好きな子がめがねを忘れるのは父親とセックスした翌日が多いなんて分かるわけなかった 作:伊倉米磁
「おはよう、三重さん」
教室に入り自席に向かうあいに、小村くんが挨拶した。
「おはよう、小村くん」
あいもいつものように挨拶を返す。立ったままの姿勢でお互いの顔が20センチの至近距離から繰り出されるそれは、朝っぱらから小村くんの心臓を高鳴らせ顔を紅潮させた。
「あ」
目も殆ど見えないのに座っている小村くんの顔を凝視するものだから、あいが前につんのめる。バランスを崩した身体はそのまま小村くんに倒れ掛かってしまう。ふわりと舞ったスカートは、一瞬とはいえ水平に近い所までまくれてしまった。
もしも最後列の席に誰かが据わってあいのほうを見ていたら、下着を穿いていないあいの性器を見られていたかもしれない。
そう、あいはノーパンだった。前日、たっぷり父親とセックスして何食わぬ顔で朝ごはんを食べたため、パンツを父親の寝室に置きっぱなしにしてしまったのだ。勿論めがねも忘れた。
「ご、ごめんね」
さらにノーブラでもあるあいの乳首が、制服とシャツの下でふっくらと甘勃起している。何度となく父親に吸われて乳首だけでも絶頂出来るようになったあいには、乳首が擦れる感覚は痛みよりも気持ち良さが勝った。そんな事になっているなど想像だにしない小村くんは、あいにもたれかかられて耳まで真っ赤にして微動だにできず心の中だけで悶絶している。
「気を付けないとな……前も顔近づけすぎておでこぶつけちゃったことあって」
「あは……なんか想像できるよ」
「顔近づけすぎてくちびるくっついちゃったこともあるし」
「えっ」
まだクラスメイトもまばらな教室に、その声がやけに大きく聞こえた。
あいの心臓が跳ねる。
(引かれた! ドジな子だって思われた)
昨日は2回ほど父親をフェラで射精させたしセックスの最中にはディープキスもしていたが、あいは慌てた。
「あっ……ちがうよ、お父さんとだよ」
家族と仲良くするのは当たり前という価値観の元、だからノーカンという雰囲気を精一杯だしてあいは訴えた。
「ああ!」
小村くんは素直にもすぐに納得してくれた。が、あいは動悸が治まらずなおも言いつのった。
「子供の頃の話だし……それ以降はないからね。だから……あの……そんな……悪い子だと思わないでね」
小村くんに、ついうっかりで唇を重ねてしまうような女の子だと思われたくない一心だった。
その必死さは、小村くんでなくても「もしかして」と思ってしまうもので……実際に的外れなものではない。ただ、あいがまだ恋……人を好きになるという気持ちを理解していないので、二人の気持ちがきちんと噛み合う事も無いのだった。
そして、数日後の夜。
「あっ、あっ♥」
セックスができる日なので、あいが今日も父親と仲良く生セックスをしていると、膣の中の剛直を一際膨らませた父親が覆いかぶさってくる。普通に明りがついた寝室で、あいの上半身は父親の陰にすっぽり入ってしまった。
「ん……キスは、だめだから」
お互いめがねをかけているのでそんなに頻繁にはしないが、小村くんとのことを思い躊躇してしまったあいだった。
「ええっ? つれないなあ……どうしたんだい、あい」
そう言いながらも愛娘の子宮口を突く腰が止まる事は無い。
「んっ♥ だ、って、中三にもなって、お父さんとちゅーしてたら、小村くんに変な子だと思われるし」
セックスしているとたびたび登場する小村くんとついにキスまで意識するようになった事に父親として感慨を抱きながらも、抱いている女から他の男を理由に拒否をされて反発しない男は居ない。
「そりゃ残念だ……でもお父さんもあいとちゅーしたいからなあ。何とかうんと言わせてあげるよ」
タン、タン、タン! と肉がうち合わさる快音を響かせて父親があいの濡れそぼった膣を思うさまほじくり返す。
「はっ♥ んぐっ、い、イクっ♥ おとうさ、私、もうっ♥ いっ……!」
たらりと口の端からよだれを垂らし、父親が動きやすいように思い切り股を開いて、ピストンに合わせてリズミカルに膣を締めて楽しんでいたあいが、間近に迫った絶頂で頭がいっぱいになった瞬間、父親の動きがピタリと止まる。
「んっ、ううぅー……なんでぇ……」
「お父さんはあいとキスしながら射精したいなあ」
「もう……お父さん、子どもみたい」
ぷぅ、と頬を膨らませて、困り眉で苦笑するあい。
「しょうがないお父さんだなあ。そんなにしたいなら、良いよ」
別に、元から嫌だったわけでもない。小村くんには、誰彼かまわずキスするような女の子だと思われたくないだけだし、これはちゃんと自分の意志でキスするのだし、それに……
――セックスの時キスするのは、普通だもんね。気持ちいいし。
そもそも父親とセックスするのが普通でない事に気づかないあいは、その華奢な両腕を広げて父親の首を抱き寄せ、
「んっ……♥」
熱いキスを交わした。唇同士が強く押し付けられ、唾液が粘質な音を立てると同時に父親の舌があいの口内に侵入する。
「ちゅっ……んうぅ……♥」
あいは全く動じることなくそれを受け容れ、ちょうど両腕と両脚で父親に抱き着いているように優しく、舌同士を絡め合う。カチャ、と野暮なセルフレームのめがねが二つ、ぶつかって軽い音を立てた。
「んぉっ♥」
上あごの敏感な粘膜に舌先を這わされ、あいの意識に一瞬の空白が生じたのを見逃さず、父親はピストンを再び激しくした。まるでお手玉のようにあいを快楽で翻弄し、強く抱きしめる事であいも自分に強く抱きしめてくるように仕向ける。再び絶頂寸前に追い込まれたあいは、もう『余計な事』は考えず、ただ父親のチンコで揺すられて、性欲のままに積極的にキスするだけの肉人形と化す。
「んーーーーーーーっ♥♥♥」
ぎゅう、と父親の腰に絡まったあいの脚に力が入ると同時、父親は無精子の精液を遠慮なく娘の子宮に注ぎ込んでいた。全身をゆでだこみたいに真っ赤にしてセックスに夢中になっていたあいは、朦朧としながらもよだれでベトベトになった口を動かして父親と舌を絡め続けている。
ふぅー、ふぅー、と鼻で荒く呼吸をしながら、目を閉じて子宮に精液が入ってくる感触にうっとりと浸っているのだ。その姿が可愛らしすぎて、射精したての勃起がぶり返してしまう。今日もまた、長い夜が更けていくのだった。
その後抜かずの三発をたっぷりと楽しんで、胡坐をかいた父親に膝枕して頭を撫でてもらっていた。さすがにイきすぎて疲れたので、寝るためにめがねを外している。
「はー、ふー……お父さん、おやすみ……」
「うん、お休み、あい」
目を細めてはにかみながら父親の顔を見上げて挨拶をして、あいは眠りに落ちた。
翌日。今日もあいはめがねを忘れていた。
「ふぁ」
授業で映画鑑賞をする事になり、あいは当然のように小村くんの横に座っていた。しかし、めがねが無いから当然のように全く見えない。英語の字幕版なので声だけ聞いても全く分からない。昨日の夜更かしセックスも相まって、睡魔があいを襲っていた。
「三重さん」
「やばい、ちょっと寝てた」
そもそもあいは暗いと眠くなってしまうタチなのだ。何せセックスの時も電気を付けている。
(さすがにお父さんとシてる時に寝たりはしないけど……)
「ね……寝ちゃってもいいんじゃないかな。暗いしバレないよ。終わる時起こすし」
「そだね、暗いしバレない……」
そう言ったあいがふと視線を下げると、胡坐をかいた脚があった。ごく自然に、その太ももに頭を乗せると、
「おやすみ」
小村くんは全く預かり知らぬことだが、セックスの後父親に向けるのと全く同じに目を細めて、小村くんにおやすみの挨拶をする。
父親とはまた違った小村くんの爽やかな(股間の)匂いは、あいを速やかに安眠に誘うのだった。