感想複数・高評価
作者「どういうことだってばよ」
はい、読者の反応に応えて投稿です。
それと今回獣姦(?)描写があるので苦手な人は注意してください。
今更だが俺の名前は器薄という。
器薄。器をもって薄めると書いてきはくと読む。
俺の使う魔術は、名は体を表すという言葉がぴったりなものだ。
俺の肉体をろ過器として毒や呪い、あるいは穢れの類いを浄化する。これだけでも優秀だが、この魔術はさらに別の使い方もできる。
記憶、感情のろ過である。記憶を薄めることでその記憶を思い出しにくくなり、いずれ忘れてしまう。感情を薄めれば心に響かず、やがて自然消滅させてしまう。
分かりやすく説明すればどんなに大事な記憶や感情もどうでもいい記憶、つまらない感情にして忘れさせてしまうということだ。
何故今更、俺の魔術についてこんなに詳しく説明しているかというと、
「フランス兵との行為の記憶、ろ過開始……。続いて開き直った際の快楽の記憶、ろ過開始」
全力で宴のあとの後始末に使っているからである。
普通なら俺とマシュが黙っていればいいのだが、カルデアとこの特異点にいる、ある生物と人物がそれを許さない。
人物は清姫。皆大好き、嘘つき絶対焼き殺すヤンデレガールの彼女はマシュと口裏合わせしていても嘘を見抜くので宴のあれこれがばれてしまう。なので記憶を薄めて、2人仲良く忘れてしまおうという考えである。
生物のほうはフォウくんである。一見可愛らしいこの生物の正体は人類悪、ビーストⅣ比較のキャスパリーグ。負の感情に反応して成長し、最終的には厄災の獣に至るとんでもない地雷だ。
ぶっちゃけ清姫どころか型月世界のどの鯖と比べてもやばいフォウくんは、どんなに記憶と感情を薄めても僅かな残りカスでも反応する可能性が高い。すぐに人類悪にメガシンカすることはないと思うが。
フォウくん本人(本獣?)になにか仕掛けるのも難しい。仮にも人類を滅ぼす獣の1匹を丸ごとろ過するなんて無理だ。部分的なろ過ならば可能かも知れないが、時間が無い。
ではどうするのか?
「マシュ、外に行ける?」
「はい! いつでも行けます、沙条さん!」
残りカスを捨ててしまえばいい。
「沙条さん、森になんの用があるのですか? 食料は砦の皆さんが用意してくれますし」
砦からあまり離れていない森。ここが今回の廃棄場となる。環境汚染なんてものじゃないだろうが、これもあし……、ではなく人類のため、悪く思うな。
「……なんか肌がつやつやしてるのは置いといて、今日はちょっと練習しようと思うの」
「練習ですか? いったいなんの……はっ! 男の人を悦ばせるためのですか!?」
「なんでそうなるの……?」
ちゃんとろ過したはずなのにピンク思考のままだ。記憶や感情とは別の、何かのスイッチが入っているためだろうか?
フォウくんがいなければ、デンジャラスビーストのままで良かったのだが…………。
「って来た来た」
ウェアウルフ。半獣半人の雑魚エネミー、今回の練習投棄にはもってこいだ。
「ガンド!」
魔術で動きを止めて、ポケットから取り出した黒い球――今日のろ過で発生したカスの固まり、それをウェアウルフに投げつける。
ろ過で生まれるカスは何をろ過したかによって性質を変える。例えば今投げたのは俺とマシュの輪姦の記憶とそのときの感情。その多くは快楽、つまりは、
「グルアァァァァァっ!!!?」
凝縮された快楽を一気に味わうことになる。
予想通りウェアウルフは正気を失ったようで涎を垂らしながら股間を盛り上がらせている。
「よし、マシュやっちゃって!」
ろくな抵抗も出来ない今がチャンスだ。ここぞと俺はマシュに指示を出したのだが。
「はあっ、はあ、はあっ……!」
「………………」
頼みの後輩はデンジャラスビーストになっていた。
というか、いつの間に着替えたんだ? そもそもなんの荷物も持ってないマシュがあんな服持ち歩けるはずがないんだが。
「ガルルル……!」
「あっ……、ふあああぁぁぁっ!!!」
そうこうしている内にマシュが四つん這いになってウェアウルフを受け入れる。
人間よりも長い肉棒を根元までしっかりくわえ込んでいるあたり、マシュの淫乱は俺のろ過をもってしても直せない、天性のものかもしれない。
「ひっ! ひうっ! あっ! ああっ!」
獣らしい遠慮の無いピストンに嬌声を上げるマシュ。輪姦前より大きくなった気がする乳房を盛大に揺らしながら、自身を犯すオスを熱っぽい視線を向ける。その目には明らかにハートが浮かんでいた。
「ああっ! あああっ!!!」
背中と、どうやったのか尻尾をぴんと伸ばして身体を震わせる。ウェアウルフが肉棒を押し込んで動かさないところから、射精したようだ。
「ああ……すごい…………。こんなにながく、たくさん……」
マシュ? 君ホントに昨日まで処女だったの? すごく気持ちよさそうにしてるけど、なんでそんなにすぐ受け入れられるの?
さて人間とは違う射精を堪能しているマシュには悪いが、ウェアウルフを始末するとしよう。こっちに来られたらたまったもんじゃない。
「だめですよ、沙条さん」
「ん?」
あれ? マシュがこっちにイイ笑顔を浮かべながら魔力弾みたいなのを向けて……?
「気持ちよくしてくださるおちんぽさまに、そんなことしちゃ」
「ふべらっ!?」
マシュが俺に攻撃するはずがない、と油断してたために魔力弾をもろに受けてしまう。
「いたたた…………、ん?」
身体を起こすと視界に見慣れた自分の身体が入ってくる。
……形状からして、デンジャラスビースト金色verと思わしき衣装に身を包んだ身体が。
「へっ? な、なんで……?」
「はい! これが今の沙条さんですっ!」
「え……?」
いつの間にか目の前にいたマシュがどこから取り出したのか、大きな鏡で俺の全体像を見せてくる。
そこには髪が衣装と同じ金色に染まった俺が尻もちついた状態でポカンとこちらを見上げていた。
「似合ってますよ、沙条さん。……じゃあ次は気持ちよくしてもらいましょう!」
「ひいっ!?」
ウェアウルフが俺のマンコに肉棒をあてがう。愛撫もなにもされてないのに愛液が溢れかえり、身体は火照ってきた。
「まっ……が、あああっ!!!?」
俺の制止を聞くことなくウェアウルフは勢いよく挿入する。それだけで俺は絶頂し、潮を吹いてしまう。
流れるようにピストンにうつり、俺の子宮から膣まで全てをがっついてくる。ピストンの度に愛液がびちゃびちゃと音を立てるのが最高にいやらしかった。
「おっ! おっ! おっ!」
原始的な獣の性行為。荒々しいそれはこちらの意思とは無関係に身体が快楽を生み出し、生殖ために動き出す。
マシュがあれほど喘いでいた理由が分かる。これはメスにとって劇薬だ。支配されたがるメスの本能がオスへの抵抗を奪い去り、犯されるメスとして最適な状態へと作り替える。
マシュほど揺れない乳房、その先端をざらざらとした舌で舐められると涙を流してよがってしまう。
きゅうきゅうと肉棒を締め付ける膣壁を強くこすられると大きな声で喘いでしまう。
亀頭に吸い付く子宮口をぐりぐりされると激しく突いてと腰がおねだりしてしまう。
メスにされた俺に抵抗の余地などなかった。
「うあ、あ……あああ~~~っ!!!」
盛大に吐き出されるウェアウルフの精液。フランス兵よりも大量に流し込まれるが膨らんだ亀頭が蓋となって逆流を許さない。
結果、射精が終わる頃には俺の腹が精液で少し膨らんでいた。
「はあっ……はあっ……ふう……」
俺が息を整えている間にウェアウルフが消滅する。あたかも俺たち2人との生殖で生命を使い果たしたかのように。
「ああっ!? おちんぽさまが消えてしまいました!」
耳と尻尾をしょんぼりと垂らして残念そうにするマシュ。本当にそれをどうやっているのか聞きたい。
「うーん、いなくなってしまったのではしょうがありません。沙条さん、砦に戻りましょう!」
マシュ、それはもう1回輪姦されたいってこと? 俺、またろ過するしかないの? あんま意味無いっぽいけど。