※この作品はR-18です。

SLAYER'S CREED +α R-18   作:EGO

111 / 147
リクエストから。
登場人物は銀髪武闘家と令嬢剣士。

多発する行方不明事件の捜査に乗り出した二人だったが……。


Memory?? 洞穴の奥底で ※

 四方世界、とある森の中。

 銀髪武闘家と令嬢剣士の二人が、周囲を警戒しながら歩を進めていた。

 別行動中のローグハンターと女魔術師も心配ではあるが、今回は少しばかり特殊な状況なのだ。

 

「村人が大勢行方不明だなんて、物騒な話ですわね」

 

「そうだね」

 

 令嬢剣士が双子の月を見上げながら呟いた言葉に、銀髪武闘家が首肯した。

 今回の依頼をざっくりと言えば『行方不明者の捜索』だ。しかも被害は複数の村にまで及び、ローグハンターと銀髪武闘家の二手に別れなければ手が足りないほど。

 一応、その犯人の拠点があると思われるのがそれらの村を線で繋ぎ、その中央にあった森林地帯なのだ。

 村での聞き込みを早々にこの森に入ってきたのだが、流石に夜が更けてきた。ローグハンターならともかく、夜目が効かない自分たちではもう限界だ。

 

「村長様の息子さんもいなくなってしまったという話でしたし、どうにかしてあげたいのですけれど……」

 

 令嬢剣士は悲痛な面持ちで自分たちに縋り付いてきた、まだ若い村長──先代がこの騒ぎで行方不明となり、いきなり指名されたそうだ──の姿を思い出し、胸の前でぎゅっと手を握った。

 彼女の思いを理解しつつも、同時に自分たちの限界もよく知る銀髪武闘家は暗くなった空を見上げながら息を吐く。

 

「もう遅いし、一旦彼と合流を──」

 

 そして一時撤退を決めた瞬間、ずんと重々しい足音が二人の耳に届いた。

 

「「ッ!」」

 

 二人はすぐさま音のした方向に目を向け、互いに頷き合った。

 そのまま音を出さないように細心の注意を払いながら音の主を探していると、

 

「GBR……」

 

「GRRR!!」

 

「GOB!GBR!」

 

 あまり聞きたくなかった鳴き声が森の奥から聞こえ始めた。

 二人は再び顔を見合わせ、雑嚢から臭い消しを取り出してそれを首にかけ、前進を再会。

 枝を踏まないように、折らないように注意しながら進む事数分。

 

「これは……っ」

 

「まずいかな」

 

 目の前に広がる光景に令嬢剣士は目を見張り、銀髪武闘家は視線を鋭くしながら現状が予想よりも悪いことを察していた。

 二人の視線の先にいるのは複数体の小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)だった。通常のゴブリンどころかホブゴブリンよりも巨大で、筋肉質な肉体。その四肢は丸太のように太く、纏う鎧や肩に担ぐ得物も中々に上等なもの。

 

(あの装備、普通じゃない!たぶんだけど、混沌の勢力の尖兵……!私たちだけじゃ無理、彼だけじゃなくて他の銀等級の皆の手も借りないと……!)

 

 そのゴブリンにしては異常な出立ちの彼らの姿に、銀髪武闘家は冷静な判断を下していた。

 つまりローグハンターと合流しての即時撤退。村の人たちには悪いが、彼らには故郷を捨てて共に逃げてもらわなければならないかもしれない。

 

(それにしたって、あいつらは何をしてるの?木を抜いてる?)

 

 同時に思うのは疑問だった。小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)たちは何かを探すように木々を折り、引き抜き、その下や樹洞(うろ)を徹底的に調べている。

 食料でも探しているのだろうか。だが、それこそ村を襲えばそれで済む話ではなかろうか。

 まあ、それを調べるのは後だ。今は撤退を──。

 

「GBR!!」

 

「うわぁ!?」

 

 令嬢剣士に目配せし、この場を離れようとした瞬間、小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の雄叫びと同時に子供の悲鳴が二人の耳に届いた。

 弾かれるように目を向けた先では、血と泥に塗れた一人の子供が樹洞(うろ)から投げ出されていた。

 奴らが探していたのはあの子供だったのだろう。拠点を探されない為の口封じか、あるいは破壊した村の生き残りか、貴族がやるという狐狩りの真似事か。とにかくどこからか逃げてきたあの子供を探し回っていたらしい。

 そして、二人はそんな理由などどうでもよかった。

 

「「ッ!!」」

 

 駆け出したのはほぼ同時。先行したのは銀髪武闘家。

 

「どけぇぇええええええ!!!」

 

「GB──!?」

 

 子供を捕まえんと手を伸ばしていた小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の顔面に銀髪武闘家の飛び蹴りが突き刺さり、そのまま顔面を爆散させた。

 

「……ぇ」

 

 飛び散る脳髄と頭蓋の破片、そして子供の間の抜けた声を置き去りに、子供と小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の間に割りこむように着地した銀髪武闘家は拳を構えた。

 

「GBGBR──」

 

 仲間を呼ぼうと声を出そうとした一体の頭を『稲妻(ライトニング)』の魔法が吹き飛ばし、銀髪武闘家の隣に紫電を払いながら令嬢剣士が滑り込む。

 だが、音が出た事に違いはない。周囲から響く重々しい足音が地面を揺らし、それが段々と近づいてくる。

 

「ど、どうしましょう!このままでは……!」

 

「とにかくこの子を連れて逃げるしかない!」

 

「私(わたくし)たちだけならとにかく、子供を背負ったままどうにかできるでしょうか!?」

 

「やるしかない!」

 

 子供を連れて逃げるのは確定事項。

 だが相手は小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の群れだ、地の利もないこの状況で戦っていい相手ではない。

 相手の包囲に穴を開け、そこを子供を担いで強行突破。それしかない。

 

「私の合図でもう一回『稲妻(ライトニング)』をお願い!」

 

「かしこまりました!」

 

 銀髪武闘家の指示に令嬢剣士が返す。

 打てば響くとはまさにこの事、二人は目線も合わさずに行動を開始。

 銀髪武闘家は素早く木に駆け上ると枝の上を飛び移っていき、小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)が下に入った瞬間に落下。

 落下の勢いを乗せた踵落としで自分の胴体程はありそうな頭を蹴り砕き、一体撃破。

 それが斃れると同時に「今!」と令嬢剣士に合図を出す。

 同時に闇を切り裂く閃光が夜の森を駆け抜け、仲間の死亡に驚倒していた小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の腹を貫通し、その後ろにいたさらにもう一体の脇腹を抉り取った。

 

「よし、今のうちに──」

 

 一体は仕留め損ねたが致命傷は与えた。この隙を見逃す訳にはいかない。

 銀髪武闘家は素早く反転し、令嬢剣士と彼女の背後で恐怖に震えている子供を回収せんと走り出すが、同時に目を見開いた。

 二人の背後の闇の中に、濁った黄土色の眼光を捉えたのだ。

 

「──────」

 

 その何かは杖を掲げたかと思うと呟くように何かを唱えた。

 次の瞬間には杖から超自然の力場と共に霧が立ち込め、夜の森に迷う三人を包み込む。

 

(煙幕!?いや、これは、違う!)

 

 そして、それが何かを理解した頃にはもう手遅れだった。

 子供と令嬢剣士がまず倒れ、銀髪武闘家がその場に膝から崩れ落ちるが、寸前で地面に手をついて体を踏ん張らせた。

 頭が異様に重い。視界が霞み、意識が遠のく。

 

(眠りの魔術……!くそ、くそくそ!なんでこんな簡単な手に……!)

 

 歯を食い縛り、全身を襲う眠気に抗おうとするが、ただの人の身で超常の力たる魔術に叶う道理なし。

 彼女の体は地面に倒れ、それでも子供と令嬢剣士に向けて伸ばした手が力なく地面に落ちる。

 

「ごめん、ジル……」

 

 目から一粒の雫を落としながら、愛する人に謝罪の言葉を口にした。

 そしてそんな彼女を嘲笑いながら、杖を掲げたゴブリン──小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)が小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)に指示を出して三人を巣穴へと運ばせる。

 殿のようにその場に残っていた小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)の死体を見つめ、ついで忌々しそうに銀髪武闘家と令嬢剣士に目を向けた。

 仲間を減らされてしまった。この責任、どうやってとらせてやるか。

 孕ませるだけではない、奴らの尊厳を傷つけ、恥辱に塗れさせるにはどうするべきか。

 その用途はどうであれ、他のゴブリンよりも遥かに高い思考を巡らせながら、彼は巣穴に向けて歩き出すのだった。

 

 

 

 

 

 げたげたとこちらを嘲笑う声が聞こえ、それが何かを理解する前に身を切るほどに冷たい水を全身にぶっかけられた銀髪武闘家と令嬢剣士が目を覚ました。

 覚醒と同時に悲鳴をあげる二人は震えながらお互いの無事を確認するが、同時に自分たちを取り囲む大小様々な小鬼の姿を認めて顔色を青くした。

 ゴブリンの巣に連れ込まれた女性がどんな目にあうか、それを知らない二人ではない。

 どうにか脱出したいが、武具は取り上げられている。なぜか肌着(インナー)はそのままだが、脱出するには手が足りない。

 肌着(インナー)の裾を伸ばせばショーツは隠せるが、肌寒さをどうにかするには短すぎる。

 隣でガチガチと刃を鳴らしながら恐怖に震えている令嬢剣士に目を向け、最悪彼女だけでもと考えるが、暖を取るためだろう焚き火が点在する広間にいるゴブリンだけでも二十はくだらない。群れの総数となれば少なくとも三十はいる。

 その内の十体は小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)なのだ、戦力差は絶望的。

 

(駄目だ、逃げられない……)

 

 奇跡的にこの場を切り抜けたとしても、出口もわからない洞窟を彷徨うのは危険だ。それこそ闇の中から這い出たゴブリンに捕まってしまう。

 

(いっそ、私を差し出してあの娘(こ)に行くのを最低限に──うん、それしかない……っ)

 

 胸中で悲痛なまでの表情を浮かべながら、それを一切表に出さずに覚悟を決める銀髪武闘家。

 ひたすらに怯え、恐怖に震えるしかない令嬢剣士はそんな彼女の覚悟を露知らず、どうにかして逃げ出さないか策を巡らせる。

 だがすでに冷静さを欠いている彼女ではそれすらもできず、勝手に追い詰められて焦りを募らせていた。

 片方は冷静で、片方は恐怖に震えている。そんな対照的な二人の前で、不意に二人を囲むゴブリンの群れが左右に割れた。

 

「「ッ!?」」

 

 驚倒に目を見開いた二人が目にしたのは、森で助けようとした少年と、彼の首根っこを掴んで引きずっている小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)の姿だった。

 少年の方は酷く殴られたのだろう。顔は腫れあがり、血まみれだ。だが呼吸はしているのは小さく肩が揺れ、胸も上下している。

 少年を見せつけるように二人の前に転がした小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は、手下のゴブリンから受け取った剣の切先を少年の胸に当てた。

 そしてニチャリと醜悪な笑みを浮かべ、くるくると手のひらの中で剣を回す。

 切先が僅かに少年の胸に抉り、僅かな量だが血が溢れ出す。

 

「やめなさい!」

 

 咄嗟に叫んだ銀髪武闘家の声に、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)はニタリと笑いながら告げた。

 

「コイツ、殺す、ダメ?」

 

 げしげしと少年の頭を踏みながら、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)はただただ愉しそうに嗤う。

 

「服、全ブ、脱ゲ。ソシたら、辞めル」

 

「「……っ」」

 

 その声に、その悪意に、銀髪武闘家と令嬢剣士は同時に目を剥き、自分たちが裸ではない理由を悟った。

 自分たちが寝ている間に全てを済ませればいいものを、こうしてわざと武器だけを奪って肌着(インナー)をそのままにしたのは、こちらの意志で裸になるように仕向けるため。

 

(こいつら、どこまで人を馬鹿にすれば……!)

 

「脱ガない?じゃ、殺ス」

 

 苦虫を噛み潰したような顔で睨みつける銀髪武闘家に、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は煽るようにそう言いながら少年の首に切先を向けた。

 

「待って!わ、私だけでいいでしょ、この娘(こ)は──」

 

「ダメ。二人とモ、脱ゲ」

 

 せめて令嬢剣士だけでも守ろうとするが、彼女の覚悟すらも人質の命一つでねじ伏せる。

 隣で震える令嬢剣士は自分を守るように体を抱くが、怯えた目のまま覚悟を決めたように銀髪武闘家に向けて「大丈夫です」と告げた。

 

「早クしろ。こいツ、殺しテいいノか?」

 

「わかった、わかったわよ!脱げばいいんでしょ!」

 

 二人のやり取りなど関係ないと言わんばかりに、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は二人を急かす。

 そんな忌々しい小鬼を睨みながら怒鳴りつける銀髪武闘家。令嬢剣士も立ち上がり、震える手を握りしめた。

 そして二人は肌着(インナー)に手をかけ、ゆっくりと捲り上げた。

 銀髪武闘家の六つに割れた腹筋が露わとなり、隣では令嬢剣士と薄く筋張った腹が姿を見せる。

 コルセットいらずのくびれた腰は緩やかな曲線を描き、そこだけでも欲情を誘う色香に満ちている。

 どっと沸くように騒ぎ出したゴブリンたちの喧騒の中でも、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は剣を手放さない。

 舐めるような視線を二人に向けながら、急かすように顎を揺らした。

 二人はそのまま肌着(インナー)を脱ぎ捨て、上半身を露わにした。

 銀髪武闘家は頭ほどありそうな豊満な胸を、令嬢剣士は銀髪武闘家と比べれば小さい──けれど一般から見れば十分大きい胸を隠すように腕で覆う。

 まだがブラジャーがあるとはいえ、周囲から向けられる無遠慮な視線を向けられる中での上半身裸は羞恥心以上に恐怖が勝る。

 

「早クしろ!」

 

 だがそれらに怯えていられるほど、状況はよろしくない。

 下着姿の二人は目を合わせ、そっとブラジャーの留め具に手をかけ、それを外した。

 手を離す前に深呼吸を一度挟み、意を決して手を離す。

 支えを失ったブラジャーは布擦れの音と共にそれぞれの足元に落ち、二人の乳房を解放。

 二人は素早く腕で胸を隠すが、すかさず「見セろ」と小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)が急かし、人質の少年の頬を剣の腹で叩いた。

 二人はゆっくりと腕を退かし、豊満な胸をゴブリンたちの視界に晒した。

 重力に負けじと張っている二人の胸は、大きさもさることながら形も整っている。

 もうすぐあれを好きにできるとゴブリンたちが興奮に吼える中、二人は羞恥に肌を赤くしていく。

 げたげたと下卑た嗤い声をあげる小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は、

 二人の下半身を指差しながら「そッちもダ」と更なる脱衣を──全裸になることを要求。

 

「どこまで、人を馬鹿にすれば……っ」

 

 欲望に塗れる黄土色の瞳を睨みながら、銀髪武闘家は歯を食い縛る。

 殺意が胸中を支配する。今すぐにあいつを殴り殺したいという衝動に襲われる。

 だが、従わねばならない。でなければ子供が死ぬ。

 銀髪武闘家はショーツに手をかけ、怒りに任せて半ば引きちぎるようにしてそれを取り払った。

 令嬢剣士も羞恥に震えながら片足をあげ、ショーツを脱いで足元に落とした。

 

「「…………」」

 

 そうして露わになるのは、陰毛も綺麗に整えられた陰部だ。

 ゴブリンたちの熱気がさらに高まる中、下卑た嗤いをこぼす小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は二人に向けて次の指示を出した。

 

「そのママ、四つん這イになレ。犬みたイにナ」

 

 相変わらず少年の頬に刀身の腹を当てながら、急かすようにペチペチの頬を叩いた。

 

「……大丈夫。きっと、彼が来てくれる……」

 

「は、はぃ……っ」

 

 この場においては何の意味もない──けれど確かな希望である言葉を口にしながら、銀髪武闘家はその場に膝をつく。

 令嬢剣士もまた目から涙を溢れさせながら彼女に続き、両膝をついてそのまま地面に手をついた。

 横並びで四つん這いになった二人。豊満な胸が重力に引かれて垂れ下がり、肉付きのいい臀部がゴブリンたちの視線を集める。

 騒ぎ出し、我先にと駆け出そうとするゴブリンたちの一瞥した小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は、ニタリと嗤いながら告げた。

 

「ヤれ」

 

 瞬間、ゴブリンたちが一斉に走り出した。

 我先にと二人にはと殺到し、運良く一番最初にたどり着いた二体が、銀髪武闘家と令嬢剣士の臀部に張りつく。

 二人の口から漏れる嫌悪の悲鳴にも構わず、そのまま勃起した一物を二人の秘部へと押し付ける。

 先走り汁を塗るように亀頭を擦り付け、その快感にピクピクと震えながら、ようやくたどり着いた仲間たちをのろまと嘲笑う。

 

「ひぅ……いや……っいやぁ……」

 

「くっ……!っ……!ぅぅ……!」

 

 涙を流し、啜り泣く令嬢剣士と、唇を噤んで声を押し殺す銀髪武闘家。

 その間にも手持ち無沙汰のゴブリンたちが彼女らを取り囲み、その手で二人の臀部や胸を揉みしだき、わざとらしく爪を立てて引っ掻き傷をつけていく。

 

「っ……!ぐっ……!」

 

「痛っ!痛い……!やめてください……っ」

 

 二人は全身を引っ掻かれる痛痒に体を震わせ、液体が肉体を這い回る不快感に眉を寄せた。

 股間を前後する熱された熱のように熱い肉棒と、全身をまさぐる複数の手の感覚。

 あまりの不快感に全身に鳥肌を立てる二人に、二人の臀部に貼りたく二体は嗤い、顔を見合わせて頷き合った。

 そして同時に腰を引き、先走り汁でテカる亀頭をそれぞれの秘裂に当てた。

 

「こんな、こんなのって……っ」

 

「諦めちゃ駄目。彼がきっと……」

 

 令嬢剣士は純潔をゴブリンに奪われる現実を突きつけられ、銀髪武闘家はそれでも希望に縋る。

 そしてそんな二人を嘲笑うように、ゴブリンの一物が二人の秘部を貫いた。

 

「いっ!?いやあああああ!!!?!」

 

「っ……!ぐっ……!」

 

 令嬢剣士の胎内からぶちぶち!と何かが裂ける音が漏れ聞こえ、破瓜の血が接合部から溢れ出す。

 銀髪武闘家も秘部を強引に掻き分けられる痛みに体を力ませるが、悲鳴をあげまいと歯を食い縛った。

 二人に挿入したゴブリンは恍惚の表情を浮かべると、すぐさま腰を動かし始め、パンパンと音を立てて二人の臀部に腰を叩きつけた。

 肉がぶつかる軽快な音と共に二人の臀部が波打ち、令嬢剣士は悲鳴を、銀髪武闘家は殺意を漏らす。

 

「GOB!GOBR!!」

 

 すると銀髪武闘家に挿れていたゴブリンが何か指示を出し、それを聞いた小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)が仲間たちにそれを伝達した。

 二人に触ることもできなかったゴブリンが二人の前に出ると、一物を二人の目の前に突き出し、テカった亀頭を鼻先に擦り付けた。

 

「いや、いやぁ!臭い、やだぁ!!」

 

「くっ!やめ、ろ!臭いものを、近づけるな!」

 

 強烈な生臭さを孕んだ肉棒に嫌悪感を隠そうともしないが、そんな二人に小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は告げた。

 

「舐メろ。口も、使わセろ」

 

 奴の足元にはやはり少年。人質はいまだ有効であり、二人は指示に従う他にない。

 

「うぅ……」

 

「……」

 

 令嬢剣士は必死に口を噤んでいたが、少年と目の前の肉棒を交互に見つめ、悲痛なまでの面持ちでぺろりと舌を這わせ、銀髪武闘家はただ黙ってゴブリンの一物を舐めた。

 恥垢に塗れ、赤黒く淫水焼けグロテスクな肉の塊を、奉仕するようにぺろぺろと舐め回す。

 一応、ローグハンターとのあれこれで慣れている銀髪武闘家は、ゴブリンの腰が引けるほどのテクニックを見せるが、そんな経験のない令嬢剣士に舐められているゴブリンは不満そうに鼻を鳴らすと、蜂蜜色の髪を乱暴に掴み、強引に彼女の口に一物をねじ込んだ。

 

「んぶ!?んぉ!?んぐっ!?んんん!?」

 

「や、やめなさい!そんなこと──んぼぉ!?」

 

 一気に喉奥までを貫かれ、呼吸ができなくなった令嬢剣士が苦悶の声を上げ、そんな彼女を案じた瞬間に銀髪武闘家の口にも一物がねじ込まれた。

 秘部と口。上下の口に一物を挿れられた二人は、我武者羅に動くゴブリンによって体を前後に揺さぶられ、それに合わせて豊満な胸がばるんばるんも揺れる。

 

「んぐ!?もご!?ぉっ!?」

 

「んん!んんん!!ん──!!」

 

 ごりごりと音を立てて喉の粘膜を削ぎ落とされ、秘部をエラ張ったカリが蹂躙していく。

 ぱんぱんぐちゃぐちゃと、肉がぶつかる音と湿った一物の抽送音。そして二人の悲鳴が広間にこだまする中、不意に二人の口と秘部を貫くゴブリンたちの動きが速くなる。

 

「んん!?ま、まさか……!や、やだ!やら、だ、ださないでくだしゃい……!」

 

「んぐ!んぼっ!ごめん、ジル……っ!」

 

 それに嫌な予感を感じる二人。

 令嬢剣士はゴブリンに懇願し、銀髪武闘家は静かに恋人に謝罪の言葉を口にした。

 その瞬間ゴブリンの一物が膨らんだかと思うと、ドロドロの白濁液を上下の口に同時に吐き出した。

 口内を生臭い液体が支配し、その臭いが鼻を抜けていく。

 

「んぼぉ!?」

 

「んんん!?」

 

 一瞬にして子宮を満たした白濁液は膣内を逆流すると、接合部から粘ついた白濁液が溢れ出し、喉奥を貫いた一物は胃に白濁液を注ぎ込む。

 そして、たっぷり一分かけて精液を吐き出し終えたゴブリンたちが一物を抜こうとした瞬間、

 

「吐き出スな。全部、飲メ」

 

 小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)の無慈悲な指示が二人に届いた。

 口内に溜まった白濁液を吐き出そうとしていた二人はすぐに口を閉じ、粘つき、喉に絡みつくそれを必死になって嚥下していく。

 

「げほ!げほ!うぅ、臭い……」

 

「はぁ……はぁ……」

 

 咽せる令嬢剣士と息を乱す銀髪武闘家。

 小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は二人を見下ろしながら、パチンと指を鳴らした。

 すると、ゴブリンの隊列を掻き分けて二体の小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)が姿を現す。

 股間には大人の腕ほどありそうな巨大な一物が鎮座し、その矛先を自分たちに向けている。

 

「いや、やだぁ。あ、あんなの入りません……っ」

 

 股間を白濁に汚しながら、怯えと恐怖で顔をぐちゃぐちゃにした令嬢剣士が、その巨大すぎる一物に畏怖する。

 銀髪武闘家はきつく歯を食い縛ると、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)に向けて告げた。

 

「あいつら──ううん、デカ物の相手は全部私がする!だから、この娘(こ)にはもう手を出さないで!」

 

 人質を取られた状態での、あまりにも不利な交渉。

 令嬢剣士は「だ、駄目です!あ、あんなのの相手をしたら!」と声を荒げるが、小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は嗤いながら頷いた。

 

「イイだろう。ヤれ」

 

 そしてその指示が飛んだ瞬間、銀髪武闘家はお互いが向かい合う形でひょいと持ち上げられ、自分の拳ほどある亀頭を秘裂に当てられ、ずりゅ!と音を立てて一物がねじ込まれた。

 

「がっ!?ぎっ……!ぉ……げっ!?」

 

 秘部をこじ開けられ、子宮を潰され、内臓が押し上げられる。

 強烈な異物感と不快感に嗚咽を漏らし、全身を痙攣させる。

 

「お、おぇ……!ぐっ、この、くらいで……!」

 

 凄まじい吐き気に襲われながら、それでも気丈に相手を睨む銀髪武闘家。

 そんな彼女の背後に、もう一体のの小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)が立つと、その一物を彼女の菊門に当てた。

 

「!?ま、待って!そっちは──」

 

 彼女はすぐに制そうとするが、その言葉を言い切るよりも早く小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)と一物が彼女の肛門を貫き、直腸を一気に押し広げた。

 

「ぎゃ!?いいい!?おぐぅ!!そこ、違っ、ぎいいいい!!」

 

 前後の穴を貫かれた銀髪武闘家は悲鳴をあげ、首を左右に振って抵抗しようとするが、小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)は彼女を挟むように体を密着させ、彼女の体を腹と胸板で押し潰すと、そのまま自分勝手なタイミングで腰を振り始めた。

 ゴリゴリと音を立てて秘部と直腸の粘膜が削られ、焼けるような痛みと裂けるような激痛が彼女の全身に襲いかかる。

 

「ぎぉ!?おえっ!げっ!んお!?」

 

 ばちゃばちゅと音を立てて一物が根本まで挿入される度に銀髪武闘家の体は震え、目玉がぐるりと回って白眼を剥くが、次の瞬間には激痛によって強制的に叩き起こされる。

 

「だ、駄目、やめて!こ、壊れてしまいます!やめてぇ!!」

 

 もはや鳴くだけの肉人形となった銀髪武闘家の姿に令嬢剣士は悲鳴をあげるが、そんな彼女をゴブリンたちが押し倒す。

 そのまま白濁液を吐き出す秘部に新しい一物が捩じ込まれ、の小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)たちを真似て肛門にも一物が挿入された。

 

「んぎぃ!?う、後ろの穴、までぇ!や、やめて、私の初めて、もう奪わないで……!んぐ!?」

 

 前後の穴を貫かれた令嬢剣士は、もはや愛する人に残せるものが何も残っていない事実に涙を流すが、そんな彼女を嘲笑うようにゴブリンが彼女の口に一物を叩き込んだ。

 そのまま手持ち無沙汰の者は彼女に一物を握らせたり、髪を使って扱いたりと、彼女の全身を使って快楽を貪っていく。

 

「や、やめて……んぎ!その娘(こ)の分もぉぉおお!?私が……んおお!?」

 

 明滅する意識の中、ゴブリンの波の中に消えていく令嬢剣士に銀髪武闘家は手を伸ばすが、その手をの小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)に掴まれ、小枝のように折られてしまう。

 

「ぎぃ!?ああああああああ!?!?」

 

 突然の激痛に悲鳴をあげる銀髪武闘家と、彼女の反応に爆笑するゴブリンたち。

 彼らの宴は終わる事なく、延々と二人を使った処理の時間は進んでいくのだった。

 

 

 

 

 

 あれからどれ程経ったのだろうか。

 流石のゴブリンたちも精力が枯れたのか、二人はようやく解放された。

 

「ぅ……ぁ……」

 

「……っ!……っっ!────」

 

 全身を白く穢された令嬢剣士は焦点の合わない視線をどこかに向け、声を出す余力も残っていない銀髪武闘家は体を痙攣させていた。

 二人の秘部と肛門からは白濁液が溢れ出し、口からも嘔吐するように白濁液がこぼれ出る。

 そんな二人に近づいていくのは二つ(・・)の影。

 一つは小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)。もう一つは先程まで倒れていた少年のものだ。

 

「ぇ……」

 

 銀髪武闘家は絞り出すように困惑の声を漏らすと、少年は自分の顔を掴んだかと思うと皮膚を剥がした(・・・・・・・)。

 その下から露わになるのは、筋肉ではなく緑色の肌。

 少年だったものはげたげたと笑いながら、そのまま全身の皮膚を剥がし、その姿を二人に見せつけた。

 それは人の皮を継ぎ接ぎした服だった。体にぴたりと貼りつくようにサイズが調整された、人に化けるための道具だった。

 一体いつから、いやそもそも最初から……。

 

「ふざけないで、こんな、くそ、くそぉ!!」

 

 銀髪武闘家はなけなしの力で地団駄を踏むように何度も床を叩き、ゴブリンに騙された悔しさに嘆くが、そんな彼女を嘲笑うようにいくつもの足音が近づいてきていた。

 

「次の群れガ来タ。せいゼい、楽シメ」

 

 小鬼呪術士(ゴブリンシャーマン)は少年役だったゴブリン──おそらく副官的立場なのだろう──を引き連れ、洞窟の奥へと消えていった。

 近づいてくる足音の方に目を向けた銀髪武闘家は、少なく見ても三十はいるその群れを前にして、力なく笑った。

 

「はは……ははは……クソッタレ(ガイギャクス)」

 

 そんな彼女の呟きを合図にしたように、ゴブリンたちが走り出し、二人に向かって襲いかかる。

 二人の悲鳴はやがて嬌声へと変わり、喘ぎ声となり、媚びるような言動へと変わっていく。

 少年の死を切っ掛けに心を砕かれた二人は、ゴブリンたちの欲望を満たすだけの肉人形としての生活が待っていた。

 蒼い目の死神が到着するまで休む間もない地獄に、二人の冒険者に堕ちてしまったのだ。

 

 

 

 

 




感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。