二次元は天国 作:絵の具の筆洗う水
余裕をもって寮を出て、何事もなくバスに乗り、後から乗ってきた友人とたわいもないことを駄弁る。もしこのバスに乗れていたら、金次もそんな日常を享受できていただろう。
この世界の親戚で苦労の多い主人公なので同情心が沸いてきたが、可愛い女の子に囲まれていることを思いだし、すぐに引いていった。
本人にはそれさえも胃痛の原因となっているのだが、やはり恨めしい。この世界の俺も同じくそう思っていたようだ。
というか、今は現実の俺がこの世界に来たせいで、影の薄さに磨きがかかり、友達ですら会話てくれなくなったし。
なんというか、質問には答えてくれるし、一応会話は出来るのだが、明らかに聞き流されている。これも『ダイバー』の性質だと分かっているのだが、とてもむなしい。くっ、次回までの我慢だ。
そして、会話のようなものをしているうちに気づいたが、俺の行動や俺が起こす結果にも感心を持たないようだ。
バスに乗る人の前に立ちふさがっても、特になにも言わず、俺が退くのを待っていたし、近くの女の子にパンツ見せてといったら見せてくれた。
それを無関心な友人に見せつけると、興味がなさそうに眺めていたが、明らかに勃起していた。さらにそれを見た周囲の人は無関心だった。
なるほど、肉体の反応と認識は別なのか。実験に付き合ってくれた友人を元に戻し、いまだスカートをめくり、パンツを見せてくれている女の子に目を戻す。
ラノベあるあるだがこの世界の人達はルックスの平均値がかなり高い。この子も例外ではなくとても可愛いのだが、この世界において
そんな世界で整った顔をしているとなるとどうなるのだろうか。まさに想像を絶する美しさを誇るんじやないか?
要するに俺はここで童貞を捨てるべきか迷っているのだ。教室に着けば、より美しい原作キャラがいるのだ。ここで捨てるのはもったいない気もする。
それからしばらく悩み続け、気づけばバスは学校についていた。……うん、結果的にはよかった。そうことにしておこう。
そのバスから降りると、玄関に紙が張られており、靴を新しい靴箱に入れてそのまま体育館に来いと書かれていた。
雑すぎると思うかもしれないが、この学校の恒例だったりする。どうして
なんの変哲もなく始業式は終了した。新教室に向かって歩いているときに始業式が貴重な原作キャラが一ヶ所に集まる機会だったと気づいた。なんでボーッと時間をつぶしてしまったんだ……orz。
校長をみて、「なるほど、確かに量産型イケメンだな」とか思っていたあの頃の自分が憎い。おっさんの顔とかどうでもよかっただろ。女子を見ろ女子を。
自らの思慮の浅さを悔いながら教室の扉を開けると、そこには天使が楽しそうにクラスメイトと会話していた。
それは様々な部分にフリルをつけた改造制服を着た緩いウェーブのかかったツーサイドアップの小柄な美少女、峰理子だ。
イラストとは違い、現実ゆえの立体感と人間味が明確に感じられる。
やっぱり、イラストでは感じられなかったそこに実在しているという感覚があるのが感慨深い。
あと……なんていえばいいのか分からないが実在の物や表現では決して越えられない程可愛らしい。無理矢理表現するならばAPPが18ある、だろうか。
俺は理子に近づき、様々な角度から眺める。制服は本人曰く、武偵高の女子制服・白ロリ風アレンジらしいが、そもそもロリータの種類がわからない。全部ひっくるめてロリータでいいじゃないか。
そうして様々な角度から芸術作品を見るかのように理子を見ていると、俺の息子が元気になっていた。……まあ様々な角度から(ローアングル中心に)眺めていたらそらこうなるわ。
これから神聖な学び舎で勉学に励むのにこれじゃ不味いだろう。ここはこうなった原因である理子にすっきりさせてもらおう。
一応、体を使わせて貰う訳だし、ちゃんと本人に許可をとっておいた方がいいだろう。
「なあ理子、お前を見てたらなんかムラムラしてきたんだ」
「ふーん」
「すっきりするのにお前の体、使わせて貰うな?」
「別にいいよー」
理子は心底興味がなさそうにそう返した後、再び理子の友人達と話し始めてしまった。
許可は貰ったので、早速使わせて貰うとしよう!
エロまでいけなかったのでもう一話書きました。くそが。