※この作品はR-18です。

最低サイトの浮気日誌   作:スケオジ

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10 淫蕩な日々(メイド長の日々)

 

 

(ある日の朝)

 

オルニエール家のメイドたちの朝は基本的には早い。

基本的には、というのは昨晩の仕事によっては午前休が認められるからだ。

特に彼らの雇用主である子爵閣下の夜伽番(夫人非公認&無把握)を求められた次の日は使い物にならなくなるので午前どころか一日休みになることも多いとか。複数人を同時に楽しむ性豪な英雄オルニエール子爵のお相手は栄誉だが重労働なのである。尤もそのためにシフトや通常休をどうするかで管理を任されているメイド長シエスタは頭を悩ませている。

ニヤニヤ、ニマニマとした顔で、なのは謎だが。

 

「ふ、ふふっ、あはっ、サイトさんのお相手の管理……まるで女主人ですね♡ うふふ♡ そしてメイドの中で一人での相手を許されてるのは私とジェシカだけ♡ ふふっ、いやあ、参っちゃうなぁ♡ やっぱりご主人様は私達がいいんですね♡ 貴族王族の血筋より同郷の血を求めてしまうんですねぇ♡♡ うふふ、ご先祖さまありがとう!!」

 

謎である。謎なのである。

 

 

さて、そんなメイド長シエスタは自身が夜伽番でなかった時は誰よりも早くに起床する。

身支度を整えると一番に雇い主たるオルニエール子爵─愛しい想い人であるサイト─の寝室に向かう。朝のご奉仕、は時と場合によりけりであるがまずは昨晩のお相手をした娘達の運び出しだ。穏やかに眠るサイトの周囲で恍惚とした顔で、てかてかした顔で、体中に昨晩の痕跡を纏って眠りにつく裸のうら若き娘達が三人。

 

「あら、この娘たちは確か……」

 

最近雇われたばかりの者達で元はオルニエール夫人(ルイズ)の(当時付き合いは無かった)同窓令嬢達だ。

しかし古代竜の被害で実家が没落。女王と夫人の恩情で行儀見習いとして引き取った者達──の第三陣目辺り。ただし誰の目にも明らかなほど英雄サイトの側室ないし愛人を狙っていると顔に書いてあった娘達だった。(この時期、古代竜戦は乗り越えられても復興を乗り越えられなかった貴族家が噴出したため王家が許可した裕福な貴族家は公に側室を持つことが許されるようになっていた。オルニエール子爵家もその一つであるが夫人がいい顔をしないため現在でも当家では側室は認められていない)

 

「まったく馬鹿なこと企んだものです。

 その程度でサイトさんの寵愛を受けられると思ってたんでしょうか?」

 

迎え入れた初日目を思い返しながら本気で不思議だとシエスタは首を傾げる。

確かに彼女らの見目やスタイルは良い方だろう。可愛い系からクール系、セクシー系というそれぞれの美貌に付け加え、ルイズとまるで違う揉み甲斐のある胸元の盛り上がりに尻タブのぷるんとしたボリューム、ムチムチの太もも。じつにサイト好みの肉付きをしていた。

 

だが既に幾人もの高貴な者達や禁忌な間柄の女達と関係を持ち、それを維持しているサイトにそれだけで立ち向かおうなど考えが浅い。そもそもスタイルの良し悪しだけでいうなら彼女らはシエスタやジェシカに全てで負けている。勝ち目など最初から無い。さらにいうならそもそも貞淑を是とする貴族令嬢には経験値が圧倒的に不足していた。百戦錬磨の彼に褥で勝てる要素は皆無だ。

 

かくして一週間もたたないうちに「お呼ばれ」した彼女達は主従関係とサイトというオスの魅力を徹底的に心身に教え込まれて今や立派な(?)旦那様専用の性欲処理メイドだ。屋敷内に秘密裏にはびこる寵愛ランキングにも従順である。ちなみに元平民の英雄など籠絡してこいと彼女らを送り込んできた没落実家筋の者達は逆に籠絡された彼女らに切り捨てられ、どこかの鉱山を掘らされているか魔法を使っての(過酷な)土木作業や復興作業に従事させられている。後者は没落貴族の再就職先としてアンリエッタ女王が出したアイディアであるが大元はサイトが寝物語(ピロートーク)で教えた元の世界での重機や魔法へ抱いていたロマンなどが合わさった結果だとか。

 

「ふふ、それだけ私達のご主人さまがすごいってことですけどねぇ♡

 さーて、奥さまが寝てる間にぽいぽいっと!」

 

ニンマリと主人自慢しつつシエスタは慣れた動作で果てて寝ている娘達を隣室に放り込む。正式な女主人であるルイズは現在妊娠中。そのためお腹を、そこにいる赤子を過度に心配しすぎて互いの寝相でぶつけたりしないよう一人寝をしていた。落下や衝撃への不安もあるのかベッド上や周囲に多量のクッションを配備し不測の事態に備え控室にはメイドが寝ずの番で一晩中常駐している手の入れよう。そのためサイトは彼女が寝付くまでは一緒のベッドにいるが実際に寝るのはこの別室である。さてそんなこの部屋であるが、じつは隠された隣室があり夜伽番の娘らは翌朝ここに放り込むのが定番だ。隠し通路・隠し部屋は貴族の屋敷に付き物とはいえここが元々、先々王の妾宅であったのを考えれば色々邪推したくなる設計である。

 

「ふう、奥様の気持ちもわかるんですけど、そんな隙を見せるから屋敷の中でもサイトさん大暴れ♡ ふふ、そして立派に働いたご主人様の朝の寝顔と目覚めの役目はメイドのものに♡」

 

常にメイドが付くようになった女主人とそのメイド達の長。

しかもメイド達は全員サイトに躾けられ、シエスタはその中で唯一の公認愛妾。

どちらがどちらの動きを完全に把握できているかは言うまでもない。

 

「でも♡ 恨みっこなしですよ♡ あなたが選んだことですからね♡」

 

ここにいないかつての(・・・・)恋仇に向けて勝利の笑みを浮かべながらシエスタはそっとベッドにあがる。まるで添い寝でもするような位置取りで密着すれば引き締まった男の体がそこにある。女たちがそうであったように彼もまた裸。

 

「っ♡」

 

それを見ただけで蘇る数えきれない逢瀬と交わりの記憶。時も場所も関係ない濃密なご奉仕と容赦のないご褒美の数々。刻み込まれた女の、雌メイドとしての悦楽と幸福。視線は自然と昨晩も立派に三人のメイド達を躾けた下半身に向く。案の定、予想通り、とばかりに雄々しい朝勃ちを見せつけていて生唾をのむ。

 

「っ、はぁ♡」

 

欲望のままそのお相手をさせてもらいたいシエスタだがまだだ。それはまだ。

事前に承ったメイドのお仕事が先である。

 

「夜は雄々しく♡ 寝顔は可愛い♡ 素敵な旦那さま♡ うふふっ、朝ですよー♡」

 

軽く肩をゆすりながら耳元で胸の思いのまま囁く。

そして主人の寝顔、その両頬に手を添えると当然のように唇を重ねた。

それも触れ合うような初心なキスではない。若い女の舌が彼の唇をチロチロと舐め回したかと思えば薄く開いていたそれに差し込みながら自らの唇を被せるように重ねていく。

 

「んぢゅ❤ れろ、んっ❤ じゅむぅ❤ んんぅ❤ むぅ、ぢゅぅ❤ ぴちゅ、んじゅるっ❤❤」

 

唾液と舌が混ざり合い、漏れ出る息遣いが艶めかしい重なり。

差し込んだ舌でまるで掃除でもするかのように舐め回し、自らの味(唾液)を流し込む。

無意識ながら突っついて誘い出した主人の舌を巧みに外まで誘導すると優しく、愛しく、されど逃がさないとばかりに唇で挟んで吸う。まるで口と舌同士での交尾のような互いの体液と肉体の混ざり合いだった。

 

「れろ❤ んふっ、じゅるっ❤ あんっ!❤❤」

 

傍から見れば奉仕というより彼女が楽しんでいるようにしか見えないディープなそれに別枠の甘い声が混ざった。主人の手がメイド服のスカート越しながら彼女の臀部をがっつり掴んだのだ。

 

「ちゅっ、はぁ、ん…おはようシエスタ……今日も最高な目覚めのキスだ」

 

「んぢゅ、んく❤ おはようございます旦那さまぁ❤ あ、はぁ❤ んんっ、お褒めに預かり、あんぅ❤ 光栄ですぅ❤」

 

口に残った主人の体液を嚥下しながら、我が物─実際そうだが─のように尻を揉む愛撫に悶えるメイド。

 

「働きにはご褒美をあげないとな」

 

「あっ、んぢゅぅ❤❤」

 

そちらとは逆の腕がシエスタの後頭部を抱くように引き寄せ、口付けを再開する。

だがこれはあらかじめ命じてあった奉仕ではなく、主人からのご褒美。うっとりと目を細めた彼女は唇と舌を主人に任せる。それは先程までの攻守が逆転した、それでいて男側が貪るそれ。舐められ、吸われ、息苦しささえ覚える重なり具合。

 

(朝からなんて濃厚キスっ❤❤ 私の全部、食べられちゃいそう❤

 もう旦那さま(サイトさん)ったら❤ そんなにメイド(わたし)がいいんですねぇ❤)

 

すっかりご奉仕根性が染みついたシエスタは彼からされただけで大歓喜。

愛しさが舞い上がり、胸の奥とお腹の真ん中にじっとりとした熱が宿っていく。

それにただただ従って彼女は慣れた動きで下半身の隆々とした剛直を優しく握る。

事前にしっかりと清潔にしておいた指先から伝わる慣れ親しんだ感触。

 

熱い。硬い。大きい。太い。

 

オスの強さ満載のそれが一気に伝わってくる。

知っているのに、分かっているのにシエスタは喉を鳴らしていた。

 

「ん、ぷはぁ……お気に召してくれたかい?」

 

「ちゅうっ、ん❤ はい、とっても❤」

 

名残惜しげさを隠さずに、けれども間近の主人に悦び(・・)を伝える笑みを。

されどその視線は期待を込めて下半身に伸びていく。

 

「うふ、で・す・が❤」

 

さすりさすり。にぎにぎ。

 

「お、おぉ…それいいっ」

 

「少々頂きすぎですので❤ こちらにどうかお返しの許可を❤

 旦那さまの朝の猛り❤ その全てをこの奥様公認・愛妾メイドたる私めに❤」

 

つつつー。

 

「許可して頂きませんと奥様にお返しの相談をしなくてはいけないのですが…」

 

なにせ私には正妻さまへの報告義務というものが、などと嘯く愛妾シエスタ。

狙いが露骨過ぎてかサイトもくすりと笑って乗っかった。

 

「ふふっ、なんて口の軽いメイドだ。こうなったら口を塞がないとな

 とびきり硬くて、たぁぁっぷりとした熱いモノで!」

 

「んふ❤ かしこまりました♥

 特濃賄賂ザーメンで卑しいメイドは買収されますっ♥ では、はぁむ❤」

 

なんて三文芝居でふざけあって、シエスタは主人の股間に顔を埋めていくのであった。

 

 

その後ねっとりたっぷりの口淫奉仕で朝の猛りを受け止めた彼女であったが鎮まるどころか余計に燃え上がったサイトに(どうやら昨晩満足しきれなかったらしい)その日一日使い物にならないほど抱き潰されてしまうのだった。

※詳しくは「1 彼のよくある朝と夜」で!

(第一話の少し前のシーン、という“てい”)

 

 

 

 

(とある日中)

 

 

オルニエール本邸にて働くメイド達は給金・愛人狙いでやってきた平民系も含め、困窮する家から来た行儀見習いや元貴族令嬢達を受け入れている関係もあって総じて若くて身綺麗な者達ばかりとなっていた。結果、全員が主人たる子爵の手つきと相成ったのは言うまでもない。手籠めにされた、といった方が正確か。子爵の躾けにより徹底的に女の幸せを覚えこまされた彼女達は誰も彼に逆らわない。例え日の高い時間に物陰に連れ込まれようとも望まれるまま使われている。

 

昂ぶりを鎮めよと命じられれば自ら跪いて彼の股間に顔を埋める。

口付けを求められれば主人の背に腕を回しながら背伸びして唇を捧げる。

抱きすくめられれば口や手で弱々しく抵抗しながら主人の愛撫を受け入れる。

猛る下半身を押し付けられれば壁に手をつき腰を突き出し自らスカートを捲り上げる。

 

罰ではない、横暴ではない、もはや彼女たちにとって垂涎のご褒美だ。

ローテである夜伽番とは別に日々の楽しみとしているメイドは多い。何せこれを与えられるかはどうかは運によるところが大きいのだ。主人たるサイトが「ああ、メイドさんとやりたいなぁ」と思った時にたまさか視界に入ったメイドだけがその栄誉を受けられるのだから。

そこに本来の立ち位置の優劣はない。

 

「あぁ、今日はジェシカでしたか、残念」

 

だからシエスタもその光景に残念がる。視線の先、声は聞こえないが姿は見えるという距離感にある客室からメイド、主人の順番で人が出てきた。なぜかヘッドドレスの位置を調整している長黒髪のメイドは彼女のいとこジェシカである。

 

「けどあの様子は……」

 

本人は一仕事終えて客室から出てきましたよという平然な顔をしている、つもりらしいがどう見ても他の意味で一仕事してきたとしか思えない風体であった。まず何より今朝はきちんと整えられていたメイド服があちこち乱れ、遠目にも皺が見える。

 

「うーん、エプロンの結びもズレてます。

 首回りは閉じ切れてないしリボンは曲がってる。

 あれじゃきっとキスマークまみれにされてますね、あとで注意しないと。

 そのうえあの顔……」

 

激しい運動の後のような火照った頬。そしてそれ以上に隣の主人を見詰める視線は艶っぽく熱い。いじらしく彼の服を掴む手は直前までの距離感と離れ難さを匂わしており、もう一方の手が意図してか無意識か愛しげにお腹を撫でているのはそういうことであろう。

 

「あぁ、あれは一発どころか三発は注がれましたね。

 そうなると10回は絶頂(イ)かされて頭がぽぉっとなって、もう旦那さまラブ!

 しか頭になくなっちゃうんですよねぇ」

 

わかるわかる。

幾度も体験済みのメイド長の深い同意である。

 

「あら?」

 

主人に何事か耳元で呟かれたジェシカは頬の朱をより深め、慌てて周囲を見回す。

思わず視線から逃れるように物陰に隠れたシエスタはその後顔だけを覗かせた。

すると。

 

「うわぁ、あのジェシカが廊下で自分から舌伸ばしてベロチューおねだりとか!

 しかもべちょんびちょんに自分から絡ませてっ、ううっ羨ましい!」

 

ご主人様によるメイド連れ込みご褒美案件は連れ込まれたメイドにのみ参加権がある。

発見者は夫人への露見を妨げる行動はしても混ざったり邪魔はしていけない不文律。

実際シエスタは発見直後に連れていた数名を動かし奥様の監視と誘導を命じていた。

とはいえ羨ましいものは羨ましい。何せ主人に自慢の柔らかな胸を押し当てながら

積極的に舌を絡ませ、エサをねだる雛鳥のように主人の唾液をねだって、すすって、

味わっているのだから。

 

「ってさりげなーく、旦那さまの股間さすっちゃって!

 欲しがりさんめぇ! ええ、ええ! 私でもそうしますけどね!」

 

三発程度で満足しきる男性ではないとその身でよぉぉぉく知ってる彼女達は余韻の幸福感に浸りながらもつい、もっともっと、とねだってしまうのだ。

よくある、よくある!

 

「あ」

 

正直に羨望しながらもハンカチを噛んでいたシエスタだが彼らの次の動きに「そうなりますよねぇ」と納得半分呆れ半分の笑みを浮かべる。何故なら腰を抱くようにスカート越しの臀部を鷲掴みする主人にジェシカはコクンと小さく頷くとそのまま連れていかれたのだ。

 

「これは追加の指示が必要ですね」

 

方向的に行先は室内向けの浴槽が設置してある部屋か。

本人もわかっているのだろう。そこでナニをされるかの期待もあってか。うっとりとした顔で主人の肩に頭を乗せるように密着しながらまるで恋人のように共に歩いて屋敷の奥に消えていく。その日ジェシカの姿を見たのはそれが最後となったのは言うまでもない。

 

「……知ってはいたけど傍から見るとジェシカも完全に躾けられちゃってるなぁ。

 複雑だけど……さすが私達の旦那さま♡」

 

あの経験豊富そうなイトコが今ではもう、というような感慨。あるいは変えられてしまったような一種の寂しさはあるがそれは自分が選んだ男の凄さを再認識させてもくれる。その一番のメイドである自負に優越感すらあるのだから自身も大概だと微笑むシエスタだ。

 

ちなみにこういったことはメイド達にとって幸運なご褒美だが、不運な出来事としてその場面ないし事後をメイド長シエスタに発見されるというのがある。実はそうなると夜伽番のローテを管理してる彼女によって順番が後回しにされるのだ。罰ではない、嫉妬ではない、公平な順番制度を守るためのルールである。

ただそのために。

 

「あ、ジェシカさんが最後になってる」

 

「なるほど、昨夜はお楽しみでしたか」

 

「今日の午後までいなかったのそれかぁ」

 

「一人でかなりお相手できちゃうから、毎回抱き潰されちゃうって聞いた」

 

「それで翌日にはあのすまし顔で仕事できるんだからすごいわ、ホント」

 

こういうことになるのは仕方ない話である。

 

「うううっ、見られてたぁっ!?!」

 

仕方ないのである!

 

 

 

(とある休日)

 

 

え、教えませんよ?

 

私の休日は普段を忘れて、穏やかに過ごす日です。

 

そう!

 

ただの男と女になってサイトさんとイチャコラする日ですから!

 

どんなことをしてるかは私とサイトさんだけのひ・み・つ・です!

 

まあ、といっても定番ですよ、定番。

 

買い物したり、食事をしたり、手を繋いで散策したり、

 

人の目気にせずチュッ、チュッとしたり、連れ込み宿でしっぽりしたり、

 

私達で購入した小さな一軒家で新婚さんごっこしたり、新妻子作りエッチしたり、

 

その程度のことですよ?

 

たいしたことではありませんが一応奥様公認の愛妾メイドですし、

 

こういうのが普段のご奉仕をより際立たせるというものです!

 

 

 

 

───あ、旦那さま♡

 

い、いけません♡

 

これ以上は奥様に申し訳が♡ 

 

それに♡ こんな毎晩♡ 奥様にバレちゃう♡

 

あ、だめだめっ♡ いやあぁん♡♡

 

許してください♡ そろそろ危ないんです♡

 

これ以上は本当に旦那さまのお子が♡

 

え、そ、そんなっ♡ タルブ村を!?♡

 

ひどい♡ 故郷と家族を人質になんて♡

 

ああぁ♡ ごめんなさいルイズさん♡

 

旦那さまに逆らえないの♡

 

身分を超えて友人になれたのに私♡ あなたの旦那さまとまた♡♡

 

朝まで♡ 一晩中♡♡ 裏切り子作りエッチ♡♡ しちゃう♡♡

 

危険日メイドマンコ♡ 捧げさせられちゃう♡♡

 

たくさん種付けされても♡♡ 平民メイドは泣き寝入り♡♡

 

きっと♡♡ 何人も♡♡ 何人も♡♡ 旦那さまの隠し子♡♡ 仕込まれちゃうの♡♡

 

ああん♡ 誰か助け────オッ♥♥オオッ!?♥♥あッ♥ああッ♥♥やだ♥いつもより♥バキバキぃ♥♥イク♥♥いれられただけで♥イクイクぅっ!♥♥あぁ、ダメェ♥旦那さますごい興奮してっ♥♥オオンッ!♥♥先走り子宮塗りたくってぇ♥♥本気で♥♥子宮狙ってるぅ♥♥♥開くぅ♥♥ドチュドチュ子宮ノック♥♥ホントに危ないのにぃ♥♥はい♥はいぃっ♥♥産みます♥産ませてぇ♥♥愛人メイド・シエスタ♥♥一生お仕えしますからぁ♥♥あぁ好きぃ♥♥好き好きっ♥♥サイトさぁん♥♥私のご主人さまぁっ♥♥ぁ───アアアアァァッ!?!♥♥♥♥♥♥♥♥

 

 

───

 

──────

 

───────────

 

 

───んふ♡ はぁ♡ お腹に♡♡ たくさん♡♡ へへぇ♡♡

 

ほら、この通り

 

『無理やり手籠めにされちゃうメイドさんプレイ』で旦那さま大興奮♡

 

やっぱり普段と休日の緩急あってこそですよねぇ

 

まあ途中からプレイ忘れて本音ダダ洩れだったのはご愛敬ですけど♡

 

でもおかげで一晩どころか朝の目覚めまで私がサイトさん独り占め♡ ちゅ♡

 

あんなに激しく卑しいメイドを躾けたくせに可愛い寝顔して♡ ちゅっ、ちゅぅ♡♡

 

なんていけない旦那さま♡ ああん、もうっ♡♡

 

奥さま(ルイズさん)が出産終えてからの方が遠慮無しなんですから♡♡

 

今朝は私が奥さま起こしにいくっていうのに♡

 

毎回、にやつかないよう気をつけてるんですからね♡

 

だって少し動くだけで子宮にへばりついた重みを感じて♡

 

えへへ♡♡

 

これ、すごいんですよ♡

 

だって自慢したくなっちゃう♡♡

 

昨晩もお相手させていただきましたって♡

 

これからも性欲処理と子作りはお任せをって♡

 

危ない♡ 危ない♡

 

知らない奥様は幸せ

 

知ってる私は幸せ

 

ウィンウィンなんですから♡

 

ふふ、でもこれでタルブ村の両親にいい報告ができそうです

 

そろそろ孫の顔を見せられるって♡♡

 

 

 

 

『女主人と愛妾』

これは古き時代、後に英雄となる同じ男を愛した事で時に争い時に協力した貴族と平民の女ふたりの不思議な友情関係を描いたベストセラー小説である。身分違いの恋ならぬ身分違いの恋敵戦友モノとでもいうべき作品だ。本来中心人物であるはずの英雄の出番は最低限で、主役は立場の違う少女ふたり。

 

──不器用で気難しい性格ながら頑張り屋で誇り高い貴族の少女

 

──情が深く、惚れた男に一途ながら強かさを隠し持つ平民の少女

 

彼女達のやり取りと心理描写を中心に当時の身分制度や激動の社会情勢を交えてドラマチックにその一生を描いたヒット作だ。しかし歴史的事件以外の描写も英雄の逸話が元ネタであり、また主役の二人が実在の人物をモデルにしている事はあまり知られていない。ハルケギニアを滅ぼしかけた古代竜を討伐し、その後の復興にも従事した真の英雄と伝わるオルニエール夫妻と彼らに生涯仕えた同年代のメイドがモデルなのだ。

 

元々有名であった夫人はともかくこのメイドの存在が明らかになったのは今や観光名所であるオルニエール邸の修復作業中に発見された隠し棚から夫人の手記が見つかったのが切っ掛け。そこに夫である英雄に次いで記述されていたのが件のメイドであったのだ。

夫人から見た彼女に関する記述と伝わる夫人の性格を吟味すると表向きは主従関係であっても実情は相当気安い友人関係であったのが透けて見えた。作者はこれの写しを読んだ時に本作のインスピレーションを得たとあとがきで記載している。

 

時代ゆえにこのメイドに関する資料は少ないが実在した人物で小説の通り女主人に認められる形で英雄の愛妾となって子供も産まれたのが確認されている。現代はもちろん当時の価値観でもあり得ない関係である。(隠された愛人や使用人が手付きに、等はあった)

ただ小説でも史実でも思い人たる英雄は功績をあげる過程で彼女達以外からも秋波を送られており、彼が目立ち始める前から恋慕を抱いていた彼女達はぽっと出の女に奪われてたまるかと共同戦線を張って妨害し実質ふたりで独占していた様子が見受けられる。こういった日々が彼女達を身分を超えた戦友にし、思い人の共有に対する忌避感を和らげたのだろう。

 

また子爵家夫人ないし英雄夫妻の片割れとして悩ましい問題や難しい選択を迫られた時に夫と並ぶ形で彼女を支え、励まし、共に悩んだ様子も記されており、それらに対する夫人からの恩義や友誼も記されていた。あまり素直な表現ではなかったのは伝え聞く夫人の性格通りで微笑ましい。

 

なお余談となるが小説内で夫人が息子夫婦が子沢山なのを咎めるように「一人しか産めなかった私への当てつけかしら?」「家畜のようにぽこぽこ産むんですから」と息子嫁に嫌味をいうシーンが(孫達の相手を全力で楽しみながら)あるのだが、相手は違うものの実際に言った発言らしいのが手記の記述から推測できる。どうも最終的に子供の数はメイドの方が多くなったらしくこれを夫人は老年まで(半ば冗談に近かったようだが)ちくちくと夫とメイド当人達に愚痴っていたとある。プライベートではいいように自分をコントロールしている気のするメイドへの数少ない意趣返しだったらしいのが窺える。

 

ただ前述した通りメイドが平民であり子も婚外子なため明確な記録が無く、しかも共に子爵家に仕えていた彼女のイトコの記録と後々混同され判別が難しくなり正確な人数は不明。されど夫妻の間には子が2人生まれたのは歴史的事実であるため最低でも3人以上と推測できる。いくら子が出来るかどうかは運の部分もあるとはいえ夫人も文句を言おうというものだ。

 

なお、さらなる余談だが彼女のイトコも子沢山だったらしく彼女達の出身地であるタルブ村の記録からどちらがどれだけ産んだかは分からないまでも二人合わせて10人前後の子がいたのは確実のようだ。割合によっては子爵家は一時修羅場だったのではと邪推せずにはいられないが、それは現代の価値観で見た話。あるいは彼女達の特殊な関係を外から見た部外者の評価であるのは留意しよう────

 

 

「んちゅ♥ ちゅぅ♥ んふぅ♥ なんていけないご主人様っ♥♥

 ふー♥ ふーっ♥ 奥様はまだ二人目なのにぃ♥ 愛妾メイドは四人目ぇ♥♥ えへへ♥♥」 

 

「あぁん♥ しかも♥ 私とシエスタ同時ボテ腹♥♥ もう♥ む・せ・っ・そ・う♥♥

 私達無しで♥ んふふ♥ メイド達との関係、奥様に知られないようにしてよ♥♥」

 

「そうですよ♥ まーだまだ♥ たぁくさん♥

 お屋敷で♥ 奥様内緒のご奉仕♥ いっぱぁい、二人でしてあげますから♥♥」

 

「ちょっ、私を巻き込っ! あひっ!?♥♥

 おおっ♥ 乳首ぃ♥ ミルク絞っちゃ♥ ああぁぁ♥♥ また赤ちゃんより先にぃ♥♥」

 

「おおぉっ!?♥♥ 私のもぉ!♥♥ 味比べぇ♥♥ 旦那さまにぃ♥ 真っ黒にされた乳首ぃ♥

 はあぁ、はぁ♥ んふぅっ♥♥ ミルク根こそぎ♥ 吸われっ、ああぁっ♥♥」

 

「んっ♥ んんっ♥ やぁ乳首伸びっ♥ おおん♥ 相変わらず激しい吸引っ♥

 歯形なんてつけなくても、もうあなたのものだってばぁ♥♥ んんっ、もうっ♥♥

 このご主人様はぁ♥♥ 責任とれば何してもいいと思ってぇ♥♥ ああぁぁっ♥♥!」

 

「おかげでぇ♥ 私達どころかタルブ村まで旦那さまのものにぃ♥♥

 メイド達(みんな)の子供を♥ 集めて育てる隠し子村にされちゃったぁ♥♥」

 

「これで何人作っても大丈夫♥ じゃないわよ!♥

 ふー♥ ふー♥ 大事にしてよ?♥ あの子たちも♥ 私達も♥ この子も♥」

 

「ふふ、まずは♥ さっきから私達のお腹に突き刺さってるぅ♥ 旦那さまチンポで♥」

 

「イトコ同士♥ 母子そろって♥ たっっぷり♥ 愛して♥ ご主人さまぁ♥♥」

 

「「ぁ─────アアアアァァッッ!?!♥♥♥♥♥♥♥♥」」

 

 

────実際、英雄夫妻の御子たちは両名とも幼少期を振り返った際「家にいた子供達全員を兄弟だと思っていた」という発言を残している。子供達を共に育てて共に遊ばせるぐらいには当人たちの間では問題にならなかった証だろう。

尤もオルニエール家がある意味で子沢山だったのには別の事情もあるのだが本題と関係ないため興味があれば歴史書をめくるのをお勧めする。史実を土台とした作品はそういったものと見比べると理解が深まりより楽しめることだろう。

(『ベストセラーの意外な元ネタ集』より抜粋)

 

 

 

 









なお、オルニエール邸の妾部屋とかはサイトの老年期に改築とかなんとか言って全部潰しているので後年の人に気付かれてないという
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