※この作品はR-18です。

核戦争前に原作を読んだジャギが取り敢えず何とかしてみるようです。   作:ヘルメット助教授

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誤字脱字ありましたらスイマセン

いつも誤字報告ありがとうございます

今回は僅かながら性交渉的な表現や、BでLな表現があります、苦手な方は中盤まで飛ばして下さい


7話、※18禁描写を含む

「ふぅ、こんなもんか……どうだ?

こんな快感は初めてだろう?」

 

「…はぁ…はぁ…はぁ…っ…はぁ…はぁ」

 

「はははははっ、声も出ねぇか、まぁしょうがねぇ

女になったのは初めてだもんな、そりゃそうか」

 

オアシスの村にあるホテルの最上階

 

その部屋のキングサイズのベッドから、上体を起こした上半身が裸の男が、全裸にされて息も絶え絶えに横たわる、眼帯の美女を見てケラケラと笑った

 

眼帯の女の目は虚ろで頬は上気しており、小振りな乳房を備えた胸は荒く呼吸をして酸素を欲している

 

全身には歴戦の証である大小の戦傷の他に小さな花弁が無数に付けられ、敷かれた純白のシーツは彼女自身が力一杯に掴んだ事や、大量の汗と唾液、絶妙な愛撫によって滴った愛液によってグチャグチャ

 

ジャギが休憩に入っても彼女の思考は全く定まっておらず、未だに言葉すら発しない

 

カーネルは『北斗性転換掌』を使用されて美女に変化、更には北斗神拳を多用しての心からの服従をジャギに迫られた

 

秘孔を羅列すると下記の通りだ

 

痛感や嫌悪感が快感に変わる秘孔

感度が数倍に跳ね上がる秘孔

性欲が飛躍的に増進する秘孔

目を開けた時に、目の前にいる人間に尽くす気持ちになる秘孔

 

最後の秘孔だけで、カーネルを心服させるには充分だと思うが、ジャギから言わせれば『これは躾だ』とのこと

 

尽くす気分には表面上はなっていても、本当に心まで屈服させるのは難しい

 

だから容赦なくベッドに押さえ付け、傷だらけでありながらも未開発の美しい肢体を一方的に責め続けた

 

初めての快感の波に何度も何度も意識を飛ばし、やめてくれと哭き喚いてもジャギは止めずに責め立て、これ以上は死ぬと激しく絶叫をすると、少しだけ間を開けてまた再開するのだ

 

たっぷりと時間をかけて、誰が誰の所有物であるかを骨身に、魂に刻み込ませる

 

だがジャギは本番はしない、乱れに乱れる眼帯美女の桃色の秘部に、己の一物を捩じ込みたい衝動に駆られる度に北斗神拳奥義、『明鏡止水之心得』を軽めに突いて冷静さを取り戻すのだ

 

実際、見てくれは良い女だと思う

 

軍人として引き締まった体、整った顔立ち、顔や体に刻まれた傷を見れば、哀れみなどよりも、強者として征服欲を掻き立てられる

 

しかし自身に溺れさせる筈が、こっちから溺れてしまっては本末転倒

こいつにはこれから、いつまでも尽くして貰わねばならないのだ

 

そこによく分からない感情は不要

 

グラスに水を入れ、それを呷って喉を潤すと、今日は色々な事があったなとジャギは断片的に思い出す

 

朝にバットとタキに出会い、昼には三つの組織の同盟軍を手玉にとってやった、そして夕方にはゴッドランドを壊滅させ、アイリや女達を無事に救出、そして女に変えたカーネルを躾てやった

 

降伏したゴッドランドの兵士の措置は明日にする

 

そのまま兵士として使うか、女に変えて使い回すか、それは直接の被害に遭った女達からの体験談で決める

 

良い行いをした者は軽い罰だけで済まし、ジャギ隊の兵士として組み入れた以降の働き次第では、給金を出して休みを取らせ住まいを与え、普通の人間として扱うつもりだ

と言っても、ベッドに横たわるカーネル(女)と同じような経験を積む事になるのだが…

 

反対に女に非道な行いをした者は、その回数や内容に応じて地獄に落とす

ジャッカルの風俗街で働ければマシな方で、最悪の場合はジャッカルの手下の性処理の道具として、飽きるまで犯される毎日が待っている

 

飽きたらどうなるか、まあ下働き程度の仕事くらいは与えられるのではないかとジャギは思う

 

文句があるなら出ていけば良い、止めやしない

女が身一つで荒野で生きていけるのなら、逆にこっちが参考にしたい所だ

 

可哀想だとは微塵も思わないし、楽に殺してしまっては被害に遭った家族が納得しないではないか

 

人気取りとガス抜きの為に、オアシスの村で何人か処刑せねばならないが、それでも百人以上はジャギの好きに出来るとあって、ゴッドランド壊滅の成果としては満足する結果だ

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

また水を飲み、今度は別の事を思い出す

 

三人衆は、よくやってくれている

手下の中から厳選して、安全なシェルターから連れ出してみてから随分と遠くに来たのに、よく尽くしてくれている

 

メリケンは女にされたり、童貞よりも先に処女を散らされそうになったりと散々で、戦闘が終わった後のフォローは大変だったそうだ

もうこの際だから処女を捨てろとジャギが言うと、メリケンは『それなら先に童貞を捨てた方がマシっす!』と言質を与えてしまい、『だったら童貞を捨ててこい』と盛大に地雷を踏んだ

 

最初は頑ななメリケンも、男なら吐いた唾は飲むなとジャギに言われた事で漸く諦め、オアシスの村で一番の娼婦に相手をしてもらっている

 

御嬢は、タキや新しい下僕を侍らせて御満悦な様子らしいが、羽目を外し過ぎないと良いが…

 

キッドはジャギがカーネル(女)を躾ている間も、この部屋のソファーで熟睡しており、嬌声が幾ら部屋のなかで響いても反応すらしない

始まる前に、外に出なさいとジャギに言われても、イヤイヤをし、離れようとしなかったキッドは僕はこういうの慣れてるから大丈夫と食い下がる

あまりにも言うことを聞かないのでジャギも、寝れるもんなら寝てみろとヤケクソになって同室を許してみれば、本当に寝続けるとは…

 

そして今、アイリは兄のレイやマダラとの再会をとても喜んでいる頃だろう

ゴッドランドが降伏したとアジト中にその報が飛び交い、戦闘が終わった後

マダラはレイに、妹の無事を伝える為にと抱き上げて、彼女の兄の元へと急いで送り届けに行ったのをジャギは見ていた

 

ただアイリの純血が守られたかどうかは知らない

もしもアイリの純血がカーネルに奪われていれば面倒だが、それ以前にアイリを拐った時点でカーネルには死亡フラグがビンビンに立っている

 

遅かれ早かれ、ゴッドランドの頭であったカーネルを寄越せとレイは強く言ってくるだろう

 

だがそれはダメ、もうこいつは俺のもんだ

 

それに、流石のレイでも女は殺せまい?

 

漫画では女みたいな化粧の野郎は殺したし、公衆の面前で美女の服をビリビリにしたレイだが

 

「ん……んんっ」

 

カーネル(女)の意識が戻ったようだ

 

彼女の分のグラスに水を入れてやり、それを持ったジャギが椅子から立ち上がって再びベッドに近づき、水の入ったグラスを渡してやれば、彼女はプルプルと振るえる手で受け取って、グラスの中身を一気に飲み干した

 

「さてと体力は回復したな、じゃあもう五回はイカせてやるが、こっからは本番ありの本気でいかせて貰うぞ

なにせシェルターを出てから、ドタバタ続きで禄に女も抱いてなかったから溜まっててよ

それに思ったよりも良い反応しやがるから、俺の雄が我慢できなくなっちまった

ふはははは、お前がもう二度と男に戻りたくないと思う程に、デロデロに甘やかしてやるぜ」

 

凶悪な顔で迫るジャギに、眼帯美女は怯えだす

 

(そんな……!あれで本気でなかったのか?

それにこれから本番をすると言ったか?

……死ぬ、今度こそ本当に死んでしまう)

 

ギシリとベッドのスプリングが軋みをあげて上がり込んできたジャギが、己のズボンのベルトを外しにかかる

 

「ひぃ!もう…勘弁して…くださ……」

 

「……待って……」

 

「あん?」

 

 

 

 

三人目の声の方にジャギが振り向けば、キッドがソファーから起き上がり、テクテクと歩いて来ている

 

「……ねぇ、それは無いんじゃない……?」

 

「……あ?何がだ?」

 

「……だって、本番は御褒美じゃん

その人はまだウチに入って間もないし、それこそ何もしてないのに、もうジャギのを挿れて貰えるなんて可笑しいにも程があるじゃん」

 

「キッド?」

 

「ねぇ……僕、シェルター出てからいつも頑張ってるよね?

いつもジャギが忙しい時とかに、車とかバイクの点検してるんだよ?知ってた?

他の二人は機械音痴だから、その辺ほんと役立たずだし、マダラはいいヤツだけど機械は論外なんだよね~

特に今日なんて、こいつらの捕まえた間抜けなヘボ女共を取り返してやってさ、それにアジトの見取り図……って言うけど、あんなの地面に書いた落書でしかないし、それを無理やり覚えさせられるってどんな拷問だよ

あの豚の所でも、そんな拷問プレイ無かったって

もう頭パンパンでさ、そりゃ眠くもなるよって」

 

「……お、おい」

 

ズカズカとベッドに上がってきたキッドが、ジャギの逞しい胸筋を押し倒すと、その上に馬乗りになって光の無い眼で見下ろす

 

「前から聞きたかったんだけど、ジャギは僕の父親代わりのつもりなの?

もしそうだとしても、今の僕には本当どうでもいいんだよね

父親なんて、女を抱いたら、はいサヨナラな糞野郎ばっかだもんね~キャハハハッ!」

 

慣れた手つきでジャギの下半身を露にし、脱がせた衣類をポーンと床に投げ捨てたキッドは楽しそうに笑った

 

こんな形でキッドの初めての笑顔を見させられたジャギは、世紀末にきて一番のショックを受けている

 

それがどんなに暗く、全てを諦めた様な渇いた笑い方であっても、初めて見たキッドの笑顔だったからだ

 

「だ・か・ら!父親なんていらないから僕、ジャギが欲しいな~

あれ?どうしたの?もしかして男は初めて?」

 

「……俺はノーマルなんだよ」

 

「わぉマジ!?そりゃイイネ!

じゃあ僕がジャギの初めてになったげる♪」

 

「それはカーネル(女)の後にしてくれないか?」

 

「え~、ってか物事には順序ってヤツがあって、ケジメってのがあるんでしょ?

つ~ま~り~、一番後から入った新入り風情が、なに先輩より先にベッドで可愛がられて、初めてを奪われようとしてんだよ?」

 

ジャギから視線を外して、隣をジロリと睨むキッドの迫力にやられ、疲労困憊な眼帯美女は何も言えない

 

「最初はさ~、こいつを躾る為だって言うから大人しく寝た振りしてたけど、なんかジャギが珍しくヤる気になったみたいだから、もう黙ってられなくなっちゃった♪

ってことで、おいお前、もう散々に滅茶苦茶にされて満足したろ?

この場は散々お預けくらってる僕に譲って?

いや……譲れ

じゃねーと、ドタマに削岩ドリル突っ込んで脳髄グチャグチャにすんぞ」

 

「は、はい……どうぞ」

 

こくこくとカーネル(女)は頷いて、ベッドの上で後ずさる

 

「うんうん♪偉い偉い、お前は聞き分けの出来る良い後輩だね♪」

 

「おいキッド、むぐっ!」

 

キッドは口付けで、強引にジャギの続く言葉を打ち消し、その小さな体からは想像も出来ない程の舌使いで、ジャギの口内を侵略し尽くす

 

そして、ポンと音をわざと立てて唇を離すと、キッドは少し機嫌が直ったようだ

 

「ふふっ♪う~る~さ~~~い

やっとキスできた~キャハハハ、あ~……他の二人の悔しがる顔が目に浮かぶ~」

 

「他の二人?」

 

「はいはい、今は僕に集中しててね~」

 

そう言ってキッドはジャギの下腹部へと、貪欲な視線を向けたのであった

 

 

 

 

 

「……っ……ぐっ……えぐっ」

 

「ったく、お前なに泣いてやがんだ

泣きたいのはこっちだっつーの」

 

最初こそは優位に立っていたキッドだが、カーネル(女)と同じ秘孔を突いて欲しいと言ったのが裏目に出て、あっという間に形勢逆転してしまったのだ

 

「……って、……ないから」

 

「は?」

 

「う゛ぅぅぅ!だって……だって!

ジャギが僕のことぜんぜん構ってくれないから!」

 

「は?構って……って、お前」

 

「いつも……いつもいつも!誰かが邪魔してて!

全然、ジャギと一緒にいられないんだもん!」

 

いきなりキッドは泣き出した

 

それだけでなく、怒ったり笑ったり泣いたりと、今日のキッドは感情の起伏が異常すぎる

 

何が原因なのか、ジャギには全くわからない

 

「……も、もしかしてこの子は、ただジャギ様に構って欲しかっただけなのではないでしょうか?」

未だにキッドが怖いのか、恐る恐るといった様子でカーネル(女)がジャギに助け船を出してくる

 

言われたジャギは、さっぱり要領を得ない

 

誰に構って欲しいと?俺に?この俺にか?

いや、いやいや、そんな事はないだろ

普段はこっちから歩み寄れば、歩み寄った分だけ距離を取る、キッドとはそんなヤツだ

感情はいつも死んでるし、誉めても撫でても無反応

中々に辛い過去を背負っていて、性格は歪んでいるのは知ってたが、それでも俺を欲しがるような素振りは一度も見たことがない

いつも誰かが俺の隣に居たのは否定しないが……

それにしても構って欲しいが、抱けってのは違うだろ

 

 

ジャギがあれこれと考えている内に泣き疲れたのか、キッドは眠ってしまった

 

だが、これまでジャギはまだ一度も達しておらず、誘っておいて先に寝られてしまっては不完全燃焼も良いところ

 

カーネル(女)で発散しても良いが、さっきのキッドの言葉を聞いておきながら別の女で性欲を発散するのは、真性の糞野郎のレッテルを貼られるなと、今夜は断念するしかなかった

 

「明鏡止水之心得」

 

賢者モードになれる秘孔を自分に突くと、一物も心も直ぐに軟化するが、ジャギはどこか納得がいかない

 

「はぁ、しゃーねぇ

今夜はここまでにして寝るとすっかあ」

 

ジャギはトントンと秘孔を突いて、キッドとカーネル(女)に用いた秘孔を解除(カーネルの北斗性転換掌はそのまま)し、そのまま三人で川の字になって寝に入った

 

すり寄っているキッドに腕枕をし、ジャギは瞼を閉じる

 

カーネル(女)はキッドがまだ怖いのか一人、ソファーで寝ようとするが腕をジャギに掴まれ、その屈強な体に引き寄せられる

 

「えっ!?、あ、あの……」

 

「ベッドがテメーの汗や愛液でグチャグチャになってて寒いんだよ、責任とって湯タンポになりやがれ」

 

瞼を閉じながら、そう言ったジャギは眼帯美女の肩を抱き寄せる

 

彼女は最初こそ戸惑うも、体力を限界まで消費したせいか、少し時間が経過すると他の二人と同様に眠りに落ちたのであった

 

 

 

 

 

 

次の日、ジャギは救出した女達すべてから話を聞くと、ゴッドランドへの罰を決定

 

カーネルには常に女体化を強要し、以降はジャギの副官として生きる道を与えられた

既に躾られているカーネル(女)だが、もし一度でも命令に背けば、北斗壊骨拳を食らわすと脅した

 

隊長格は軒並み死刑が与えられ、村人を代表してレイとジャギが実に惨たらしい処刑方法を執行

特にジャギは、カーネル(女)への脅しの意味を込めた北斗壊骨拳を披露

全身の骨が体外へと飛び出るこの技によって、カーネル(女)は勿論、村人も戦慄を覚え、中にはあまりの凄惨さに気を失う女性が後を断たなかった

 

隊長格は精神を鍛え直せば軍人として再利用できたかもしれないが、予ての行いにより怨嗟渦巻く村人の雰囲気を察し、もしも恩赦などしようものならこっちの身が危ない

 

それにこれからは心を入れ換えたカーネルが兵士を鍛えるのだ

そこから新しい隊長格が出るなら、そいつの方が元隊長格の連中より遥かに信用できるからである

 

なので身分が低く、命令に従う事しか出来なかった兵士には恩赦が与えられ、就職先に不安があるなら俺が拾ってやるとジャギは彼等を手下に加えている

これで彼等と、元モヒカンの手下を合算すれば百人は下らないだろう

 

ジャギ隊は一気に大所帯になったのである

 

だが兵士の中には、純粋に悪の道を楽しんでいる者も沢山おり、そういった連中は残らず非力な女に変え、余計な混乱を与えない為にとシェルターに連れ帰るとした

 

隊長格を派手に殺した事で、ゴッドランドへの溜飲が下がった村人達は特に何も言わず、むしろ元ゴッドランドの連中の顔は見たくないと賛成した程だ

 

 

バットとタキと合流し、トヨの待つ村へと向かうジャギ隊の改造ジープ、改造バギー、移送用トラック、改造バイクが土埃を上げて進む

 

レイとアイリ、そして番犬役のマダラは、もしもの時の為にオアシスの村に残っており、この近辺の問題が片付けば一緒にシェルターへ向かうとした

 

「きゃっほーーーー!」

 

ヘルメットを被り、大型の改造バイクに跨がったジャギも荒野を飛ばしており、背中には御満悦な顔をしたキッドが居た

 

昨夜の事もあり、ジャギはジープに乗り込もうとしたキッドを捕まえ、問答無用でタンデム乗りを強要

 

最初は皆の前では恥ずかしいと嫌がるキッドだったが、今では嬉しそうにはしゃいでいる

 

これで機嫌が良くなるのなら構わない、下手に機嫌を損ねる方が面倒なのだ

 

キッドには北斗性転換掌をかけても良いが、あの小ささでは、一物を全部入れたら子宮を破るなりして、確実に命に関わるだろう

 

だからジャギはキッドの体を心配し、北斗性転換掌を使わず、敢えてそのまま抱いた

 

結果としてはキッドが泣き出し、ジャギがお預けを食らう羽目になったが……このまま彼の精神を拗らせておくのは如何なものか

 

(いっそのこと女に変えてしまうのも手か……)

 

ヘルメットの下で疲れた顔するジャギであった

 

 

 

 

 

バットに案内して貰い、ジャギ隊はトヨの村へと到着

 

村にはトヨと孤児しかおらず、もぬけの殻

 

初めは悪党の到来だと孤児達は隠れていたが、バットやタキの姿を見ると、直ぐに姿を現して再会を喜んだ

 

そしてトヨの容態をジャギが直ぐに診察する

 

倒れた原因は極度の疲労と心労、そして栄養失調に睡眠不足、まさに過労死寸前の酷い状態であった

 

バットは心配そうにトヨのかさついた手を包んで、生気の無い寝顔を覗き込んでいる

 

これまでトヨの事を口では悪く言ってはいるが、バットはもともと自分のせいで迷惑をかけたくないと、村を自発的に飛び出した優しい子供なのだ

 

「…バット、最善は尽くしたが今夜がヤマだ

一応は覚悟をしといてくれ…」

 

「そ、そんな!」

 

「後は本人の気力次第となる、悪いな」

 

「待ってくれ、頼むよ!この人を助けてくれ!

なんか、なんかあるだろ?北斗なんとかって凄い技が!

この人は……いい人なんだ!俺みたいなクソを息子みたいに接してくれた、優しい人なんだよ!」

 

「その優しい人を長年、放っていたのは何処の誰だ?」

 

「うぐっ……、お、俺だって、俺だって離れたくなかった……いつまでも一緒に居たかった……でも、でも」

 

「なら今夜こそ、トヨさんの側にいてやれ」

 

「え……?」

 

「じゃ、俺達は外でキャンプしてっからな」

 

そう言ってジャギはバットだけを残して部屋を出ると、外に設営されたキャンプに向かった

 

 

 

今夜がヤマ、と言うのは嘘だ

 

ああでも言わなければ、年頃の少年は本音を漏らさない事はジャギでなくとも、男なら誰しも経験はある

 

もう存分に本音を吐いて、泣くと良い

 

母親とは息子の悲しみを、それ以上の愛で包んでくれる存在なのである

 

母親の居ないジャギには全く分からないが……

 

 

 

(さて、バットの方は片付いた、次は……っと)

 

ジャギは自分で自分のキャンプを設営し、テントの中に入って寝転がると、あれこれ考え出す

 

ゴッドランドは片付いた、しかしまだやる事がある

 

ユダ軍の捕虜の処遇だ

 

拳王軍の捕虜は『明鏡止水之心得』を突いて、とっくに返却しているので、どうでもいい

捕まっておいてノコノコと帰っていけば、直ぐにでもラオウに殺されるのだから

 

ジャギとして、ユダとは争う気は皆無

争っても正直な所、意味がない、利点がない、時間と労力の無駄だと、数え上げたらキリがない

 

ただ返すだけじゃ芸がない、ヤツが飛び付きそうなネタをチラつかせて興味を引き、南斗鳳凰拳のサウザーを引っ張り出させる

 

ヤツが飛び付きそうなネタとは?

 

・レイ、もしくはレイに関係ある人

・美容

・美女

・他人の不幸

・……ネタ切れ

 

案外簡単な人間だなとジャギは思う

 

色々と拗らせた変わり者、ユダ

 

(……ん?拗らせた?

……………………あ、あった)

 

ニヤリ、とジャギは邪悪な笑みを浮かべる

 

その顔は実に楽しそうだ

 

そこに一人の人間が到来した

 

「あの、ジャギさん、今だいじょうぶですか?」

 

「お?ああタキか、入れよ」

 

珍しくバットの弟分のタキが訪ねてきた、ジャギがタキの話を聞くと、トヨが命を削って掘った井戸を何とか出来ないか?という内容だった

 

(確か原作だとケンシロウがタラタラしてたから、タキが別の村に水を盗みに入って死んだんだっけか?)

 

そんな事を思い出しながらジャギはトヨが一人で掘った井戸に入り、一番下まで降りた

 

やはりそこには硬い岩盤があり、よく見ればトヨも頑張ったのか、あちこちに岩盤をツルハシで削った跡がある

 

女の手で、実に見上げたモノである

それに面倒見も良く、子供が好きで、自らを犠牲に出来る上に、度胸もある

 

(……欲しいな……)

 

ジャギは渾身の力で拳を握ると、岩盤に激しく打ち付けたのであった

 

 

 

「うひょー!すげぇぇぇぇぇ!」

 

「ジャギ様、うまくいったみたいね

良かったわねタキちゃん♥️」

 

「はい……!お母さんも喜びます……ぐすっ」

 

「……この水って飲めるのかな……」

 

「岩盤を素手で破壊するとは、あの人は本当に化け物ではなかろうか……」

 

激しい水柱が村に上がる

 

その水柱の中から、一人の男が降り立った

 

「ふぅ……これで井戸は大丈夫だ

後は綺麗な水になるまでは、この井戸水は農業用水にすると良い

繰り返し使っていけば、いずれ井戸水も飲めるようになるだろう

ただし飲めない井戸水も存在するから、その時は農業用水として別の村に売りに出し、飲める水と交換すると良いぞ」

 

濡れた上着を脱ぎ、水気を切りながらタキに説明をした ジャギ

 

その逞しい肉体を惜し気もなく披露し、肩に上着を引っかけて豪快に歩き出す強面の男は、実にワルの魅力が溢れている

 

実にダーティでワイルド、手下の全てがジャギの肉体に釘付けになっている

 

すると離れた家からバットの泣き声が微かに聞こえ、ジャギはそちらを向く

 

(この泣き方は……やれやれ上手くいったか

これでちっとは素直になれたか?バットよぉ

……それにしても、そんなに良いもんなのか?

母親ってもんはよ……)

 




思ったよりも、BでLなものを書いてしまったので編集し直しました

苦手な方、誠に申し訳ありません
今後、この様な展開は書かないと断言しますので、これからもよろしくお願い致します



キッド、相当に闇が深いですね
でも書いてて楽しかった……

カーネル(女)のイメージ
黒髪、軍服、眼帯美女
引き締まった肢体に無数の傷あり
パイオツは軍人なので控えめ

それにしても毎度毎度、ほんっっっっとうに便利だな北斗神拳っ!
今回出てきましたエロ秘孔のモデルは『醒鋭孔』で、通常は相手の全身を痛感神経が剥き出しになった状態へと変化させる奥義。喰らった者は、指で触れられただけで全身に激痛が走る身体となり、物に触る事すらできなくなります
つまりジャギは、痛覚を性感帯に変えてしまった訳ですね

原作では自分に特上の痛みを与えた技を、こんな形で使うとは……ジャギ様は天才だな!

俺にも教えて欲しいなー……

目を開けて目の前に居た相手を云々……は、原作でもバットがリンに使ってたヤツですね、効果の程は分かりませんが、本作品の秘孔は寝首や裏切りをしない程度の技だと思ってください

↑、はい間違えてました!
本当はカイオウがリンに使った死環白という北斗琉拳の技です
ただ、バットもリンに同じような技を使ってますが、技名を言ってないので完全に間違えているのか…?



この後の村での展開



ジャギは夜中の内に一人で何処かへ旅立ったそうで、手下にはオアシスの村で待機せよとだけ置き手紙を残してます

残された手下達は、ジャギに足手まとい扱いされて凹んでいるとか

バットはトヨと和解し、この村に留まると決意
ここを拠点にしてジャンク屋を初めると聞いたジャギから、祝いの品として改造バギーを貰ったそうだ

タキは農夫としてトヨを助け、ジャギから貰った野菜の種を使って、兄貴分のバットのジャンク屋の資金にしようとしている

トヨは体力が回復する迄は絶対安静だと、バットに命じられた子供達に見張られ、部屋から録に出れなくなったが、バットの帰宅に内心でとても喜んでいたそうだ

彼等はジャギがオアシスの村に戻る迄、この地で力を合わせて生きようともがくが、やはり子供達だけでは上手くいかず、噂を聞き付けたヒャッハー!によって村は強奪されている

悲しい結末だが、これが世紀末なのである

しかしジャギが与えた改造バギーによって彼等は一人の命も奪われることなく、オアシスの村へと辿り着いているので、これもまた良い経験になったであろう

リクエスト・感想・補足ありましたら御気軽にどうぞ♪

次回はあのナルシストとの熾烈()な戦いです

ありがとうございました!



ジャギの子供は有りか否か

  • 有り
  • 否! 断じて否である!
  • 結婚相手によるな
  • そんなことより世紀末バスケやろうぜ
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