※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイマセン


20話

ジャギの視線の先で、帝都が陥落寸前である

 

外の防備や兵士は頼みの大手門もろとも粉砕され、内部からは幾つもの噴煙と轟音が鳴り響いている

 

これは天のみを欲した『ラオウ』が単騎で乗り込んだ結果だ。仕方ない

 

恋破れ、ケンシロウに敗れ、心身ともにズタズタになっていたラオウは黒王号と『ショウキの村』の近くで隠れ住んでいた

 

そこにジャコウは大軍を差し向け、負ければどうなるかの見せしめにしようとした

 

それを聞かされたショウキや彼の兵士は村を救ってくれれば、自分達はどうなっても良いとジャギに必死の懇願

 

ジャギは軽く了承し、ショウキ隊を案内役にして村に強行したが、そこでラオウの剛拳と黒王号に踏み砕かれた死体の山を発見した

 

黒王号の足跡は真っ直ぐ帝都を目指しており、そこからの流れを予想したジャギは己の部隊を帝都の見張りにし、ショウキには村に残って守りをさせ、そして近隣の同盟を結んだ村に使者を出して決戦の準備をさせた

 

 

 

ラオウは天帝の座を狙っている。これは間違いない

 

ショウキの村人が言うには、元斗軍の指揮官は我々には天を統べる天帝が付いているのだ。故に全ての行いは認められる等と大声で喚いた所にラオウが現れ、即座に蹂躙。終わると誰に言ったのか分からないが

 

『俺は再び、天を目指す!』(威圧)と発言して豪快な笑いと共に立ち去ったそうだ

 

ブレない豪傑だが、ジャギとしては手間が省ける展開となった

 

(さて、そんじゃルイを拐うとするかね)

 

ジャギとしては帝都をじわじわと締め付け、ドブネズミの親玉がもう駄目だと諦めて天帝ルイと共に、修羅の国に逃亡するところを横からルイだけを強奪する考えだった

 

ラオウの登場をジャギが全く予期してない筈もなく、死んでないなら、ここいらのタイミングで顔を出すだろと頭の片隅に置いてあったのだ

 

 

 

そして現在、ジャギは同盟軍と共に遠巻きに帝都が粉砕されるのを傍観中

 

メリケンと御嬢とカーネルは部隊を率いてジャギの下を離れ、既に探し出していた帝都の抜け道の出口と、ついでに船着き場を確保させた

 

どうやらジャギは、彼等だけで天帝を確保させるつもりだ

 

臆病なジャコウの性格上、脱出前にラオウの足止めにファルコを当て、自身の護衛にはソリアを置く

 

ソリアはラオウ相手では荷が重く、護衛無しで逃げるようなジャコウではない

 

ファルコは常々ジャコウに対しての忠義心は皆無なので道中、ルイを助け出し、ジャコウを殺す機会は腐るほど生まれると殺される本人は気付くだろう

 

いくらラオウが怖くても、その辺に気付かないようなら悪党などやってなかろう

 

ファルコはいない。いるならソリア

 

ジャコウは雑魚、息子も雑魚、護衛は論外

 

ならばメリケン、御嬢、カーネルの三人なら大丈夫。ジャギはそう信じて部下の吉報を待つ

 

因みに謎の軍師は度重なる連戦連敗によって帝都で処刑……される前に行方を眩ませた。それと同時に使者として出ていたリハクが命からがらサンクチュアリに帰参したらしい

 

言い訳とも取れる謝罪文をジャギは読んだが、彼は帝都に捕まっていたらしく、元斗の細かいことは全く知らないの一点張り。とにかく彼は隠れて罠を作り、なんとか逃げ出すのが精一杯だったと聖母軍への忠義心を誇張した文面が長々と書いてあった

 

他にも残った罠があると言うが、それはラオウを援護する形となるだろ。とジャギは直ぐに謝罪文を投げている

 

 

 

轟音と、それに負けない金色の光が帝都から放たれた

 

ラオウとファルコが戦闘開始したな。とジャギは見る

 

それを共に見る同盟軍に緊張が走り、指揮官の何人かはチラチラとジャギを見ているが、これはラオウを国外に追い出す作戦だと事前に説明しているので、隊列を乱す兆しは無い

 

ラオウはファルコに勝つ。そしてジャコウを追う。俺達は残った帝都に乗り込んでこの地を得て、ついでに生きてる天帝を擁して国を統べるのさ

 

待ってれば天下が転がり込むんだ、簡単だろ?

あん?漁夫の利?卑怯?知るか

 

最悪、天帝とジャコウを取り逃がしてもラオウは天帝様御一行を追いかけ修羅の国か、それ以外の国に行くだろう。そして渡りついた国で天を掴むと見る

 

マミアをユリアに扮して、ラオウを永遠砂漠に閉じ込めた際に3日も追われた俺だから、その異常さが分かるとも

 

あっという間に帝都で一番大きな建物が音を立てて崩壊を始める。中で暴れる拳王と金色のファルコの威力に耐えられなくなったようだ

 

(そろそろ、襟巻きトカゲが網に掛かる頃合いか)

 

ジャギは視線だけを地平の彼方、抜け道と船着き場に向けた

 

 

 

「…静かになったな。よ~し進軍開始だ」

 

号令を終えると、同盟軍は瓦解寸前となった帝都に入った

 

残っていた元斗軍に投降を促し、断れば殺し、望めば治療させて戦後処理をしていく

 

ジャギはライガとフウガ、キッドとリンとミツを連れて帝都の中央区に乗り込むと、そこには義足を失い、息も絶え絶えなファルコが転がっていた

 

ミツとリンに治療をさせ、ジャギは残るメンバーと更に奥へと進む。リンに気づいたファルコは傷も忘れて驚愕したそうだ

 

ジャコウの部屋には息子二人と見られる襟巻きをしたヒャッハー!の死体があり、床には大穴が空いていて大きな地下が広がっていたが、原作ではそこにいた筈のルイの姿は無かった

 

「ジャギ様、親玉は逃げたようですね」

 

「ここで別動隊を待ちますか?」

 

ライガとフウガが口を開けば、ジャギは帝都の混乱を抑えて時間潰しするかと発言し、来た道を戻る

 

 

 

その中でライガとフウガは、ジャギに問う

 

「ところでジャギ様、質問をしてもよろしいですか?」

 

「あん?なんだよライガ?」

 

「天帝を我等が得た場合、天を欲するラオウがまたもサンクチュアリに狙いを定めると見るのですが?」

 

「ま、天帝がいればそうだろうな」

 

(そうだろうな…って)

 

「で、ではジャギ様はまたもラオウと戦いを望むと?」

 

「その気持ちは全くないぞ、フウガ」

 

「では天帝を得ずにこの国を治めると…?」

 

「大丈夫なんだよ。ぜーんぶ、このジャギ様に任せておけばな

ふぁ~はっはっはっ!」

 

ジャギの高笑いが帝都の廊下に響くのであった

 

 

 

 

 

 

 




大変長らくお待たせして、申し訳ありません。やっと投降できました

上司にやっと、まともな人が転勤してきて仕事量が減ったので精神が落ち着き、短いですが執筆させて頂きました

元斗。簡単ですがこれで主な戦いは終わり、次は戦後処理の話になりそうです

ラオウ。さてさて、どうしましょ

ルイちゃん。姉妹丼かァ~

リハク。殺すという選択肢はないが、死なす選択肢も与えない



あと数話で終わらせますので、気長にお待ち下さいませ。ありがとうございました!

一夫多妻制はありか?

  • 有り
  • 否!断じて否である!
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