眠る狐亭、ローグハンターが拠点としている部屋。
「ひぃぃっ、寒っ!」
仕事を片付けそこに戻ってきたローグハンターの背後から、銀髪武闘家の何とも情けない声が届いた。
その声に導かれるように肩越しに振り向けば、器用にシーツにくるまったまま着替えを進めている彼女の姿が視界に入った。
確かに時期としては冬で、夏や春に比べればだいぶ寒いが、そこまでだろうかと首を傾げる。
視線を感じたのか振り向いた銀髪武闘家と視線が合うと、彼女は驚いたように有らん限りに目を見開いた。
「ちょ、寒くないの!?」
「ああ」
彼女の切羽詰まった問いかけにローグハンターは即答すると、「何か変か?」と両腕を広げて自身の体を見せつけた。
装備を脱いでいる為、鍛え抜かれた彼の上半身が彼女の視界に納まり、その肌には鳥肌一つ立っておらず、血色も良い。
「本当なんだ……」と彼女が呟くと、彼は「何なら触ってみるか?」と肩を竦めた。
言われた彼女は「え……」と声を漏らすと、悩むように僅かに首を捻った。
確かに寒い。それはどうやっても変えられず、寝間着に着替えた所で寒いものは寒いだろう。
そう思えば後は単純で、彼女はシーツにくるまったまま歩き出し、そのまま彼の胸へと飛び込んだ。
そのまま身を寄せてみれば、シーツ越しでも温かい彼の体温が伝わってくる。
「ふぇ~」と頬を緩める彼女を他所に、ローグハンターはにこりと笑って広げていた腕を閉じた。
「ひゃ!?」と可愛らしい悲鳴を漏らした彼女は彼の顔を見上げると、何かを察したように目を丸くした。
彼女の視界にあるのは、何とも清々しいまでの笑顔を浮かべた彼の顔だが、ある時を境から金色に染まった瞳は一切笑っていない。むしろ易々と間合いに入ってきたこちらを嗤っている。
ローグハンターはシーツの中に手を突っ込み、彼女の髪を梳きながら問うた。
「それじゃあ、温めあうとするか?」
髪を梳かれる心地よさに目を細めつつ赤面すると、銀髪武闘家は遠慮がちに小さく頷いた。
彼女の返答に嬉しそうに笑ったローグハンターは彼女を持ち上げ、そのままベッドへと足を向けた。
割れ物を扱うようにそっとベッドの上に座らせ、そのまま彼女に体を預けるようにして押し倒す。
髪を梳いていた手で後頭部を守ってやり、彼女の体が完全にベッドに倒れると、体を隠していたシーツを取り払った。
同時に着替え中だったからか下着姿の彼女の胸元に唇を落とし、軽く吸い上げて痕を残す。
「ん……」と声を漏らす彼女を他所に、ローグハンターはそのまま顔を下へとずらしていき、彼女の腹部に残された大きめの傷痕に顔を寄せた。
一ヶ月近く前の都での一件で彼女は物乞いに刺され、しばらく昏睡状態になっていたのだ。
もう一ヶ月前と見るか、まだ一ヶ月前と見るかは個人差があるだろうが、ローグハンターの場合は後者だ。
彼からすればそれはまだ出来て間もない傷であり、彼女の死を間近に感じた
ローグハンターは瞳に後悔の色を滲ませながら傷痕に口付けすると、舌先でちろりと舐めた。
彼女の体が驚いたようにびくんと跳ねると、彼は慌てて顔を離し「大丈夫か」と彼女の顔を除き込んだ。
視界の下から生えるように出てきた彼の顔に驚きながら、銀髪武闘家は「くすぐったかっただけ」と苦笑を漏らし、彼の頬を撫でた。
彼は冷えた彼女の手に自身の手を重ねると、頬を擦り付けるようにすり寄った。
前後から彼の温もりに包まれた手にはみるみると温かさが戻り、無意識の内に銀髪武闘家は頬を綻ばせた。
ふにふにと頬を撫でてやれば、彼は心地良さそうに喉を鳴らし、猫のように目を細めて手に頬擦りしてくる。
その姿が何とも可愛らしくて、その表情は自身にしか見せないことを知る彼女は、余計に上機嫌になって少々だらしのない顔になった。
薄目を開けて彼女の顔を見ていたローグハンターは、その顔に辛坊堪らずにため息を吐くと、そっと彼女の唇を奪った。
突然の口付けに多少驚きはするものの、彼に応じるように彼の唇へと吸い付いた。
お互いの唇を交互に甘噛みして、隙間から空気を吐きながら、お互いの温もりを求めて更に体を寄せた。
何の合図もなく同時に舌を出した二人は、舌先が触れあうと共に舌を絡め、くちゅくちゅと湿った音を漏らしながら、二人は熱の籠った息を吐く。
「ちゅる……。んっ、ちゅ……ぺろ……」
普段のそれと比べるまでもない緩やかな交わりに、銀髪武闘家は頬を赤くしながら舌を動かし、自分に合わせて動いてくれる彼の舌と更に絡み合う。
空いていた腕を彼の背に回してぎゅっと抱き締め、足を彼のものに絡め、文字通り全身で彼の体温を感じながら、一度彼との口付けを中断し、彼の顔へと唇を落とした。
「ちゅ、ちゅ。れろ、ぺろ、んちゅ……」
彼の口許や額に口付けし、それをなぞるように舌を這わせ、鼻先に口付けを落とす。
ローグハンターは抵抗する素振りも見せずにそれらを受け止めると、お返しをするように彼女の額に口付けし、瞼、鼻先、頬と口付けを続けると再び唇に軽く触れる程度の口付けを落とした。
銀髪武闘家はすぐに離れていった彼の唇を追いかけるように体を起こすが、すぐに彼の手で肩を押されてすぐにベッドへと体を沈めた。
彼女は上気した顔で彼を眺め、対する彼も興奮したように肌を赤く上気させていた。
彼は一度自身を落ち着かせるように深く息を吐くと、彼女のブラジャーに触れながら「外すぞ」と呟き、彼女の同意を求めた。
問われた彼女は「いいよ……」と囁きながら頷くと、留め紐を取りやすいように背中を浮かせた。
「ありがとう」
彼は微笑みながら礼を言うと彼女の背の下に手を入れ、しゅるりと留め紐を解き、そこからは何も言わずにブラジャーをずらした。
ぷるんと揺れながら解放された豊かな胸は、まだ冷たい部屋の空気に晒されると、それに反応していまだ桃色のままな乳首が少しずつ勃起していく。
「あっ、やっ……」
それに気付いた銀髪武闘家は腕で隠そうとしたが、ローグハンターの手に掴まれることで止められた。
その間にも乳首はみるみる内に勃起して、ピンと勃ってその存在を主張し始める。
ローグハンターは「寒いもんな」と言いながら苦笑を漏らすと、先ほど胸元につけた痕を上書きするように口付けし、そのまま豊かな胸に舌を這わせた。
顔を埋めて谷間の底に舌を這わせ、右の胸に狙いを定めた彼は舌で舐めながら少しずつ登っていき、登頂する間際に立ちはだかる乳輪に舌先だ触れると共に動きを止め、その輪郭をなぞるように舌を滑らせた。
くるくると円を描くように舌が這う度に彼女の口から切ない声が漏れ、乳首が物欲しそうにピンと勃つのだが、ローグハンターは一切そこに触れる様子もなく、何もされていない左胸に手を触れた。
下から持ち上げるように触れるとそのままゆっくりと指を沈ませ、ぷにぷにと弾ませるように揉みながら、彼の舌は興奮からか充血して真っ赤になった乳首を放置して、上へ上へと登り始めた。
胸元を通って鎖骨を舐め回す、そこにも吸い付いて痕を残す。
その間にも彼の手は絶えず彼女の胸を揉みしだいており、絶対にイく事の出来ない弱い快感が彼女の体を蝕んでいく。
「ふんっ、あっ、んっ……」
彼女が口から切ない声をあげると、ローグハンターは胸への攻撃を中止し。そのまま空いた手をショーツの中に入れ、僅かに湿った秘裂に触れた。
ぺちょぺちょと音を鳴らす度に彼女の口からはまた切なげな声が漏れるのだが、彼はまだ足りないと冷静な思考で判断を下した。
事実もう少し濡らさなければ、彼の逸物を受け入れるには辛いだろう。
ローグハンターは「
「んんふっ……!」
銀髪武闘家は僅かに感じた異物感に声を漏らすと、彼が指を動かしやすいように力を抜いた。
ただですら鍛えて締まりが良いのだから、思い切り力を抜いてやらねばならないのだ。
ふーっと深く息を吐いて体を弛緩させると、ローグハンターは僅かに彼女に目を向け、口の動きだけで『ありがとう』と告げると、指を動かし始めた。
指を曲げて膣肉を引っ掻いてやり、時には出し入れをしながら、膣内を解してやる。
「んん、あっ、ふっ、あんっ!」
彼の与えてくる優しい快感に背筋を震わせ、甲高い声を漏らしながら、銀髪武闘家はさらに求めるように腰を突き出した。
ローグハンターは積極的な彼女の姿に苦笑を漏らしつつ、その期待に応えようとさらに深く指を差し込み、彼女の
「あっ」と声を漏らして膣肉が一気に引き締まると、ローグハンターは指を動かし曲げてGスポットを削るように指を動かした。
「っひ!?あっ、ひゃ!ふん!くひゅ!」
同時に秘武から愛液を吐き出しながら腰が跳ね、彼女の口からは漏れる喘ぎ声も少しずつ大きくなっていく。
「あひ!ぅんふっ!ああ……っ!」
彼女の声が切ないものから期待するものに変わっていき、吹き出す愛液の量も少しずつ増えていく。
「んっ、ふにゃ!はひっ!いいっ!んあ!?」
絶頂も近いのは膣肉が細かく痙攣し、彼女の声も更に甲高いものへと変わり始める。
それらを耳と指で感じたローグハンターは目を細め、突然指を止めた。
「んあ……?」
突然止んだ快感に思わず声を漏らした銀髪武闘家を他所に、ローグハンターは彼女の愛液でびちょびちょになったパンツを剥ぎ取り、自身もズボンとパンツを脱いで勃起した逸物を剥き出しにした。
銀髪武闘家は無意識の内にそれに触れながら「ちょうだい……」と呟くと、ローグハンターは確かに一度頷いた。
彼は深く息を吐くと膝歩きで場所を調整し、彼女の秘部に亀頭の先端を当てると、ゆっくりと腰を前に突きだした。
「んっ!んん……!んふっ……。あった……かいぃ……」
いつもと違い時間をかけての挿入に、銀髪武闘家は悩ましそうに声を漏らしながら、一際熱い逸物の感覚に背筋を震わせた。
倒れこむように彼女に身を寄せた彼は真正面から彼女の顔を見下ろし、どこか気の抜けた笑みを溢す。
「温め合うのが目的だから、ゆっくりな」
「んんっ。意地悪……っ!」
少しずつ膣肉を抉じ開けられる快感に身震いしつつ、銀髪武闘家は潤んだ瞳で彼を見上げる。
まるで焦らされているみたいで、不満なのだろう。
言われた彼は「いつかみたいになりないのか?」と意地悪な笑みを浮かべると、彼女は「それは、駄目ぇ!」と快感に身を捩りながら声を出した。
快感に呑まれた挙げ句に失禁し、次の日の仕事に一切参加できなかったなど、大人としても冒険者としても恥ずかしい限り。
「だから、な」と笑った彼の顔に免じて頷くと、彼は「いくぞ」と声を出して更に腰を前へ。
同時にかりが彼女のGスポットに触れ、「あひ!」と彼女の口からも声が漏れる。
彼の逸物はゆっくりと抉るようにGスポットの上を通過していく。
「あっ、ぎっ、ああっ、ひぅ……っ?」
一番気持ちいい場所を責められたいる筈なのにイくことが出来ず、快感が一方的に溜まっていくばかり。
「んん、あっ!イッ……んっ!ふっ!」
一瞬絶頂を迎えそうになるも、肝心の亀頭がGスポットを通りすぎてしまい、快感が一段弱くなる。
「あ、あふぅ……。んっ、んん……」
銀髪武闘家は熱の籠った息を吐きながら、そっと自身の下腹部を撫でた。
快感を求めて震え、懸命に逸物に奉仕する膣肉の感覚を感じとり、さらに身震い一つ。
「んっ、ぐぅ……っ」
だがローグハンターもまた余裕がなくなり始めていた。
ゆっくりと挿入している為か、いつも以上に膣肉の感覚を味わう事になった彼の逸物は、激しく先走り汁を溢しながら、徐々に徐々に最奥を目指す。
「ひぅ、あっ、ふぅっ、んん……」
体を捻ってもどかしさに耐える銀髪武闘家は、僅かに力を入れて僅かに膣肉を引き締めた。
彼の逸物の熱と固さ、そして閉じていた膣肉を抉じ開けられる感覚が微々たる快感へと変わる為、それを味わいたいのだ。
きつくなってきた膣肉の感覚にローグハンターは「ぐぅ……!」と唸りながら逸物をさらに進ませ、目的の最奥部を目指す。
そして目的の場所にたどり着いたのは、それから三分程が経った頃だ。
「あっ、へっ、んあっ、ん……っ」
焦らしに焦らされている銀髪武闘家は逃げ場がない快感に震えながら、ローグハンターの顔を見た。
見つめられた彼は生唾を飲みこむと、最後の一押しを一気に踏み込んだ。
亀頭が期待から降りきっていた子宮口に突き刺さり、二人同時に限界が訪れた。
「んっ、ああああっ!!!」
「ぐっ、おおおっ!」
一瞬早く絶頂を迎えた銀髪武闘家が嬌声をあげ、一気に引き締まった膣肉に扱かれて彼の逸物から精液が吐き出される。
「んあ!?あつっ、あちゅい!せぇーし、あちゅいのぉ!?もっと、もっと、わたしのなか、あったかくしてぇ!」
「ぐっ、うぅぉおおっ!」
さらにねだってくる彼女に応じるように、ローグハンターはさらに亀頭を子宮口に押し込んだ。
めりっ!と聞き馴染みのない音が聞こえたかと思うと、亀頭が子宮口を突破し、ほんの僅かにだが子宮へと滑り込んだのだ。
「ぎにゃ!?」
子宮口を抉じ開けられる未知の快感に絶頂を迎えると、膣肉が一気に蠢いた。
ぴったりと根本まで入り込んだローグハンターの逸物を、全てのひだが総動員して扱きあげ始めたのだ。
「ぐっ、おお……っ!」
ローグハンターは唸るように声を漏らすと、再び彼女の子宮に精液を吐き出した。
「んぁあ!?あ、あちゅっ!あちゅいぃ……っ!」
銀髪武闘家は熱の籠った息を吐くと、腕を彼の背に回し、足を腰に巻き付け、ぎゅっと彼の体に密着させた。
同時に膣肉がさらに引き締まり、彼の逸物に残った精液さえも絞り出し、子宮内が一杯になってもなお更に吸い上げようとする。
「うっ、ぐぅ……」
ローグハンターはうめき声をあげながら抵抗をすることもなく、溜めてある分全ての精液を差し出し、吐精が終わると共に彼女の体に倒れこんだ。
「んあぁ……。あったかい、あったかいよぉ……」
心ここに在らずといった様子で声を漏らした彼女は、そのまま気を失うように眠りに落ちた。
ローグハンターは荒れた呼吸を繰り返しながら眠る彼女を抱き寄せ、枕にするように豊かな胸に顔を埋めると、ゆっくりと目を閉じた。
彼女の温もりに包まれて、彼女を包み込んで、彼もまた眠りに落ちた。
二度と感じられなかったかもしれない温もりを感じる為に力一杯に抱き寄せて、深い眠りに落ちたのだ。
感想等ありましたら、よろしくお願いします。