今回も雑です。
マシュの強い要望で砦に戻った俺たち。砦に着いたそのとき大量のワイバーンの襲撃に遭う。
「はああぁぁぁー!!!」
「そおいっ!!!」
そして現在。俺とマシュが拳と蹴りでワイバーンをほぼ一方的に狩っている。
……………………。
うん、おかしいよね。俺の知ってるマスターって後ろから指示したり援護したりする役割だよね? いや、戦うマスターもいるけど、それは一部例外で普通は守られる立場だよね?
「沙条さん! そっちに3匹行きました! 対処を!」
「はいはい了解!」
とりあえず今は降りかかる火の粉を払うことに集中しよう。
森での一件により得たデンジャラスビーストの衣装。
どうも俺もマシュもこれを着けていると身体能力、特に筋力と敏捷が俺でもサーヴァントとド突きあえる程度には上がるらしい。代わりにマシュは盾や鎧を失うせいか、防御力が著しく下がるそうだけど。
うん、それでも凄い。ただの人間の俺でもガチート連中と戦える身体能力ゲットできる装備とか凄すぎでしょ。ダ・ヴィンチちゃんでも無理だよ? 多分だけど。
……まあ俺とマシュ共通のデメリットもあって、『性欲増強』、『感度上昇』、『被虐体質』、『被支配欲』だそうな。
マシュの完全ろ過なんて夢のまた夢ですね。分かりたくありませんです、はい。
現実逃避していたいが、それをやったらBAD END待ったなしなので行動に移る。
「マシュ、今度のことについて相談があるの」
「? 今後と言われましても、このまま砦に滞在し、兵士の皆さんに気持ちよくしていただくのですよね?」
「いや、うん。そうじゃなくてねマシュ? この特異点だっていつかは消滅するよ? それに元凶らしい竜の魔女を放っておくわけにはいかないでしょ? 魔女が本気出して攻めてきたら私たち、全滅するよ?」
俺の指摘にマシュはハッとした顔をする。デンジャラスビーストに覚醒してから色ボケが酷い。ここだけでもろ過しておこう。
「で、ですが、竜の魔女はきっと先輩がなんとかしてくださいますし……!」
「そうだとしてもこの特異点が消えることに変わりは無いよ? それにマシュ、カルデアに戻ってからここと同じくらい気持ちよくなれるかな?」
「男性職員の方に頼めばどうにかなりますっ!」
「ドクターやダ・ヴィンチちゃん。それに藤丸や女性職員の皆に隠れて? きっとすぐばれるよ?」
俺の言葉に反論できず、涙ぐんで黙り込んでしまうマシュ。見た目はこんなに清楚なのに中身が引き返せないレベルの淫獣とか詐欺だと思うんだが。
「だからねマシュ。ちょっと私に協力してほしいの」
「協力……ですか?」
「そう、協力。いま計画中のこれが成功した暁には――この特異点をこっそり維持して確保してあげる」
「っ!? そんなことが……!?」
うん、できるよ。うまくいけばの話だけどね。
「それに今後気に入った特異点があればこっそり確保してあげるし、カルデアでもエッチなこと出来るよう手助けしてあげる。すぐには無理だけど、あなたの寿命も解決してあげる。あなたの協力継続を条件にね、どうかしら?」
「え……? 沙条さんがなぜ私の寿命のことを……?」
「私がいろいろなところに手が伸びる女だから。そういうことにしておいて」
前世の知識とは口が裂けても言えないからな。
「それで? どうするのマシュ?」
「……私は何をすればいいのか、あなたが何をするのかを聞かせてください。それを聞いてから判断します」
おお、即断即決するかと思ったが意外と理性が残っていたみたいだ。いやエロが絡むか否かでIQの乱高下が激しいだけか?
「分かったわ。まずあなたが何をするのかだけど、これは単純。私と2人で聖杯の所持者を殺して聖杯を奪取する。計画には聖杯が必要不可欠だから」
聖杯が必要、というのには納得がいくのかあっさりと頷くマシュ。
それはそれとして、強盗殺人染みたまねに躊躇がないって……。いやいつかは殺して奪わなきゃいけない物だけども。
「次に私が何をするのかだけど、まあ複数の聖杯の力でどうにかしてもらうのよ」
「……出来るのですか? いえ、皆さんを誤魔化すことくらいは造作も無いでしょうけど、特異点を極秘に維持するのは流石に……」
「フランスの聖杯を手に入れれば
「特異点Fの聖杯ですか」
よしよし、エロが絡んだマシュのIQを試す言葉にちゃんと気がついている。
「それで? 答えを聞かせてもらえるかしら、マシュ・キリエライト?」
「……不安はありますが、他に案があるわけでもありません。沙条さんの案に乗りましょう。……私を後悔させないでくださいね?」
「もちろんよ」
俺たちはがっちりと握手を交わす。
マシュを共犯者にしたことで難易度が大きく下がった。これで俺1人だったら顔芸触手キャスターと一騎打ちか、聖杯1つで博打打たなきゃならなかった。
「ところで沙条さん。プランBとはどんな内容なんでしょう?」
「いいわ、聞かせてあげる。プランBとはズバリ――私自身が
「…………はい?」
(現時点では)永久に実行されることはないであろう、と断言できる予備計画をマシュに説明してから翌日、現在の状況。結論から言おう。
成し遂げたぜ。
聖杯パワーの遠見で邪ンヌが藤丸との決戦に行くのを見計らってキャスドレさんのいる城へ殴り込み。
聖杯パワーで強化された隠蔽状態で潜入、からのデンジャラスビースト・モードの俺たち2人でフルボッコ。からの聖杯パワーで特異点崩壊とカルデアに思わせつつ、フランス特異点確保に成功。
せいはいのちからってすげー。
……それで終われば良かったのだが、カルデアに帰還後に少し問題が起こった。
「器薄!」
カルデア到着後、痛いぐらい強く藤丸に抱きしめられる。
…………いやまあ、そうだよね。恋人が危険地帯に着いたらどっか行っちゃって、しかも音信不通とか普通に心配するよね。
「器薄ちゃん! マシュ! 2人共、大丈夫だったかい!? レイシフトしてからバイタル以外一切情報が入ってこなかったから心配したんだよ!?」
「ええ、私たちは大丈夫です。それよりも何故、私と沙条さんだけが先輩から離れた場所にレイシフトしたんですか? フォウさんは先輩と一緒だったのに」
「うわーい、言葉のあちこちにトゲと冷たさを感じるぞう!」
その後はロマニとマシュのコントを見つつ、俺は藤丸をどうにか宥めた。
あと完全に余談であるが、俺が懸念していたフォウくんは特に変わった様子はなく、藤丸が大人しくなるまでサ○エさんとこの猫みたいに腰をふっていた。
何がしたかったんだろうか?
カルデアに帰還した俺たちは念のためにと帰ったその日に検査を受けることになった。俺とマシュはセットで検査を行う。担当者は男。
はい、お待たせいたしました。マシュとのお約束の時間でございます。
「あ……、う……あ……っ!」
今は裸に剥かれたマシュが職員にその立派な乳房を揉まれている。
薬で意識はないはずなのに、艶っぽい声を上げるマシュに職員は夢中になっていた。
まあマシュは意識あるんですけどね。俺が協力して意識はあるけどセックスに問題はないようにした。報酬はきちんと支払わないとね。
「ああ……っ!」
我慢できなくなった職員がマシュの濡れた肉壺に挿入する。
腰を叩きつけるたびに揺れる巨乳もそそるが、波打つ太ももや尻肉もたまらなくエロい。
「あ……っ! い……やぁ……っ! あっ!」
意識だけが覚醒した状態での眠姦モドキだが、マシュはしっかり感じているらしく、結合部からベッドが濡れるほどの愛液を垂らしている。
職員は眠らせた相手とのセックスだということも忘れて激しく腰を動かす。肉と叩く音と愛液が飛び散る音と激しい息づかい。セックスで必ず聞く音色を耳にしながらそのときを待つ。
「あ……、う……あ……、ああ……」
ぶるりと振るわせながら動きを止める。射精したらしい。
マシュも痙攣しながら射精を受け止めている。こちらも絶頂したのだろう。
「くっ……、あ……ああ……っ!」
しばらくして再び腰の運動を再開する。一度射精して遠慮が無くなったのか、1回目よりも激しく、深くマシュのマンコを突いていく。
自身の性欲の発散しか考えていない動きがやがて小刻みになり、腰を強く押しつけて動きを止める。
「あああ…………っ! あう……」
2度目の射精。またマシュは気持ちよさそうな顔で男の身勝手な種付けを受け止める。その顔に妊娠への恐怖や不安はない。
このまま2人には存分に楽しんでいただこう。ん? 俺? HAHAHA、俺は藤丸の彼女だからね。フランス兵とウェアウルフは不可抗力だったが、今回は違うのだよ。
マシュとの約束は、マシュ“が”気持ちよくなれる約束であって、俺“と”気持ちよくなる約束じゃない。
俺が犯される必要も理由も、どこにもないのだから。
マシュ視点
沙条さんが気持ちよくされる気配がない。
それはよくない。彼女は私に新しい世界を見せてくれた人。私だけ気持ちよくなるなんて、そんなの、彼女に対する裏切りだ。
どうにかしてあげたい。そんなことを考えていると、私の視界にうっすらと金色の杯――聖杯が浮かび上がる。
それに願えば、破滅的な快楽が得られる――そんな予感に私は……
次回、もしかしたらIFBADかもしれない(予定は未定)