※この作品はR-18です。

SLAYER'S CREED +α R-18   作:EGO

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前回の続き。

王妹を逃すことには成功した銀髪武闘家だが、代わりに彼女が物乞いたちに捕まってしまい……。

今回は少々リョナ的表現に注意です。


Memory?? 暗闇に囚われて② ※

 多くの人々で賑わう王都。

 そんな人々の笑い声や歓声から切り離された下水道の奥で、その宴は行われていた。

 

「んぎっ!?ぎぃ!?ぐっ!?」

 

「おうおう!いい締め付けだな、冒険者さんよっ!」

 

「後ろの穴も離そうともしねえ!随分とお盛んなんだなっと!」

 

「ぐぎっ!?ああ!?ッ………!!?」

 

 苔に覆われ、カビ臭い石材に四方を囲まれた下水道の片隅。

 天井から伸びる錆びた手錠に両手を繋がれ、両足も開くように床に固定され、逆Y字になるように拘束された銀髪武闘家が前後から男に挟まれ、秘裂と菊門に一物を捩じ込まれていた。

 ずちゃずちゃと、潤滑油代わりに一物に塗りたくった何かもわからない液体越しの摩擦音と共に二本の肉棒が抽送され、彼女の胎内を掻き回す。

 体が揺すられる度にガチャガチャと鎖が揺れ、手首に食い込んだ手錠が肌を傷つける。

 

「ほらほら、あの小娘はどこにやったかさっさと言えよ」

 

「しんどいだろ?俺たちが終わっても、すぐに次が来るぜっ!」

 

 彼女を犯す二人は便宜上は尋問官だ。

 彼女が逃した王妹の情報を引き出すように物乞いの王から指示されてはいるが、そんな尋問官が牢屋の外で列をなしていた。

 

「がっ!?ぎぃ!?だ、誰が、教えるもんですか……ッ」

 

 胎内を貫く激痛に喘ぎながら、銀髪武闘家の心は折れない。

 殺意宿した瞳で正面の男を睨みつけ、僅かに狼狽えさせる。

 だが、それは顔の見えない後ろの男には関係のない話だ。

 ずん!と腰を突き出して亀頭で直腸を刺激してやれば、瞳に宿っていた殺気が霧散して「んぎぃ!?」と苦悶の声を漏らす。

 

「チッ!ひびらせんじゃねぇよ!」

 

 正面の男は怒号と共に腰を突き出し、押し潰した子宮越しに内臓を押し上げる。

 

「おげっ!?ぇ……っ!?ぉえ!?」

 

 どちゃどちゃと湿った鈍重音を胎内から漏らし、えずく銀髪武闘家。

 秘部のみならず内臓まで掻き回されるような異物感と激痛に目から涙が溢れ、閉じられない口の端から涎が垂れる。

 胎内を抽送する異物を追い出そうと膣肉が引き締まり、ヒダが蠢くが、男たちはそれを極上の奉仕のように受け止め、ぶるりと背筋を震わせたかと思うと、射精を行った。

 

「んぎぃ!?熱っ!?ああああああああああ!?!」

 

 途端に子宮と腸にぶち撒けられる男たちの欲望の塊に銀髪武闘家は悲鳴をあげた。

 男たちは「「おおっ……」」と気の抜けた声を漏らしながら限界まで腰を突き出し、彼女の奥の奥まで精液を注ぎ込んだ。

 たっぷりと時間をかけた射精を終えた二人が離れると、秘部と菊門からボタボタと音を立てて白濁液が垂れ落ち、彼女の足元の白濁液や今日やゴミが溜められた溝に落ちていく。

 本来なら捕虜が排泄したものを流すためのものだが、既に詰まって使えないそれはただのゴミ溜めに成り果てていた。

 男たちが「またな〜」と下賤な笑みを浮かべながら退室していくと、代わりに入ってきたのはガタイのいい大男だった。

 ゴキゴキと指を鳴らした彼は、その剛腕で銀髪武闘家の腹を打ち抜いた。

 

「〜〜〜〜っ!?!?」

 

 鈍重音を響かせ、体をくの字に曲がる銀髪武闘家。

 だが四肢を拘束されている状況では上手く受け流すこともできず、がはっ!?と肺の空気を吐き出した。

 大柄な男はそのまま力任せに拳と蹴りの乱打で彼女の全身を打ち抜いていく。

 

「がっ!?ぎぅ!?あぎゃ!?ぎっ!?」

 

 傷だらけになりながらも整った顔に。

 腹筋が目立つ腹に。

 筋張りながらも見事な曲線を描く足に。

 筋肉質な背中に。

 肉付きのいい臀部に。

 拳がめり込む度、蹴りが打ち込まれる度、彼女の体を破壊する鈍重音を響かせながら、男の暴力の嵐に晒される。

 数分かけて彼女の全身を痛めつけた男は、痛苦に喘ぎながら俯く彼女の髪を掴み、彼女の顔を持ち上げた。

 

「あの小娘の居所は?」

 

 大柄な男はそう問いかけた。

 おそらく物乞いの王の直属の部下。本当の尋問官だったのだろうと、今更ながら気づく。

 

「…………ッ」

 

 だからこそ、銀髪武闘家は何も言わない。

 頬を腫れ上がらせ、切れた唇から流血し、それでも瞳から戦意が消えていない。

 大柄な男はその顔に不愉快そうに唸ると、そのまま彼女の首を掴んで締め上げた。

 

「がっ!?ぁ……!?ぎッ……!」

 

 首を絞められ、息ができず、酸素を求めて口を開閉させながら喘ぐ銀髪武闘家。

 大柄な男は片手で彼女の首を絞めながら、一物を彼女の秘部に捩じ込んだ。

 

「っ!?!?」

 

 先程の男たちとは比にならない太さと長さに銀髪武闘家は声にならない悲鳴をあげた。

 大柄な男はそのままもう片方の手で彼女の腰を掴むと、自慰用の玩具(オナホール)のように彼女の体を乱暴に動かして一物を抽送させる。

 

「んぎっ!?がっ!?ぅ……?!ぁう………!?」

 

 首を絞められ、碌に息もできない中で胎内を掻き回され、苦渋に満ちた顔で喘ぐ銀髪武闘家。

 大柄な男は食いちぎらんばかりの締め付けにご機嫌そうに微笑むと、そのままへし折らんばかりに彼女の首を締め上げた。

 

「…………!?!!!」

 

 銀髪武闘家の顔が真っ赤になり、口の端から泡が溢れる。

 接合部からちょろちょろと音を立てて尿か漏れ、太腿を伝って足元の溝へと落ちていく。

 大柄な男はそれすらもよしと言わんばかりに唸ると、そのまま彼女の子宮に精液を吐き出した。

 ドピュルルルル!と音を立てて吐き出された精液は瞬く間に彼女の子宮を満たし、接合部から白濁液が噴き出した。

 

「…………!?!?────っ!?!!」

 

 子宮を貫く精液の感触と酸欠によりガクガクと全身を痙攣させ、意識を断絶させようとする銀髪武闘家だが、不意に大柄な男が首を解放した。

 

「かはっ!?かひゅ〜〜!ひゅ〜〜!!」

 

 慌てて酸素を取り込む銀髪武闘家を睨みながら腰を引き、ずりゅりと音を立てて一物が抜ける。

 それだけでも胎内を掻き回される激痛が彼女を襲うが、それにも構わずに銀髪武闘家も大柄な男を睨みつける。

 死に瀕してなお折れない彼女の意志に、大柄な男は再び不愉快そうに唸ると、拳を放った。

 

「がっ!?」

 

 鳩尾を打ち抜かれ、呼吸が途絶する銀髪武闘家。

 その瞬間に、男の暴力が再び彼女に振りかかった。

 全身という全身をその剛腕も豪脚で破壊され、右脚に蹴りが叩きつけられた瞬間にパキッ!と乾いた亀裂音が響いた。

 

「ああああああああッ!?!?がぎっ!?」

 

 骨を砕かれた激痛に銀髪武闘家は悲鳴をあげるが、黙れと言わんばかりに殴られて口を閉ざされる。

 

「小娘はどこだ」

 

「言わないっ……!ぎぃ!?」

 

「どこに隠した」

 

「言わ、ない……っ!がは!?げぼ!?」

 

 男の問いかけに銀髪武闘家は口を割らない。

 不屈の意志を持って耐え続ける。男の暴力が加速し、ついにその顔面を打ち抜かれた瞬間、四肢を固定する鎖が壊れて自由になるが、そのまま壁に叩きつけられてしまう。

 ぐるりと白眼を剥き、そのまま気絶。

 ピクピクと痙攣しながら床に倒れる彼女を一瞥した大柄な男はやり過ぎたかと舌を弾くと、ずかずかと大幅な足取りで部屋を出て行った。

 

「へへ。旦那は酷いことするよなぁ……」

 

 そして代わりに入ってきたのは細身の男だった。

 垢まみれの身体は不潔で、骨張っている体も相まって不気味だ。

 細身の男は無遠慮な足取りで銀髪武闘家に近づくと、豊満な胸を踏んで力を込めた。

 

「ぅ……」

 

「あんなにやべぇ音してたのに、生きてんのかよ。冒険者ってのはすげぇなぁ」

 

 げしげしと彼女の胸を踏みしめたり蹴ったりして、彼女に痛苦の喘ぎをこぼさせる細身の男。

 

「俺、ボロボロの女ヤるのは趣味じゃねぇんだよなぁ」

 

 ぼりぼりと頬を掻いて垢を剥がした男は、一向に勃起する気配のない一物を見下ろした。

 自分は綺麗な女を穢すのが好きなんだよなぁと愚痴りつつ、ぶるりと背筋を震わせた。

 今日はやたらと冷える挙句に、寒い廊下で待たされたのだ。膀胱が萎縮し、尿意が強くなるのも仕方がないこと。

 

「汚ねぇ女には似合いか。使ってやるだけありがたく思えよなぁ」

 

 細身の男は嗤いながらそう言うと、彼女の頭を掴んで上向きにした。

 半開きになっている口をこじ開け、萎えた一物をそこに捩じ込む。

 そして、ふ〜の気の抜けた声を漏らしたかと思えば、じょろろろと音を立てて小便を彼女の口内へと注ぎ込む。

 

「ふぐ!?んぼ!?」

 

「おっと、暴れんなよぉ。こぼれちまうだろうがぁ」

 

 男はその細身の腕からは信じられない力で逃げようとする銀髪武闘家の頭を掴んで壁に押し付けながら押さえ、逃げられないようにしてから小便を更に注ぐ。

 

「おぉ……。結構出るなぁ」

 

「ごぼっ!?ぶっ!?おえ!?げっ!?」

 

 銀髪武闘家は必死になって吐き出そうとするが、上向きで頭を固定された都合で勝手に喉奥まで小便が流れ込み、彼女の体内へと流し込まれていく。

 

「んびゅ!?べっ!?おげっ!?」

 

「よし、全部出たなっと」

 

 細身の男はそう言うと一物を抜いた瞬間、彼女の口を塞ぎながら頭を下げて上向きのままで固定。

 

「せっかく出してやったんだから、全部飲めよぉ。貴重な水分なんだからよぉ」

 

「んんっ!?んんんんっ!?ん──ー!?!」

 

 銀髪武闘家は手足を振り回して必死に抵抗するが、細身の男は見た目に反する頑強さでそれらに耐えながら、彼女の頭を左右に振る。

 口内に残る尿を口の中で掻き混ぜ、その味を彼女に覚え込ませる。

 口内に広がるアンモニア臭に険しい顔になりながら、それでも吐き出そうと必死に足掻くが、

 

「どうせまた飲まされるんだからよぉ、今のうちに慣れとけよなぁ」

 

 男の拘束からは逃れられず、ごくりと喉を鳴らしてついに飲み込んでしまった。

 

「〜〜〜〜!?!」

 

 喉を通る液体の感覚を嫌に鮮明に感じながら、銀髪武闘家は目を見開いて悲鳴をあげる。

 その様を見下ろして笑った細身の男が部屋を立ち去ると、代わりに二人の男が入ってきた。

 

「あの二人の後だから死んでるかもと思ってたが」

 

「案外元気そうだなっと!」

 

 げほげほとむせながら蹲る彼女に近づいた二人はそう言うと、そのまま彼女の髪を掴んで頭を持ち上げた。

 

「ぅぅ…………!」

 

 ぶちぶちと音を立てて毛が何本か千切れ、根本から抜けていく中で、男が白濁液やゴミが溜まった溝に彼女の顔を叩きつけた。

 

「が!?」

 

 鼻から溝に落とされ、鼻血を垂らす銀髪武闘家。

 そのまま生ゴミや精液の混ざった腐敗臭のする液体から逃げようと顔を背けようとするが、後頭部を踏みつけられて余計に顔を密着させられ、その液体が顔に張り付く。

 

「あ〜あ。臭くて堪んねぇや。さっさとやっいまえよ。俺が押さえとくから」

 

 ぐりぐりと銀髪武闘家の後頭部を踏み締めながら言うと、もう一人の男が彼女の後ろに周り、踏ん張ろうとして突き出された臀部を鷲掴んだかと思うと、「ほらよ!」と勢いよく一物を秘部に挿入した。

 

「んぎっ!?ああああああああああ!?!」

 

 後ろの男がそのまま腰を振って一物を抽送し、腰を叩きつける中で彼女を踏みつける男が言う。

 

「あんなガキのためにここまで体張らなくたっていいだろ?なにか、あいつが妹とか、従姉妹だったりすんのか?」

 

 彼女の頭を踏みつけ、ゴミに顔を擦り付けながらそう告げて、「なんか言ったらどうなんだよ!」と髪を掴んで顔を持ち上げた。

 生ゴミや白濁液が張り付き、醜く汚れた顔から放たれる異臭に鼻を押さえながら、男は言う。

 

「いい加減楽になろうぜ?なあ?」

 

 まるで慈悲を与えんとしているような口調で彼女を諭そうとしてくる男だが、銀髪武闘家はそんな男の顔面に頭突きをお見舞いして黙らせた。

 

「て、テメェ!?このアマがぁ!?」

 

 鼻を折られ、鼻血を吹き出しながら吼えた男はそのまま彼女の顔面に蹴りを入れた。

 

「ぎぃ!?」

 

「どうせ、ここから出られねえんだ!少しは俺たちに媚びて、いい思いしようとは思わねえのかよ!?」

 

「がっ!?ぎっ!?ああああ!?!」

 

 げしげしと何度も彼女の頭を蹴り、踏みつけ、痛めつけながら男が吼えていると、後ろから彼女を貫いていた男が心地良さそうに息を吐く。

 

「蹴られる度に締め付けてきていいな。もっとやったれ」

 

「言われなくてもやるっての!」

 

 後ろの男の言葉に彼女を痛めつけている男が怒声で返すと、そのまま二人による凌辱劇が始まった。

 男が蹴る度に締め付けられ、それを振り払うように腰を動かして彼女の最奥を貫いてやれば彼女は悲鳴をあげ、それを合図に蹴りが顔面に突き刺さる。

 後ろからはパンパンと乾いた衝突音を、前からはどすどすと重々しい鈍重音を響かせて、彼女の体は前後左右に揺すられる。

 そして後ろの男が射精した瞬間、もう一人の男の蹴りが彼女の腹を思い切り蹴り上げた。

 

「ごぼっ!?」

 

 口から吐瀉物をぶち撒け、接合部から注がれた精液をそのまま逆流させる。

 

「いってぇな!?挿入(いれ)てる時に腹蹴るなよ!?」

 

「あ?ああ、わりぃ」

 

 挿入していた男が股間を押さえながら慌てて下り、彼女を蹴った男はあっけらかんとしながら平謝り。

 

「かひゅ!?げほっ!?げぇ……!」

 

 二人の足元では腹を押さえながら銀髪武闘家が蹲り、痛苦に喘いでいた。

 そんな中、二人の退室を待たずに老人が部屋に入ってくる。

 

「おっと、悪い。次が詰まってるもんな」

 

「爺さん一人で大丈夫かよ」

 

「大丈夫じゃないわい。ちょいと手を貸してくれんか?」

 

 二人はいそいそと出て行こうとするが、老人に呼び止められて入り口の前で立ち止まった。

 

「天井からぶら下がる手錠を繋ぎ直してくれんかの。あとは見てるだけでも出ていくでも構わんから」

 

「まあ、それくらいなら」

 

「何する気か知らねえが、まあ見物させてもらうか」

 

 二人は老人の指示のもと、外れた手錠を繋ぎ直し、彼女の天井から吊し上げた。

 繋がれた両手を万歳させ、Iの字になる銀髪武闘家。

 老人はその姿に「よろしい」と満足げに頷くと、懐からささくれ立った鞭を取り出した。

 その勢いをつけ、ひゅん!と鋭い風切り音と共に銀髪武闘家に叩きつけた瞬間、スパン!と鋭い衝突音を響かせると共に、

 

「ぎゃあああああああああ!?!?」

 

 銀髪武闘家の悲鳴を絞り出させた。

 鞭で打たれた脇腹から背中にかけての皮膚がみみず腫れを起こし、皮膚が裂けて血が滲んでいる。

 

「あの少女はどこにおる」

 

「だ、から……言わない……っ」

 

 老人の問いかけに銀髪武闘家が答えた瞬間、次の一撃が放たれた。

 スパン!と音を立てて鞭が叩きつけられ、豊満な右の乳房に赤い一筋の傷が刻まれる。

 

「どこじゃ」

 

「言わない!ぎゃ!?」

 

「どこにおる」

 

「言わ、ない……っ!ぎぃ!?」

 

 スパン!スパン!と彼女が答える度に鞭が鳴り、彼女の体に傷をつける。

 腹筋の目立つ腹には赤い傷が刻まれ、肉感的な臀部に刻まれたいくつもの傷からは流血し、筋ばった太腿にも同じだけの傷が与えられる。

 そして先ほど折られた脚を打たれた瞬間、彼女は目を見開きながら今日一番の悲鳴をあげた。

 

「小娘はどこにおるか、知っとるか?」

 

「……し、知らない……っ!」

 

 老人の問いかけに答えた瞬間、銀髪武闘家はハッとした。

 次の瞬間には苦渋に満ちた顔でしまったと後悔するが、もう遅い。

 

「やはりな。既にお仲間に救われたか、勝手に逃げたか。とにかくどこにあるかは知らんと」

 

「じゃあ、今までのこれ全部無駄か?」

 

「なんだよ、畜生!時間取らせやがって……!」

 

「まあ、待て。若者よ。それならやりようがある」

 

 顔を見合わせ、それぞれの反応をする見物人二人に老人は諭すようにそう言うと、再び折れた足に鞭を叩きつけた。

 

「ああああああああああ!?!!」

 

 喉が裂けんばかりの悲鳴をあげる彼女に、老人が問う。

 

「お主の仲間はどこに行った。滞在場所は知っとるが、あの小娘をどこに連れて行こうとしたのかまでは調べられておらんからな」

 

「……っ!」

 

 その質問に、銀髪武闘家は口を噤んで顔を背けた。

 王妹の確保が難しくなったと踏んで、今度は銀髪武闘家を餌に人質交換でもやろうとしているのだろう。

 王族と冒険者の自分。元より釣り合わない交渉ではあるが、仲間たちが何かをしでかす可能性もある。

 

「早う言わんか。儂の残りわずかな寿命を無駄遣いさせるな」

 

 老人はそう言いながら鞭の乱打で銀髪武闘家を滅多打ちにし、全身という全身に鋭い傷跡を残していく。

 

「絶対に、教えない……っ!」

 

 それでも折れない彼女の姿に溜め息を吐いた老人は、思い切り鞭を振り上げた。

 手足のごとく操られたそれは彼女の股座に滑り込むと、スパン!と鋭い音を立てて秘部を打ち抜いた。

 

「ッ!?!?────…………」

 

 体を打たれたのとは段違いの痛みと衝撃が脳天まで一気に駆け上がり、銀髪武闘家の意識が途絶える。

 ガクンと項垂れ、ちょろちょろと音を立てて小便が足を伝って垂れていく。

 

「儂は休む。あとは若い連中に任せるわい」

 

 老人は鞭を男に押し付けると部屋を出ていった。

 取り残された二人は顔を見合わせると、「少し趣向を変えるか」と下卑た笑みを浮かべながら、外の仲間たちに声をかけるのだった。

 

 

 

 

 

 目を覚ました銀髪武闘家の視界に入ってきたのは、牢屋の壁だった。

 先ほど叩きつけられた場所なのだろう。一部に亀裂が入って血と思われる赤い染みがある。

 ぼんやりとまだ捕まったままかと認識した瞬間、

 

「ふん!」

 

「あぎゃ!?」

 

 秘部に一物が捩じ込まれた激痛に悲鳴をあげた。

 何事と振り返ろうにも首が動かせない。なんなら手も動かせない。

 そしてようやく理解した。自分は大きな木版に首と両手を突っ込んだまま固定され、そのまま両膝をついた状態にされているのだ。

 腕が床につかないため四つん這いとは違うが、斬首台に乗せられた死刑囚のようにされてしまっている。

 

「おらおら!」

 

「ふぎっ!?がっ!?ああああああ!?」

 

 その状態で秘部を貫かれ、悲鳴をあげた。

 もはや誰に突っ込まれているのかも確認できない状況だが、そんなこと関係ないと言わんばかりに膣内射精される。

 

「おお〜。この女、堪らんぜ〜」

 

 先程まで挿入していた男はそう言うと、彼女の臀部に短剣の歯を走らせて線を引いた。

 その痛みに怪訝な顔をする銀髪武闘家だが、そんな彼女の恐怖を煽るように、必死に磨いてきたのだろう鏡を持った男が現れた。

 その鏡で背後が見えるようになるが、後ろには秘部や臀部を映すように鏡が置かれ、

 

「……ぇ」

 

 そこに映るものに銀髪武闘家は声を漏らした。

 自分の臀部に短剣を使っただろう、四つの縦線と一つの斜め線を一つのグループとした傷跡がいくつも刻まれていたのだ。

 右の尻にはそのグループが三つ。左の尻には二つ。

 

「右が前の穴で、左が尻の穴に射精した回数だよ。ふふ、もう二十五回も射精されちゃったね」

 

 ぷぷぷと男は可笑しそうに笑うと、彼女の耳元で囁いた。

 

「お尻にかけなくなったら、次は足だね。そしたら、ふふ、そのうちどこかの腱が切っちゃうかもね」

 

 その言葉に、銀髪武闘家はぞっと顔色を悪くした。

 腱を切られる。そうしたらまともに動けなくなる。そうなれば、例え彼に助けられても冒険者を続けるなんて無理だし、彼と一緒に仕事をすることだってできなくなる。

 

「どうする?あの女の子が何者だったのか、教えてくれたらやめるけど?」

 

 男は無邪気に笑いながらそう告げるが、あまりの事態に銀髪武闘家の思考が纏まっていない。

 そしてそんな彼女を待たずに、次の男が彼女の菊門に一物を捩じ込んだ。

 

「あぎゃ!!や、やだ!?やめて、抜いて!抜いてぇええええ!!?」

 

 体が裂けるような痛みに悲鳴をあげるが、次の瞬間には左足が使い物にならなくなるかもしれない恐怖に心が折れる。

 懇願するように泣き喚き始めた彼女に、部屋の男たちがげたげたと嗤いながら言う。

 

「さっさと言っちまえばいいんだよ」

 

「あんなガキのためにこんなに体張ることねえよな?」

 

「馬鹿だぜ馬鹿。俺ならとっとと見捨てるね」

 

 げらげらと嗤い、彼女を嘲る男たち。

 その間にも一物は抽送され、ふぅ!ふぅ!と力んだ吐息が聞こえてくる。

 そして銀髪武闘家が止める間も無く射精が行われ、左の尻に線が追加された。

 

「あと十回ずつくらいかな?そしたら、面倒だし足を駄目にしちゃおうか」

 

「そうだな。こいつがどうなろうと知ったことじゃねえし」

 

 鏡をもって小躍りする男に、隣の男が鼻を鳴らしながら頷いた。

 そしてトドメを刺す用だろう上等な短剣を見せびらかすと、ついに銀髪武闘家の心が折れた。

 

「わかった。わかったから、言う……!教えるから……っ!」

 

「お?ようやく話が通じたな。冒険者は体が資本だって言うし、流石に怖えか」

 

 短剣を握る男がそう言うと、銀髪武闘家は悔し涙を流しながらぽつぽつと自白を始めた。

 

「あの娘(こ)は偶然会っただけの娘。今はお城にいる」

 

「王様の妹なんだって。だから、今はもうお城で守られてるよ。うん、きっと、そうだよ」

 

 どうにか守ろうとした情報を、自ら吐き出す苦痛に耐えながらそう告げた。

 男たちには聞こえているだろう。思わぬ真実に驚いたように目を見開いていた男たちは顔を見合わせ、

 

「あはははははは!!あんなガキが王族だぁ!?嘘言ってんじゃねえよ!!」

 

「信じられねえ!この状況で嘘吐くかよ普通!イカれてんな!!」

 

 思い思いに笑い出した。

「違う、嘘じゃない!」と訴える銀髪武闘家の声を無視して、「次のやつやっていいぞ〜」と気の抜けた声で順番が回っていく。

 

「おらよっ!笑われてくれた礼だ、たっぷり射精してやるよ!」

 

 男はそう言いながら一物を秘部に捩じ込み、抽送を開始。

 わざと腰を打ちつけてパンパンと音を鳴らし、彼女の恐怖を煽っていく。

 

「あぐっ!?あぎぃ!?嘘じゃ、嘘じゃない!本当に、あの娘は……!」

 

「うるせえ口だな。どうせ嘘吐くんだし、塞いじまうか!」

 

「むぐ!?もが!?ごぇ!?」

 

 短剣を弄んでいた男が銀髪武闘家の前に立つと、必死に説明しようとしていた彼女の口に一物を捩じ込んで黙らせ、腰を振って喉奥までを一気に貫いていく。

 

「おご!?おげっ!?ぷっ!?げっ!?」

 

「おうおう。散々痛めつけたのに、いい締め付けじゃねえか。いいぜ、そんなに欲しけりゃくれてやるよ!テメェも我慢してないでさっさと漏らしちまえよ!」

 

 男は後ろで秘部を貫く男にもそう告げて、二人は同時に射精を行った。

 ドピュドピュと音を立てて注がれた精液が子宮を満たし、喉を通って胃へと落ちていく。

 尻に傷が増やされる。同時に口に突っ込んでいた男が「こっちはどこで数えるか決めてなかったな」と仲間たちに目を向けた。

 そして手頃な何かを探すように視線を巡らせ、握られた拳に目を向けた。

 

「ま、こっちは初回ってことで。ボーナスだ。俺たちの仲間を散々ボコしてくれたこの右手、もらうぜ」

 

 男はそう言うと短剣を彼女の右の手首に添え、

 

「ま、待って!それだけは──」

 

 彼女の制止を待たずに振り抜いた。

 握られていた拳がビクンと跳ねたかと思うとゆっくりと開き、だらりと垂れ下がる。

 

「あ……。ああああ!?そ、そんな、うそ、嘘嘘嘘!?動いて、動いてよ……っ」

 

 銀髪武闘家は必死になって右の拳を握ろうとするが、いくら命令しても動いてくれない。

 

「うそ、やだ、やだやだやだ!こんなの……っ」

 

「さあ、嘘つきにはお仕置きしねえとなぁ!次口に出したら、そうだな、そのご自慢の髪を切っちまうか!!歯を折っちまうのもいいな!!」

 

 血に濡れた短剣を弄びながら男が吠えると、周囲の男たちもまた歓声をあげ、我先にも銀髪武闘家へと群がっていく。

 

「んぎぃ!?やだ、やめろ!?離れろ!?やだ、お願い、こっち来ないで!?もが!?んぐ!?んんんん!?!!」

 

 菊門に一物を捩じ込まれ、秘部にも一物を挿入され、口にも一物が叩き込まれる。

 三つの穴を我武者羅に掻き回されながら、銀髪武闘家は悲鳴をあげる。

 そして男の欲望が吐き出される度に何かを奪われていく。

 尻の傷が増えていき、それはやがて太腿へと至り、先に動かなくなったのは右脚だった。

 口の中に射精され、そのまま放尿もされたと思えば髪が切られ、腰まであった髪が肩にかかる程度の長さになってしまう。

 切られた髪はそのまま男たちの自慰の道具にされ、白く穢されたそれを額に貼り付けられた。

 そのまま悪戯に暴力を振るわれ、欠けた歯が部屋の片隅へと飛んでいった。

 眼窩を殴られ、視界の左半分の焦点が合わなくなる。

 それでも宴は終わらない。彼女の全てを奪うまで、この宴は──。

 

「敵襲!?なんかヤバい奴が攻めてきたぞ!?」

 

 そうして絶望に沈んでいく銀髪武闘家の耳に、慌てて駆け込んできた男の切羽詰まった声が届いた。

 周囲の男たちは面倒臭そうに──そして名残惜しそうに部屋から出て行く。

「またな」とか「後でな」とか、まだこの地獄が続くことを宣言してから男たちが部屋を後にしていく。

 一人残された銀髪武闘家は啜り泣いた。動かなくなった右手を見つめ、動かなくなった右足を動かそうとして、やはり動いてくれない。

 

「やだ、やだよ……っ。これじゃ、私……彼と一緒に……」

 

 そんな呟きを漏らした瞬間、凄まじい音と勢いで牢屋の扉が開けられた。

 どちゃりと何かが倒れる音が続き、誰かが慌てて銀髪武闘家の正面へと回り込むと、

 

「シル!?」

 

 返り血で顔を汚した最愛の人(ローグハンター)が、自分のことを呼んでくれた。

 

「ジルゥ……」

 

 銀髪武闘家は目から大粒の涙を溢れさせながら、我慢できずに大泣きし始める。

 ローグハンターは木版を壊して彼女を解放するとそのまま抱き寄せ、頭を撫でてやりながら体を確認した。

 全身のみみず腫れに裂傷や打撲痕。右足は変な方に折れ曲がり、腱も削がれている。それに関しては右手首も同じか。

 左の目からも流血し、目玉が真っ赤に染まって焦点があっていない。

 まさに満身創痍。それでも生きていてくれた彼女を力強く抱き締めながら、「遅くなって、すまない……っ。本当に、すまない……っ」と声を震わせながら謝罪の言葉を口にする。

 

「ジル、お願い……」

 

 そんな彼に、銀髪武闘家は今一番の懇願を口にした。

 

「あいつら、皆殺しにして」

 

「任せろ」

 

 その言葉に、ローグハンターは絶対零度の殺意と共に頷き、一度体を離した。

 

「ここで待っていてくれ」

 

 すぐに終わると、そう告げてローグハンターは部屋を後にした。

 銀髪武闘家は壁に寄りかかり、入り口に倒れる男を──自分の右手首の腱を切った男に目を向けた。

 ローグハンターに斬られたのだろう。首から大量の出血をしているが、まだ辛うじて息がるようだ。パクパクと口を開閉させながら、生きようと足掻きでいる。

 銀髪武闘家は這いつくばりながら彼に近づくと、近くに落ちていた短剣を──文字通り自分の武闘家としての道を終わらせてくれたものを左手に握り、右手を添えた。

 そして「ま、待って……」と命乞いをする男に向けて、何の躊躇もなく振り下ろした。

 何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。

 男の体の原型がなくなるまで、ひたすらに短剣を振り下ろし続けた。

 延々とそれを繰り返し、ついに疲労で短剣も持ち上げられなくなった頃、ローグハンターが戻ってくる。

 血塗れになりながら男にトドメを刺しただろう彼女には何も言わず、彼女を横抱きにした。

 

「ねえ、ジル。他の皆は?」

 

「別行動中だ。すぐに会える」

 

「そっか……」

 

 手短な確認に銀髪武闘家は力無く笑い、「あの娘は?」と最も大切なことを確認した。

 

「無事だ。無事に、家に帰ったよ」

 

 ローグハンターはお前のおかげだと今にも泣きそうになりながら笑いかけ、銀髪武闘家も笑みを返した。

 どうだ、見たか。私たちの勝ちだと物乞いたちを笑い飛ばし、

 

「ジル。後のこと、頼んでいい?」

 

「ああ。お前は少し休んで──」

 

 ローグハンターが少し寝ろと告げようとした瞬間、銀髪武闘家は手にした短剣で自分の下腹部を貫いた。

 

「なにを!?」

 

 腕の中での突然の自刃に狼狽えるローグハンターに、銀髪武闘家は言う。

 

「私は、君以外の人との子供を産むつもりはないッ!あんな奴らの子供なんて、誰一人として産んでやるもんですか……ッ!」

 

 そう叫びながら、再び短剣を振り下ろす。

 血が溢れる。秘部からは血と共に白濁液が溢れ出す。

 彼女の奇行に狼狽えながら、ローグハンターは走り出した。

 外には灰被りの女王を筆頭とするならず者の集まり(ローグギルド)の連中と、現状形だけのアサシン教団の連中が控えている。

 神官の一人や二人はいるだろう。

 

「頼むから、死なないでくれ……っ」

 

 ごぼりと血を吐き出す彼女にそう告げて、ローグハンターは速度をあげ、下水道から脱出した。

 結果的に言えば、彼女は一命を取り留めた。

 誰の子を孕むことなくその命を繋ぎ止めたが、多くの代償を支払うこととなった。

 事実上の冒険者引退。

 ローグハンターの相棒を務める冒険者の突然の知らせに、辺境の街に衝撃が走った。

 王都で何があったのか、何をされたのか、様々な噂が立っては消えて立っては消えた。

 ただ辺境の街の片隅で、ローグハンターと共に暮らしている。

 それだけは事実として、街の人たちから受け入れられていった。

 

 




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