※この作品はR-18です。

ていく おぅばぁ   作:柴猫侍

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御船 千早

 

 熱っぽい吐息が頬を撫でる。

 重なる唇から伝播する体温は、体中を巡る血液を沸騰したかの如く、みるみるうちに全身を熱く滾らせていく。

 鼓動が早まる。相手に伝わりそうなくらい近寄る彼らは、一しきり甘美なひと時を過ごした後、空気を求めるように唇を放した。

 

「ぷはっ……はぁ……!」

 

 トロンと蕩けた瞳を浮かべる金髪の女性。ヘアバンドがよく似合う彼女は、唇に残る余韻を味わいながら、目の前に座る少年へと熱い視線を注ぐ。

 

「初めて……奪われちゃいましたね」

「どうだった?」

「とっても良かったです!」

 

 そう言って蓮に明るい笑みを浮かべるのは御船 千早という占い師の女性。

 今、彼らはとある遊園地の観覧車に乗っていた。都会の夜景を一望できる二人きりの空間。特に田舎出身で都会に憧憬を抱いていた千早にとって、恋人と共に観覧車に乗るなど、夢のまた夢と思っていたシチュエーションであった。

 否応なしに胸が高鳴って仕方がない。

 

 年下の彼は、一見落ち着いていた印象で、眼鏡がよく似合い、時にはノリの良い言葉を口にし、とてもお人好しな―――怪盗だ。

 「バケモノ」と偏見の目を向けられていた千早の価値観を壊し、信念を認め、心を奪っていった素敵な怪傑。

 そんな彼に、彼女は惚れてしまった。

 恋心を明確に自覚した瞬間は、年上もアリという情報を聞き出してから。

 あの時から、千早の心の片隅にはいつも彼の姿が在った。

 

 自分が導き出した占い―――運命の悉くをひっくり返すトリックスター。

 

 とんでもない相手に惚れてしまったと考える千早であったが、自覚した恋心を諦めきれる訳もなく、想いを伝えて今に至る。

 観覧車の中で重ねた唇の味は、とても甘美で瑞々しかった。

 しかし、まだこれだけでは物足りない。

 

「あのぅ……もっとキス……しませんか?」

「ああ」

「きゃ! んっ……」

 

 おずおずと二度目を求める千早。

蓮は、そうした彼女の腰に腕を回して抱き寄せる。普段、ゆったりとした服装で隠されている体型も、こうして直に触れているからには、輪郭がはっきりと感じ取れた。か細く、力を込めればすぐにでも壊れてしまいそうな華奢な体。

 しかしながら、彼女を離すまいと蝶よ花よと丁重かつ大胆に抱きしめた蓮は、そのまま千早の唇を奪った。

 

「んっ……ふぅ……んんっ……!」

 

 唇を割り、口腔へ捻じ込まれる舌に目を見開く千早。

 大人しい見た目と相反し、獰猛なディープキスを演じる蓮に困惑するも束の間、千早は熱烈に求められている事実に悦びと興奮を覚えつつ、拙いながらも舌を絡ませる。

 夜景をバックに水音を奏でる二人。

 おおよそ他人に触れられたことのない()()をザラザラとした舌で舐られる度、千早の体がビクリと跳ねる。

 それでも嫌悪こそ覚えていない―――寧ろ、高まっていく興奮に自然と彼女の腕は蓮の背中へと回された。

 

 ギュウ、と抱きしめれば服越しに双丘を彼の胸板へと押し付けることになる。

 ここまで男性と距離を詰めたことなど、生まれてこのかた経験した記憶がない。

 

 最早、千早の頭はオーバーヒート寸前だ。

しかしながら、体の方は舌を絡ませ合うという淫靡かつ濃厚な行為に没頭してしまっている。

 互いの舌が行き来する度に、甘露な唾液が口腔に流れ込んでは、舌の動きに合わせて攪拌されていく。

 

「んんっ……ぷぅ……!」

 

 呼吸もままならぬ中、潤んだ瞳は彼をジッと見つめたままだ。

 時が経つにつれ、互いが相手を抱きしめ合う力は強まっていき、千早の柔らかな女体は惜しげもなく蓮に押し付けられる。

 

「ッ……ぷはぁ!」

 

 しかし、羞恥と興奮の他に酸欠で赤面していた千早は、明滅する視界の中、失神する寸前で唇を離した。

 余りにも突然だったからか、蓮も舌を突き出したまま硬直してしまう。

 

「はっ……はっ……はぁ……!」

 

 肩で息をする千早。

 騒がしいほどに激しい動悸を自覚する彼女は、一旦落ち着こうと深呼吸しようとする―――が、空気を吸い込むと同時に()()が唇に触れた。

 

「あ……」

 

 それは、二人の唇の間に延びていた唾液。

 離れても尚、二人を繋ぐように架かっていた淫靡な橋は、濃密なキスを思い出させるかの如く、いつまで経っても途切れはしなかった。

 

 ゴクリ、と生唾を飲み込む千早。

 すると何を思ったのか、瞼を閉じた彼女はそのまま舌を突き出すや、色気を放つようにして自身の唇を舐めまわした。

 桜色の唇は、再び潤いに満ちて艶やかなツヤを魅せていく。それも舐め取った唾液を―――二人のが混ざり合った―――塗り込んだからかもしれない。

 

 いつもの柔らかな印象とは打って変わり、大人びた官能的な色気を放つ千早には、思わず蓮も息を飲んだ。

 

「あのぅ……蓮さん……」

「どうした?」

「そ、そのぅ……えっと……私、こういうことに詳しくないんですが……」

 

 潤んだ瞳が蓮を射抜く。

 絹のように滑らかな肌触りの手は、少々無骨な蓮の手に重ねられ、そのままギュッと握りしめてくる。

 掴んで離さない―――そうした彼女の意思を表すかのような挙動。

 蓮は穏やかな微笑みを湛え、そっと耳を傾ける。

 

「や、やっぱり……」

「やっぱり……なんだ?」

「このまま、ぇ、えっちなことをしちゃうんですか……?」

「……」

「あれっ!? 私、何か間違えてますか!?」

 

 勇気を振り絞り、次に行う行為を尋ねてみた千早であったが、思っていたような反応が返ってこず―――というよりも、無反応であることから大いに焦る。

 だが、我慢できなくなった蓮がぷっと吹き出した。

 

「観覧車の中でなんて、千早は大胆だな」

「へっ!? 違うんですか……? いやっ、私もちょっと変だなぁ~とは思いましたけど! で、でも、こんなすっごいキスしたなら、もしや! と思って……!」

 

 顔から火が吹き出そうなほどに赤面する千早。

 羞恥と興奮で熱を持つ体からは、汗と共に千早の芳香がにじみ出てくる。それは密室に等しいゴンドラの中を瞬く間に満たした。

 雄をおびき寄せる雌の芳香が充満すれば、出来る限り平静を保っていた蓮も、次第に理性の箍が外れていく。

 

「千早はかわいいな」

「えええっ!? そんな急に褒められても……嬉しいに決まっちょるやんけ……」

 

 抱き着いてくる蓮に、千早もまた抱き締め返す。

 

「千早……」

「ふぁあ!?」

 

 が、不意に首筋に覚える感覚がビクリと体が跳ねた。

 柔らかくもハリがある首の皮に吸い付き、そのまま引っ張られるような感覚。

 

「やぁ……れ、蓮さん! 首は……首は弱くて……ッ!」

 

 愛し合った()を刻もうとする彼を離そうとする千早であったが、心のどこかで喜ぶ己が居ることを自覚し、突き放そうにも突き放せないもどかしい抵抗をするしかなくなる。

 ちょん、と蓮の体を押せば、彼が吸い付いて放さない自身の肌も引っ張られてしまう。

 

「ダメって……言っちょるのにィ……!」

 

 方言を隠す余裕もなくなる千早。

 一方、蓮はと言えば、千早の方言に興奮し、より激しく彼女の首筋に吸い付いた。本人が隠したがっている方言を引き出す愉悦に加え、普段の丁寧な言葉使いとのギャップ。それら二つに興奮を覚えることは、男として正しい反応だっただろう。

 

「あっ……ふぅん……!」

 

 容赦ない蓮の攻めに身を捩らせる千早。

 首筋を襲うこそばゆい感覚とは他に、こうして触れ合っている間にも下腹部辺りがジンジンと疼いている。

 

―――ジュン♡

 

「あっ……」

 

 不意に下着が濡れてしまう感覚。

 それを自覚するや、千早の体も箍が外れたかの如く、与えられる性感に敏感に反応するようになっていった。

 

「あっ! はぁ! ひぅ! っくぅ……!」

 

 彼が首筋や鎖骨、果てには胸のすぐ上にまで痕を刻んでいくごとに、千早の下腹部を覆う下着は溢れ出る愛液でぐちょぐちょに濡れていく。

 次第に千早も喘ぎ声を我慢できなくなってきたのか、ゴンドラ内に反響する艶やかな悲鳴も大きくなっていく。

 

「ふぅ……」

「ひゃぁ……蓮さんって……ぶち積極的や……」

「これからどうする?」

「ふぇ……?」

 

 散々感じさせられた千早であったが、ふと投げかけられた問いかけに目が点となった。

 質問の意図が分からないと目を白黒させれば、悪戯っぽく笑う蓮が、今度はワンピースの裾をたくし上げるようにして、濡れそぼった秘所へと手を滑り込ませた。

 

「ひゃあ!?」

「千早の()()はこんなに濡れてるぞ?」

「これは……そのっ……!」

「シてもいいか?」

「っ……はぃ……」

 

 あどけなさを残す彼が切なそうな表情を浮かべれば、嫌とは言えない。

 消え入りそうな声で頷けば、「ありがとう」と告げる蓮が湿った下着を引き摺り下した。

 濡れそぼった秘所と下着のクロッチの間には、淫蕩の象徴である汁が糸を引いている。それまでスカート内に籠っていた性臭が解き放たれ、密室の空気は千早のものへと彩られていく。

 

 自身の秘所から立ち昇る臭いに気が付き、カァっと顔を赤らめる千早がそっぽを向く。

 だが、体は正直なようだ。程よく整えられた茂みの奥に潜む秘所は、普段はぴっちりと固く閉ざされているにも拘わらず、今だけは彼の()()を求める余り、涎のように愛液を垂れ流している。

 ゆっくりと挿入される蓮の指も難なく受け入れれば、己の指では届かない絶妙な部位への愛撫が始まった。

 

「あっ!? ひゃっ! んっ! ふぅ! ふぅ……っ~~~♡」

 

 止めどなく愛液がにじみ出る膣壁を弄られる千早は、観覧車に乗っていることも忘れて快感に善がり、喘ぎ声を上げる。

 下着を脱がされた後で元に戻されたスカート部分は、今現在優しくも激しく弄られている秘所を隠しており、千早の目からは彼の厭らしい手の動きを覗くことは叶わない。

 だからこそ、他者の侵入を許したことがない媚肉の花園を蹂躙する指の形が、そして動きを感覚で感じ取ってしまう。

 

「おっ……ほぁ……♡ れ、蓮さん……!」

「気持ちいいか?」

「は、はぃ……! も、もう、私……っ!」

「もうちょっとの辛抱だ」

「っ~~~♡」

 

 絶頂を目前にしても攻勢の手を緩めない蓮。

 対して千早は、彼の首に腕を回し、ガクガクと脚を震わせることしかできなかった。

 

 誰にも見られない密室空間なら兎も角、ここは観覧車のゴンドラの中だ。もしかすると他人に見られるかもしれないという焦燥が、脳に雪崩れ込む快感を後押して下腹部から背筋を突き抜けていく。

 今までの自慰がままごとであったと実感する強烈な快感。

 それによって、千早からは“女”を取り繕う余裕も消え失せていく。

 

「おっ! あ゛ぁ! あ゛っ! おぁ゛!」

 

 落ち着いた容貌からは想像できない野太い喘ぎ声を上げながら、与えられ続ける快感に逐一体が反応する千早は“牝”そのものだった。

 幸いだったのは、抱擁していたために舌を突き出して涎をダラダラと垂れ流すといった、淫蕩に酔い痴れるだらしない表情を見られないことだっただろう。もっとも、例え見られたところで彼はそんな自分も受け入れてくれるだろう―――そうした確信より生まれる安堵が緊張を解きほぐし、悦楽を覚える感覚を先鋭化させていく。

 

 刻一刻と増す快楽に、絶え間ない電流を浴びせられているように淫蕩に痺れる千早。

 そして、その時が訪れた。

 

「あ゛っ……―――」

 

 弄繰り回していた指をきつく締め上げる膣肉。

 蜜壺に溢れていた愛液を外へ外へと押し出す圧迫感を生み出し、極上の蚯蚓千匹の如し蠕動が蓮の指を揉み解す。

 

「ふぅー♡ ふぅー♡ ふぅー♡ はぁ……♡ びっしょになったっちゃ……♡」

 

 一方で、雷に打たれた衝撃に見舞われた千早は、絶頂の余韻に浸りながら息を整えようとしていた。

 先ほどまでの水音が静まった一方で、今度は千早の荒々しい―――それでいて艶やかな呼吸の音が鼓膜を撫でる。

 

 そうして暫く蓮の体に寄りかかること数十秒。

 やっと話せるだけ落ち着いてきた千早が、眼前の少年と視線を交わす。

 あどけなさを残しながらも、その奥には沸々と湧きあがる情欲に滾っている。散々乱れた自分の姿を見られたことに羞恥を覚えるも、それ以上に悦びが湧きあがる千早は、慈母のように温もりに満ちた微笑みを湛えつつ、汗を掻いた首に張り付いた金糸を掻き上げる。

 

「あのぅ……蓮さん。我儘を言ってもよろしいでしょうか?」

「彼女としてか?」

「はい! もちろん、イヤじゃなければなんですが……」

「それじゃあ、俺が断るか占ってみて」

「なんですとっ!? ここにきてなんと無茶ぶりな……!」

「ふっ」

「ふふっ!」

 

 おでこを合わせて笑い合う二人。

 刹那、千早は少しばかり切なそうな面持ちを浮かべ、熱っぽい吐息と共に言葉を紡ぐ。

 

「私の占いによると……ズバリ! 蓮さんは断らないでしょう!」

「千早のお望みは?」

「その……ここで最後までシて頂けませんか?

「もちろん」

「きゃっ……んっ♡」

 

 強く抱きしめられ可愛い悲鳴を上げるや、唇を奪われる。

 再びゴンドラ内に淫靡な水音が奏でられ始めたが、地上に着くまで精々あと十分程度。手早く済まさなければ不完全燃焼もいいところになってしまう。

 何度かリップノイズを響かせた蓮は、下着を脱がせたままで、未だ絶頂の際に溢れた愛液塗れの千早の腰を手繰り寄せる。

 

 そして器用にベルトを外していったかと思えば、これまた立派に屹立する肉棒を取り出した。

 

「おぉ~……♡ こ、これが本物なんですね……!」

 

 千早の感嘆するような声を浴び、節操のない愚息がビクリと反応する。

 散々彼女の乱れた姿を見せられ、蓮の愚息も我慢の限界であった。鈴口からは先走り汁がこれでもかと溢れており、ゴンドラ内を満たしていた千早の性臭と混じり合う。

 雄と誘う雌臭と、雌を狂わせる雄臭。

 これらが混じり合えば、後は体を重ねて己が内に渦巻く情欲を解き放つのみである。

 

「ふっ♡ ふっ♡ ふっ♡ ふっ♡」

 

 興奮のあまり、下品な息遣いをしていることも気づかず、蓮の肉棒に釘付けとなる千早は、ゆっくりと濡れそぼった淫裂を怒張する肉棒目掛けて下していく。

 腰に添えられる手の支えもあり、迷うことなく肉棒に向かう淫裂。

 このまま彼と情事を致すと考えれば考えるほど、興奮は歯止めを聞かないほどに高まっていく。

 清水の如く湧き出る愛液は、淫裂が肉棒に触れる前に、トロリと立派な亀頭に滴り落ちる。図らずも挿入がスムーズに済むよう潤滑油の役割を果たした愛液は、未だ留まることを知らない。

 

挿入()れるぞ、千早」

「はい、どうぞ来てくださっ……ぁぁぁあああ゛あ゛あ゛ッッッ!!?」

「……千早?」

「はあ゛っ♡ はあ゛っ♡ はあ゛っ♡」

 

 先端を挿入した瞬間、おとがいどころか全身を弓なりに反らし、ビクンビクンと痙攣を続ける千早。

 明らかに普通ではない息の切らし方をする一方、膣肉はこれでもかと収縮を繰り返し、蓮の肉棒を搾り取らんばかりに蠢く。

 

「まさか……もうイったのか?」

「ひッ、いえ! ま、まだです! これしきでイっては……ひぎゅ!!?」

「そうか。それなら……」

「れ、蓮さん……?」

「遠慮なくするぞ」

「っ、~~~~~♡♡♡」

 

 パンッ♡ パンッ♡ パンッ♡

 

 肉を打ち付け合う小気味いい音が響き始める。

 こうして対面座位で始まった蜜月の時間だが、

 

「あ゛ーッ♡♡ あ゛ーッ♡♡ あ゛ーッ♡♡ ら、らめれすッ、蓮さんっ♡♡ それ以上は……ひぅッ♡♡ ダメですぅーッ♡♡」

「どうしてだ、千早?」

「お゛ッ、おかしく♡♡ おかしくなっちゃいますからァ♡♡」

「これしきではイかないんだろ?」

「ひぎゅ!!?」

 

 悪戯っぽく笑う蓮の攻めは容赦ない。

 一方的に突き上げられる千早と言えば、前人未到の秘奧まであと一歩まで攻め入ってくる肉棒に為されるがままだ。

 ギリギリと歯を食いしって喘ぎ声を堪え、その一方では頭を抱えて金髪が振り乱れるのを抑え込んでいる。

 

「んっ……♡♡ ふぅ♡♡ あっ♡♡ んふっ♡♡ はっ♡♡ はぁ♡♡ はっ♡♡」

「辛いか?」

「辛くないれすっ♡♡ で、でもッ♡♡」

「でも……なんだ?」

「イき過ぎて壊れちゃいますッ♡♡ ずぅ~~~っと最初からイってるんですっ♡♡ こんなッ♡♡ こんなのっ♡♡ おかしくなるに決まっちょる♡♡」

 

 肉棒を締め付けるようにきつく収縮を繰り返す膣肉。

 それも最初から延々と絶頂し続けているからこその締め付けであり、当の千早と言えば、絶え間ない快感の雷撃にその身を晒されて理性が崩壊する寸前であった。

 濡れそぼっていた秘所も洪水同然となっており、打ち付けた腰が引き離される度に酷く粘着質な音が奏でられている。蓮の目の前で踊るスカートをたくし上げれば、きっと二人の体液が泡立った白濁液が見られることだろう。

 

 しかし、あえて互いの秘所を隠したまま行為を続ける蓮は、攻めの手を緩めない。

 

「ふぅ゛ー♡♡ ふぅ゛ー♡♡ ふぅ゛ー♡♡」

 

 獣染みた息遣いをする千早。

 絶頂し続ける体に力が入らないのか、脱力して蓮に寄りかかっていた彼女は、下腹部から全身を駆け巡る快感に失神と覚醒を繰り返す。

 耐え難い快楽に意識を失ったかと思えば、膣壁の襞を抉られるような感触に暗闇がカッと白く閃くように目が覚める。

 

(こんなッ♡♡ こんなエッチしたらッ♡♡ もう他の人となんて考えられんッ♡♡ 私ッ♡♡ 蓮くんの虜になっちょるッ♡♡ 私の方が年上なのにッ♡♡ 年下の男の子にッ♡♡)

 

 意識だけではない。体も雌として覚醒させられている。

 激しい上下運動により、ずれたブラジャーからは程よいお椀型の双丘が零れ落ちる。ユッサユッサと揺れては、ワンピースの布地と先端が擦れ合う。

 自分で弄っても大して快感が得られないにも拘わらず、彼と体を重ねているという事実があるだけで、どうしようもなく体が悦楽に溺れてしまっている。

 それが年上としての不甲斐なさを覚えると共に、高校生の男子にいい様にされている背徳感のような快感を自覚させていた。

 

 雌芯が疼き、全身が肉棒に貫かれる悦びに打ち震える―――そのような快感だ。

 

「千早」

「ひゃい!!?」

「そろそろ時間だ。()()()

「ふぇ……?」

 

―――ッパァン!!!

 

「ふぁあああああ゛あ゛あ゛♡♡♡」

 

 絶叫に等しい喘ぎ声を響かせる千早。

 明滅する視界の中、夜景へと視線へと向ければもうそろそろ地上に着く頃合いだった。

 短くも濃厚であった蜜月の時間も終わりを告げようとしている。しかしながら、彼はまだ一度も達していない。だからこそ一度は達しようとテンポを早めた訳であるが―――。

 

「あ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡♡ あ゛ぁッ♡♡ あ゛ぁッ♡♡ あ゛ぁッ♡♡ お゛あ゛ぁッ♡♡」

 

全身全霊のピストンに、千早の喉が、胸が、全身の媚肉が快感に震える。

ここがゴンドラであることを忘れている喘ぎ声。いや、分かっていても抑えられないと言った方が正しいだろう。

それほどの快感に善がり狂う千早は、涙を流しながら蓮を抱きしめる。

すると、不意に絶叫する口を塞ぐように蓮の舌が捻じ込まれた。

 

「んぶッ♡♡ ん゛ぅーッ♡♡ ん゛ぅーッ♡♡ ん゛ぅーッ♡♡」

 

 ほぼ覆い被さるように塞がれる千早の口だが、それでも抑えきれぬ声がゴンドラ内に漏れ出して響く。

 その間にも蓮の抽送運動は勢いを増していき、一度突き上げる度に千早の体も大きく浮き上がる。

 

 力強く突き上げられ浮遊感を覚えるや、落下の最後に秘奧に亀頭を叩き込まれるのだ。千早からしてみれば堪ったものではない。

 たった一秒が永遠と思えるほどに長く感じられる。

 それほどまでに濃密な快楽を味わわされる千早であったが、突如として膣内にて膨れ上がる肉棒の感触を感じ取った。

 

 予兆。今、自分の膣内に子種が注ぎ込まれようとしている。

 相手はまだ高校生だ。良識ある大人ならば止めるべきであるが―――そのような余裕など、今の彼女にはない。

 ただただ為されるがまま。愛されるがままに受け取るのみ。

 千早の中の“女”も“雌”もそう叫んでいる。

 故に、千早は無意識のままに膨れ上がる肉棒から一滴も残さず搾精すると言わんばかりに収縮し始めた。

 

「くっ……千早! イくぞ!」

 

 刹那、熱く濡れる蜜壺に灼熱が解き放たれた。

 火照る全身を融かすほどの熱を持った物体。もったりと下腹部に溜まる液体は、じわじわと周辺の雌肉へ熱を伝播させていく。

 

「ぁ……ぁ……♡♡」

 

 真面な言葉も発せず、痙攣したままの千早。

 端正な顔が台無しのだらしない表情を浮かべる彼女は、最早「巫女」と持て囃されていた時の清廉な雰囲気の見る影もない。

 だが、実に幸せそうな顔だ。

 

「ふ、ふふっ……蓮しゃんの……いっぱいれす……♡♡ これ……赤ちゃん……デキちょる……絶対……♡♡」

 

 その幸せそうな顔のまま、自身の下腹部を撫でる千早。

 それからすっきりした面持ちの蓮と見つめ合い、「ヤり過ぎちゃいましたね♡」と悪戯っぽい笑顔を浮かべた。

 

 だが、余韻に浸っていられる時間はそう多くない。

 気が付けば地上はもうすぐ。

 手早く秘所を衣服で隠す二人は、扉が開かれるや、異変に気付かれるより前にさっさと観覧車の前から逃げるように駆け出した。

 

 グチョッ♡ グチョッ♡ グチョッ♡

 

(お、音がぁ~!?)

 

 しかし、走っている間も否応なしに股間から淫靡な水音が鳴り響く。

 こうして人気のない場所にまで逃げてきた二人。

 蓮は、周りを見渡してから未だ息が整わない千早を見やる。

 

「大丈夫か?」

「いえ、大丈夫じゃないと言いますか……」

 

 返事に遅れれば、蓮が「?」と首を傾げる。

 そんな彼に対し、千早は突拍子もなくスカートをたくし上げ、

 

「垂れてきちゃいました……♡」

 

 下着越しに漏れてきた精液を見せつけた。白濁とした体液は、ツーっと重力に引かれ、やっと零れ落ちたかと思えば地面に白い染みを描く。

 千早にしてみれば大胆かつ過激な誘惑。

 そのギャップから、蓮の愚息も反応したようだ。一度吐精したにも拘わらず、勃起していることが分かるほどズボンにはテントが張っている。

 

「そのぅ……無知で申し訳ないんですが、一つお伺いしても……」

「どうした?」

「もしや恋人なら……こういう場所でもエッチをしたりしますか……♡」

 

 第二回戦は、夜の遊園地の人影がない場所にて繰り広げられるのだった。

 

恋人にできるキャラ以外で読みたいキャラは?

  • 双子の看守(+ラヴェンツァ)
  • 新島冴
  • ソフィア
  • 柊アリス
  • 一ノ瀬久音
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