)

  • 有り
  • 否! 断じて否である!
  • 北斗が如く?よく分からねぇや
  • たわば蟹って響き、良いよね
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