燦と結のイチャイチャif話 作:ジョン・ドゥ
評価、お気に入り、改善案、誤字報告などありがとうございます。
今回は結、もとい湊さんが攻めです。
頭文字「M」どこ行った。
ところで中の人どうしなのに「燦×結」で良いのだろうか、ボブは訝しんだ。
渾名も良いけど、個人的には名前呼びの方が好きです。
特別視とも取れるって理屈は納得も理解も出来ますが、渾名は意外と軽いとも思ってまして。少なくとも作者は名前呼びよりよっぽどハードル低いです。陰陽の皆様は違うのでしょうか、他人と深く関わるのが苦手な作者には分かりません。
まぁこの辺は好みが分かれるでしょうが…折角本編が渾名だからこそ、ifでは名前呼びにしました
ゆさゆさと体を揺すられ、意識が徐々に浮上していく。
「ちょっ、今宵、なんて恰好で寝てるの!?」
何事か大きな声が響く。
覚醒しきらぬ意識は何と言っているか理解出来ず、ただなんとなく呼ばれていることを察し、やっとのことで眠りから覚める。
「うー、ゆい? まだねむいよぉ」
「2日目一緒に行きたいって言ったのはアンタでしょ、しっかり起きなさい。って、そうじゃなくて」
寝起きの頭は鉛の様に重たく、しかし夏波結を無視するなぞ言語道断とばかりに耳は勝手に傾けられる。
まだ眠いから、もう少し声抑えてくれないかなぁ……。
そんな希望を余所に夏波結は私を指さし、告げる。
「服! どうしたの!」
「ぇぅ?」
服……?
そういえば普段よりスースーする気がする……。
言われて見てみれば広がるのは肌色のみで、寝間着なんて纏ってなかった。
「んー」
まさかと思ってまさぐってみれば、返ってくるのは美少女ぼでーの柔肌の感覚で、パンツすら履いてない完璧な全裸だった。
おかしいな、普段はいくら夏だからってズボンまでしか脱がないのに……。
それはさておくとして、じゃあ脱いだものはどこにやったのかと部屋を見渡して──
「あ」
「どうかし、た……」
思わず声が漏れて、体は石のようにペキッと固まる。
その様子を見た夏波結は私の視線の先を見て、やっぱり固まる。
だって私たちが見つめているそこに転がってるのは、雄々しくそそりたつご立派様……。
「ん゛に゛ゃぁぁああ!?」
あかん! これはあかん!
慌てて投げてあったタオルケットで隠すも枕元にタオルやらティッシュやら残ってて、それを夏波結が見つけて、あ゛あ゛あ゛あ゛!
「あ、あの、えっと、これはその」
べ、弁明させてください!
お願いだからそんな露骨に目をそらさないで!痛いから!ハートが痛いから!
「これは昨日アスカちゃんと通話してて盛り上がってパンツ写真貰っちゃってドキドキしててそれでついやっちゃってえとえと……」
兎に角ペラペラと口から言葉を吐き出して言い訳を並べる。
だが何か切欠があったのだろう、夏波結の顔色というか目の色が変わったような気がして──
「─ふぅん?」
その一言と共に、部屋が凍りついた気がした。
え、あれ、なんで夏波結キレてんの?
そりゃ遅くまで起きてて危うく約束破るところだったけど、なんかそれが理由ではないように思う。
「へぇ…そう、そうなの」
さっきまで生暖かかった視線がどんどん冷たくなって、氷点下にすらなっていく。
何か地雷あったっけ…?
と、とりあえず確認しよう、そうしよう。
「ゆ、結?」
「なぁに?」
「お、怒ってる?」
「怒ってはないよ」
う、うそだ!そうやって言う人は大体怒ってるんだ!
でも怒ってる原因にとんと見当がつかない。これじゃ謝ることも出来やしない。
「ところで今宵?」
「は、はい?」
「これはそのアスカさんの写真でやってたの?」
……?いや、質問の内容は分かるけど、意図が分からない。
けど雰囲気が答えろとうるさいし、何より今の夏波結は答えなかったら何か突拍子もないことをしそうなので、羞恥心を抑えつつ答える。
「そ、そうです」
「……………ふーん」
ヒェッ、答えても機嫌悪くなってるじゃん!
でも柳眉を逆立てた様は大層怖くって、言い返すことも出来ずにガタガタ震えるしかない。
と、ようやく落ち着いたのか、夏波結はこっちに向き直る。
……本当に落ち着いた? なんか目が据わってる気がするんだけど……。
震えながらも訝る私に向かって、夏波結は口を開く。
「先に謝っておく、ごめん」
「ふぇ?なに──」
疑問を告げる前に、口を塞がれる。
目の前には夏波結の顔がいっぱいに広がっていて、塞がれた口にはふにふにとしたものが当たっていて…。
「っぷは」
「ぇ? え?」
え? もしかして夏波結に、き、き、キスされた…?
理解した途端顔が真っ赤になって、恥ずかしいやら嬉しいやらで頭がしっちゃかめっちゃかになって…。
そうやっておたおたしてる間に夏波結は私をベッドに押しやって、倒して、のし掛かって……あれ?
「あ、え? な、何を?」
「…嫉妬、しちゃってね。アスカさんに」
嫉妬!? 嫉妬なんですかぁ!?
それってつまり、夏波結は私がアスカちゃんの写真で致したことに嫉妬したってことで、それで私は押し倒されてて?
……これは、もしかしなくても美味しく頂かれる流れでは?
その予想を裏付けるかのように、夏波結は私の胸をふにゅりと揉みしだいてきた。
「んみゃっ!?」
「相変わらず大きいわね…」
あー困りますお客様! そんな風に私の胸を弄ばないで下さい! 濡れてしまいます!
脳内ではネタに走ってるけど、実際のところいっぱいいっぱいで、なんでこうなってるのとか、夏波結の触り方ちょっと焦れったいとか、強引な夏波結も良いなとか色々混ざってて。
「んっ……ふっ……」
ちょっと指が沈むくらい握りしめて、たぷたぷと上下に揺する。
そうやって揺らされてる私の胸を夏波結はマジマジと見てて、熱視線にあてられた私も昂っていく。
「あっ! 結、そこっ! そこぉ!」
「はいはい」
乳首にガッと指がぶつかって、電撃が走る。
それが焦らされていた私にとってとても強烈で、思わずもっとしてくれと強請る。
ぐりぐりとこねくり回し、軽く摘まんでは擦り合わせたり押し潰すように力を入れられて、その度にヒィヒィと声が出る。
「どう? 気持ち良い?」
耳に顔を寄せられ囁かれる。
ぽそぽそとした音の響きがこそばゆくって、こんな状況なのに優しい声で脳内を犯す。
ヤバい。普段から使ってたせいで、こうやって実際に囁かれるとスッゴい滾る…!
しかも何時もの切り抜きみたいな放送の一部じゃなくって、私だけに向かっての発言だから余計に…!
「ふぁっ! 耳、弱いからぁ…!」
身を捩り顔を放し、逃れようとする。
咄嗟に目を瞑り、いやいやと子供みたいに頭を振る。
「へぇ、良いこと聞いた」
でもここに居るのはなんだかんだ優しい夏波結じゃなくて、意地悪な夏波結だった。
逃げた私の頭を追い掛け、胸を弄ることすらやめて両手で頭をロックする。
「ほぉ~ら、ふぅ~」
「わひゃっ!? ダメ、それダメ!」
力強く、それでいて筋などを痛めないようきちんと配慮していたんだろう。暴れようとしても暴れることすら出来なかった。
そうやって拘束された上でこしょこしょと話しかけられ、さらには息すら吹き掛けられる。
吹き付けるそれは微弱で、でもそれを夏波結がやっているという事実が、確かに脳裏に染み渡る。
「やぁ、ゾクゾクする! ゾクゾクしちゃうぅ!」
刺激されているのは耳だけのはずなのに、背中がむずむずと痒くなるような快感を訴えかける。
決して強くないそれはどんどん溜まっていき、マグマみたいにグツグツ煮えたぎる。
「れぇ……」
「んんん~~!!」
と、ここで何やら耳に当たってる感覚が。
あれ、これ、湿っぽくて、ちょっとザラッとしてて、ぐにぐに動いてるのって舌だよね!? というかさっきの声からしてそうだよね!?
夏波結が舐めてる、夏波結が舐めてる、夏波結が舐めてる……。
頭のなかをぐるぐると同じことばかりが駆け巡って、その間にも夏波結は熱心に耳をペロペロと舐める。
「んぶ……ぇろ……」
「あぁっ!? 変になる!? 変になっちゃう!?」
ピチャピチャとした水音の他に夏波結の呼吸する音も聞こえて、鼻にかかったようなそれがより一層夏波結に舐められているという事実を意識させる。
脳が沸騰し、寝不足と相まってクラクラと揺れる。視覚も聴覚も触覚も、嗅覚ですらも夏波結を知覚し、神経にその存在感を焼き付ける。
もはや夏波結のことしか考えられなくなって、半ば無意識にその背に手を回そうとする。
「ぷぁっ。ふぅ」
「っあ、ぇ……?」
そうやって夏波結に掴まろうとしたところで、夏波結はいきなり耳から離れて体を起こす。
腕は空を泳ぎ、それが私から夏波結がこぼれるみたいで悲しさすら覚えた。
「なんで……?」
抜け落ちる感覚に、ふと声が漏れる。
出てきた声は思っていた以上に頼りなくって、まるで迷子が母親を求めるようだった。
「耳だけで終わりが良いの?」
零れた疑問に返ってきたのは、もっと攻めて欲しくないのかという問いであり。
もちろんもっと攻めて欲しいのだけど、夏波結にそのまま伝えるのはなんとなく恥ずかしくって、口に出さず首肯に留める。
「よろしい」
承諾と共に胸に腕が伸ばされる。
さっきと違うのは、手だけではなく顔も近付けているということだ。
「ぇ、待っ、あひぃ!?」
止める間もなく胸に顔を寄せ、れろりとおっぱいを舐めあげる。
それと同時に掌が胸の下側に入り込み、緩く撫で上げる。
「ん、
「しょうが、ないじゃ、んぁっ!」
夏だもの、汗くらいかく。
…そういや寝起きで、しかも致してたから汗とかその他液体は拭いただけだっけ。
その事実を思い出し、赤面する。
そうだ、今の私は汚れてて、それなのに夏波結にペロリと舐め回されているのだ。
「やめっ、きたな、からぁ!」
「ぇう……
なんて言ってるか分からん!
けど舐めるのはやめてくれなくって、ペースを落とすことなく唾液を塗りたくる。
気化熱によって胸はどんどん冷えていき、そこだけが涼しくなって、漏れた夏波結の吐息にすら反応するほど敏感になっている。
反対の胸は夏波結と触れ合っているからだろうか、じわじわと汗が出てきて、それを潤滑油にしてさらに肌の上を指が滑っていく。
夏波結の体温がダイレクトに伝わってきて、36℃ちょっとのそれが夏であるのに心地好い。
左右の温度差は、けれどたった一人に齎されるもので。
その異なる感覚と、伴う快楽。そしてそれらを与えてくれる存在に思考が塗り潰される。
「はぷ、んんむ……」
「ぁあ゛! ふっぐぅ!」
ここでいきなり夏波結が、今まで攻めていなかった乳首を攻める。
口に含んだ方は舌でコロコロと念入りに転がされ、時折軽く歯を立てられる。
指で摘ままれた方はさっきより繊細に擦ったりクリクリと弄られる。
全く異なる感覚が脳を浸し、快楽に溺れそうになっていく。
「ひんっ、あつい、あついぃっ!」
温かな口内と、触れ合う肌。
質は異なれど確かに熱を持ったそこから、夏波結の一生懸命さが流れ込んでくる。
私だけを見て、私だけが見て。ただ私と夏波結があれば良い。それ以外は今は要らない。
「あぅっ、結ぃ……!」
「んむぅ……っはぁ。むー……」
要らないのに、なのに夏波結はまた離れていく。
その顔は眉を寄せていて、珍しく唇さえもへの字に曲げて、如何にも「不満です」と言わんばかりだった。
というか「むー」ってなんだ「むー」って、可愛いかよ。
ぶすくれていた夏波結は私の両頬に手を添えて、視線を合わせさせる。
目を泳がして逃げようとしても顔を近付けてきて、どう足掻いても視界に入るように仕向けられる。
そうやって逃げ道を塞いで、夏波結はお願いを言ってきた。
「結じゃなくて湊って呼んで?」
…はい?
『結じゃなくて湊って呼んで?』ってどういうことだ? まるで私が『結』って呼んでるみたいじゃん。
私は夏波結としか呼んでないが?
とりあえず息を整えつつ、疑問を返す。
「はぁ……ふぅ……。え、私『結』って呼んでた?」
問いつつ、記憶を漁っていく。
最初期は無い。あの時は陽の者とかギャルとかそんな印象で、乳デカ陽キャとかバインバインとかそんな感じのこと言ってた気がする。
そんなだったから『結』どころか名前で呼んでたかすら怪しい。話を振られてばかりだったし。振れない以上仕方がない……はず。
収益化前は違う。あの辺りは『ゆいまま』……んん?
え、あれ、この段階で既に『まま』って付けてたとはいえ名前で呼んでたっけ!?
驚く私を見ていた夏波結の視線に、呆れが混じっていくのを感じる。
表情から察することが苦手な私ですら分かるのだから相当だろう。
「…自覚無かったの?」
「ちょ、ちょっと待って、今思い出す」
えーとえーと、確か収益化後もしばらくは『ゆいまま』呼びで。
節目みたいなのって言ったら後はあれか、先輩とのコラボ。
画伯とか絵心の無さとか先輩たちのアホの子を相手にするような声音は嫌と言うほど覚えてる。本当に嫌って訳では無いけど。
確かあの時は……
『ゆ、結大好き!!!』
「……ひに゛ゃ゛ぁああ!?」
あ゛あ゛あ゛あ゛言ってたなぁ!
私って口から出た言葉覚えてなさすぎだなぁ!? 脊髄反射か!? 脳を通さずに話しとんのかおどれは!?
「…この分だと、アンタが徹夜したあとのコラボのことも覚えてなさそうね…」
「え゛、何それ」
まだなにかあるというのか!? 有るんだろうな!!
もう今度から自分の口は信用しない!
「ほら、アルマ先輩からの罰ゲームで本音暴露してた時に…その、愛してるって…」
「…Pardon?」
「だから、あ、愛してるって!」
おぅ…。そんなことまで言ってたのか私…。
「ぇと、その……色々無自覚でした……」
「少なくとも暴露回は仕方がないわよ、あの後寝落ちしてたし」
あ~……うー……。
私ってそんなこと言ってたのか……そんなに夏波結のこと気にしてたのか……。
思ってた以上に身近になってたんだなぁ……。
なんてしみじみと浸っているところに、夏波結は笑いかける。
そうして放たれた言葉は一見傷口を抉る様なもので、実際は傷口から染み込む麻薬であった。
「でも、そんなこと言っておいて忘れてるなんて……酷い女♡」
『酷い』なんて嘲りとか罵倒とかに使われているはずの言葉なのに、そんな艶かしい笑顔で言われたら、ビクリと心臓が跳ねてしまう。
相手を惑わすその笑顔は小悪魔の様で可愛らしくもあり、恐ろしくもあり、そして目を離せないものであった。
「先輩たちじゃないけど、これは罰ゲームかな~?」
そして小悪魔は契約を持ちかける。
一度契れば履行するまで許さないであろう。
だがそれは罰でもあり、そして私には負い目がある以上、聞かないという選択は無かった。
「ええっと、その罰はなんでございましょう……」
だから私は甘んじて受け入れるしかないのだ。一方的に押し付けられる、しかし理不尽ではないその契約を。
そして契約の内容は予想が付く。
「湊って呼ばないと許さない」
ほらやっぱり。
だけどそれは私にとって高い高いハードルだ。下を潜っちゃダメですか?
だって恥ずかしい。
名前呼びなんてよっぽど密接な関係でないとしないだろう。下手をすれば渾名の方がまだ楽なのではなかろうか。どっちも経験無いから知らんけど。
だというのに目の前のこやつはそれを求めてくるのだ。勘弁して欲しい。
でもこれは身から出た錆……。
だ、だいじょうぶ。たった三文字、3つの音!『Minato』って言うだけなんだ!
「あうぅ……み、みなと………」
必死に自分に言い聞かせて、なんとか紡ぎ出す。
やっぱり恥ずかしい……。けど、悪い気はしなかった。
それを聞いていた夏波結……改め湊もそうだった様で、笑顔が華やぐ。妖艶だったそれが、天真爛漫な様に変わっていく。
「もう一回」
も、もう一回と申すか。
良いだろう、一回言った以上私に怖いものなど無いのだよ!
そう鼓舞して、今一度名前を呼ぶ。
「…湊」
「ん、良く出来ました」
呼ばれた湊は嬉しそうににへらと笑って、思わず見惚れてしまうほどに破壊力抜群だった。
この笑顔が見れただけでも、名前呼びをして良かったと思える。
「じゃ、ごほーび」
満面の笑みを浮かべた湊は、そのまま顔を寄せて私の唇を奪う。
今度は驚かない。むしろ積極的に唇を押し付け、湊の頭に手を回してギュッと抱き締める。
「ん……」
目を閉じて温もりを味わう。
貪るだとか食らうだとかそんな燃え上がるような情熱ではなく、この一瞬を慈しむようにそっと口付ける。
「ぷはっ」
ただ湊のことで頭がいっぱいになっていく。染め上げられる。
だというのにそれが嫌じゃなくて。
心地好いとか気持ち良いとも違うその感覚をなんと形容すれば良いかは分からないけれど、今はそれでも良いだろう。
胎の疼きも、走る電流もなく、ただ穏やかに凪いだ海みたいに落ち着いて。
毒気を抜かれたと言うのだろうか、さっきまでの劣情は消え去っていた。
「……どうしよっか?」
視線を下げて、湊が問う。
胸も股間もべちゃべちゃで、汗もいっぱいかいてるから、そんなに長い時間はダメだけど。
でも、ちょっとだけ。
「もうちょっとだけ、一緒にいて?」
ちょっとだけなら、この気持ちを味わっていたって良いだろう。
おもむろに撫でられた頭から、確かに湊の温もりを感じた。
ピロン!
「ん、ラインか」
あれからちょっとして、唐突にラインの通知音が鳴った。
濡れてたところが乾いてベタついてきたというのもあって、私は名残惜しくも起き上がり、湊はそれを受けてスマホを取りに行った。
もしかして仕事のラインか、な………?
あれ、今日って確か……。
「あ……」
夏コミ二日目、湊もとい夏波結の出演日ですねぇぇえ!?
何が書いてあったかは分からんけど、湊もフリーズしてるし!
「あわわわ……」
どーしよどーしよ、流石に仕事すっぽかしは洒落にならん!
いや行きたくないとか言ってた私が言えるクチじゃないけども!
そんな私の焦りとは裏腹に、湊は溜め息1つ吐いて向き直り、言う。
「今宵、シャワー浴びて来なさい」
その発言は、暗に私を待つと示唆していて。
それに対して困惑すると共に、否定を返そうとする。
「け、けど……」
「誉められた話じゃ無いけど、今から行ってもちょっと後から行っても遅刻は遅刻だし。それだったらアンタと一緒に行くよ」
~~~あぁもう、なんでこうイケメンなのさ!
「どうせ私もメイク直すし」とか言ってさぁ! いや事実だろうけど!
ママでおっぱいの付いたイケメンで美人で可愛くて魔性とか属性盛りすぎか!
とはいえ急がなきゃいけないのは事実なので、さっさとシャワーを浴びに行く。
「………シャワー浴びて来る!」
「行ってらっしゃい」
もうちょっと自分のこと考えてくれて良いのに、とすら思いつつ、これ以上遅らせないよう急いで出ようと決意した。
……仕事より私を選んでくれて、嬉しかったのは否定しない。
口は災いの門。意外と言ったことなんて覚えてなかったりするので怖いです。考えて会話とか出来る人しゅごい……(脊髄反射系人間)
一人称ってクッソムズいです……。
そして体が足りないです。趣味やる自分①と②、動画見る自分、読みたい小説読む自分①②③、勉強する自分、執筆する自分くらい追加で欲しいです。
そしてなんで二人はそこまでいって幸せなキスなんですか。
これがキャラが勝手に動くって奴ですか?
でもあの流れから持っていける気しないです……誰か書いて?