核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。 作:ヘルメット助教授
「…ぐっ…うぅ」
「そこまでだ!」
「…はっ!?また駄目だったのか」
瞬時にトキが秘孔を突き、ケンシロウを殺害寸前であったジャギを止めた
「今日はこれまでだ、各々回復に専念せよ」
指南役のトキの一言に、拳士達は道場からボロボロの体を引き摺って出る
「兄さん、次こそは攻略してみせるよ」
「あぁ、頼むぞケンシロウ」
最後に残っていたケンシロウ、ジャギ、アミバが道場から出て行く
トキとアミバの知と技で生み出された禁忌の秘孔【邪凶黒憎転生】は、ジャギの明鏡止水之心得とは正反対の効果があり、並の人間やヒャッハー!が突かれると果てしない破壊の願望と強大な憎悪によって精神が崩壊するか、肉体が砕けるまで暴れ回る危険な秘孔
しかしこれが修羅の国や、カイオウ攻略の糸口だ
トキはジャギにこの秘孔を使い一時的に精神を凶に置かせ、その状態で他の拳士と稽古をさせる
こうする事により擬似的だが魔闘気を操るカイオウや羅将と闘え、慣れる事が可能となる
国全体から戦争が無くなり暇をもてあましていた拳士は、修羅の国攻略作戦を風の噂(ジャギの流言)を聞き付けてサンクチュアリの道場にやって来た
トキの口から修羅の国・名も無き修羅・魔闘気・カイオウや羅将の話を聞かされ、あまりの凄惨さに並の拳士はそこで退く、それでも地獄に赴く覚悟がある者の中から名も無き修羅に勝てる拳士が残り、最終的に魔闘気を纏ったジャギの暴力染みた攻撃に耐えられる拳士だけが残された
シン・レイ・ユダ・シュウは名も無き修羅なら圧倒する力を元から持っていたが、凶ジャギには手も足も出なく足踏み状態
いかに素早く動こうとも、いかに斬撃を飛ばしても、いかに連打を繋げても、凶ジャギの魔闘気はそれを無効化、四人掛かりで相手をしても無意味な程に打ちのめされる
しかし将星サウザーは流石に格が違った。如何なる達人にも砕けない天空に舞う羽は、凶ジャギの放つ魔闘気を紙一重で回避していく
魔闘気で無理矢理に引き寄せての攻撃を読んでいたサウザーは、それに逆らわず強烈なカウンター極星十字拳で凶ジャギに膝をも付かせていた
道場内を縦横無尽に翔けつつ高笑いする鳳凰、しかしその後は怒りを爆発させた凶ジャギに道場が滅茶苦茶にされてしまい、壊されてはかなわんとトキはサウザーに合格だと発表して無理矢理帰らされている
南斗五車星からはフドウとジュウザが残り、レイ達と足並みを揃えて足踏みし、他にも元斗の生き残りのファルコとショウキ、彼等は元斗皇拳再建の為にと不参加を余儀なくされている
ケンシロウは魔闘気に対抗できるのは正反対の秘孔だと明鏡止水之心得を自身に突き、愛と正義の闘気を放出、魔闘気を相殺する作戦を取った
結果は著しく無いが…トキもジャギも、末弟ケンシロウがカイオウ攻略の鍵になると信じているので何も言わないのであった
そして数ヶ月後
ジャギ達は南斗聖拳の一派が保持していた軍艦で修羅の国に渡り、ろくに人を育てようとしない無能な国を蹂躙していく
ラオウとカイオウの喧嘩で疲弊した国を瞬く間にジャギは、悪知恵と対カイオウ用に鍛えられた拳士達を使って陥落していく
道中では名も無き修羅を豆腐のように切り裂き、ラオウとトキの妹サヤカを救い、羅将ハンがユダを巡ってレイと争うのを諫めたり、シャチとリュウガのタッグに苦心したり、ヒョウとケンシロウを七難八苦の末に邂逅させてサヤカと戦場結婚させたり、ジャギは活躍を重ねた
そしてジャギはいずれ北斗四兄弟の一人として、ラオウ・トキ・ケンシロウと共にカイオウに対峙しこう尋ねるだろう
「カイオウ!俺の名を言ってみろ!」
早足でしたが、これにて完結です。
下はその後の展開になります
ラオウ。カイオウを倒して修羅の国の王に君臨してご満足だったが、トウが息子リュウを連れて現れた為に色々と恐怖政治が薄らいだとか
トキ。人気整体師はアミバに譲り、自身はアイリと結婚。娘達に北斗神拳を継がせるべく奮闘中
ケンシロウ。ユリアとラブラブで穏やかな生活を続ける
シン。治安維持に全力を尽くす。生涯独身を貫いた
レイ。シェフとして生きるユダの婚約者(一方的)
シュウ。良き父親、良き師範、良き統治者として街を導く
ユダ。国で一番の美女をユリアと争うも、ジャギに男に戻すぞと脅されて断念したとか
サウザー。今日もジャスティスエンペラーとして活躍中?
南斗五車星。トウが修羅の国に渡ったので解散
ジュウザ。口説いた女達に囲まれ、幸せな人生を送る
フドウ。デビルリバースと共に今日も復興作業に勤しむ
ヒューイとシュレン。世紀末初のお笑いタレントとして人気
バットとタキ。トヨを守りながら孤児院を営む
リンとルイ。ファルコ家の養女となる
メリケン。小さなボクシングジムを経営、世界初のボクシングチャンピオンを育て上げた
御嬢。ミチルとして生きながらたまにストレス解消に鞭を振るう
キッド。十年間の花嫁修業の末に全てを放り出し、いつもの調子でジャギと結婚した
カーネル。サンクチュアリに残り、軍の総監となる
アリサ。男児を四人授かったが、三男が父親に似過ぎていて少し将来が不安だとか
マミヤ。子宝には恵まれなかったが美人妻レーサーとして人気を集める
ジャッカル。サンクチュアリ以外にも勢力を拡大し、国で一番の闇組織を束ねる存在となる。好きな事は悪友との飲み会
マダラ。レイの両親と子供達を守護する存在に
ハート。体質改善され、元の姿に戻った
ジャギ。国の復興を成し遂げたがサンクチュアリの権力闘争に敗北し自然豊かな北斗の里に封殺。愛する妻達や部下と共に同地で一生を終えた…らしい
かなり引っ張りましたが、最後はアッサリし過ぎましてスイマセン
カイオウとの闘いの模様は皆様の御想像にお任せします!
ありがとうございました!
出来ればマトモな精神状態で最後まで突っ走りたかった