前回の続きにして今回の一連の最終回。令嬢剣士編です。
「もう、冒険失敗どころの話ではありませんわ」
令嬢剣士は一人、四つん這いになって項垂れていた。
仲間の三人は行方不明。しかも白兎猟兵に関しては自分のせいだ。
そんな自責の念に苛まれながら、それでも最後の瞬間まで足掻いてやろうと顔を上げる。
「そうです、私は
己を奮い立たせ、立ち上がる。
まずは目的地だ。どこを目指すべきかもわからないまま、夜の森を走り回るなど愚の骨頂。何かしらの痕跡が残っていればそれを辿る事も出来るのだが。
「……あれは」
目を凝らし、周囲を見渡す令嬢剣士が見つけたのは、夜闇の奥にぽつんと灯る橙色の灯りだった。
焚き火、あるいは角灯の類だろうか。こちらを誘うように突然姿を見せたそれに、令嬢剣士は光に誘われる虫のように近づいていった。
夜の闇を抜け、たどり着いたのは仮説の夜営地だった。
手荒く草が刈られ、煌々と燃える焚き火の脇には薪代わりの乾いた葉や枝が積まれている。
「これは……」
明らかに怪しい場所に、令嬢剣士はすぐには突入しなかった。
茂みの中に身を潜め、目を凝らした周囲を警戒し、やはり異常はないとじりじりと夜営地に近づいていく。
たったのさあメートルを、普段の倍以上の時間をかけて進んだ彼女は、パチパチと手拍子にも似た音を立てる焚き火にたどり着いた。
「誰もいない。なら、なぜ焚き火が?」
焚き火の周囲には足跡すらなく、人がいた痕跡といえば焚き火くらいのもの。
何か食べ物を探しに行ったのかとも思うが、今の状況でやるものではないなと思慮し、改めて周囲を見渡した瞬間、ポタリと彼女の肩に水滴が落ちた。
「おや、雨でしょうか」
肩に落ちた雫を拭い、空を見上げた瞬間、ぎょっと目を見開いた。
「あへ……♡ぉ……♡ひぅ……♡」
「……っ♡♡〜〜〜♡♡♡」
「たべ、食べないれ……♡も、もっと、ご奉仕しましゅ……♡♡」
「み、皆様、そんな……!」
枝に吊るされた少女巫術師、見習い聖女、そして白兎猟兵。
その姿に令嬢剣士が驚愕し、先ほどの水滴が彼女達が垂らした汗か愛液の類いである事を理解する。
ぞわりと背筋が震えた。嫌悪感からか、いや、これは──。
──私は、あの三人を羨んでいる……!?
令嬢剣士がたどり着いた答えに、彼女はぶんぶんと首を横に振った。
別に羨ましたがってはいない。確かに普段はこちらに気遣って優しくしてもらっているし、それも満更でないが、彼女達のように乱暴にされるというものたまには……。
「違いますわ!?今は、それどころでは……!」
「何を叫んでいる、冒険者」
「っ!?」
頭を振って意識を引き締める令嬢剣士だが、その背後から声をかけられて弾かれるように振り向いた。
切り株に腰掛け、優雅に足を組んでいた男は頭巾の下に隠された蒼い瞳をご機嫌そうに細め、音もなく立ち上がる。
令嬢剣士が慌てて突剣と短剣を構える中、男はゆったりとした動作で腰に吊るしていた
「お前で最後だ。足掻くな、運命を受け入れろ」
「お断りしますわ!これでも
男が放つ圧倒的な圧力に怯みながらも、それでも己を鼓舞して吠えて見せる令嬢剣士。
そんな彼女の姿に男はどこか嬉しそうに微笑むが、それはすぐに戦意に満ちた獰猛な笑みへと変わり、ゆらりと脱力したままの構えをとった。
「そうか。ならば、その心砕いてやろう。諦念のまま、無様に赦しを請わさせてやる」
「やれるものならやってみなさい!」
男の挑発に令嬢剣士は戦意漲らせながら吠え、地を蹴って走り出す。
男は迫る冒険者を迎え撃つべく、剣を振るうのだった。
どんなに覚悟を決めようとも、どんなに最善を尽くそうとも、
「ぐっ……くぅ……!」
悔しそうに唸る令嬢剣士は倒れ、男はそんな彼女を冷たく見下ろす。
圧倒的だった。抜群の技と駆け引きに令嬢剣士は手も足も出ず、弾き飛ばされた突剣と短剣が無念そうに転がっていた。
「まだ、この程度で……!」
それでもと、令嬢剣士は拳を固めて立ち上がった。
念の為と、
蜂蜜色の髪は泥に汚れ、纏う革鎧も、整った容姿も泥まみれ。それでも抗う彼女の姿は美しい。
「こんのぉぉおおおおお!」
腹の底からの叫びと共に突撃する令嬢剣士。腰を捻りながら拳を振りかぶり、放つ。
その姿勢に男は感心したように口元を緩め、けれどあまりにも素人が過ぎるその拳を男は僅かに体を捻るだけで回避。
拳を空を切るどころか重心諸共に拳を放った令嬢剣士の態勢を崩れ、切り返すのにも無駄な一呼吸。
「シッ!」
振り向き様、拳を放つよりも速く男の掌底が彼女の顎を打ち抜いた。
頭が揺れ、脳が揺れ、視界が回り、四肢から力が抜け落ちる。
「ぁ……」
ガクンとその場に崩れ落ちる令嬢剣士は、そのまま顔から地面に突っ伏しそうになるが、すかさず伸びた男の手が彼女を抱き止めた。
彼女の全体重をかけられる事になる男だが、強靭な体幹は武装した少女一人程度の重さで揺らぐはずもなく、二本の足が地面を踏み締める。
男の胸に顔を埋める事になった令嬢剣士は、途端に鼻腔を抜けていった彼の臭いに、ぞくりと背筋を震わせた。
強烈な汗の臭いが、僅かに聞こえる心臓の鼓動が、令嬢剣士の疲れ切った体に染み込んでいく。
──これ、駄目なやつ……ですわ……。
凛々しく戦意に満ちていた顔がとろりと蕩け、すんすんと鼻を鳴らして彼の臭いを肺いっぱいに吸い込む。
男もそれに気づいたのだろう。気まずそうに視線を横に向けた彼は、まあいいかと思考をぶん投げ、次いで令嬢剣士もぶん投げた。
「ほぇ……?ふぎゅ!?」
一瞬の浮遊感に間の抜けた声を漏らした直後、木の幹に背中から叩きつけられた痛苦への悲鳴が盛れる。
げほげほとむせながら体を丸くする令嬢剣士にずかずかと無造作な足取りで近づいた男は、彼女の髪を掴んで頭を持ち上げる。
髪を引かれる痛みに喘いだ令嬢剣士だが、釣られて彼の顔を見た瞬間に「あ……」と声を漏らしてぞわりと背筋を震わせた。
朱色に染まった頬、潤んだ瞳。彼女が何を思い、何を望んでいるのか、男には手に取るようにわかった。
「何を頰を赤らめている、何を期待している。敵を前に命を差し出すだけじゃなく、まさか欲情しているわけではないだろう?」
「ぇ……ぁ……これ、は……」
男の問いかけに令嬢剣士は言葉を失う中、男は「何か言い返したらどうだ」と告げ、彼女の顔を覗き込む。
「き、期待してなど、いません……!は、離してください……!」
「へぇ。じゃあ、確かめてみるか」
きっと睨みながら告げられた言葉を軽く受け流した男は、そのまま投げ出された令嬢剣士の太腿に手を置き、そのまま股座へと滑らせていく。
緩やかな曲線を描きつつも筋肉質で、けれど染みのない瑞々しい肌は触れるだけで心地よいが、用があるのはここではない。
令嬢剣士が慌てて股を閉じようとするが、それよりも速く男の手が秘部に触れた。
くちゅりと湿った音が二人の耳朶を撫で、ボンと音を立てて令嬢剣士の顔が真っ赤に染まる。
「……濡れているようだが?」
「あ、汗です」
くちゅくちゅとわざと音を立てながらショーツ越しに秘裂を撫で、煽るように、言い聞かせるようにそう告げた瞬間、令嬢剣士があんまりな言い訳を口にする。
その言葉に「そうかそうか」と頷いて見せた男は、次の瞬間に令嬢剣士を突き飛ばして地面に寝かせると、強引に股を開かせた。
そのまま腰の短剣を抜いたかと思えば、
「〜〜〜!?」
そうして露出したショーツは湿り気を帯び、僅かに色味が濃くなっている縦筋が確かに残されていた。
令嬢剣士が全身を強張らせ、緊張と興奮で背筋に汗を流す中、男はショーツの染みを指で撫で、指に絡みついた粘り気の強い液体を令嬢剣士にも見せつけた。
「これが、汗だと?」
「そ、そうです!この蒸し暑さですもの、当然です!」
令嬢剣士はそれでも強がりの言葉を吐くが、男は肩を竦めて唇の端を歪めた。
歪んだ笑みは加虐の色に染まり、蒼い瞳の奥には情欲の炎が揺れている。
ぞくりと、令嬢剣士は背筋を震わせた。
息が乱れ、頰が熱くなる。じわりと秘裂から蜜が溢れた。
そして、男は彼女のその熱を見逃さない。
彼はすぐに
とろりと愛液がショーツの間に糸を引き、むんと香る彼女の臭いが男の鼻腔を刺激した。
彼はそのまま亀頭を秘裂に押し当て、彼女が制止の声をあげる間も無く一物を捩じ込んだ。
ずりゅ!っと湿った摩擦音共に一物が彼女の秘部へと入り込み、膣肉を掻き分けて子宮を叩く。
「お゛……♡い、いぎなり、ぉく、にぃ……♡」
ビクン!と肩を震わせた令嬢剣士が脳天までを駆け抜けた衝撃に悲鳴をあげる中、男はがっちりと彼女の腰を掴んで逃げられないようにすると、ゆさゆさと自分の腰を揺らし始めた。
ゆったりとした動きではあるが、動きに合わせて男の剛直が彼女の子宮を優しく押し潰す。
「うぐっ……♡ぉ……♡そんな、優しく……♡」
秘部を掻き回される快感と、子宮を潰される不快感。
その二つの板挟みになりながら、けれど物欲しそうに切ない声を漏らす。
男はそれを聞きながら、彼女の耳元に顔を寄せる。
「どうして欲しいのか、口にしたらどうだ?もっと喘いで愉しませてくれたら、お前の強請りを聞いてもいいが」
「……っ!あ、あり得ません、わ……!わたくしが、野盗に媚びるなど……っ」
「そうか」
男の甘い誘惑に、けれど令嬢剣士がギリギリの理性でもって否定する。
彼女の覚悟に男は素っ気なく頷くと、腰を突き出したままのの字を描くように腰を揺らし、ぐりぐりと亀頭を押し付ける。
男の動きに合わせて子宮が按摩されるように形を歪め、胎の奥からも肉が潰れ、揺らされるコリコリとした音が漏れ聞こえる。
「んぐっ……♡ぉぇ……♡ぅ……♡」
令嬢剣士は強烈な圧迫感に身悶えするが、口を閉じて必死に声を抑える。
気丈な彼女の様子に男は楽しそうに笑うと、何かを思いついたのかニヤリと怪しげな笑みを浮かべた。
ぐっと腰を突き出して子宮を刺激しつつ、ごほんと咳払いを一度。
疑問符を浮かべる令嬢剣士の耳元に顔を寄せ、ぼそりと呟く。
「そんなに我慢しなくていいんだぞ」
いつも通りの声音。いいや、彼女の師匠ではなく恋人として接してくれる素の彼の声音。
「〜〜〜〜♡♡♡」
ぞわぞわと背筋が震え、膣肉が震える。
我慢に我慢を重ねていた脳内に何かいけないものが溢れ出し、蕩けていた瞳の焦点がさらにズレる。
「どうした、いつも通りに甘えていいんだぞ」
「ぁ……♡ちが、あな、たはぁ……♡」
「酷いじゃないか、俺は俺だぞ?」
「〜〜〜♡♡」
さらに続く男の甘言に令嬢剣士は必死に抗うが、彼の声が聞こえる度に頭の奥底に隠した情欲の炎が揺れ、引き締まった膣肉が優しく彼の一物を扱きあげる。
「いつも通りでいいんだ」「ほら、素直になれよ」と、言葉と声色でもって彼女を追い詰めていく。
「だ、駄目です……っ♡わた、くしは、ローグ、ハンターの一党……っ!この程度で、根を上げては……!!」
それでも、最後の一線だけは越えまいと歯を食い縛る。
ローグハンターの弟子としての矜持。冒険者としての意地。その二つが彼女を踏ん張らせていた。
そしてそれを理解していた男が取った手段は、卑怯の一言に尽きる。
「よくやったよ、お前は」
突然の賞賛の声に動きを止めた令嬢剣士は反論が出ず、代わりに膣肉がきゅんと引き締まる。
「十分に頑張ったじゃないか、偉いぞ」
耳元で、ありったけの慈愛を込めて、男は彼女を褒めてやった。
令嬢剣士の顔が蕩け、膣肉がピクピクと震えて一物を扱き始める。
彼女がふるふると首を横に振る中、男は息を吸い込んで彼女の耳元に顔を寄せた。
「やだ、やめて、言わないで……っ!」
「──、愛してるぞ」
最後に囁いたのは彼女の本名と、愛の告白だった。
目を見開き、声を失う令嬢剣士が呆然としている隙に、男は彼女の唇を奪った。
間抜けにも開いた隙間から舌を捻じ込み、微動だにしていなかった彼女の舌に絡みつく。
そして、それこそがトドメの一撃だった。
「〜〜〜〜〜♡♡♡♡」
ビクビクビク!と全身を震わせた令嬢剣士はあっさりと最後の一線を失い、絶頂を迎えた。
痙攣する膣肉の様子からそれを察したのだろう。男はキスをやめ、令嬢剣士の顔を伺った。
「あへっ……♡違っ、今は、我慢しない、とぉ……!♡♡」
声を上擦らせ、再び意識に冒険者の鎧を纏おうとする彼女に、それをさせまいと再びキスし、腰を動かした。
「んぉ……♡ぉ゛……♡りゃ、りゃめ……!イクッ……♡んんんん♡♡♡」
くちゅくちゅと湿った摩擦音を漏らしながら一物は抽送運動を繰り返し、膣肉を掻き回しながら子宮を押し潰す。
冒険者としての意地、ローグハンターの弟子としての矜持。それらを打ち壊したのは一人の恋する乙女としての一面だった。
師匠への敬愛と、そんな彼に対する恋慕の感情。純粋に異性への好意のみを向ける彼の一人目の恋人よりも複雑で、特大の感情を孕んだ彼女の胸中は、あっさりとこの場において捨ててはいけないものを投げ捨てた。
男の顔が遠ざかる。二人の唇の間に銀色の糸が橋をかけ、重力に引かれてやがて切れてしまう。
「はぁ……♡はぁ……♡もっと、もっとくらはい……♡めちゃくちゃに、してください……!」
「わかった」
理性を溶かされ、情欲に支配された令嬢剣士の口から出たのは懇願の言葉。
その言葉に男は即答すると、彼女の両膝を掴んでひょいと持ち上げる。
ゴリッ!と鈍い音を立てて、亀頭が子宮にめり込む。持ち上げられたとはいえ、彼女を支えているのは男の両手と一物の三点のみ。
「んぉお……♡おぎっ♡ぉぉぉ……♡♡〜〜〜♡♡♡」
グリグリと押し付けられる亀頭の圧迫感に喘ぐ令嬢剣士は、彼の首に両腕を回し、今度は自分から彼にキスをした。
互いの舌を絡め合い、じゅるじゅると音を立てて互いの唾液を交換する二人は、やがて同時に腰を動かし始め、パンパンと乾いた音が夜の森に響き始める。
「んちゅ♡ぉ……♡じゅるる♡お、おぐっ、潰れ、で……♡気持ちぃです♡ぉぉおおお♡♡」
膣肉を掻き回し、どちゅどちゅと湿った衝撃音を響かせながら、男は腰を打ちつけ続ける。
その度にビクビクと体を震わせる令嬢剣士は何度も絶頂し、嬌声を男の胃の中へと吐き出していく。
彼女の奉仕に心地良さそうに目を細めていた男は、不意にぶるりと身震いしたかと思えば、一物が僅かに太く膨らんだ。
「ちゅ♡んぢゅ……♡いい、れすよ♡くらしゃい、貴方の精液、わたくしにらしてくらはい♡♡♡」
男の射精が近いことを予期したのだろう令嬢剣士の言葉に、彼は抗わなかった。
一際強く腰を突き出して子宮口に亀頭を隙間なく押し付けたかと思うと、次の瞬間には射精を行う。
ビュルビュルと音を立てて行われた吐精は、瞬く間に彼女の子宮を満たし、下腹部を歪に膨らませていく。
「ぉ……!♡で、でてまずっ……♡せーえき、ぜんぶ、わたくしのなかにぃ……♡」
ぎゅっと男を抱きしめながら、令嬢剣士は体をのけ反らせて叫ぶ。
視界に入った仲間たちなど、もう見えていないのだろう。快感に蕩けただらしのない顔は、仲間たちに見せつけるように上へと向いている。
三人がごくりと生唾を飲む中、接合部から精液と愛液の混ざった白濁液を垂れ流す令嬢剣士は、瞳の奥に情欲の炎を揺らしながら男に告げた。
「もっと、もっとくださいませ……わたくしに、お慈悲をぉ……♡♡♡」
彼女の言葉に男は肩を竦め、再び腰を突き出すのだった。
「いいなぁ……」
「つ、次は私だからね!」
「ぼ、ぼくも、もっとご奉仕したいです……!」
頭上なら聞こえる少女達の声を、とりあえず無視する形で。
翌日。太陽が天頂に至った頃。
「んちゅ……♡れろ……!はむ……♡」
「れろれろれろ♡んちゅ、ちゅ……ちゅ……♡」
「はむ……♡あむ……♡れろれろれろ♡♡」
「じゅるる!んぐっ♡れろ……♡んちゅ〜♡♡」
少女巫術師の口付けを受け止め、見習い聖女が一物を舐め回す奉仕を受け入れ、白兎猟兵が金玉を甘噛みし、舐め回す快感に酔いしれ、令嬢剣士が亀頭を綺麗にしようと舐め回す奉仕を見下ろしながら、男は溜め息を吐いた。
「──冒険失敗。次は頑張れよ」
どうしてこうなった。やり過ぎたかと天を見上げながら、
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。