※この作品はR-18です。

ぐだ男が他のマスター候補生に奪われたマシュを奪い返すまでの話   作:大中小

4 / 6
まずは1騎 ☆

 

「あっ♡ む、胸っ♡ そんなにいやらしくするのはダメだゾ! あうぅぅっ♡」

 

 水の流れる音と、甘い嬌声。狭いシャワールームに響く2つの音。

 それに紛れて聞こえる穏やかな声は、策謀を上手く遂行して獲物を絡め捕った立香のものであった。

 

「タマモキャットのおっぱい、大きくて柔らかい……。でも、ここはコリコリしてて硬いね」

 

「はきゅうっ♡」

 

 下からたぷたぷと持ち上げるようにタマモキャットのたわわな胸を弾ませ、そこから指で彼女の桜色の乳首を抓る。

 きゅっ、と強く敏感な部分を弄ってやれば、面白いようにタマモキャットの体が仰け反り、可愛らしい声が彼女の口から洩れた。

 

「んあぁ……っ♡ んんっっ♡ んん~~っっ♡」

 

「ははっ! こうされるのが好きなんだね? じゃあ、もっと弄ってあげるよ……!」

 

「はぁ……っ♡ はふっっ♡ ん、きゅぅうっっ♡」

 

 優しく胸を揉みほぐしながら、指でふっくらと膨れた乳輪をなぞる。

 時折爪を立て、引っ掻くようにしてそこを刺激し、もどかしい快感を与え続けて焦らした後で、容赦なく勃起乳首を引っ張ってやる。

 溜めに溜められた快感が爆発したかのような感覚。体が意思とは関係なく跳ね、鋭い刺激が胸から全身へと飛び散っていく。

 

 それはまるで、犬が芸を仕込まれているような光景だった。

 胸を揉まれ、ギリギリまで焦らされる『待て』の命令。背後から回された両手に乳房を責められ、その快感に悶えながらも身動ぎ一つ許されない我慢を強いられる。

 じわじわと高まる官能に、いっそ激しく責めてほしいという欲望に、必死に蓋をしなければ抗うことも出来ない。立香に玩具として扱われる胸が、彼に支配されていく感覚がタマモキャットを狂わせていく。

 

「おおっ♡ お、うぅぅん……っっ♡」

 

 そうして、徹底的に焦らされた後で与えられる褒美は、とても甘美なものだった。

 立香に指が容赦なくタマモキャットの乳首を摘まみ、それを引っ張る。捻じり、揺らし、緩急を加えて、我慢に我慢を重ねた快楽を一気に解放する瞬間がどれほど心地よいことか。

 

 1度目の乳首責めで腰を震わせ、2度目の責めで絶頂。3度目には潮を噴く始末。

 タマモキャットの胸が、体が、心が、立香によって躾けられていく。性の快感と直結された心が手懐けられ、彼に逆らえなくなっていくことを理解しながらも、彼女は心の何処かでそれを喜ばしく思っていることに気が付く。

 

「ほら、もう1回いくよ? また我慢出来るかな……?」

 

「はっ♡ んっ♡ んん……っ♡」

 

「気持ちいいね? もっとして欲しいよね? 我慢だよ、キャット。いっぱい我慢した方が、後で気持ち良くなれるからね……!」

 

「はっっ♡ はぁっ♡ んくぅぅぅぅぅっっ♡」

 

 カリカリ、カリカリと乳輪を引っかかれる。胸に快楽を染み込ませるように優しく揉み、乳首を抓ると見せかけてすぐに指を離すというフェイントでタマモキャットの心と体を追い詰め続ける。

 

 立香にはタマモキャットが何をして欲しいのかが全て理解出来ていた。逆に、何をして欲しくないのかもわかっている。

 彼女の体と反応は正直だ。性経験のない立香でも、どうすればタマモキャットが感じているのかが一発で理解出来てしまうくらいには、彼女の肉体は性の快楽に媚びてしまっていた。

 

「そろそろ我慢するのが苦しくなってきたかな? して欲しいことがあるなら、ちゃんと言ってごらん?」

 

「はうっ♡ あ、うぅぅっ♡ つ、抓って、くれぇ♡ アタシの勃起乳首、抓って気持ち良くし、んにゃぁああっっ♡」

 

 タマモキャットがそう言い切るよりも早くに彼女の乳首を摘まんだ立香は、思い切りそれを抓り上げると共に引っ張ってやった。

 その瞬間、ビクンとタマモキャットの体が跳ね、股座から黄金水が勢いよく噴き出す。尻尾もぴんと伸びて硬直し、獣らしい叫びと共に嬌声が口から飛び出した。

 

「……はい、よく言えました。ご褒美をたんと味わってね、タマモキャット」

 

「ほうっ♡ あぉぉ♡ んにゃおぉぉ……っ♡」

 

 今までよりも長い時間、じっくりと乳首を弄られるタマモキャットの表情が完全に堕落する。

 体の芯を貫くような、それでいて絶妙に物足りなさを味わわせるような、そんな胸部への責めに脱力した彼女は、背後の立香に背を預けるようにしてもたれかかった。

 

 立香はそんなタマモキャットの体を支えながら、右手でシャワーのノズルを捻ると、空いたその手を彼女の股間へと伸ばす。

 

「……タマモキャットのここ、凄いことになってるよ? ぬるぬるしてるし、これはシャワーのお湯じゃないよね?」

 

「あうっ♡ あ、はぁ……っ♡ んっっ♡」

 

 立香の2本の指が、濡れそぼったタマモキャットの膣を開いて内部へと挿入される。

 たっぷりと潤滑油代わりの愛液を溢れさせる蜜壺はすんなりと異物を受け入れたかと思えば、立香に甘えるかのようにちゅうちゅうと吸い付いてきた。

 

「ああっっ♡ くあぁあっっ♡ はぅううぅっっ♡」

 

「はははっ、どんどん奥からエッチな汁が溢れてきてる。中もびくびく震えてるし、凄く気持ち良さそうな顔してるね」

 

「い、いいっ♡ 立香の指、いいぞっ♡ そ、そこっ♡ 強く擦られるの好きだっ♡」

 

「ん、了解。もっと気持ち良くなってね、キャット……!!」

 

「ふあぁあああああぁああああっっ♡」

 

 自らの弱い部分と、好きな責められ方を立香に教えたタマモキャットの体が大きく仰け反る。

 弓なりにしなり、大きく柔らかな乳房を震わせ、官能に満ちた叫びを口にしながら、股座から大量の愛液を噴き出す。

 自分を抱く雄に全てを預け、その手で愛でられるという安心感を伴う悦楽を味わっているタマモキャットの瞳には、みるみるうちに恍惚とした雌の光が宿るようになっていた。

 

「あぁああぁあっっ♡ いいっ♡ イクっ♡ んあっっ♡ ち、乳首も責めるのかっ♡ まんこと胸を一緒に責められたらすぐにイって……んん~~~~~っっ♡」

 

 ずっしりと重みのある胸を左手で揉まれ、愛液を止めどなく溢れさせている膣を右手の指で掻き回され、快楽に悶える唇を立香の唇で塞がれる。

 高鳴る心臓の鼓動とぐちゅぐちゅという淫らな水音、そしてくぐもった自分の嬌声がタマモキャットの中で反響し、彼女が感じている快感をより強めるスパイスとなっていく。

 

 立香もまた、彼女の左胸から感じる心臓の熱と鼓動を知り、洪水のように溢れ続ける愛液の量から感じている快感の度合いを知り、媚びるようにして自分を求める舌の動きからタマモキャットが自分の与える快楽に従順になりつつあることを感じつつ、彼女への愛を募らせていく。

 

 タマモキャット……狂戦士のクラスに相応しい、理性よりも本能で動く魔獣の類の英霊でありながら、他者への気遣いと奉仕精神を忘れぬ良妻としての一面も持ち合わせている女傑。

 多少人間離れしてはいるものの、健康的で美しい肉体と闊達さを感じさせる美貌。そして真っ直ぐで純粋な美しい心を持つ彼女は今、立香に抱かれることに喜びを見出している。

 

 霊薬の効果に頼り、そうなるように策を弄した。【狂化】のスキルもこの状況を作り上げることに一役買っているのだろう。

 しかし、そんなことはお互いにどうでもよかった。

 たとえ立香が自分を絡め捕るために小細工を用いたとしても、これがタマモキャットを自分のものにするための仕組まれた儀式であったとしても、もう今はそんなことはどうだっていい。

 

 今はただ、お互いが欲しかった。

 駒として欲しいのではない、自分の中に燃え盛る情欲の灯火を満足させてくれる番として、相手が欲しいのだ。

 

 喰らう、タマモキャットの豊満で魅力的な肉体を。

 筋肉質でありながら女性としての柔らかさを存分に兼ね備えたその女体は、食材に例えるならば極上のステーキ肉だ。

 それをたった1人で独占し、存分に味わい尽くせるという僥倖に立香が感激する。タマモキャットもまた、自分の尻に触れる立香の熱く若々しい滾りを感じた瞬間、ぶるりと子宮が震えることを感じていた。

 

「はぁっ♡ あぁっ♡ んあぁぁぁ……っ♡」

 

「キャット、キャット……ッ!!」

 

 それから、どれくらいの時間が過ぎただろう?

 何度タマモキャットが達し、立香が爆発しそうなくらいの欲望を堪え、互いに唇を重ね合っただろうか?

 

 既に立香の右手は、タマモキャットが流した愛液によって手首までいやらしい光沢を放つようになっている。

 彼女の膣から溢れるそれも白く濁った本気汁となり、むわりとは雌の発情を知らせる淫らな臭いがシャワールームに充満していた。

 

「はぁ……っ♡ は、あぁ……っ!!」

 

 ちゅぽんと、きつく締まった膣から指が引き抜かれる音がした。

 今まで自分の敏感な部位を可愛がってくれていた立香の指が抜けたことに喪失感を感じたタマモキャットであったが、即座にそれに代わるようにして恥丘に触れた熱く張りのある器官の感触に嬉しそうに頬を緩める。

 

 発情した自分の性器と同じくらいの熱を放つ、立香の肉棒。その最先端にある、膣を割り裂いて内部へと侵入していくための鋭角を持つ、亀頭。

 自分の恥丘がぱくりと口を開け、そこに触れている立香のペニスを受け入れる構えを取った。いや、受け入れの準備を整えたのは性器だけではない。彼女の肉体全てが、立香を迎え入れる体勢を取っていた。

 

 体を前屈みに倒し、尻を突き出す。肩幅よりももう少し脚を広く開けば、股の付け根からボタボタと音を立てて濃い愛液が床へと落ちていった。

 

 獣が交尾をするような、後背位の体勢。背後から男の怒張を受け入れ、膣を奥まで穿ってもらうための体位。

 自分の中の獣としての本能が叫んでいる、この格好で雄を迎え入れるのが一番気持ちいい、と……。

 

 立香の指で、手で、舌で、入念に下拵えをされた肉体が、彼に貪られようとしている。

 舌なめずりをし、初めての性交に対する期待で子宮を震わせたタマモキャットであったが、そんな彼女の背後に立つ立香は、亀頭を女性器に触れさせたまま微動だにしていなかった。

 

「はぁ、ぅっ……♡ シない、のか……? 我はもう、準備万端なのだゾ……?」

 

 自分を犯す、極楽まで連れて行ってくれるはずの肉棒の感触を感じたまま、ずっとそれをお預けされる。

 だらだらと涎を垂らすように愛液を溢れさせていたタマモキャットは、もどかしさに負けて立香へとそう尋ねた。

 

 上目遣いで自分を見つめ、愛らしく快楽を強請るその姿にゴクリと息を飲んだ立香は、滾る興奮のままに彼女の体に覆い被さる。

 腰をしっかりと掴み、痛々しいばかりに怒張した己の分身をタマモキャットの女の部位にあてがった後、慎重に、ゆっくりと、腰を前へと突き出していった。

 

「ぐっ……!!」

 

「んあぁぁぁぁ……っ♡」

 

 挿入は、想像よりも遥かにスムーズに行われた。

 愛液で湿ったタマモキャットの膣はすんなりと指よりも太い立香のペニスを受け入れ、奥へと咥え込んでいく。

 

 ぬぷぬぷと音を立て、徐々にタマモキャットの体内へと侵入していく己の分身へと絡み付く肉の襞。

 心地よい温かさとふんわりと立香を包み込む膣の感触は、気を抜けば即座に射精してしまいそうなほどだ。

 子宮口もそれを理解しているのか、ちゅうちゅうと音を立てるくらいに亀頭へと吸い付いている。

 

 膣の一番奥まで肉棒を捻じ込み、タマモキャットの内部に滾りを収め切った立香は、歯を食いしばってその快感に耐えながら、腰を動かし始めた。

 

「んはっ♡ んおっ♡ おおっ♡ んおぉぉっ♡」

 

 ぱんぱんという規則正しい音が響き続ける。

 立香の腰がタマモキャットの桃尻を打ち、太鼓のようにそれを打ち鳴らす度に、彼女の口からは獣じみた嬌声が溢れ出した。

 

 今までの愛撫のような生易しい快感とは違う、性交による激しい快感。

 自分の体内を雄の象徴によって掻き回され、穿たれるという強く鋭い快感に襲われ続けるタマモキャットは、徐々に自身の本能を剥き出しにした喘ぎ声を口に出すようになっていた。

 

「んおっっ♡ おおぉっ♡ おぉおっっ♡ んにゃおぉおっっ♡」

 

 丹念に快楽を仕込まれた膣が熱い滾りに蹂躙される。

 自ら白状した弱い部分を突かれ、調べ上げられた性感帯を弄られ、興奮で降りてきた子宮を元の位置に戻すように亀頭で押され、性の高みへと引き上げられる。

 大量に溢れ出している愛液を掻き出すように大きく張ったカリで膣壁を擦られると、腰から力が抜けて立てなくなるような感覚に襲われた。

 

「きもちいいっ♡ いいぞっ♡ も、もっと♡ もっとアタシを貪ってくれ、ご主人っ♡」

 

 肉棒の抽送の度に快楽の深みへと誘われるタマモキャットは、甘美なその快楽をもっと与えてほしいと立香に強請った。

 子宮を押し潰すように奥までペニスを突き入れられた後、肉棒が抜けないギリギリまで引き抜かれて、再び奥まで穿たれる。

 緩急をつけ、狙いを変えて、何度も何度も繰り返されるピストン運動によって、彼女の肉体は完璧に躾けられていた。

 

 気が付けば、タマモキャットの立香への呼称も変化している。

 名前呼びから主を呼ぶ時のそれへ、彼が自分を支配していることを認め、忠誠を尽くすことを知らず知らずのうちに決心してしまっていることにも気が付かないまま、彼女は立香の腰の動きに合わせて尻を振り始めた。

 

「ほごぉっ♡ んぎゅっ♡ んにぃいっ♡ おおぉおっっ♡」

 

 引き抜きの動きに合わせて腰を引く。

 穿ちの動きに合わせて尻を突き出す。

 

 立香と息を合わせ、より深くまで穴を責めてもらうために腰を動かし始めたタマモキャットの行動によって、尻を叩く音が更に大きくなった。

 思い切り尻を張り手されているような激しい音が、深みを増した快楽の味が、そして自分自身が興奮しているという事実が、彼女を更に快感に従順な雌へと変化させていく。

 

 びくびくと震え、きつく締まり、物欲しそうに吸い付く膣の反応をダイレクトに肉棒で感じ取る立香は、ここが正念場であるとばかりに腰の動きを激しくしていった。

 

「はぉおっっ♡ んお゛っっ♡ お゛っっ♡ んお゛お゛お゛ッッ♡」

 

 激しく、ただ激しく、奥までを貫くように肉棒を叩き込む。

 荒々しい益荒男のように愚直に腰を振り、タマモキャットの最も弱い部分である子宮を叩きのめすように亀頭を繰り出し、彼女の欲望を満たしていく。

 

 空いている両手で震える胸を掴み、大好きな乳首責めをすることも忘れない。

 膣と子宮という超が付くほどに敏感な部位を責められながらの乳首同時責めは、タマモキャットの理性を木端微塵に粉砕するほどの威力を誇っていた。

 

 もはや、愛らしい喘ぎ声など口に出来ない。自分を偽る余裕すらも彼女には存在していない。

 野生の獣として、快楽に溺れる雌として、野太くも淫らな嬌声を叫び声として口から吐き、全身を痙攣させることしか出来なかった。

 

 尻を大きく突き出した、前屈みの格好で肉体が硬直する。

 ただ立香のピストンを尻で受け止め、奥まで膣を穿ってもらい、自分の雌の器官に彼の滾りを注いでもらうことしか頭の中に残らなくなってしまう。

 

 溢れる愛液の量は蛇口を目一杯に捻った時の放水の如く。その熱さはグラグラと煮立った湯のようで。1度の抽送で数度の絶頂に達するタマモキャットの潮噴きは、ぶしゅぶしゅと音を立てて行われるほどに激しくなっている。

 

 自分が知り得ぬ高みへと押し上げられ、その限界が近づいていることを悟ったタマモキャットは、背後の主へとそのことを喘ぎ声混じりに素直に伝えた。

 

「ご主人っ♡ くるっ♡ 凄いのがくるゾっ♡ ご主人のちんぽで、我が本気でイかされてしまうっ♡ アタシのまんこはもうっ♡ 臨界状態だっっ♡」

 

「俺も、もう限界……!! このまま、良い? 膣(なか)に出しても……!?」

 

「いいゾっ♡ ご主人の熱い滾りを、キャットの膣にぶちまけてくれっ♡ ご主人のザーメンでアタシのまんこをマーキングしてくれっっ♡」

 

「う、うおぉぉぉぉぉぉっっ!!」

 

 吠える、2匹の獣。

 互いを求めあい、狂ったように叫び、ただ快楽を貪るためだけに腰を振る立香とタマモキャットの咆哮が浴室に響く。

 

 より高く、そして深みを目指し、互いに激しく腰をぶつけ合う両者の興奮は止まることを知らず、打ち鳴らされる尻の音は何度も何度も狭いシャワールームに反響していた。

 

 立香の中から込み上げる熱。切なく硬くなった肉棒が根元から膨れ、滾りを放つ構えを見せる。

 タマモキャットもまた、彼を受け入れている膣の襞をペニスに絡ませ、興奮に子宮を降して全てを飲み干す準備を整えた。

 

 バツンッ、バシンッ、と激しい音。立香が腰を大きく突き出し、タマモキャットの内部を深くまで抉る音が響く。

 直後、胎内に注がれた熱い彼の遺伝子の奔流によって思考を焼き切られたタマモキャットの嬌声が、全てを掻き消すかのようにして立香の部屋に響き渡った。

 

「んにゃお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッッ♡ んひぃいいいいいいいいぃいいいいいいいいぃっっ♡」

 

 バチバチと頭の中で火花が弾ける。思考を塗り潰す快感が、全身の自由を奪ってただ痙攣させるだけの反応を肉体に繰り返させている。

 せわしなく動く肉襞は立香の分身を締め付け、亀頭へと吸い付いた子宮口は彼の精液を一滴残さず飲み干さんばかりに吸引を続けていた。

 

 胎の中に感じる熱さと重さが、タマモキャットに自分が種付けされたことを実感させている。

 雄と快楽を貪り、彼の子を成すための精の迸りを受け入れた幸せに恍惚とした笑みを浮かべるタマモキャットであったが、それでもまだ物足りなさを感じてしまっていることも確かであった。

 

(まだ、足りん……♡ 我の情欲は、まだまだ消えてはいない……♡)

 

 たった1度の性交で満足出来るほど、タマモキャットは柔ではない。

 霊薬の効果で本能を剥き出しにされた彼女にとって、これはただの腹ごなしに過ぎないセックスだ。

 

 まだまだ、この滾りを受け止め続けたい。もう1度などと言わず、2度でも3度でも、好きなだけ精をぶちまけてほしい。

 そうして、舌なめずりをしたキャットは、期待を込めた視線で立香を見やった。彼もまた荒い呼吸を繰り返し、疲弊した様子を見せてはいるも、膣内で再び硬さを取り戻した肉棒を起立させ、欲望が渦巻く瞳を彼女へと向け返している。

 

「……もう1度、するカ? アタシは何度だって歓迎だゾ♡」

 

「ああ、うん……! 続きは、ベッドでしようか」

 

「おうともさ! 長く熱い夜になりそうだな、ご主人♡」

 

 1度肉棒を引き抜き、セックスを中断する。

 ボタボタと音を立てて浴室の床に零れ落ちる重く濃い精液を股座から滴らせながら微笑んだタマモキャットは、この後の激しいセックスを予感させるような熱烈な口づけで彼と興奮を分かち合うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えばの話だ。

 ここに非常に空腹で、かつ大食いの人間がいたとしよう。

 そんな人間が大好物の食べ放題に行き、時間無制限で満腹になるまで食事を続けて良いと言われたら、どうなるだろうか?

 それも最上級の食材をふんだんに使った、最上級の料理が次々と出て来るとしたならば、彼はどれくらいの時間を食事に割くことになるのだろう?

 

 今の立香の状況は、それと酷似していた。

 普段ならば絶対に手が届かない絶世の美女。それも人類史に名を刻んだ英霊として召喚されたタマモキャットを好きに出来るというのだから、男として興奮しないわけがない。

 柔らかく大きな胸も、腰を打ち付ければふんわりと立香を受け止めてくれる尻も、彼女の最も重要な器官である膣と子宮も全て己がものに出来るというのならば、この機会を楽しまないわけがないではないか。

 

 何処を触れても、何処で相手をしてもらっても、想像出来ない快感が立香を襲う。

 口、胸、尻、膣……タマモキャットの女体は極上の質感を持ち、立香と彼の情欲を満たしていった。

 

 初めてのセックスの相手が、こんな美女であり絶世の女体であった彼の滾りは治まることを知らない。

 もっと深く、もっと貪り、もっと快楽を味わいたい……自分との性交にのめり込む立香を、タマモキャットは己が興奮のままに受け止め続けた。疲労することも彼を拒むこともせず、雄と雌として交わり続けた。

 

 その結果が、これだ。

 鼻が捻じ曲がるような濃い性臭に満ちた部屋の中で、2人はお互いの名前を呼び合いながら快楽を貪っている。

 ベッドの上で交わる2人の周囲には信じられないほどの熱が満ち、それを発する男女の興奮がどれほどのものかを知らしめているようだ。

 

「キャット! キャットッ! キャットオォォッ!!」

 

「んあぁああああっっ♡ ごしゅ、じんっっ♡ あひぃっ♡ ご主人っ♡ ご主人んんっっ♡」

 

 立香に覆い被さられ、上から何度も何度も膣へと肉棒を叩き込まれるタマモキャット。

 所謂、種付けプレスの体位で彼に犯される彼女の表情は、だらりと崩れただらしないものになっている。

 

 格闘技の試合でマウントを取られた選手が、成す術なく一方的に嬲られているような、それにしては随分と幸せそうな表情を浮かべている彼女は、一夜のセックスですっかり立香の肉棒の形に仕上がってしまった自身の女性器から噴水のように愛液を溢れさせていた。

 

「お゛ッッ♡ んお゛っ♡ お゛お゛お゛お゛ッッ♡ いぐっ♡ ご主人っ、いぐぅうっ♡」

 

「俺も、射精(だ)すよっ!! 孕め、キャットっ!! 孕めぇぇぇっっ!!」

 

「んお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッッ♡」

 

 四肢を雄に絡み付かせ、最上級の愛情を示しながら、立香の精を子宮に受け入れるタマモキャット。

 本日だけで10は超えるであろう膣内射精を繰り返された彼女の腹はぽこりと淫らに膨れ、ともすれば本当に子を孕んでしまったようにも見える。

 実際には肉体を持たぬサーヴァントが妊娠などするはずがないのだが、それでも彼女の今の姿が雄の征服欲を非常にそそることは間違いなかった。

 

「んふぅううっ♡ ど、どれだけ射精したら気が済むのだ……? ご主人の性欲は底なしだナ♡ まあ、それに付き合えるキャットも大概なのだが……♡ んひっ♡ まだまだちんぽ硬いゾっ♡ これは延長戦がまだまだ必要っ♡ キャットまんこでしっかりたっぷり、ご主人の絶倫ちんぽの相手をしてやらねば♡」

 

 10を超えるであろう膣内射精く加え、胸や口に尻、顔に向けての射精も何度か受け入れた。

 総数でいえば30は超えているかもしれない立香の射精回数だが、それでもまだ彼の興奮は治まる兆しが見えない。

 

 初めてのセックスで興奮した童貞が故の現象か、はたまた霊薬で発情したタマモキャットの極上の肉体に引かれてか、それともこの平凡な青年には絶倫としての才覚があったのか……おそらくは、その全てが原因であろう。

 

 何はともあれ、立香はタマモキャットとの性交で自らに眠っていた才能を開花させた。

 快く自分の性欲を受け止めてくれるタマモキャットに感謝しつつ、彼女とのセックスに再びのめり込もうとした彼の耳に、セットしていた目覚まし時計のアラーム音が響く。

 

「え……? もう、そんな時間?」

 

「うむ。キャットもたった今、気が付いた! 本気で夜通しヤりまくってたのな!」

 

 現在時刻、朝の8時丁度。正確な時間は覚えていないが、2人がセックスを始めたのはおおよそ昨日の22時くらいのことだ。つまり、2人は10時間もの間、ぶっ続けで体を重ねていたことになる。

 

 それだけの時間をセックスに費やしていたことと、それでもまだ自分の中の性欲が満たされていないことに驚愕しながらも、この後の予定を考えると本日の逢瀬はここまでにするしかない。

 立香はミーティングがあるし、タマモキャットも食堂の仕事が待っているだろう。名残惜しくも彼女の子宮へと精を吐き出した立香は、どっと押し寄せてきた疲労感を堪えながら立ち上がる。

 

「キャット、今日はここまでにしよう。時間、大丈夫?」

 

「む、実をいうと少し厳しい。これだけの臭い、ちょっとやそっとじゃ取れないからな。じっくりたっぷりシャワーを浴びて、ギリギリ仕事に間に合うといったところか?」

 

「そっか、ごめんね。俺が暴走して、キャットを付き合わせちゃったから……」

 

「気にするな! 我もかなり楽しかったし気持ち良かったゾ! しかしまあ、本当に荒々しい獣のようなセックスであったナ。キャットも病みつきになってしまいそうだ。それに、あれだけ膣(なか)に出されたのだ、もしかしたらもしかすると、本当に子どもが出来ているかもしれないナ……♡」

 

 ペロリと、タマモキャットが舌なめずりをする。

 上目遣いの何かに期待するような視線を向けながら、立香から言葉を引き出そうとする彼女の姿に再び興奮を滾らせながら、彼は自分の僥倖に感謝した。

 

 まさか、向こうからこの状況を作り出してくれるとは……願ってもない好機を得た立香は、そっとタマモキャットを抱き寄せると、彼女の耳元で囁く。

 

「責任は、取るよ。ちゃんと、キャットの面倒は見る。君のご主人(マスター)として……それでいい?」

 

「GOOD(キャッツ)。ご主人が責任感のある男で嬉しいゾ。これでヤリ捨てポイなどされたら、キャットは自分の殺人衝動を抑えられなかったところだナ。それはさておき、これでご主人はキャットのご主人となった。忠犬メイドとして奉仕させてもらうから、これからよろしく頼むゾ!!」

 

 物騒な言葉を口にしながらも、嬉しそうに笑みを浮かべて尻尾を振るタマモキャット。

 自身を主として認めた彼女の反応を見て、立香もまた喜びに頬を綻ばせる。

 

 正式にカルデアに認められたわけではないが、今の時点ではこれで十分だ。

 大事なのはタマモキャットの意思であり、それを阻害することは他の誰にも出来ない。万が一に備え、彼女との関係性を強固なものにしていく必要はあるが、今はそこまで考えなくても良いだろう。

 

 強く、強く……立香はタマモキャットを抱き締める。

 まずは1つ、自分は力を手に入れた。マシュを取り戻すための足掛かりを得ることが出来た。

 それと同時にタマモキャットもまた、今後はグドンのようなマスター候補生たちから狙われることになるのだろうという想像もつく。

 立香の元から彼女を引き剥がし、自分のサーヴァントとして再契約させるようにあの手この手を尽くして迫るのだろうなと考えた立香は、自分に守るべきものが1つ増えたことを悟った。

 

「ん……ご主人、強く抱き過ぎだゾ? キャットは頑丈だが、そんなに強く抱かれると困ってしまうのな」

 

「あ、ああ、ごめん……あんまり、こういうことに慣れてなくって……」

 

 もう奪われてなるものか、タマモキャットは自分のものだ。

 マシュを引き剥がされたあの心の痛みはもう二度と味わわない。隙を見せず、失敗もせず、絶対に彼女を守り抜いてみせる。

 そうして成功を積み重ねた先には、カルデアで1番のマスターという立場と、マシュのマスター権限を取り戻せる未来が待っているはずだ。

 それまでの間、自分は何もグドンたちに奪わせない、いや、それどころか――

 

(……奪ってやる。奴らから、全てを。マシュだけじゃない、何もかもを奪い尽くしてやる!!)

 

 心の中で、どす黒い炎が燃える。今まで封じてきた欲望が、業火のように燃え盛る。

 奪われっぱなしで、守りっぱなしで、このまま終われるはずがない。終わっていいはずがない。

 

 先に仕掛けたのは向こうだ。なら、やり返したっていいだろう?

 マシュを奪っただけでは飽き足らず、様々な面で奴らは立香を冷遇してきた。人類の危機という重要な局面で、彼らは己の欲を優先している。

 

 ならば、ならば、ならば……自分(立香)だって、そうしてやるだけだ。

 無欲に生きてきた自分とはおさらばしよう。今日からは、欲望のままに生きさせてもらおう。

 

 最終的な目標はマシュの奪還。それまでの間に自分が得たものは全て守り切る。

 そして、奪えるものは全て奪う。自分を排除しようとした奴らから、得られるものは得尽くしてやろうではないか。

 

 そのための力は得た。あとは、自分の実力次第だ。

 この状況からの奮起を誓い、立ち上がった立香の胸の内には、メラメラと燃え上がる欲望の炎がその大きさを増し続けていたのであった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。