眠る狐亭、ローグハンターが拠点としている一室。
「あ、あの~?」
既にベッドに押し倒された銀髪武闘家は、何やら興奮した様子で肩を揺らしているローグハンターに声をかけた。
ふーっ!ふーっ!と獣のように息を荒げていたローグハンターはハッとして「すまんっ」といつもの声色で言いながら、慌てて彼女の上から退こうとするが、
「ああ、良いよ。うん、キミにも無性に興奮する日だってあるでしょ」
銀髪武闘家は気にした様子もなく笑い、彼の頬を撫でた。
僅かに汗ばんだそこは湿っていて、触り心地で言えば悪い方ではあるのだが、それが彼のものとわかっていれば気にもならない。
むしろ彼の人間的な部分を見られて、機嫌は良い方だ。
彼女はふにふにと彼の頬を押すと、「おいで」と迎え入れるように両手を広げた。
ローグハンターをぎりぎりで耐えさせていた理性が悲鳴をあげ、最後の砦を守らんと歯を食い縛った。
そんな彼の様子を知ってか知らずか、銀髪武闘家は赤面しながら体をもじもじとくねらせ、「でも、加減してね……」と小鳥のさえずりのような声を漏らした。
その声は彼の耳を通り、鼓膜を震わせ、最後の理性の牙城だった一本の紐をぷつりと断ち切った。
彼女は自分の言動一つ一つが、彼にとっての
そして、案の定だった。
「ひぎっ!?あっ!かっ、はっ……!」
ローグハンターに組み伏せられた銀髪武闘家の秘部には、痛々しい程に勃起した彼の逸物が
「んがっ!ひぅっ!んあっ、ぎっ!」
暴力的なまでの快感からどうにか逃れようと身を捩る銀髪武闘家だが、彼の両手が腰を捕まえており、動かせたとしても上半身のみ。
むしろ捩る体の動きに合わせて揺れる豊満な胸が、更に彼を興奮させ、力任せな腰使いが更に強まる始末だ。
「かっ、はぁっ!んぎぃ!あぐ!」
パンパンパン!と平手打ちさながらの音を腰から響かせ、筋肉質ながら柔らかさを保つ尻肉が揺れ、銀髪武闘家の口から嬌声が漏れる。
ローグハンターは息を荒くしながら腰を打ち付けると、突く度に嬌声を漏らす彼女の口に吸い付いた。
「んばっ!?んんん!んーっ!?んっ……んーっ!!」
驚く間もなく差し込まれた彼の舌が口内を暴れまわり、彼女の声を奪い取る。
舌を舐め、歯茎を舐め、舌に絡み、歯の裏側を舐め、舌を吸い、唾液を流し込み、それを潤滑油にしてまた舌に絡み付く。
嬌声の変わりにじゅるじゅると湿った音を漏らす彼女の姿に目を細めたローグハンターは、登ってくる射精感を感じ取ると腰使いが変えた。
力任せに叩きつけるものから、膣肉の奥──子宮口に押し付けるものに。
ぐりぐりと押し込まれる亀頭に圧迫された子宮の感覚に、銀髪武闘家は「んんぐ、んんっ!!」と目を見開いて悲鳴をあげるが、口を塞がれているため声にはならない。
子宮口を撫でるように亀頭を動かしながら、ローグハンターは彼女の腰を押さえる手に更に力を入れた。
ごりっ!と嫌な音がしたかと思えば、びくん!と彼女の体が跳ね上がる。
限界まで押し込まれた亀頭が、どうにか耐えていた子宮をついに押し潰したのだ。
同時に解き放たれた精液が勢いよく潰れた子宮に注ぎ込まれ、子宮内すら逸物で貫かれているような感覚を彼女に与えた。
「ん゛あ゛……っ!?」
無理やり叩きつけられた絶頂と共に、彼女らしくない汚い悲鳴は、ローグハンターに飲み込まれて誰の耳に届くことはない。
胎内を占める圧迫感に苦しみながら、銀髪武闘家は彼の胸を叩いた。
それはなけなしの力を使った彼女なりの抗議の行動であり、それを察してか、ローグハンターは名残惜しくも腰の動きと口付けを止め、顔を離した。
二人の唇を繋ぐように透明の糸が伸び、ぷつりと切れると重力に引かれるがまま彼女の顔を汚す。
「はぁ……はぁ……んぁ……んっ……」
頬を朱色に染め、脱力した四肢を大の字に広げながら、彼女はようやく一息つく。
胎内を支配する熱さのせいで体温があがり、無理やり絶頂させられたせいか体に上手く力が入らず、長い口付けのおかげで酸素が足りない。
──また始まったら、今度は止められない……。
酸欠で朧気になった思考でどうにか考えを纏めつつ、ローグハンターにとりあえず休憩を求めようとした時だ。
彼の左腕が腰に巻き付き、右手が後頭部へと添えられた。
「ふぇ……」と彼の意図を読めない銀髪武闘家が声を漏らすと、ローグハンターは気合いを入れるように唸り、彼女の体を抱いたまま体を起こした。
彼は何を思ってか逸物で彼女を貫いたまま、ベッドの上に膝立ちとなったのだ。
「へ……?ぎっ……!」
筋肉質で、お世辞にも軽いとは言えない自分の体をひょいと持ち上げる彼の膂力には毎度驚かされるが、驚愕は腹部への圧迫感ですぐに中断された。
自重で体が更に沈み、逸物がより強く子宮を押し潰したのだ。
「かっ、はっ、あ……っ」
かつてない圧迫感に、目を見開いて口をパクパクと開閉しながら、ぎゅっと両手両足を使って抱きついてくる彼女を他所に、ローグハンターはゆっくりとベッドに座り直した。
銀髪武闘家はその僅かな衝撃に「んあ!?」と声を漏らすと、ローグハンターは彼女を労うように手で髪を梳き、彼女の背に指を這わせた。
「んっ、ふっ、かっ……」
くすぐったさから声を漏らしつつ、胎内を押し上げる熱さに息を吐き、この状況をどうにかしようと彼の肩に噛みついた。
甘噛みではない、本気の噛みつき。だが、今の彼女では上手く力が入らず、彼に
「ふーっ!ふーっ!がぶっ!」
噛みついたまま荒っぽく息を吐きながら、もう一度噛みついた。
噛まれた彼は気にした様子もなく苦笑すると、彼女の頭を撫でてやった。
「ふーっ!ふーっ!……ん、あふっ……」
ただ撫でられただけ。一言で言えばそうなのだが。
髪の毛越しに感じる彼の温もりと、そこに込められた慈しみの念が、苦しい筈なのに心地よい。
僅かに落ち着いた彼女は彼の肩から口を離し、呼吸の落ち着きを感じ取ったローグハンターは微笑を浮かべ、頭を撫でていた手で髪を梳いた。
そのまま髪を通りすぎれば、背中に残る傷痕に指を這わせ、そのまま彼の太ももで潰れている臀部を撫でた。
「んん、あっ……」
先程までの不快感はどこにいったのか、艶っぽい声を漏らし始めた。
その度にきゅんきゅんと締め付けてくる膣肉の感覚に、ローグハンターの逸物はピクピクと痙攣し、その度に緩やかな快感を彼女に与えていく。
「んっ、あぅ……。やっ、んぁ……っ」
暴力的な快感から、こちらを甘やかすような快感に変わり、体を蝕むような感覚に耐えるように声を漏らして身を捩ると、ローグハンターは得心したように頷いた。
臀部を撫でていた手でがっしりと肉付きの良い尻を掴むと、「いくぞ」と耳元で囁いた。
「へ?あ、待っ──!」
彼女の制止の声を聞かず、ローグハンターは腰を突き上げた。
固定されて逃げ場のない臀部に腰を打ち付けられた銀髪武闘家は、「かっ……!」と肺の空気を吐き出した。
それが合図となり、ローグハンターは腰を上下させ始めた。
ごりごりと膣肉を削るような音を響かせながら逸物が上下に出入りを繰り返し、期待するように降りてきた子宮口を亀頭が無慈悲に殴り付ける。
「んぎ!?かっ、はひ!ぐぎゅ、がっ!?」
逸物が胎内を貫く度に彼女は悲鳴をあげるが、無意識のうににぎゅっと彼の体を抱き寄せ、体を更に密着させた。
「んあ!ひん!あっ、あひっ!んあ!?」
体が上下に揺さぶられる度に乳首が彼の胸板に擦れ、ビリビリと流れる快感に膣肉が更に引き締まる。
だがローグハンターは止まらず、締まった膣肉を抉じ開けるように逸物を上下させ、絶えず彼女に快感を与え続ける。
「ひにゃ!ふっ、あん!んん!りゃめ、イく!イっちゃうっ!」
堪らず声を漏らした銀髪武闘家に、ローグハンターは「俺もそろそろ……っ!」と声を絞り出した。
「ひ、やっ!いっしょに!おねがい、いっしょにっ!」
「──っ。ああ、もう少し……っ!」
彼女のお願いにローグハンターは頷くと、腰の動きを更に激しくさせた。
更に激しい責めに耐える為に髪を振り回して喘ぐ彼女は、もはや意味を持たない声を漏らし、彼を抱く強さを更に強めた。
「もうむりっ!げんかい……!イく!イっちゃう!」
「俺も、限界だ……っ!」
二人がそう言葉を漏らすと、どちらからかも曖昧なまま口付けをした。
お互いにがっつくように舌を絡め、相手の唇を啄みながら、更に密着。
お互いの吐いた息が混ざりあい、体温すら混ざりあう錯覚を覚えながら、快感は更に高まっていく。
「イくっ!」
「ぐっ!」
二人が絶頂を迎えたのはほぼ同時だった。
絶頂により締まった膣肉に押されて吐精したのか、吐精したから絶頂を迎えたのか、二人からすればどうでも良いことだった。
「あっ、ぎぃぃいいいいいい!?」
「くぅ、おお……っ!」
銀髪武闘家の絶頂がローグハンターの吐精を誘い、彼の吐精が彼女に更なる絶頂を与える。
「あっ、はぁ……。っん……」
それが落ち着いた頃、銀髪武闘家は全身の筋肉を弛緩させると、背中からベッドに倒れた。
その途中で逸物が秘部から抜け、いまだに固さを保つそれを部屋の空気に晒した。
ローグハンターは肩を揺らして呼吸を整えながら、ベッドに倒れた銀髪武闘家を見下ろした。
「あへ、ひっ、あふ、へぁ……」
絶頂の余韻に浸り、体をピクピクと痙攣させながら、肌は上気して赤く染まり、呼吸に合わせて豊かな胸が大きく上下する。
ベッドの上にシーツのように広げられた銀色の髪は、汗に濡れていつも以上に艶々としていて、潤んだ瞳は満足げに揺れている。
見るからに彼女は限界なのだが、問題はいまだに勃起したままの逸物だろう。
普段ならこれほどやれば満足するか、理性で抑えきれる程度には落ち着くのだが、いまだに落ち着く気配がない。
ドクンドクンと心臓の音が喧しく、動悸が止まらない。むしろ彼女の姿を見たことで、余計に激しくなり始める程だ。
「はぁ……はぁ……くそ……っ!」
ローグハンターは悪態をつくが、その手は無意識の内に上下する彼女の胸へと伸ばされていた。
彼がそれに気付いた時にはもう遅い。彼の手は彼女の胸に沈み、胸はふにゅんと形を歪めた。
「ひゃん……っ!」
きっと寝惚けていたのだろう。彼女は胸に感じた彼の温もりに、喜色のこもった声を漏らした。
ふにふにと胸を揉んでやれば、「あん!やん!」とわざとらしいまでの声を出しながら体をくねらせる。
その姿が、ローグハンターの心の奥底の更に底で理性を繋ぎ止めていた最後の糸が、ぷつんと音をたてて断ち切った。
「──っ!」
ローグハンターは興奮のままに目を見開くと、彼女の腰を掴んでくるりと体を回し、仰向けからうつ伏せに寝かせ直した。
「んぇ……?」
彼女が疑問符を浮かべ、首だけで振り向いた時にはもう遅い。
筋肉が弛緩した為動かない手足をそのままに、ローグハンターは彼女の腰だけを持ち上げて、パクパクと開閉しながら、愛液と共に注ぎ込まれた精液を吐き出す秘部に、亀頭の先端を当てた。
「やぁ、まっへぇ……」
彼の意図を察した銀髪武闘家は力なく腕を振り回すが、その程度で今のローグハンターは止まらない。
むしろ振られた腕を掴み、思い切り引くことで彼女の上体を起こさせた。
彼の逸物が
相変わらず無慈悲な彼の一撃は、逆流していた自身の精液を押し返し、再び子宮を満杯にしてしまう。
「んぎぃ!?」
膣肉にあった熱を帯びた液体が再び子宮に押し込まれた彼女は悲鳴をあげ、思わず体を硬直させた。
だがその程度、ローグハンターには何の問題もない。
彼女の腕を掴んで手の力を緩めることなく、腰を前後に振り始めた。
上半身を捻ったような体勢で胎内を抉られるという初めての経験に体が混乱し、子宮に叩きつけられる勢いを逃げす事が出来ず、体の芯を直接殴られる感覚に目を剥いた。
「かっ、はっ!ひぐ!や゛っ、や゛め゛っ!ま゛っで!?」
彼女の声は届いていないかのように、ローグハンターは止まらない。猛った猿か何かのように、一心不乱に腰を振るう。
「ひっ!やっ!や゛だ!?ま゛っで!も゛うむ゛り゛!」
びくびくと痙攣を繰り返す膣肉の感覚をかりが引っ掻き回し、膣肉を引きずり出される錯覚まで覚えながら、それでも意識を失うことなく彼の行為に付き合う。
今気をやってしまえば取り返しがつかなくなると、本能が告げてくるのだ。
だが、普段なら限界を察してくれる彼も、今回ばかりはその様子がない。
彼は不意に彼女の腕を掴まえていた手を離すと、がっしりと両手で腰を掴み、動かないように固定した。
腕が解放された為、浮いていた上半身がベッドに沈むと、次に備えてシーツを思い切り噛み締めた。
その瞬間、暴力的な快感が彼女に襲い掛かった。
スパンっ!と鋭く蹴った時のような音を響かせながら、彼の腰が動き出したのだ。
瞬間、彼女の努力虚しく体が跳ね上がり、シーツから口を離してしまった。
「あぎゃ!?ひぎ!がっ、ぎっ、やあああああ!?がひゅ!イぎゅ!?ぎひぃ!ぎゃ、イぎゃあ!」
「まっで!おねがい!こわれりゅ!こ゛わ゛れ゛じゃう゛か゛ら゛ぁ゛!!」
彼女の悲痛なまでの叫びを受けても、彼は止まらない。
パン!パン!と部屋中に響くほどの音をたてながら、我武者羅に腰を打ち付ける。
「ひぎっ、やあっ!!ぎ!あっ、ぎゃあ!?あああ!」
断末魔のように叫びながら、彼女はひたすらに快感を叩きつけられる。
脳の奥で火花が散り、視界が点滅を繰り返し、目からは涙を流しながら、ひたすらに嬌声を漏らす。
「んが!?ひぐっ!ぎ、ぎにゃ!?んご!?お゛お゛お゛お゛お゛……っ!」
獣のような低い唸り声を喉から出しながら、けれど意識は失わずにひたすら耐えた。否、耐えられてしまった。
ローグハンターと共に行動する内に身に付いた、肉体的、精神的な耐久力が、彼女の気絶を妨げているのだ。
けれど物事には必ず限界があり、それは彼女とて例外ではない。
「ぎゃ、いいっ!?お゛お゛お゛!!お゛ぐ──っ」
彼の逸物がGスポットを抉り、亀頭が子宮を押し潰した瞬間、彼女の意識がぶつりと切れた。
ぼす……と音をたててベッドに顔を埋めた瞬間、ローグハンターはここぞとばかりに腰を振り回した。
パンパンパンパンパンパンと、呼吸も忘れて一心不乱に腰を叩きつけ、彼女の子宮を苛め続ける。
「んあ、へっ、あっ……」
放心した彼女の口からは感情の欠けた呻き声と共に唾液が垂れ、だらしなく舌が口から溢れた。
ローグハンターは彼女の体に覆い被さると、口から溢れた舌を自身の舌で絡めとり、甘噛みしながらちゅうちゅうと吸い始める。
「んちゅ、んあ、へぁ、んん……」
舌先で彼女の味を堪能しながら、ローグハンターは腰を振るう。
既に銀髪武闘家は腰が抜けて力が入らず、抵抗らしい抵抗も出来ずに、ひたすら彼に貪られる。
「ちゅ……、あへ、ひぐ、あぁ……」
もはや快感に反射的な反応のみをする彼女だが、鍛えられている為か膣肉の締まりは凄まじく、ローグハンターはそれを楽しむように腰を振るう。
締まる膣肉を抉じ開けるように逸物で貫き、子宮口を殴り、時にはぐりぐりと抉る。
その度に彼女は「あっ、はっ、ひっ」と意味もない呻き声を漏らした。
接合部からは溢れる愛液と、子宮から漏れた精液が混ざった泡が噴き始め、秘部から溢れて彼女の太ももを伝って落ちていく。
「あひ!ん、へぐ、あぁ……」
その感覚にくすぐったそうに反応を示し、ローグハンターは逸物を伝ってくる感覚に不快感をしめすように眉を寄せた。
だがそんなものはどうでもいいと、彼はラストスパートをかけた。
彼女の腰をがっちりと掴んで固定し、そこに思い切り腰を打ち据え、その勢いのままに出し入れを繰り返した。
「ぎにゅ!あ、かっ、へぁ……」
子宮を殴られる度に彼女の体が跳ね、腰が小刻みに痙攣を繰り返している間際、ローグハンターは子宮を潰すように最後の一突きを放った。
「う゛ぁっ!」
瞬間、彼は口から獣の如く唸り声を漏らした。
鈴口から精液が吹き出し、既に精液に満たされた子宮に、更なる精液を送り込む。
「ぅお゛っ!?お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛──……!!!」
銀髪武闘家は理性の欠片もなく吼えながら、子宮から精液を逆流させながら白眼を剥き、力尽きた。
「──っ!っ──、っ!」
声もなくびくびくと体を跳ねさせる銀髪武闘家を他所に、ローグハンターはゆっくりとようやく萎えた逸物を彼女の秘部から引き抜いた。
「──っ!」
それが最後の快感となり、銀髪武闘家は静かに絶頂を迎えた。
秘部から精液の混ざった潮を噴きながら、全身の筋肉を弛緩させてベッドに沈みこんだ。
呼吸を乱したままのローグハンターはハッとすると、自らが原因の大惨事に目を向けた。
彼女の腰の辺りにはがっしりと掴んだ跡が残り、臀部は叩かれたように赤くなり、秘部からは絶えず精液が溢れている。
腰は無意識だろうかへこへこと意味もなく動き、弛緩した手足はベッドに広がり、髪の毛もまた然り。
顔はうつ伏せな為見えないが、おそらく大変なことになっているのだろう。
ローグハンターは「やってしまった」と呟きながら頭を抱え、とりあえず臭い消しの香を焚いた。
後はタオルで彼女の汗と股を汚す白濁液を拭ってやり、くるりと転がして仰向けに直す。
「あへ、あひゅ、あへぇ……」
そうして見ることが出来た彼女の顔は快感に歪み、だらしなく開いた口からはだらりと舌が溢れ、目からは涙が流れて僅かに鼻水も垂れている。
「……本当にすまん」
ローグハンターは心底申し訳なさそうに謝るとタオルを変え、丁寧に彼女の顔を拭いてやり、舌を口に押し込んで閉じる。
それを終えた彼はいつも通りの彼女の顔を見つめてホッと息を吐くと、とりあえず彼女の隣に寝転んだ。
いつの間にか彼女の喘ぎ声は規則正しい寝息へと変わり、規則正しく胸が上下し始めた。
ローグハンターはどっと息を吐くと、自らもまた目を閉じた。
ここまでしてま消えなかった胸に残る不安を、意図して無視するように、眠りに落ちたのだ。
「ん、んぅ~?」
深夜、特に理由もなく銀髪武闘家は目を覚ました。
ぱちぱちと何度か瞬きをすると、凄まじいまでの倦怠感にため息を吐いた。
体が鉛のように重く、腰が痛くて堪らない。それに、
──うぅ、ひりひりする……。
彼女は涙目になりながら下腹部に触れ、擦り剥いた時のようにひりひりと痛む膣肉を腹筋越しに撫でてやる。
──今日だけは我慢出来ない。起きたらがつんと言ってやる!
そう決めた彼女は、隣で眠るローグハンターの方へと目を向け、僅かに眉を寄せた。
そこにあるのはいつも通りの無防備な寝顔──ではなく、仕事中に仮眠する時によく見せる硬い寝顔だ。
彼女は僅かに悩むと「もうっ!」と声を出し、力の入らない体に鞭を打って寝返りを打ち、これまた力の入らない腕をどうにか動かして、彼を起こさないようにそっと抱き寄せた。
昔の彼なら飛び起きて組み伏せてくるのだが、そんな様子はない。
彼はどんなに警戒していても、銀髪武闘家だけはそれをすり抜けられるのだ。
彼を抱き締めるのに怒る気力さえも使い果たした銀髪武闘家はため息を吐くと、彼の額に口付けを落とした。
──どうか、何事もありませんように。
細やかな祈りを胸に、彼女もまた眠りに落ちた。
窓から差し込む月明かりはいつもと変わらない、優しげな光を放っていた。
感想等あれば、よろしくお願いします。
思いの外、終わりが近い気がしてきたと思う今日この頃。
この話、本編最終章ですよ?幕間とはいえここまで早いとは……。
まあ、書くことはまだまだありますけども(エピローグとかアンケートとかリクエストとか)、案外R-18は早めに終わりそうです。
本編に比べれば、ですが。