※この作品はR-18です。

メイ×サリで社会人百合   作:東雲 夕凪

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 景色描写ムズいのおぉ!!(アヘ顔)

 基本は理沙視点です。


メイ×サリが旅行に行く話①

 

「ねぇ理沙、旅行とか興味ある?」

 

「――ん、まぁ少しは。なんで?」

 

 親友である楓から、旅行に誘われた。二泊三日で淡路島に行きたいらしい。

 

「この前テレビで特集しててさ。そこの海がすごいキレイですごかったの!夜景もスゴいから理沙もこない?絶対好きだと思うんだ!」

 

 海…嫌いではないが、たいして行こうとも思わない場所だ。そもそも景色を見たいならゲームで事足りるし。

 休みが取れたらね、と言ってやんわり断ろうとすると、「やだ、年末に有給余らせるんだし今使おうよ!」と押し切られた。まったく言い返せないので、おとなしく一緒に行くことにする。

 

「ところで淡路島ってどこ?」

 

 

 嘘だろ楓さん。

 

 

 

 

 

 

 

 数日後、バスに揺られて淡路島に向かうその道中。楓からこんなことを言われた。

 

「淡路島ってさ、イルカと遊べるらしいね」

 

 車内を気遣ってか声のトーンを落としているものの、そこには隠しきれない期待が滲んでいた。

 

「行ってみるの、どう?」

 

「…いいんじゃん?」

 

 イルカ、水族館でしか見たことがない生き物だ。誘ってくれた本人が行きたそうにしているならついていくのがいいだろう。鳴いたりするんだろうか。

 

 

 

 

 バスが揺れて、止まる。ドアの開く音と共に海の匂いが鼻に届く。青い光が反射して、一面に宝石が埋まってるみたいに見える。

 

「――すごいね」

 

「うん」

 

 波の音が聞こえる。風がしょっぱい気がした。現実の海は、仮想よりも広くて美しかった。

 

 

 事前に予約しておいた宿にチェックインし、必要な荷物だけ持って海に来た。当然泳ぐ気はないので、私も楓も水着を着ていない。…夏にまた来てもいいかもしれない。そうしたら、楓が泳ぐ姿を見れるから。

 

「いえーい!」

 

 当の楓は、ノリノリで海面に向かって石を投げている。が、投げるのが下手で、端から見ると地面に叩きつけているようにしか見えない。

 

「楓ってソフトボール投げ何mだっけ?」

 

「最高でも8m!けど今日それを超えるんだ!目指せ10mの大台!」

 

 思ってたより飛んでなかった。それよりも、

 

「景色とかちゃんと見なくていいの?」

 

「さっき!写真いっぱい!撮ったから!大丈夫!」

 

 そうですか。日が高くなってきたので日陰に避難する。まだ夏前だというのにかなり暑い、日焼け止めを塗ってくるんだった。

 

「あ"ー!疲れた!」

 

 飽きたのか、楓も涼みに来た。そろそろ昼食の時間だ。

 

 

 

「シラス丼セットとつぼ焼き、あと太刀魚ください」

 

「あ、私もシラス丼セットで」

 

 取り敢えず近くの店に行き、ご飯を食べる。今はシラスが旬らしいので楽しみだ。にしても楓はよく食べる。胃が四個くらいあるんじゃないか。

 

「人のこと牛だと思ってない?」

 

「少なくとも、何でも食べそうとは思ってるかな」

 

 彼女はこう見えて女の子らしさを気にするタイプだ。ぐぬぬ、と唸っているが、そういうところを愛されてると気づいていないのだろうか。まったくかわいいな。

 

 

「ご馳走さまでした!」

 

「ご馳走さまでした。どうせデザート欲しいんでしょ?クレープの店あったけど、寄る?」

 

「もちろん!」

 

 私はコーヒーが欲しいかな。代金を払ってクレープ店に向かう。実家へのお土産は生シラスにしよう。

 

 

 

「はんほーほひひー(マンゴーおいしー)!」

 

 いっぺんに口に詰め込んだせいで顔がリスみたいになっている。もっとゆっくり食べればいいのに、と言いたいが本人は楽しそうだ。

 

「むぐ…ねぇ理沙これホント美味しい!食べてみてよ!」

 

「間接キスとか考えないの?」

 

「今更じゃん!」

 

 確かに。差し出されたクレープを齧ると、深いマンゴーの風味が口に広がった。もう一口齧る。

 

「…美味しい」

 

 しかもコーヒーに合う。当たりの店を引けたようだ。

 

 

 

「あっ、クリーム付いてる」

 

 ふとそう言われ、私の指を取って口に含まれた。執拗に、何度も転がすように。軽めの甘噛みも織り交ぜて、潤んだ目で。

 

 

「――誘ってる?」

 

「〜〜♪」

 

 楓は何事もなかったかのように、指を拭いてくれてた。誘うんだったら宿でしようとか考えないのかこいつ。こういった行為は嫌いではないし、喜んで受けて立つが流石に恥ずかしい。

 

 その後は商店街を覗いた。面白い物が売っていたので、帰りにまた寄ろうか。

 足元を見ると、影がだいぶ東に伸びている。そろそろ宿に戻ろうと声をかけると、楓は雑貨を眺めていた。

 

「亀の置物?」

 

「箸置きだって。なんだか、シロップに似てるなって思ってさ」

 

 もう二度と会えない相棒を思い出しているのだろう。少し寂しげな横顔を見て、無性に抱きしめたくなった。

 

 

 

 買い物袋を手に提げて、二人でゆっくりと宿に向かう。月が丸く私達を照らして、カタリ、と箱が揺れた。

 

「買ったはいいけどさ」

 

「ん?」

 

「私、あんまりそういうの使う習慣ないんだよね」

 

 お皿の上に箸置いちゃうよね、分かる。

 

「だからさ、別の使い方を模索しようかなって」

 

 いや箸置くのに使いなよ。

 

 

 

 




 
 長くなったので一旦切ります。
 なんだか、イベントをぶつ切りにしてただ並べているだけみたいになってしまいました。もっと一つ一つを掘り下げたいです。

 百合たのちい!!!!

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  • ピアス穴を空ける
  • ヤケ酒する話
  • シガレットキスする話
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