雑なのは見逃してください……。
次回から本編です。
予定ですが次話は拙作初のエロなし回のつもりです。
7.20 誤字・一部文章修正しました
街と地上に複数ある隠れ家の1つで待ち合わせしていたグレイと会う。
ライネスと交わした約束――2人の体を使える権利。今日は2人の体を使って仕事するようライネスに指示されたからだ。
ばれない様に会って、グレイやライネスになるのも一苦労だ。俺たちと違って2人はこの特異点で暮らしている以上、体面を気にしなければならない点は仕方がないが。
「分かっているとは思いますが……」
「終わったら暗示の魔術で後処理、でしょ?」
そのくらい言われなくても分かっているのだが、心配性なのか毎度毎度グレイはしつこく念を押してくる。
万が一、なんてことがあれば身の破滅であるグレイの気持ちも分かる。分かるがこうもしつこいと気分が萎えそうになる。
完全に萎えてしまう前に、と急いで今の状況の元凶ともいえるペンダントを取り出し、グレイと精神を入れ替えた。
「戻るときはこっちから連絡するから、それまでマシュの体、お願いね」
「今は貴女の体ではありませんか?」
「元々はマシュのなんだから、私のっていうのは違う気がするの」
グレイの言ってることは正しい。これは俺の気分の問題だ。
しかし気分ゆえに譲りたくない一線だった。
「じゃあ、また」
グレイ……正確にはマシュの体に入ったグレイに背を向けて、俺は地下街へ戻っていった。
ホーンを使った戯れからもう3日が経った。
あのあとどうなったのかって? 客全員の相手が終わったあと白濁液にまみれながら余韻に浸っていた俺をホーンの奴が泣きながら犯して、んでどっか行った。
流石に自殺されたら目覚めが悪いのでフォローはしたが、もう事実上別れた状態だ。
……気が向いたら慰めックスしてやろう。
「グ、グレイちゃんっ! よ、よく来てくれたねっ」
目の前の肥満体の少年の言葉で俺の意識は現在に戻る。
こいつはなんでも権力者の息子でグレイに執着しているらしく、父親にねだってグレイを自宅に呼びつけようとしていたらしい。
んで、いい加減鬱陶しく感じていたライネスが俺とグレイが入れ替わるこの日に派遣することにしたそうな。
相変わらずいい性格してるなホント。
「ライネス市長の命で来ました。グレイです。要件は魔導書が収められた書斎の整理ですね。案内をお願いできますか?」
「う、うん! もちろんだよ! ささ、入って入って!」
手を引っ掴んで屋敷に引きずり込むと慌ただしく扉を閉める。
よほど今日という日を待ち望んでいたようだ。
「………………これは、また。ひどい状態ですね……」
案内された先の一面埃で覆われたかび臭い、明らかに長い間掃除も換気もされてない書斎に辛うじて非礼と受け取られない感想を絞り出す。
「そ、そうなんだ。こんな状態でしかも危険な魔導書まであるっていうからパパもほったらかしにしてて……」
「……そうですか。では作業に取り掛かります。失礼しますね」
手で軽く押しながら少年……ジョージとジョンを思い出すからデブにしとくか。デブの脇を通ると「ふひっ!?」と気持ち悪い声を上げた。女に耐性なさすぎだろこいつ……。
わたわたしているそいつを放置して仕事に取り掛かる。さして広くない書斎だが、状態が状態ゆえに全ての作業を終えるのに3時間かかった。
「お風呂、ですか?」
「グ、グレイちゃんもさっぱりしたいと思って用意したんだっ! もう入れるから遠慮しないで! ほら、こっちだよ!」
勧められるがままに脱衣所に入る。
服を脱ごうとしたタイミングで気づく。ちょうどいい位置に小さな穴があることに。
「……覗きか」
穴の向こう側で鼻息荒くして待機しているであろうデブに聞こえない声量でため息交じりに呟く。
デブの思惑通りになるのは癪だが、風呂に入りたい気持ちが勝り服を脱いでいく。今更、裸を見られることに抵抗など感じない。
『むほ~っ!!! グレイちゃんの裸キターーー!!!!!』
魔力で聴力を強化してみるとデブの喝采が聞こえる。
『ああ~、生ちっぱい……ぼくが揉んで大きくしてあげるからね。おへそもきれいだ。なめなめしてみたい……。お尻も揉んであげたら大きくなるかな?』
ヤル気に満ちてるようだ……。まあそっちがその気なら俺も逃げる気はないが。
濡れてきた陰部を見られない様に俺は風呂へそそくさと入っていった。
「……こういうことか」
風呂場で襲ってこなかったことに疑問を覚えたが、体を拭いたところで気づいた。
服を持ち去られている。ご丁寧に手紙まであり、服を返してほしければ指定された部屋まで来いとある。
バスタオル1枚巻いただけの非常に寒い恰好で指示に従って人の気配がしない屋敷を進んでいく。
部屋の中央でデブは待っていた。
「……どういうつもりですか?」
「ぶふふ……、書斎の話なんてどうでもいいのさ。ぼくはグレイちゃん、君さえ手入れられればね! 君にはぼくのお嫁さんになってもらうよ!」
ここまで自信満々に宣言するってことはなにか策があるんだろうな。
奴がズボンを下ろした瞬間、疑問は氷解した。
「っ!!?」
デカい。
いや、おちんぽさまは標準サイズだ。問題はその後ろの金玉、睾丸だ。
これまで相手してきたどの相手、ウェアウルフよりもデカい。野球ボールが小さく見えるほどに大きい。
精子を作る器官がこれだけ大きいということは……、精液の量も……。
「あ……ああ……」
気が付くと、一度洗った陰部はまた自分が出したよだれで汚れていた。
「どうだい!? グレイちゃん!? ぼくのお嫁さんになる気になった!!?」
「ひっ……、いやあ、で、すぅ……!」
抵抗などしない俺をデブはバックで犯している。
個人的にこの体勢は子宮を圧迫してもらえるので好きだ。今も子宮を可愛がってくれるデブのおちんぽさまにオマンコを締め付けて感謝の意思を示している。
「強情だね……! ふん! ふん! ふんっ!」
「あっ! 拙の膣内で……、擦れて、ん!」
デブが腰を打ち付け、膣全体を摩擦されるとそれだけで腰砕けになってしまう。
勢いを維持したままピストンを続けて、デブは射精した。
――びゅる……びゅるっ! ぶびゅるっ!
「あ……っ!!! 出てる……! 拙の子宮で、精子が泳いで……!」
妊娠させる気で行った膣内射精。メスの本能に従って卵巣が受精の準備を始める。
しかしメスの都合など知るかとばかりにオスであるデブは再度の種付けのために動き出した。
「ひっ…………! も、もうやめてください! これ以上は拙が……、拙がおかしく……!」
「おかしくなってもぼくが貰ってあげるから、安心して!」
「ふああああんっ!!!?」
マンコから発せられる多量の快楽信号に視界が点滅する。
そんな状況でもマンコを使ったオスへの奉仕は止めず、少しでも早く、気持ちよく射精してもらえるように絡みつく。
――どぷん! どぷどぷっ! どぷぷ……
「あああ……!!! イっ……くぅ……!」
絶頂させられた俺はベッドに顔を押し付けて震える。屈辱と快楽が混ざり合ったこの感情は何度味わっても飽きることのない甘美なものだった。
「ひどい目にあった……」
俺が解放されたのはデブが5度目の膣内射精を終えて眠ったあとだった。
「暗示に証拠隠滅……面倒だなぁ……」
口ではそう言いつつもテキパキとやるべきことをこなしていく。面倒くさくともそれが契約なのだから。
「次は……ライネスと入れ替わって学校での奉仕作業? ……そういうことかよ」
まるで見計らったかのように屋敷を出たタイミングで飛んできた使い魔から受け取ったメモに目を通して何が起こるのか察し、呆れる。
「……まあ仕事は仕事。しっかり楽しみつつこなすさ」
この特異点が長期に亘って存続したためか、いつの間にか地下街に学校ができていた。
街のトップであるライネスが理事長を兼任しているこの学校の裏手にある、普段は人気のない男子トイレ。そこは毎週月曜日の放課後、男子生徒が集い、お祭り騒ぎとなる。
なぜ騒がしくなるか、それは生徒たちも分かっていない。ただ夢でも見ていたように曖昧な記憶しか残っていない。
「ほらほらライネスちゃん! もっと締めてよ!」
「ぐっ、はあっ! きみ、もうちょっと優し……おおおっ!!?」
「肉便器がなに言ってんのさ! ライネスちゃんは俺らに使ってもらう立場なんだからわがまま言わない!」
「ひぐぅ……! ご、ごめんなさ、いいいっ!!!」
答えはお察しのとおり、元凶は俺の仕事だ。
これを提案してきたのはライネスのほうからで、なんでもこうすれば自分の手元で俺に貸した体を管理できるし、生徒の性欲発散もできて一石二鳥なんだそうな。
「理事長がこんなきれいな女の子だって知ったときはラッキーくらいにしか思わなかったけど……。まさか男子トイレで性欲処理してくれる変態だったなんてね」
「あの生意気そうなガキが、裸で便器に座っててヤらせてくれるなんてなんの冗談だって思ったが、マジだったとはなぁ……。ライネスちゃんはまさに理想の便女だな!」
好き勝手言われながらも俺、というかライネスの膣は収縮を繰り返して、孕むために降りてきた子宮へと導く。
「締まってきた……! ううう……! 出るっ!」
――びゅるんっ! びゅびゅびゅっ!
「イっ……くうっ! く、ああ……」
性欲発散で膣にコキ捨てられた精子も、メスからすれば恵んでもらった子種だ。
一滴も溢さないように子宮口がちゅうちゅう吸い付いて飲み干していく。
「次! 次は俺な!」
「わーってるて。そんな急かすなよ」
「あ…………」
おちんぽさまが抜かれて寂しそうな声を出した俺に新しいおちんぽさまが挿入され、体の奥に温もりが戻ってくる。
「待たせてごめんね~、ライネスちゃん。いまから大好きなちんぽでたくさんよがらせてあげるからね!」
ずちゅっずちゅっと膣に出し入れしはじめる。
ピストンに合わせてピンクの乳首にかけられたゼリー状の白濁液が乳房と一緒にプルプルと揺れる。
「イっ!? あ! イグッ! 出されたばかりなのに……イくぅぅぅっ!!!」
「ははは! まだ10ズリ程度でイきすぎだろ? ならこのままイかせまくってやるよ!」
「まっ……いいいぃぃぃっ!!!!?」
宣言通りの激しい抽送。腰を掴んでオナホを使うように射精へ向けて腰をぶつけてくる。
俺もヘコヘコ腰を動かして、奥に届くように位置調整する。
「そろそろイきそうか? なら言えよ! チン負けライネスちゃんの肉便器宣言、一字一句間違えることなく、な。言えなかったら寸止め地獄の刑だぞ!」
「ひっ!? い、言います! 言いますからそれだけはやめてください! ……わ、私ライネスは皆さまの太くてたくましいお……ちん、ちんに挑んで返り討ちにあい、躾けられちゃいましたあっ! 無様な負け犬マンコに皆さまのザーメンを恵んでくださいぃぃぃっ!!!」
敗北宣言を言い終えると、おちんぽさまを根元まで咥えこんだまんこが止め、といわんばかりに締め上げた。
――どぷぷっ!!! びゅるるるっ!!! とぷっとぷっ……
「ああ……くるっ! 奥に、くるっ! ――んはあああぁぁぁっ!!!!!」
叫びながら盛大に絶頂した俺は、周囲にイかされたことを知らしめるようにイキ顔をさらす。
ドアの隙間から見える外には、男子生徒の人だかり。全員股間を臨戦態勢にしている。
下校時間ぎりぎりになっても、俺は使われていた。
「ううっ! 最後の一発だ……! 溢さず受け止めろよっ!」
――びゅるんっ……びゅっ……びゅっ……
「あ…………あん……ん……」
まるで勢いのない射精で薄くなった精液を複数のオスの白濁液で満杯になったライネスの子宮に注ぐ。
反応する気力も残されていない俺は、体液まみれの肉棒をこの体で拭いて出ていく男子生徒にお礼の言葉も言えず黙って見送る。
天井に設置された鏡に写る自分の姿は、全身精液まみれで虚ろな目をしていて、まさしく男に使われるだけの肉便器。
「あー……」
女性、否、人間としての尊厳を踏みにじられたその姿に俺は、
「最っ高…………」
胸の内に暗い悦びを感じていた。
戻りたくない、戻りたいとも思えない。この快楽を、知ったあとでは。
「今日も満足してくれたようでなによりだ。顧客に満足してもらうのが契約を長く続けるための最低条件だからね」
仕事を終えた沙条器薄に体を返してもらったライネスは胎の奥の熱がもたらす陶酔感に浸るようにソファーにもたれかかる。
「……しかしまあ、ああなった以上最後まで生き残れるかは怪しいね。彼女が消えれば、彼への影響も無視できない」
ぼんやりとした表情でぼそりとつぶやく。
「獣の始末はどうにかなる。問題は異聞帯を彼が沙条薄器なしで乗り切れるか、この一点か」
プラプラとだらしなく足を揺らしながら独り言は続く。
「……やはり沙条器薄がいないと危ういな。誰かに演じてもらうしかない。私とあの娘は、彼と顔を合わせすぎている、うちの派閥の誰かに任せるか」
魔術で取り寄せたアンティークな電話で彼女はどこかに連絡をとる。
その真剣な眼差しは未来のために戦う指導者のもの。
かつて沙条器薄にあった、いまは淫欲に塗りつぶされてしまった瞳に確かにあった光。それをライネスは宿していた。