※この作品はR-18です。

SLAYER'S CREED +α R-18   作:EGO

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Memory12-8の後。記憶が欠け、それでも戦地に赴く彼の為に。




Memory07 楔

 地母神の神殿の一室。

 かの神の教えにより質素な趣のある部屋には月明かりが差し込み、それに照らされるようにローグハンターと銀髪武闘家がいた。

 ベッドの上で向かい合う二人は既に服を脱いでいるが、照れからか頬を朱色に染め、そっと触れ合うように口付けた。

 唇同士が軽く触れるだけのものではあるが、すぐに唇を離したローグハンターは照れたように耳まで赤くなりながら顔を背けた。

 随分と初心な──記憶が欠けているのだから当然の──反応に銀髪武闘家は思わず苦笑すると、彼の頬を撫でてもう一度口付けをした。

 目を閉じてそれを受け入れたローグハンターに対して、銀髪武闘家は前回の意趣返しのように容赦なく、僅かに開いた口の隙間から舌を捩じ込んだ。

 今度は逃げないように頭を押さえ、驚いて固まる彼の舌に蛇さながらに襲い掛かった。

 

「んぐっ、んん……」

 

 彼は慣れない状況に息継ぎをままならずに声を漏らすと、銀髪武闘家は「ぷあっ」と可愛いらしい声を漏らして唇を離す。

 彼女は手慣れた様子で笑うが、ローグハンターははぁはぁと肩を揺らして呼吸を整えようと必死になっていた。

 キス二回で随分と疲弊した様子の彼に苦笑すると、そのまま彼が回復する前に肩を押し、ベッドに押し倒した。

 ぼふっと音をたてそうな程、無防備にベッドに倒れた彼に馬乗りになり、まだ勃起しきっていない彼の逸物に手を触れた。

 

「……っ!」

 

 自身の急所を問答無用に触れられたローグハンターは目を見開くが、彼女は「大丈夫だよ」と子供に言い聞かせるような優しい声音でそう告げると、彼の逸物を扱き始めた。

 彼女としては女性のそれにはほど遠いと思うそれも、彼としては満足いくものなのか、彼の逸物は手が上下する度にびくびくと跳ねる。

 その結果に銀髪武闘家は嬉しそうに笑い、更に手の動きを激しくさせる。

 亀頭から漏れた先走り汁を手に塗りたくり、それを潤滑油代わりに更に手を滑らせる。

 

「……っ!っ!……っ」

 

 ローグハンターは声もなく体を震わせながら、背筋を駆けるぞわぞわとした悪寒のようなものに耐えるため、思い切り歯を食い縛った。

 そんな彼の表情に内に秘められた嗜虐心がくすぐられ、銀髪武闘家は妖しげな笑みを浮かべた。

 

「ふふっ。キミって意外と可愛い顔するよね……」

 

 彼女はそう言うと、先走り汁でてかてかと輝く彼の逸物を押さえつけ、その上に股がった。

 まだ湿っていない秘部を彼の逸物に押し付けて、「いくよ」と声をかけて腰を前後に揺らし始めた。

 くちゅくちゅと音をたてて秘部と逸物が擦れ、ローグハンターは苦悶の表情を浮かべながら唸るような声が漏れる。

 

「ぐぅ、あっ……」

 

「ふふ。可愛い……」

 

 そんな彼の表情に更に興奮しながら、銀髪武闘家はご機嫌そうに目を細めた。

 普段の彼ならここまで表情に出したりしない。久しぶりに彼の新たな一面を発見できたからだ。

 

「んっ……」

 

 そんな時、彼女の体がびくりと跳ねた。

 興奮から勃ち始めた陰核が、彼の逸物に擦れて快感を与え始めたのだ。

 

「ひっ……っ!んっ……あっ……」

 

 彼女は体をピクピクと震わせながら声を漏らすと、ローグハンターがちらりと彼女へと目を向け、「大丈夫か……?」と声をかけた。

 その声音はいつもと変わらず、彼が彼女の事を心配している時のそれで、銀髪武闘家は体を震わせながら「大丈夫っ……!」と気丈な笑みを浮かべた。

 それでも表情が変わらない彼を説得するように「大丈夫だから!」と僅かに語気を強めながら言うと、ローグハンターは「なら、いい……」と僅かに目を逸らしながら頷いた。

 銀髪武闘家はハッとしてすぐに「ごめん」と謝ると、ローグハンターは「気にするな」と微笑み混じりに首を振った。

 

「むぅ……」

 

 おかけで余計に悪い事をした気がして、銀髪武闘家は頬を膨らませた。

 何故か不機嫌になった彼女の様子にローグハンターが首を傾げると、銀髪武闘家は自身の頬を叩いて「よし!」と気合いを入れた。

 

「な、何がよしなんだ……?」

 

 突然の彼女の行動に驚きつつ問うと、銀髪武闘家は「私に任せて」と豊かな胸を張った。

 ただですら豊満なそれが更に強調され、ピンと勃った桃色の乳首がローグハンターの視線を釘付けにする。

 その隙に彼女は「よいしょ」と腰を上げると、血管が浮かび上がる程に勃起した彼の逸物を捕まえ、自身の秘裂がその真上になるように位置を調整。

 彼女は一度深呼吸をすると「いくよ」と声をかけ、ローグハンターは無意識に何かを察して頷いた。

 それを合図にして、彼女はゆっくりと腰を落とす。

 先走り汁や愛液に濡れた亀頭はぬるりと彼女の秘部に入り込み、解れていなかった膣肉を掻き分け、子宮口にキスした。

 必死に声を我慢して体を震わせていた彼女だが、やはり子宮口に触れた瞬間だけは我慢出来なかった。

 

「ひんっ!」

 

 彼女は口から甲高い声が漏らしながら意味もなく口をパクパクと動かし、膣肉が彼の逸物を扱くように蠢めく。

 

「んっぐぅ……おぉ……」

 

 きゅうきゅうと締め付けてくる膣肉と、キスするように吸い付いてくる子宮口の責めに、ローグハンターは呻きながら体を震わせ、逸物を登ってくる射精感に耐えていた。

 記憶が欠けても体は耐え方を覚えているのか、ぎりぎりの所で踏み留まり、けれど一方的に溜まっていく快感はどうしようもならずに苦悶にも似た声を漏らす。

 そんな彼に構わず、銀髪武闘家は腰を上下させ始めた。

 

「あふっ、んっ、うぅ、あぁ……っ」

 

 口から熱のこもった息を吐きながら、彼女は彼の逸物を堪能するために目を閉じた。

 視覚を自ら封じる事で触覚を敏感にさせ、甘い快感を強引に強いものに変換し、腰の動きを一層激しくさせる。

 

「んひっ!うっ!ぐぅっ、ひぅ!」

 

 強くなった快感により膣肉の締め付けが更に強まり、ローグハンターの表情に余裕が消えた。

 

「お、おいっ!待て……っ!」

 

「あっ!ひん!ひぎゅ!あ、ぐひゅ!」

 

 ローグハンターの声を無視して、彼女はひたすらに快楽を貪る。

 体が動く度に胸が大きく揺れ、浮かんだ汗は月明かりに照らされて光を放つ。

 その淫らな姿はどこか幻想的で、神秘的で、ローグハンターは思わず手を伸ばした。

 だが伸ばすだけで触る事はなく、行き場所を失った手は宙をさ迷い始める。

 

「あっ!ひっ!はひ!……んぁ?」

 

 喘ぎ声を漏らしていた銀髪武闘家は薄く目を開けて、宙をさ迷う彼の手を見つめて疑問符を浮かべた。

 だが、すぐに笑みを浮かべると彼の手を掴み、そのまま揺れる自身の腕へと押し付けた。

 彼の手はゆっくりと胸に沈んでいき、指を例えようのない柔らかさに包まれていく。

 柔らかさの先には確かな張りがあり、ある程度沈めば押し返してくる感覚は、いつまでも触っていたいと思う程度には心地がよい。

 

「──っ!」

 

 無意識の内に指を動かして彼女の胸を揉んでいたローグハンターは、ようやく状況を把握したのか目を見開いた。

 慌てて手を離そうとするが腕が言うことを聞かず、指は勝手に蠢いて彼女の胸を堪能する。

 

「ひっ!あっ、やっ!しょこ!しょこ、いいのぉ!もっとさわってぇ……っ!」

 

 胸を触られた──触らせたと言うべきか──銀髪武闘家は目を剥いて快感に悶えると、彼の手は逃がさないと言わんばかりに力強く握る。

 僅かに骨が軋む音がするのと同時にローグハンターは思わず手に力を入れてしまい、彼女の胸を思い切り握り締める結果となった。

 

「──んあ゛!?いだいっ!まっで!いだいがら!」

 

 快感とは違う感覚に彼女は思わず体を捩るが、ローグハンターの手は離れない。

 僅かに力は抜けたものの、彼の手は離れずに食らいついてくるのだ。

 その間にも彼の手は絶えず胸を揉んでおり、痛みのせいで感覚が研ぎ澄まされてしまったのか、優しい手つきでもそれなり以上の快感を彼女へと与え始めた。

 

「いぎぁ!?ひっ、あっ!きもちいい、きもちいいのぉ!」

 

 そして快感が彼女の理性を蝕み始めると、彼女は己の欲求のままに腰を振り始めた。

 上下に加えて前後左右、あるいは奥に当てながら腰を回して奥を掻き回させる。

 その度に彼女は嬌声を漏らし、膣肉の締まりはより一層強いものへ。

 

「あぐっ!ぎ、ああっ!?いい!いいの!もっと、もっとちょうらい!」

 

「くっ……おおっ!」

 

 パンパンと音がなるほどの勢いで腰を叩きつけられていたローグハンターは低く唸ると、無意識の内に腰を突き上げた。

 狙ってもいないのに彼女が腰を降ろすタイミングとばっちりに合ったそれは、彼女の子宮口を押し上げ、子宮を押し潰す結果となった。

 

「かっ……!あっ……うっ……!」

 

 鳩尾を殴られたような衝撃に彼女は肺の空気を吐き出し、腹の奥からくる圧迫感に目を見開いて細かく空気を漏らして腰の動きを止め、腰が抜けてしまったのか彼の体に倒れこんだ。

 同時に彼の手が胸から離れると、今度は胸板に胸を押し付ける形となり、彼女は「んあっ!」と声を漏らした。

 潰れた胸をクッション代わりにして、彼女は呼吸を整え始めると、下から激しい呼吸音が聞こえ始める。

 

「ふーっ!ふーっ!ふーっ!……くぁ」

 

 それはローグハンターも同じようなもの。彼女が動きを止めた為、ようやく息継ぎができるものの、溜まった快感は解放の時を見失い、いわゆるお預け状態となっていた。

 だが彼は自分から動くことはなく、彼女を心配そうに眺めるのみだ。

 

「キミが……動いて……いいよ……?」

 

 そんな彼に向けて、銀髪武闘家は瞳を潤ませながら声をかけた。

 お預けされたのは彼女も同じだ。いつもなら同じ状態になっても彼の容赦ない責めで絶頂を迎える事が出来たが、今回はそれがない。

 彼女が「おね、がい。動いてぇ……」と上目遣いで懇願すると、ローグハンターは生唾を飲み込んで彼女の秘部を貫いたまま彼女を抱き締め、くるりと体を反転させた。

「あっ……」と彼女は切ない声を漏らすと、上下反転した事で見下ろしてくる彼の顔を見つめた。

 金色に輝く双眸が真っ直ぐにこちらを見つめ、理性と本能の間で揺れているのが見て取れる。

 銀髪武闘家は微笑むと「大丈夫だから」と声をかけ、「動いて」と更に懇願した。

 ローグハンターはゆっくりと頷く、様子を確かめるように腰を振り始めた。

 

「んっあぁ。うぅ、あ……」

 

 膣肉をゆっくりと引っ掻かれた彼女は、切なげな声を漏らし、膣肉がきゅうきゅうとおねだりするように彼の逸物に吸い付く。

 

「おねだい……。おもいっきり、うごいてぇ……」

 

 あまりの切なさに銀髪武闘家はついに折れ、ローグハンターの頬を撫でながらそう懇願した。

 ローグハンターは数度瞬きすると、短く息を吐いて気合いを入れた。

 瞬間、彼の動きがより活発となる。

 ずりゅずりゅと音をたてながら逸物が秘部を出入りし、鋭いかりが削るようにして膣肉を刺激する。

 

「ひぐっ!あひっ!きたっ!きたぁ!これ、これなのぉ!もっとしてっ!パンパンしてぇ!」

 

 銀髪武闘家は彼の腰に足を巻き付けると、「もっと、もっとぉ!」と理性を捨てた声で更に懇願した。

 それに合わせて彼女の膣肉が締まり、ローグハンターは「くぉ……っ!」とくぐもった悲鳴をこぼす。

 だが止まらない。ここで止まったら、彼女が満足出来ないし、何より自分も満足出来ないからだ。

 

「くっ、おおおっ!」

 

 ローグハンターは気合い一閃と共に腰の動きを激しくさせ、引き締まった膣肉を己の分身でもって掻き分け進む。

 

「ひが!?んっ、んん!いいのぉ!キミのこと、しゅき、しゅきなのぉ!」

 

「……っ!」

 

 彼女の突然の告白にローグハンターは僅かに狼狽えるも、気合いを入れて腰を更に突き出した。

 彼の逸物が何度目かもわからない子宮口とのキスを果たすと、ローグハンターの我慢が限界を超えた。

 

「ぐっ!」

 

 彼の口から小さな呻き声が漏れると、鈴口から熱々に熱せられた精液が解き放たれた。

 

「ん!んぎゃ!?あつ、あつい!イく!こんなの、むり!イっちゃう、イくのぉ!!」

 

 銀髪武闘家が絶頂を迎えたのはそれとほぼ同時。

 彼女は彼の下で絶頂に喘ぎながら体を揺らすと、ローグハンターは逃がさないと言わんばかりに彼女の体を抱き寄せ、最後の力をもって逸物をさらに奥へと押し込んだ。

 ごりっ!と聞き馴染んできた音が漏れたかと思うと、

 

「あっ!ぎ、ああああああああああああっ!!!」

 

 彼女の口から悲鳴が漏れた。

 いまだに精益を吐き出す鈴口が子宮口の中に侵入し、子宮に直接精液を注ぎ込んだのだ。

 

「ああああっ!ああっ。あっ、へぁ──……」

 

 有らん限りに目を見開いていた銀髪武闘家は僅かに声を漏らすと、途端に静かになった。

 ローグハンターは深々とため息を吐くと、ようやく精液を吐き出す終え、小さく萎えた逸物を彼女の秘部から引き抜き、彼女の上から退いた。

 天井を見上げながら荒れた呼吸を繰り返し、突然襲ってきた倦怠感からゆっくりと目を閉じる。

 恋人と愛し合えるのは今日まで。欠けた記憶を取り戻す為、そして脳裏にこびりつくあの男を殺すために、明日からは──。

 

「俺の役目(ロール)を、果たさないとな……」

 

 自らに言い聞かせるようにそう言うと、彼はそのまま寝息をたて始めた。

 今は疲労を回復させることが最優先。今は、彼女の隣にいることが最優先だ。

 

 

 

 

 

 一方的その頃、天上の神々。

 かつて来たりし者に宣戦布告された神様たちは一様に苛立ち、憤っている中で、一人だけ照れたように赤面している神様がいました。

 

『こ、こんな状況でもするなんて……』

 

 慈悲深き地母神様です。

 地母神様はそう言うと、並んで眠る二つの駒を優しく撫でました。

 神様たちが争う事になっても、神様たちには仕事があります。それはしっかりと果たさねばなりません。

 

『どうか二人に恵みがありますように』

 

 地母神様はそうやって祈りを捧げると、そっと誰にも気づかれないように骰子(さいころ)を振ります。

 結果は──残念。何とは言いませんが今回も外れのようです。

 まあ二人が確率の高い日(クリティカル)を避けてやっているのだから当たり前ではあるのですが、毎回外れというのも何だか切ないもの。

 地母神様は不満そうに口をへの字に曲げると、ぷりぷりと可愛らしく怒り始めます。

 二人がこの優しき神様を満足させられるのは、あと一年後。

 けれど、それを知っている人は誰もいません。

 神様にだって、二人にだって、未来の事はわからないのです。

 

 

 

 

 

 からからと骰子を転がす乾いた音が聞こえた気がして、銀髪武闘家は目を覚ました。

 ぼーっと天井を見上げたまま首を巡らせ、隣で眠る彼の姿を見つけると、小さく微笑んだ。

 ころりと寝返りをうって彼の方に体を向けると、そっと彼の頬を撫でた。

 自分に関しての記憶がないにも関わらず、こうして無防備な寝顔を見せてくれるのは心地よく、無性に嬉しくなる。

 だからという訳ではないが、

 

「──絶対に、帰ってこようね」

 

 眠る彼にそう告げながら、彼の額に口付けを落とす。

 

 ──どうか、彼に祝福を……。

 

 彼女の細やかな祈りは、果たして神には届いたろうか。

 神官でもない彼女がそれを知る術は、何一つとしてなかった。

 けれど確かに、彼女の真摯なる祈りは慈悲深き地母神に届いていた。

 

 ──この細やかな祈りが、後に世界を救うのだ。

 

 

 




感想等ありましたら、よろしくお願いします。

余談ですが本編のMemory12-8を書いている頃は、ログハン死亡ルートなんてものがあったんです。
最終決戦でラスボスと刺し違えでログハンが死に、帰還直後に銀髪武闘家の妊娠が発覚する的な。
でも「ここまで来て死ぬものなぁ」と思う程度には、ログハンと銀髪武闘家のカップルに愛着があったので没に。
この話はその名残みたいたものです。
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