※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイマセン



18話

 

夜中、ジャギのテントに1つの影が入ってきた

 

「ジャギ様…」

 

「カーネルか、首尾は?」

 

「Sir、万事抜かりなく遂行しました

かの少年の容態は深刻ですが、意識はハッキリしておりますので、近日中には歩ける迄に回復するかと」

 

「応、ご苦労さん

ゆっくり休んでよし」

 

「Sir,yes,sir.」

 

 

 

帝都を落とす戦力を得るためにカサンドラを狙うジャギは、その門番である

『ライガとフウガ』の弟・ミツを、秘密裏にカーネルに救出させる

 

難攻不落のカサンドラ、鬼の哭く街、その門番を務める2人は、この世界でも獄長のウイグルに弟を人質に取られており、逆らえないでいた

 

漫画ではトキの存在を知ったケンシロウが現れ、拳による説得で2人はカサンドラの門を開ける

 

ウイグルは怒り、ミツを殺すぞと脅すも、ライガとフウガはケンシロウに可能性を見て、俺達も必ず後を追うと弟に宣言

 

ミツは兄達の覚悟を受け止め、死を覚悟している

 

ライガとフウガの最期はさておき、その一連の流れをジャギは覚えているので、ミツを先に救出しとけば時間を無駄にしないで済むと見て、副官のカーネルに指示を出したのである

 

南斗無音拳の使い手であるカーネルに、この救出任務は些か簡単過ぎたようだ

 

ボロボロのミツは現在、御嬢に看病されている

 

ただ今のジャギに門番の2人は片手で事足りる相手である、闘い方が露見しているウイグルも、面倒ならば叩き潰せば良いと思う

 

しかし、ジャギが欲しいのはカサンドラに幽閉されている数多の囚人だ

 

そいつらの前でウイグルに派手に勝ち、俺が誰なのかを知らしめて手下とする

 

ただの囚人ではない、それぞれが拳法の達人である

 

人数までは知らないが、せっかくカサンドラを落とすのだ、利用しない手はない

 

なのでジャギは、俺はウイグルやラオウとは違うと連中に証明し、上手く味方に引き入れなければならず

 

ただ闇雲に暴れれば勝手に付いて来てくれる『ヒャッハー!』なら良いが、長い幽閉で衰弱してようと拳士は拳士、卑怯な手口では、そうは問屋が卸さないだろう

 

しかし、そこはジャギ

 

多少腕の立つ者は拳で服従させるより、心を攻めた方が遥かに御し易い事を知っている

 

もしも正義感から、人の弱味に漬け込む事を卑怯と呼ぶ者が居れば、ジャギはこう言うだろう

 

文句があるなら相手の弱点や死角をつき、勝つ事を目指す拳士を今すぐ辞めて、身も心も綺麗な聖人様を目指しやがれ

 

まぁ無抵抗の人間は食われ、利用され、挙げ句は殺されるのを待つ羊でしかねェがな

 

ただ…それでも聖人様を目指すのなら、1つ俺様が良い話をしてやらぁ

 

抵抗をするのは相手を怒らせる愚かな行為だ、反抗は被害を増やすだけだと、事もあろうにラオウに作り笑いを浮かべ、無抵抗の姿勢を村人全員に強要した勘違い聖人の村長様が居たっけな~

 

結果?

 

その張り付けた笑いで、ガキの命を救ってみせろとラオウに凄まれた村長は、ビビって命乞いしやがった

 

生きる意志を放棄した人間は人間じゃねェ、薄笑いを浮かべ、媚びへつらって何が人間だと、豪快にブッ殺されたってよ

 

ふぁ~はっはっは!

 

 

 

漫画では、カサンドラの崩壊後でも生き延びたミツや、解放された拳士達のその後の行方は書かれていない

 

ケンシロウの性格上、俺に付いてくるなと言ったかもしれないが、ジャギはそんな甘い言葉は吐かない

 

使える駒は使う

 

使える盾は使う

 

腐らせておくのは勿体ない

 

だから使う

 

生き残れた先に待つのは安住の地だ、文句ないだろ?

 

 

 

ジャギはミツの回復を待ちつつ、周辺の掃除や情報集めをして暇を潰す

 

拳王軍も、元斗軍も、ヒャッハーも関係ない

 

立ち塞がる者は叩きのめしつつ、水影心で得た南斗鳳凰拳の実験台にしたりするが、北斗神拳奥義の呼吸法を用いても、やはり南斗聖拳最強であるサウザーに匹敵する技の切れを、ジャギは出せないでいた

 

その他の南斗の型は真似できる

 

戦争前に覚えた南斗聖拳

レイの水鳥拳、ユダの紅鶴拳やシュウの白鷺拳

カーネルの無音拳もジャギは使えるだろう

 

しかし同じ鳳凰拳であっても、サウザーとジャギでは根本的に何かが違う

 

もって生まれた、拳士としての素養か

 

育った環境によるものか

 

長年の修行の産物なのか

 

漫画ではラオウとのラストバトル辺りで、ケンシロウが強敵達の技を次々と披露し、その中で鳳凰拳を使ってラオウを驚愕させている

 

ケンシロウが北斗宗家の血筋だからか、それともラオウとの闘いで彼の格闘センスがより上昇したからかは不明だ

 

あれこれ考えても答えは出ないので、サンクチュアリに戻ったらトキに聞けば良いと、ジャギは納得する

 

 

 

ラオウの動向も常に目を光らせている

 

指揮する者のいない拳王軍は、シンの部隊によって半壊、やってられねぇと拳王軍は散り散りとなって『只のヒャッハー!』に成り下がったらしい

 

残党狩りはシンに任せろとトウに指示を出し、次いで本隊の事を調べれば

 

ジュウザに敗れたリュウガは、残党を束ねようとしているが、あまり上手くいかないらしいので、暇潰しにレイとユダにリュウガ捕獲作戦を提案、実行させる

 

拳王軍本隊の兵士は敗走後、五車星の隊に追撃されて壊滅しているそうだ

 

 

 

執拗なトキの追撃と、フドウの防壁を突破したラオウは、ケンシロウとユリアの結婚式に黒王号ごと豪快に乱入

 

しかし最愛の女性との式を邪魔されたケンシロウは、この蛮行にプッツン

 

御約束どおり純白のタキシードを破り、満身創痍になりながらもラオウの撃退に成功したそうだ

 

幾らトキとフドウの妨害があった後とは言え、ラオウを撃退できるとは…ジャギはケンシロウの成長ぶりや、その強さに戦慄を覚えずにはいられなかったそうだ

 

その後の事も、ジャギは調べる

 

式場の床に片膝を付くラオウに、まるで見せ付けるように誓いの口付けをしたケンシロウとユリアが、晴れて夫婦となった

 

ラオウは失恋の痛みと、ケンシロウから受けた傷を癒す為に、黒王号と共に何処かへと駆けて行き、今も行方不明

 

トキは自分が経営する治療院に入院し、彼の贔屓の女性客に毎日押し掛けられ、気苦労やらで少し窶れたらしいが、それ以外は健康体とのこと

 

結婚式を妨害するのが目的だったラオウに、トキを倒せる余裕が無かったからだろう

 

フドウはその巨体故に治療院には入れず、外で治療を受けているらしい

 

影武者のマミヤは再度ウェディングドレスを着て物陰で待機していたが、式が無事に終わったのを確認するや、いつもの服に着替えてサンクチュアリから立ち去ろうとする間際に、ユリアからブーケトスされたそうだ

 

バットはサンクチュアリで新たな商売ルートを開拓し、シュウの街にも遠征、そこで初めてリンと会っている

 

 

 

これでラオウと拳王軍は片付いた

 

ミツの体力が戻ると、ジャギはカサンドラに向けて進軍

 

ウイグルに囚われている筈の弟の姿を見たライガとフウガは、ジャギの根回しですっかり洗脳されたミツによって説得され、いとも簡単にカサンドラの門は開いた

 

無血開門され、囚人達が騒ぐ広場に、担がれたウイグルが現れる

 

ラオウが敗退した事を知らない彼は、このカサンドラを簡単には陥落させぬと、圧倒的な強者のオーラを纏うジャギに闘いを挑むが……

 

 

 

「ぐへぁー!!」

 

「ん、終わり」

 

向かい合って僅か数分で、ジャギはウイグルを殺してしまう

 

2本の鞭も、兜に収納された無数の鞭も、凄いタックルも、ジャギには通用しなかった

 

鞭捌きなら、三人衆の御嬢で目が慣れていた

 

凄いタックルも、レイのように空中に飛んで回避できた

 

ウイグルの強さは常人や、普通の達人レベルの拳士には脅威であったが、人外レベルとなったジャギの前には無力である

 

そこにカサンドラの中枢に控えていた『拳王親衛隊』が狼藉者のジャギに襲い掛かるが、ジャギの邪魔はさせないと立ち塞がるカーネルと三人衆、元モヒカン、軍人、積もりに積もった鬱憤を晴らさんと暴れるライガとフウガ、まだ元気の残っていた囚人達によって、拳王親衛隊は粉砕されている

 

こうしてジャギ達がカサンドラに来てから30分と経たず、鬼の哭く街カサンドラは陥落したのであった

 

 

 

ジャギはカサンドラで戦力を増強すると、帝都を目掛けて進軍を開始する

 

三人衆のメリケンと御嬢には、それぞれ別の隊を指揮させ、本隊とは別の箇所を同時に攻めさせるので、全体的な進軍は非常にスムーズである

 

その活躍の影にはカーネルの偵察隊が、帝都までに存在する敵や地形を、ミツの回復前に調べあげていたからこそだと、ここに補足しておこう

 

カサンドラを出てからライガとフウガは、弟を救ってくれた恩人であるジャギの近衛として、いつもの上半身裸のムキムキスタイルで、常に傍らに在る

 

ジャギ曰く、なんか2人が来てから色々と狭いそうだ

 

ミツは戦闘員としては非力だが、その誠実で正直な性格からか、ジャギの小間使いとして仕事を覚えている

 

真っ直ぐな性格のミツに、ショタコン疑惑のある御嬢が興味を持っているらしいが…

 

 

 

そして順調に進軍したジャギは、帝都まで数キロの所で帝都の将軍『ショウキ』の軍と激突するのであった

 

 

 




遅くなりまして申し訳ありません

カサンドラを簡単に終わらせてみましたが、冷静に考えると今のジャギの力の前に、ウイグル獄長が善戦できる筈もなく、特に利用価値無しとしてサクッと殺してみました

『はぁ~?聞こえんなぁ?』も言う事も出来ずの退場

獄長ファンの方々、申し訳ない

マミアを誰と結婚させよう…、当初は本命のレイと思ってましたが

女王ユダが出て来てしまったんですよね(他人事)

一夫一妻制度は格の炎に焼かれてるから、一夫多妻制度もアリじゃね?とか…ダメですかね

帝都編が終われば、そろそろ完結させようと思うので、それぞれのその後も考えて行かねば

さて、その前に帝都をどう攻略するか、ですね

正面からファルコに当たるのはジャギで無いので、卑怯姑息上等で行こうかな

膿のリハクの活躍()を最優先で考えないと!使命感
何か天災軍師らしい動きのリクエストがありましたら、お気軽にどうぞ♪

ありがとうございました!
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