ヒロインは孤電の術士。
『スパーク』の指輪を手に入れたローグハンターが、その対価に彼女の体を求めたら……。
辺境の街の片隅。
小川の傍に立つ小さな家に、ローグハンターの姿があった。
そして彼は困惑の表情を浮かべていた。
「なるほど、なるほど!これこそが私が探し求めていたものだ!」
とある依頼で遺跡を根城にしている盗賊を片付け、ついでに遺跡の宝物庫──というよりかは盗賊団の物置だったが──を漁り、手に入れた指輪。
その鑑定を頼むべく、魔女の提案で街外れにいる変人──孤電の術士を尋ねたのだが。
目の前で彼女は差し出した指輪を掲げながらご機嫌にくるくると回り始めたのだ。困りもしよう。
そして一通りはしゃぎ終えた孤電の術士はぴたりと動きを止めると、ずいっとローグハンターと唇が触れそうなまでに顔を寄せた。
ふわりも香る奇妙な臭いは、酒ではなく何かしらの薬品の類。
眼鏡越しに見える緑色の瞳とローグハンターの蒼い瞳が交錯し、絡まり合う。
「ぜひとも、これを売ってくれないか?」
緑の瞳が細まり、笑みを形作る。
ローグハンターは迷うように視線を泳がせ、周りに山積みされている書物や薬品類に目を向けた。
「金以外でもいいのか?」
彼の目的はあくまでも元の世界への帰還だ。変わり者と称される彼女ではあるが、あるいは変わり者だからこそ他では知れない情報もくれるだろう。
『タカの眼』を通して見てやれば、確かに重要そうな物品が金色に輝いて見える。
視線を前に戻せば、相変わらず目と鼻の先にあるのは彼女の顔だ。彼女は何か驚いたように目を丸くしていたが、すぐにニンマリと笑いながらこちらの言葉を待ち始めた。
そんな視線から逃れるように視線を下げれば、ローブ越しでもわかる豊かな胸の膨らみが視界に飛び込んでくる。
ローグハンターは頬を赤くしながら目を逸らす。
孤電の術士はそんな彼を煽るように体をくねらせてローブを張り詰めさせ、その肢体の輪郭を見せつける。
「さあ、君は何が欲しいんだい?」
どこか煽るように笑いながら、
何を言わせたいのかなんとなく分かったし、何より自分とてそれなりに溜まっているのもまた事実。
そこまで夜の技が上手い自覚はないが、いっそこのまま籠絡するのも手ではないだろうか。
「『体』で払え。指輪にはそれだけの価値があるんだろ」
「そう言うと思っていたよ」
彼の返答に得意げに笑った孤電の術士は、部屋の片隅に置かれていた椅子を示して「座りたまえ」と彼を誘う。
溜め息混じりにその椅子に腰を下ろすローグハンター。孤電の術士は彼の足の間に納まるように両膝をついて床に座ると、何を思ってか彼の股座に顔を埋め、器用に口だけで股間のボタンを外し、彼の一物を露出させた。
ボロンと姿を見せたそれは、数日に及ぶ冒険を終えたばかりのためか恥垢がこびりつき、鼻につく刺激臭を放っている。
孤電の術士は思わず顔を顰めながら鼻を鳴らした。
「まったく、こんなものをぶら下げて女の家を訪ねてきたのか?冒険者というのは雑でいけない」
「指輪割るぞ」
「暴力的なものいけない」
はぁ……と溜め息を吐いた孤電の術士は「自分で誘っておいてなんだけど」と悪態を吐きながら、恥垢塗れの一物のエラに舌先を這わせた。
生臭い刺激臭に満ちた固形物が舌先にこびりつき、不快感にぞわりと鳥肌を立てる。
だがこれも指輪のためと自分に言い聞かせて、ペロペロと一物を舐めながら恥垢を削ぎ落とし、自分の舌を汚していく。
「んじゅる……れろ……ぅ……っ!くさっ……じゅるる……」
口内を駆け抜け、鼻の中を抜けていく強烈な刺激臭に孤電の術士は呻きながら一物を舐め、彼の機嫌を損ねないように器用に恥垢を舌の上に乗せたまま、口の中に引っ込めた。
顔を顰めさせながら何度も咀嚼し、その生臭い固形物を噛み砕くと、ごくんと喉を鳴らして飲み込んだ。
「うぇ……っ!これは食べるものではないな……」
けほけほとむせながらローグハンターを見上げてやれば、彼も彼でこいつマジかよと言わんばかりに彼女を見下ろしてきている。
「……あむ」
そんな彼からの視線から逃げるように綺麗にした亀頭を頬張ってやれば、彼は低く唸り一物がぴくりと震える。
そのままわざと音を立てて亀頭を舐めながら頭を前後に動かし、唇や口内の粘膜を使って一物を扱いてやれば、ローグハンターは堪えるように歯を食い縛りながら再び唸る。
そして彼女の頭を掴んで股座に埋まるほど引き寄せ、強引に一物を喉奥まで捩じ込んだかと思えば、射精が行われた。
「んぐ!?!」
口の中から何かを吐き出す異音が漏れ出し、喉の奥に吐き出された固形物なのではと思うほどに粘ついた白濁の塊は飲み込む他になく、彼の欲望の塊が胃の中へと落とされていく。
たっぷり二分かけて行われた射精が終わると彼女の頭を解放し、離れようともがいていた彼女は勢いのままに彼から離れた。
「げほっ!げほっ!はぁ……はぁ……容赦ないね、まったく」
大きく肩を揺らしながら必死に息を整える孤電の術士。
息を吐く度に彼のものと同じ臭いが鼻につき、うぷ……とえづいてしまう。
「…………」
対するローグハンターは背もたれに寄りかかりながら、もう終わりかと言わんばかりに彼女を見つめ、机の上に放置された指輪に目を向けた。
持って行ってしまおうかと手を伸ばせば「まあ、待ちたまえ」と待ったがかかる。
彼女はローブを中に手を入れるともぞもぞと身動ぎを繰り返し、何かを取り出す。
そのままそれをローグハンターの顔に投げつける。
「服を脱ぐから、それまでそれで慰めていたまえ」
顔に貼り付いたそれを鬱陶しそうに剥がすローグハンター。
それは飾り気のない、彼女の下着だった。二つの
「…………」
それを困惑しながら眺めたローグハンターは、何を思ってか
ぬんと香ってくる汗と薬品の混ざった臭い。だが不思議と不快感はなく、むしろ興奮を煽ってくる。
射精を終えて萎えていた一物が、固く太く勃起していき、肉の棒が反り返っていく。
彼が視線を向ける先では孤電の術士が気怠そうに、けれどこちらを煽るように体を揺らしながらローブを脱ぎ、ショーツ一枚の裸体を晒していく。
ローグハンターがごくりと生唾を飲むと、それが聞こえていたのか彼女は悪戯っぽく笑いながら彼に背を向けた。
そのまま日に当たっていないためか病的なまでに白い臀部を彼に突き出し、片手でショーツをずらして僅かな湿り気を帯びた秘部を彼に見せつけた。
「ほら、ここだ。体で払うんだ、せめて私も気持ちよくしてくれよ」
肩越しに振り向きながらそう言う孤電の術士。
ローグハンターはブラジャーを適当に投げると椅子から立ち上がり、突き出された彼女の臀部を鷲掴む。
柔らかな尻の肉が指を受け止めて形を歪める中で、ローグハンターは亀頭を秘部に押し当てる。
そのままゆっくりと腰を前に突き出して一物を、挿入していく。
「くっ……!づっ……!せめて、もう少し前戯をだな……っ!」
下腹部を貫く異物感。肉を掻き分けられ、未開の地をこじ開けられる痛みに孤電の術士が呻き声を漏らす中、ローグハンターは知るかと言わんばかりに彼女の体を抱き寄せ、さらに一物を捩じ込んだ。
「うぐぅ……!」と苦しげな声を漏らす孤電の術士の声に昂りつつ、ローブの下からでも確かに存在を主張していた胸を揉んだ。
「ひぅ……っ♡まったく、これだから男というのは……!んっ……♡快楽を覚えた猿のようだな……っ♡」
胸をこねくり回され、時折わざとなのか偶然なのか乳首を指で引っ掻かれながら、孤電の術士は彼を嘲る。
そんな自分を馬鹿にした彼女を窘めるように腰を突き出し、秘部を一突きしてやれば、「ひぅ♡」と上擦った声が彼女の口から漏れる。
そのままローグハンターが腰を振り出せば、一物が秘部の奥底を叩く度に孤電の術士の口からは嬌声が漏れ、ビクビクと臀部が震える。
「具合がいいな。意外と慣れているのか?」
「喧しい……っ!ああっ♡んああ♡♡」
一物を引き締め、ひだが中に誘うように蠢いて一物をくすぐってくる。
中々に気持ちがいい。だがそれはそれとして責めは続ける。腰を振りながら片手で乳首を指で摘んでやり、もう片方の手で胸が変形するほどの力で揉んでやる。
「っ……♡この、そこはやめろ……っ!んぁあ♡あああ♡♡」
胸を責められる度に甘い声が漏れ、膣肉の締め付けが強まる。
ローグハンターはそれに心地よさそうに目を細めながら、不意に彼女の後頭部に顔を埋めた。
顔を顰めるほどに強烈な汗の臭い。だがそれを肺いっぱいに吸い込んだローグハンターは、ふっと思わず笑ってしまう。
ビキビキと一物がさらに固くなり、彼女の胎内をさらに圧迫、さらに奥へと伸びていく。
「っ……!?ま、まだ大きくなるのか!?」
大きくなる胎内の異物感に驚く孤電の術士。
ローグハンターは「当然だ」と鼻を鳴らし、ずん!と腰を突き出した。
ずりゅ!と湿った摩擦音共に膣肉が掻き回され、亀頭が子宮口を押し潰す。
背筋を駆け抜ける鋭い快感に孤電の術士は背中を仰け反らせながら嬌声をあげ、ガクガクと膝を震わせた。
絶頂を迎えたのだろう。接合部からはとろりとした愛液が溢れ出し、床へと垂れていく。
「さっきまでの余裕はどうした?俺がまだ射精してないぞ……!」
「ひぐぅ!?♡ま、待て……っ♡今は動く、なぁああ♡♡」
だがローグハンターは構うことなく腰を振り始め、痙攣しながら絶頂の余韻で敏感になった膣肉が一物のカリで掻き回され、腰を引けば大量の愛液が吐き出される。
「んぁ……♡ああああああ♡♡♡ま、待て!少し、休ませててくれ……!んぐ!?♡♡」
体を震わせながら快感に喘ぐ孤電の術士。
膣奥を突かれる度に嬌声をあげ、その合間に休憩を懇願するが、その口をローグハンターの唇が塞いだ。
口からこぼれ落ちた舌をローグハンターの舌が捕まえ、唾液を塗りたくって彼女の口内粘膜を上書きしていく。
「んんんっ♡♡んぁ♡んじゅる!あああああああ♡♡♡」
口内を舐めまわされ、胸をぐちゃぐちゃに揉まれ、膣肉を掻き回される。
孤電の術士は重ねられる快感に混乱しながら喘ぎ、何度も絶頂を繰り返す。
そして一際強く膣肉が引き締まった瞬間、ローグハンターは射精が行われた。
びゅるびゅると音を立てて彼の欲望が吐き出され、彼女の子宮と膣内を白く染め上げていく。
「〜〜〜♡♡♡」
ローグハンターに唇を塞がれ、声にならない嬌声をあげて絶頂する孤電の術士。
ローグハンターが顔を離せば、口からだらしなく舌を溢れさせながら蕩けた瞳で彼を見つめた。
彼はそんな彼女に微笑むと一物を抜き、そのまま彼女を床に押し倒した。
そのまま向かい合わせのまま正常位で一物を捩じ込んでやれば彼女は再び嬌声をあげ、そのまま手を首に回して抱き締めてくる。
「んぁ♡いい、いいぞ……♡もっと、奥、までぇ……♡」
客に媚びる娼婦のように腰をくねらせて一物を刺激しながら、彼女は笑った。
それに応えるようにローグハンターも腰を動かして一物を操り、彼女の胎内をかき混ぜる。
互いの指を絡めるように手を繋ぎ、どちらからもわからないままに再び口付けし、二人が絶頂を迎えたのはほぼ同時。
子宮を満たす彼の温もりに頬を緩ませる孤電の術士は、そのまま覆い被さる彼を抱えながら寝返りを打ち、上下を反転。
そのまま騎乗位のまま彼の上で跳ね始め、子宮の奥底を自ら差し出し、貫かせる。
快感に蕩ける彼女の顔と、動きに合わせて揺れ動く彼女の胸を纏めて視姦しながら、ローグハンターは笑う。
飛び散る汗が顔につくのすら厭わずに上体を起こし、自分の上で踊り狂う彼女を抱き寄せ、騎乗位から対面座位へ。
そのまま互いで互いを貪るような時間が続き、ローグハンターと孤電の術士はまさに欲望のままに乱れていく。
「んっ……♡ほら、男はこういうのも好きなんだろう?ほら♡ほら♡」
彼女の胸に挟ませて、そのまま谷間に欲望を吐き出した。
「んぐ!?♡んぼっ!?♡んぼぉ♡♡♡」
彼女に咥えさせて、そのまま口の何に吐き出した。
「ひぐぅ!?♡♡この、赤子じゃないんだぞっ♡この、変態……っ♡」
彼女の乳首を咥え、吸い上げてやった。
「や、やめろぉぉぉおおお♡♡しょ、しょこぐりぐりするなぁあああ♡♡♡」
彼女の陰核を指で虐めまくってやった。
「んぉぉおお♡♡んぎぃいいいいい♡♡♡ぉ────…………♡」
潮を噴いても手は止めず、彼女が気絶するまで責め立ててやった。
彼女の家を訪ねた時はまだ高かった陽も、山の輪郭の向こうへと消えても二人の交わりは終わらない。
そして次の日の朝陽が窓から差し込んだ頃、二人はベッドの上で寄り添うように眠りに落ちるのだった。
そして、二人が起きたのは昼が過ぎた頃だった。
「ふふん。これでこの指輪は私のものだ……!」
「そうだな」
ベッドの上で件の指輪を弄びながら子供のように笑う孤電の術士。
隣で頬杖をしながら寝転がるローグハンターは、彼女の裸体を眺めながら苦笑した。
いくつも残る鬱血のあと。自分の体にも同じような痕が残り、何なら噛み跡まで付けられている始末。
「ああ、そうだ」
やれやれと困り顔を浮かべる彼に、孤電の術士が振り返る。
「これも何かの縁だ。私の仕事も手伝ってくれないかい?」
無邪気なまでの笑みを浮かべながらそう問いかける彼女に、ローグハンターは「構わんが」と返し、そして意味深に笑んだ。
「報酬にもよるがな」
「それは、もちろん……」
彼の一言に孤電の術士は妖艶な笑みを浮かべ、自身の裸体を見せつける。
「何度でも貪ってくれたまえ。どうやら、互いに相性がいいらしい♡」
彼女の返答にローグハンターは胸中で少々邪悪な笑みを浮かべる。
とりあえず彼女の懐に入ることはできた。あとは上手く利用して、元の世界へと帰還へと足掛かりにするだけだ。
対する孤電の術士もまた胸中で笑みを浮かべる。
不意に彼の瞳に見えた輝きは、時折文献で見かける『外の世界』から来たと言う異邦人に関する記述も一致している。
彼と一緒にいれば、盤の外を目指すという荒唐無稽な自分の夢も現実味も帯びるだろうと、彼を利用する算段を立てていたのだ。
さて、どんな無茶振りをしてやろうかと互いに思慮する二人は、そんな内心を隠すように唇を重ね、濃厚なキスを堪能する。
そうして二人揃って胸中で相手を利用することしか考えていない両者。
だが半年もしない内に互いに情が湧いた挙句、あれこれと適当な理由をつけて目的そっちのけの二人旅を楽しみ始めるのだが、それはまた別の話だ。
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。