しかし書きたい娘のエロシーンは次回。
「ようやく全員揃ってのレイシフトに成功だね」
「はい、第4特異点にてようやくです」
『うん、ホントに悪かったから聞こえる音量で話さないでもらえると僕の気持ち的には嬉しいなーって』
「あ、あはは……」
第4特異点、霧の都ロンドン。人体に害をもたらす高濃度の魔力の霧に覆われたこの特異点は霧対策を怠るとそれだけで死にかねない危険地帯だ。
幸いにもマシュは毒に対する耐性をスキルとして有しており、彼女と契約している藤丸。それと、いつの間にか仮契約を結んでいたらしい俺も毒耐性をゲットしていたために霧に関しては問題ない。
問題は、
「ロンドンっていうとジャック・ザ・リッパーが思い浮かぶけど、この特異点にいるかな?」
「あり得ると思います。実在する、著名な連続殺人鬼であるジャック・ザ・リッパーが反英霊となっていてもおかしくありません」
アサシン、ジャック・ザ・リッパー。FGOロリ枠のなかでも屈指の人気を誇るこの英霊は、俺とマシュにとって危険極まりない存在だ。
彼女の宝具、解体聖母は対象が女で、時間帯が夜であり、霧が出ていれば対象を解体するというものだ。そしてこのロンドンではその条件全てを満たしている。
つまり宝具を打たれた瞬間に死ぬ可能性が極めて高い。
「ドクター、ジャック・ザ・リッパーについて詳しくお願いできますか? 名前と殺人鬼だってことくらいしか知らないんです」
『最低でも5人の娼婦を殺し、一切の痕跡を残さず消え去った殺人鬼だよ。正体に関してはいろんな説が出たけど、今でもその正体ははっきりしていない』
「……5人の娼婦を殺した英霊…………」
ロマニと会話してた藤丸が何か考え込んでいる。
「藤丸君の懸念は察しがつく。逸話から考えて、ジャック・ザ・リッパーは女性殺しに特化した宝具を持っている可能性が高い。注意しないと」
「もちろんです、ドクター。絶対2人は死なせません」
聞き取りにくいが、俺たちを守る的なことを言ってくれたらしい。最近、精神を鍛えると言って滝行やら座禅やらやっていたが、俺たちを守る力が欲しくて始めたのだろうか。
そのとき金属と金属が激しくぶつかり合う音が何度も聞こえてくる。間違いなく戦闘音だ。
「っ……! 前方の脇道から戦闘音! 近いです!」
「器薄! マシュ! 行こう!」
藤丸を先頭に走り出す。
脇道に入ると2人の人影が目にもとまらぬ早さでぶつかり合っていた。片方はとても小柄で子供と言われても納得できる。もう1人は俺たち3人と変わらない背丈でフードらしきものを被っている。
「えっ!? うわああっ!!?」
「沙条さん!? って、きゃああっ!?」
突如、足下が崩れて落ちる俺とマシュ。
暗闇に飲まれる直前、こちらに手を伸ばす藤丸が見えた。
「……マシュー、生きてるー?」
「……はい。マシュ・キリエライト、ここに」
暗闇の中で声を上げると、意外と近くから返事が返ってきた。
懐中電灯を取り出して点灯すると3メートルも離れていない位置で瓦礫に埋もれていた。
「手を貸す? 強化魔術を使えばすぐだけど」
「いえ、この程度なら自力で……!」
瓦礫を押しのけるくらいなら、デミ・サーヴァントのマシュなら難しくもない芸当だ。こちらに被害が出ないように気をつけながら瓦礫を退かす。
「ここは……下水道? じゃないよね?」
「下水道なら臭いがするはずです。おそらくロンドンに張り巡らされた地下空間かと」
好都合だ。ロンドンを覆う霧の発生源は地下深くにある。つまり特異点攻略上、必ず通る場所だ。マッピングしておけば後々楽になる。
落ちた穴から地上に戻るのも難しいことも考えれば、マッピングしつつ地上への帰還を目指すのが最善だろう。
「じゃ、敵に注意しつつ進もうか」
「マッピングと戦闘はお任せください、沙条さん」
力強く頷くマシュを連れて真っ暗闇の空間の探索に乗り出す。
……それにしてもあのローブ被った奴、誰なんだ? 原作にはあんな奴いなかったし、今回藤丸サポート用の贋作英霊は召喚してないのに。
藤丸視点
器薄たちが地面に空いた穴に落ちたあと、ドクターとダ・ヴィンチちゃんに説得され、助力を請うてきたフードの少女――グレイと契約し、加勢した。
敵が離脱し、特異点に関する情報を求めたところ安全な場所で説明したいと要望されたので彼女の案内で空き家と思わしき建物に身を置いている。
「グレイ、ここでなら説明してもらえるんだよね?」
「はい。ここなら敵に聞かれることもありません」
グレイは儚さを感じる声でロンドンに起きている事を教えてくれた。
ロンドンを覆う霧は地下にある“何か”が発生させていること
地下には彼女を含めた複数の英霊によって拡張された地下空間が広がっていること
そこには地上に出られない市民のための小規模な街が出来つつあること
「――ですので穴に落ちたというおふたりはその地下街のどこかか、そこにつながっている通路に落ちていると思います。皆さんの頑張りで地下街に通じないエリアはほぼなくなりましたから」
「さっき器薄たちが落ちた穴に君と一緒に飛び込むのは?」
「止めたほうが良いと思います。恐らくそこは老朽化の進んだ脆い場所でしょう。うかつに飛び込むと……」
「ミイラ取りがミイラに、か……」
こくりと頷くグレイ。
ドクターによれば2人共生きていることは確からしい。生存報告をかねた状況報告の連絡が入ったそうだ。
通信状況が悪いのか、途中で途切れたそうだけど2人が無事なのは間違いない。
ならば焦らずグレイに地下を案内してもらい、2人との合流を目指すのが最善だろう。
「すまないけど、地下の案内をお願いしても良いかな? 聞く限りだと相当広くて入り組んでいるみたいだから迷いそうで……」
「もとより拙はそのために派遣されました。地下街を取り仕切っている方に会っていただいた後でなら、おふたりを探すお手伝いもさせていただきます」
『待ってほしい。グレイ、君の言葉を聞く限りだと、君に指示した者は藤丸君たちが来ることが分かっていたということになる。しかも正確な場所まで。その人物はどうやってそんなことを知ったんだい?』
同じ疑問を俺も抱いていた。カルデアから伝えられない限り、いつ、どこにレイシフトするかなんて分かりようがない。
もしグレイの言葉が本当なら彼女に指示を下している人は未来予知していてもおかしくない。
「……『自分を召喚した魔術師が教えてくれた』とその人は言っていました。拙は会ったことはありませんし、その魔術師ももういないそうですが」
困った様子で説明するグレイは嘘をついているようには見えなかった。
「……分かった。グレイ、じゃあその人のとこまで案内してほしい。ドクターもいいよね?」
『仕方がない。他に情報源がないし、なにより藤丸君だけで特異点を歩くのは危険すぎる』
「よし、じゃあ決まりだ」
ドクターの了解を得た俺はグレイに先導されて霧の都を進む。
一寸先は闇ならぬ霧。迷わないようアヒルの親子のようにグレイの後ろをついていく。
「そういえば」
と、思い出したようにグレイはつぶやいた。
「その魔術師ですが、先ほどの話以外に名前を聞いたことがあります」
「名前?」
『是非教えて欲しい、グレイ。その魔術師について何か分かるかもしれない』
レイシフト先を予知する、なんてことが出来るほどの魔術師なら有名だろうし、少なくとも何らかのヒントは得られるだろう。
「確か――沙条愛歌、とおっしゃっていました」
主人公視点
左手を使った迷路攻略方とかに頼りながら地下を歩き回って、天井から漏れる光に釣られて蓋を開ければそこは一軒家。
あのあと足を棒にして挙げた成果とその課程を説明すればこんな感じになる。
そこに住む住人と交渉して宿をとらせてもらうことになった。これまでの特異点なら宿の対価として体を差し出すのだが、
「器薄おねーちゃーん! だっこー!」
「はーい、じゃあ動かないでね……よっこいしょっと」
「マシュおねーちゃん! この本読んでー!」
「ふふ……ええ、いいですよ」
性欲という言葉すらよく理解できていない子供がそんなことを要求してくるはずもなく、こうして穏やかな時間を過ごしている。
この家に住む兄弟――ジョージとジョンは元気いっぱいに俺たちに甘えてくる。
ちなみに親御さんについて聞くと『食料を探してくる』といって出て行ったきり戻ってこないのだそうな。
両親のその後に察しがついた俺とマシュは予定よりも長く――本来は一晩だけの予定だった――この家に滞在することを決めた。
2人の相手をしつつ時間を見つけては、この家を拠点として周囲の探索を進め、ついに人が集まっている場所を見つけた。明日にはここを発つだろう。このことはジョージとジョンに伝えてある。
どちらも悲しそうな顔をしていたが、ここで止まるわけにはいかない。
その日の夜。マシュと一緒に使っている部屋にジョージとジョンが訪ねてきた。
「ジョージ君にジョン君、どうしたんですか? こんな夜遅くに」
「えっとね、おねえちゃんたちに教えてほしいことを思い出して」
夜の寝室で子供が教えてほしいこと。この時点で嫌な予感がする。
「パパとママがベッドの上で変なことやってたの。パパもママも裸になって、パパが動くたびにママが変な声出してたの。おねーちゃんたち、知らない?」
……お父さん、お母さん。息子さんたちにしっかり目撃されてますよ。
しかしこの流れはもう確実に性教育(実習)の流れであろう。
ようやくセックスから離れて貴重な健全シーンに入ったと思ったのに……!
「はい、知ってますよジョージ君。今から教えてあげます。沙条さんもいいですよね?」
「ああ、うん。いいけど私、うまく教えられる自信はないからね?」
「大丈夫ですよ。子供に教える簡単で優しい内容ですし、実習がメインですから」
「その実習で楽しもうとか考えてたりするんでしょ?」
「はーい、ジョージ君は沙条さん、ジョン君は私の前に来てくださいね。服も脱いでください」
マシュよ、俺のあしらうのに慣れてきたな。
そんなことを考えている俺をよそにジョージとジョンは全裸となって、普段の男たちとは違う少年の愛らしさすら感じる裸身をさらしている。
「まず最初に、お父さんとお母さんがしていた行為はセックスと言います」
「せっくす……?」
「はい、本来は子供を作るための行為ですが人間は快楽、つまり気持ちよくなるために行うこともあります」
優しく説明しながら服を脱いでいくマシュ。視線で促された俺も観念して服を脱ぐ。
「セックスを円滑に進めるにはお互いが気持ちよくなることが重要です。試しに私たちを気持ちよくさせてみましょう」
マシュに促されたジョージたちはおどおどした様子で動こうとしない。
経験だけでなく知識もないゆえにどうしたらいいのか分からないのだ。
「難しく考えなくていいんですよ。何か所か触ってみながら私たちの反応で判断してください」
マシュの言葉に従い、そろそろと手を伸ばし、豊かな乳房に手を押し当て、沈める。母性の象徴があどけなさを残す少年の手で形を変えていることに興奮を禁じ得ない。
2人は俺たちの乳房の感触が気に入ったのか押して潰したり、こね回したりして夢中になっている。できればこのまま可愛がってあげたい。
だがこれは性教育なのだ。ただ自分が楽しむだけでなく、相手にも楽しんでもらうことを学ばなければならない。
「2人とも、私たちのおっぱいが柔らかいのは分かりますが、私たちにも気持ちよくなってもらうことを忘れてませんか?」
「あっ……ごめんなさい」
「ごっ、ごめんなさい」
「はい、次からは気をつけましょうね」
眉を寄せて叱るマシュに素直な少年たちは申し訳なさそうに謝罪する。少年たちの謝罪にマシュはにっこり笑って許しを出す。
「じゃあ次はこっちを触ってみましょうか」
2人によく見えるようにマシュは尻餅をついたような体勢で股を開く。俺もマシュに倣い同じ体勢をとる。
ジョージとジョンは初めて見るであろう無毛の女陰を興味深く観察していた。
「ここにおちんちんを入れて、精液という白いおしっこのようなものを出して子供を作ります。ここ以外に出しても子供はできませんので覚えておいてくださいね」
「……ここに入れればいいの?」
「はい。ですが、まずは手で触ってから……」
「入れさせて」
「へっ? いや、駄目ですよ。ちゃんと順序を守らないと……」
「お願い。もうむずむずして出ちゃいそうなんだ」
泣きそうな顔でお願いしてくるジョン。兄のジョージも同じ顔でマシュを見ている
急にわがままを言いだした2人にマシュは戸惑って、俺に視線を投げかけてくる。
「いいんじゃない? マシュ、そこらへんはまた次の機会に教えてあげればいいよ」
その機会には俺は含まれてないけどな。
後半は口にしないで内心にとどめておいた。マシュもため息交じりに許可を出し、俺のマンコにジョージの、マシュのマンコにジョンの年齢相応のちんこが挿入される。
「んんっ……」
いつものように内側から強く圧迫されたりはしない。だがそこに確かにある雌をよがらせる快楽器官は暴発をこらえるように震えている。
俺もマシュも何もせず2人の我慢の波が引くまで待つ。不本意な射精が男にどれだけ悪影響を与えるか知っているからだ。
やがて落ち着きを取り戻した2人は慎重に腰を動かす。
「んっ、いいよ。その調子」
「遅い、けど……いいの……?」
「速く動かなくても、気持ちよくなれるよ。ゆっくり自分のペースでいいから」
ジョージは暴発したくないためか、かなりスローペースのピストンを行う。
うっかり射精しないかびくびくしながら抜き挿しする様子を見ていると微笑ましく感じてしまう。
「ジョン君、初めてなんですから、無理に我慢しなくてもいいですよ。出したいときは出してくださいね」
「やだっ……もうちょっと、がまんしないと……! マシュおねえちゃんが気持ちよくなってくれない……!」
「ジョン君のその気持ちだけで、私は気持ちよくなりましたよ。だから、ね?」
兄とは正反対の激しいピストンを繰り返すジョン。
こっちはマシュに快楽を与える一心で暴発をこらえながら、小さな肉棒が届く範囲の膣壁にこすりつけている。
マシュは頬を上気させながらも、ジョンの頭をなでながら諭す。性行為中のマシュには珍しく、眼鏡をかけていることもあって女教師が生徒を慰めているようにも見える。
「……うああっ!!!」
「きゃっ!」
大きな声を上げてジョンが動きを止める。ぶるぶると体を震わせながら腰は押し付けた状態で固定されている。
射精したのだろう。その証拠に可愛い声を出したマシュの顔は赤みが増している。
「おねえちゃんっ! そろ、そろ!」
「うん、いいよっ、好きなだけ、出してっ」
隣を見ているとジョージも限界を告げてきた。
膣内で震えるちんこから嘘ではないと判断した俺は膣内射精の許可を出す。
ジョージはその言葉に安心したような顔を浮かべ、果てた。
「うっ、くっ……! 結構、でるね……」
予想してた量より多い精液が膣内に入ってくる。子宮口まで届いていないため、あまり子宮には精液が入ってこなかった。
ジョージは俺の胸に顔をうずめたまま腰を微妙に動かしている。快楽を得るためか、それとも精液を残さず出すためかは分からない。
「ふうっ…………、終わった」
多少、不完全燃焼で終わったが仕方がない。
というより、藤丸以外の相手とのセックスで満足感を得ちゃいけないと思うんだが……。まあ今更か。
「ふむ、精神の侵食は順調か。まあこんな序盤で躓いてちゃあ、困るんだがね」
蝋燭の明かりが唯一の光源の部屋で、魔術で映し出された2つの光景を眺めながらつぶやく。
少年たちと交わった少女たちが眠りにつくようすが見える。そこに性行為への忌避感は見られない。
片や灰色の少女に連れられて己の城に向かう少年。見ているだけで狂おしいほどの恋慕が胸の奥から湧き上がってくる。
「普通、意中の相手以外とのセックスなんて嫌悪感しか抱かないもの。例外はあるが、彼女の場合はその多くが当てはまらない」
誰に言うでもなく、部屋の主はつぶやき続ける。
「ここまでは重畳。穏健派としてはうれしい限り。さあ最低でも、神殿の先、その入り口まではこちらの望み通りに踊ってくれたまえよ?」
手荒なことは、したくないんだ。
そのつぶやきは部屋に溶けて消える。
金の少女は嗤う。堕ちた器と盾の少女を見やりながら。
金の少女は笑う。灰色の手駒と愛しい少年を見つめながら。
歯がトラブったので遅れます。
スマヌ……スマヌ……。