前回の続き。ヒロインは監督官です。
ローグハンターと監督官。
なんとも珍しい組み合わせの二人がいるのは、辺境の街の程近くにある訓練場だった。
引退した冒険者や一部のギルド職員などが働くその場所に、二人が来た名目は一応は視察ということになっている。
辺境でも指折りの冒険者であるローグハンターと、至高神の信徒としてギルドを支える監督官。
ギルドが運営する施設の視察となれば、確かに二人は適役だろう。
もっともそれは表向きの話。正確には受付嬢の手回しもあり、二人で行動する時間を確保しただけのこと。
「…………」
「…………」
だが二人の間にあるのは重い沈黙だった。
仕事上のやり取りはあれど、私的な話しはしない。ローグハンターも監督官も、そこら辺はしっかりしているのだ。
しかし仕事というのは必ず終わりがあり、それが来れば嫌でも私的な時間が来てしまう。
監督官が窓の外を見る。到着した時はあんなに明るかったのに、今は月明かりに照らされるばかりで薄暗い。
ローグハンターはともかく、今から帰るには少々心許ない。
いや、それよりも出発前に受付嬢から「明日は休みにしておきますね」と言われたのが気になって仕方がないのだが。
最近髪や肌の艶もよく、何だか綺麗になってきた気がする親友と、そんな彼女に柔らかな表情を向けるローグハンター。
ああ、この二人は進展したのだなとちょっと寂しくはあったが、目一杯祝福するつもりではあったのだが……。
「少し、話をしてもいいか」
「どうぞ」
先に口を開いたのはローグハンターだった。
纏めた書類を整えた彼は監督官へと向き直る。
監督官も彼の方を向き、姿勢を正して話を聞く体勢となった。
「あれからあまり深くは関わらないようにしていたが、いい加減覚悟を決める頃合いかと思ってな」
「あっちの方を優先しておいて?」
神妙な面持ちを浮かべる彼を弄りながら悪戯っぽく笑う監督官。
その言葉にローグハンターは俯きながら申し訳なさそうに呟く。
「それは、向こうから……。いや、すまない」
下手な言い訳はせず、素直に謝罪するローグハンター。
自分にもっと甲斐性というものがあればと自責し、ここからの逆転を目指して言葉を吐こうとするが、
「それで、そんな不甲斐ない人が私に何の用?」
「本当に今更になるが、あの日の責任を取らせてくれ」
「ふぅ〜ん。責任。責任ねぇ。まあ確かに時間はかかったけど、冒険者にしては上出来かな」
監督官は微笑みながら彼の膝に手を置き、さわさわと優しく擽ってやる。
冒険者はその命を投げ打って日銭を稼ぐ命知らずだ。
深入りすれば悲劇が待っているのはギルド職員の中では常識であり、それを無視してローグハンターを特別扱いしていた受付嬢がちょっとおかしいのだ。
(それだと私もおかしい部類に入るのかな……?)
監督官は心中でそんなことをぼやくと、彼の手をとって席を立った。
彼の手を引き、外に出る。
双子の月と満天の星空を見上げ、息を吐いた。
何度も見上げた星空が、今日はとても綺麗に見える。
ローグハンターが彼女の手を握る。隣にいてもあまりにも気配が希薄な彼も、その体温が確かにここにいると証明してくれている。
星を見上げる彼の横顔を見つめ、監督官は微笑んだ。
彼女の視線に気づいたローグハンターも笑みを浮かべ、彼女の手を握る力を強めた。
訓練場に駐在する職員や警備の冒険者たちの目から逃れるように、二人は訓練場の外れにある小さなため池へと赴いていた。
二人とも裸足になって池に足をつけながら、二人はぼんやりと空を見上げる。
肩を寄せあい、指を絡め、お互いの体温を確かめ合う。
ただ静かな時間が流れる中、監督官が「ねえ」とローグハンターに声をかける。
彼が彼女の方を向いた瞬間を、監督官は見逃さない。
そっと顔を寄せ、彼の唇を奪う。
二人の顔の距離がゼロになり、ローグハンターの瞳が驚愕に見開かれ、監督官はただ楽しそうに目を細める。
彼女はすぐに顔を離し、によによとご機嫌な猫のように笑いながら次の行動をローグハンターに委ねた。
やられっぱなしでなるものかとローグハンターは監督官の顎に手を添え、引き寄せた。
二人の唇が再び交わる。肌が触れ合う小さな音が夜の森に溶けていく。
「んっ……ちゅ……♡あむ♡」
ただ触れ合うだけではつまらないと、監督官ははむはむと唇で彼の唇を甘噛みし、彼との接吻を楽しむ。
ローグハンターも彼女の接吻を堪能しながら、ちろりと彼女の前歯を舐めた。
さっさと開けと言わんばかりに前歯を舐めれば、彼女は仕方ないと口を開く。
彼の舌が彼女の口内に入り込み、迎え入れるように構えていた彼女の舌に絡みつく。
くちゅりくちゅりと湿った音を漏らしながら、二人はより深く繋がろうと顔を寄せ合わせ、鼻から漏れる吐息が互いを擽り、相手の体温を、互いの情欲を誘う。
薄く開いた瞳で見つめ合い、朱色に染まった頬を相手の瞳に映す。
二人は顔を離した。二人を繋ぐようにかかった唾液の橋もすぐに切れてしまう。
名残惜しそうにするローグハンターに、監督官はどこか余裕のある笑みを浮かべ、ちらりと彼の下腹部へと目を向ける。
そこには何かに押し上げられて
「かの有名なローグハンターが、たかがキスでこんなにしちゃうんだ」
すりすりと天幕を撫でる監督官。
ローグハンターは布越しにそれを──勃起してしまった一物を撫でられる擽ったさと快感に背筋を震わせ、「俺だって男だ」と言い訳するが監督官は聞く耳持たず。
手慣れた動きで彼の
「ほら、カリカリカリ〜」
耳元で囁きながら彼の一物を愛撫し、ビクビクと震える彼を笑う。
「敏感だね」と耳朶を甘噛みし、指先で搔くのみならず竿の部分を扱く。
「カリカリしこしこ〜っと」
「っ……ぐっ……!」
耳元で囁かれる彼女の言葉と、それに合わせて行われる愛撫。
二つの刺激にローグハンターは唸り、それでも耐えるように歯を食い縛る。
一物が更に勃起し、熱を持ち、溢れた先走り汁で
脚衣の隙間からそれを見ていた監督官は妖艶な笑みを浮かべ、パッと手を離す。
途端になくなった快感にローグハンターが小さく呻き、不満を露わにする。
瞳を潤ませて睨んでくる彼と、普段見られない表情を見られたと喜色満面に笑う監督官。
こいつとちょっとの敵意さえも滲ませる彼に、監督官は「ごめんごめん」と軽い調子で謝ると、その場を立ち上がった。
ギルドの制服をそのままに黒のストッキングとショーツを脱いだ彼女は彼の上に跨るように移動し、スカートを捲り上げて濡れた秘部を彼に見せつけた。
「射精するなら全部ここにちょうだい。責任、取ってくれるんでしょ?」
「ああ。もちろん」
彼女の問いかけにローグハンターは即答し、真っ直ぐに彼女を見つめる。
先程までの情欲に塗れた瞳はどこにやったのか。蒼瞳には確かな親愛が込められていた。
もっとどす黒いものでもいいけどと苦笑した監督官は「今はそれでいいか」と小さく息を吐くと、覚悟を決めて彼の脚衣とパンツをずらして一物を取り出した。
ぼろんと音を立てて姿を見せたのは、女殺しの一物だった。
幼子の腕ほどありそうな長さと太さ。拳大の亀頭。
これを味わってしまえば最後、自慰行為でさえも満足できなくなる劇物。
監督官はそれを見つめながら熱の孕んだ息を漏らし、片手で一物を支えながら自分の秘裂を押し当てた。
「ふーっ♡ふーっ♡ふーっ♡」
先程までローグハンターを虐めるようにギラついていた眼光も、今や彼を求める雄のものへと変わっている。
無意識なのだろう。腰を揺らして秘裂を押し当て、亀頭に愛液を塗りたくっていく。
「このままやるのか?ここで?」
「別にいいじゃんっ♡朝一に帰るだけだし、ここなら誰にも邪魔されないし♡」
ローグハンターはギリギリで働いた理性が働いた言葉を投げるが、監督官は気にしない。
ゆっくりと腰を下ろし、ぐちゅりと音を漏らして秘裂が亀頭を呑み込んだ。
「んっ……♡ぉぉ……♡でっか……♡」
胎内に入り込む異物感と、じんわりと広がる快感に監督官は恍惚の表情を浮かべた。
だがまだ亀頭が入っただけだ。ここからゆっくりとと彼女が腰を沈めようとすると、
「焦ったいな」
ローグハンターが小さく息を漏らし、彼女の腰を掴んだ。
嫌な予感に監督官が「あ、あの〜」と冷や汗を流しながら声をかけるが、やると決めたローグハンターに躊躇いはない。
そのまま勢いよく腰を引き落とし、ずりゅ!?と湿った摩擦音と、めりめりと肉が裂ける異音が彼女の胎内から溢れ、最後にごり!と何かが潰れる音が響いた。
自分の意志に反し、一気に根本まで捩じ込まれるローグハンターの一物。
受付嬢に比べて小柄な彼女の膣内は瞬く間に彼に蹂躙され、子宮は押し潰された。
「ひぐぅ!?♡♡」
体の奥底に響く衝撃に呻きながら、背筋を駆け抜けた快感に体を痙攣させる監督官。
「お……!?い、き、なりぃ……♡」
制服の下腹部が異様に押し上げられ、
ローグハンターは掴んだ彼女の腰をずっと引き落とし、子宮口にぐりぐりと亀頭を擦り付ける。
体の芯に響く鈍い快感が背筋を撫で、監督官が小さく嬌声を漏らすと、今度はローグハンターが彼女の耳元に顔を寄せた。
「挿れただけだぞ。随分とやらしい体なんだな」
「ひぅ……♡ぉ……♡だ、誰のせい、だと……っ!」
耳朶を擽る彼の声と吐息に身を震わせ、それでも気丈に返す監督官。
そんな彼女の余裕に免じて、ローグハンターは彼女の体を持ち上げ始める。
エラ張ったカリが膣肉を掻き回し、ヒダが転がる快感に監督官は肩を揺らした。
「ひぁ……♡」と上擦った声を漏らす監督官。
そんな彼女の耳朶を甘噛みしてやりながら、彼女を引き落とす。
接合部からごりゅ!と肉の潰れる音が漏れ、「あぐ!?♡」と苦悶と性感の混ざった声を漏らす。
持ち上げる。膣肉を掻き回される快感に嬌声をあげる。
下ろす。子宮が潰され、悲鳴混じりの嬌声をあげる。
持ち上げる。下ろす。持ち上げる。下ろす。
「ひぁ……♡おぐぅ!?♡あひっ……♡おぁ!?♡」
繰り返す。何度も、何度も、監督官を玩具に自慰行為をするように、何度も彼女を持ち上げては下ろす、持ち上げては下ろす。
その度に抽送される一物が彼女の胎内を蹂躙し、カリが膣肉を抉るように掻き回す。
「ぉお!?♡」と野太い嬌声をあげた監督官がガクガクと体を震わせ、絶頂を迎えた。
途端に膣肉が引き締まりながら痙攣し、一物を扱いて射精を促してくるが、ローグハンターの行動は止まらない。
先程からかってくれたことへの仕返しのように、絶頂した彼女を変わらないリズムで上下に動かし、一物を抽送させる。
「ひぁ!?♡ま、待って……!あひっ♡イ、イった!♡おお!?♡♡イった、からぁ!?♡♡」
「そうか。それがどうした」
体を上下に揺さぶられ、黒髪を振り乱しながら嬌声をあげる監督官。
だがローグハンターはそんな彼女の言葉を気にせず、彼女を動かし続ける。
ずりゅずりゅと湿った摩擦音は絶えず、ローグハンターの脚衣と監督官のスカートに飛び立った愛液が降りかかった染みができていく。
そんな本来の仕事に使う大事な服を、欲望のままに汚していく背徳感をスパイスに、ローグハンターの行為は終わらない。
彼女を引き落として限界まで一物を捩じ込んだかと思えば、そのままくるりと回転。
彼女を地面に押し倒し、扇状に広がった黒髪を愛おしそうに撫でてやりながら彼女に覆い被さった。
髪を撫でた手で彼女の頭を押さえ込み、腰を揺らして一物を抽送。
「おぐ!?とど、いてぇ!?♡♡どちゅどちゅ、ぐるぅゔ!?♡♡」
ローグハンターの全体重をかけた抽送に悲鳴をあげながら快感に悶える監督官。
膣肉が引き締まり、早く射精しろと言わんばかりに蠢くヒダが一物を愛撫してくる。
「
両腕を彼の背に回し、両足も彼の腰に巻きつける。
押さえつけられた状態からの無理な動きに制服の上着とスカートが悲鳴をあげ、繊維が千切れる音が聞こえてくるが、二人は止まらない。
ローグハンターは腰の動きを一気に速め、パンパンと乾いた衝突音を木魂させながら、小さく唸る。
一物を駆け上がる射精感を我慢しながら、彼女の胎内をひたすらに責め立てる。
「我慢しないで!♡私も、貴方の女にしてぇ!!♡」
そんな彼の表情を見上げながら、監督官は心の声を吐き出した。
受付嬢に先を越されたが、自分だって彼の妻になりたいと思っていたのだ。親友も彼の幸せを願う?笑わせるな、自分も幸せになりたいんだよこん畜生。
彼女の願いに笑みを返したローグハンターは、彼女の唇を奪いながら我慢をやめた。
その瞬間、押さえ込まれていた精液が一気に一物の中を駆け上がり、鈴口から溢れ出す。
潰された子宮に精液が吐き出され、一気に押し広げていく。
「ひぐ!?♡んああああああ♡♡♡!!!」
胎内を押し広げる精液の熱と勢いに監督官は再び絶頂し、彼に潰される体をビクビクと痙攣させては震わせる。
吐き出した嬌声はローグハンターの胃に飲み込まれ、その全てを彼のものにしていく。
たっぷり数分かけて行われた射精が終わり、強烈な吐精感に息を吐くローグハンター。
監督官も力尽きたように彼を拘束していた四肢をだらしなく投げ出し、絶頂の余韻に浸るように熱のこもった呼吸を繰り返す。
「これで、私もお嫁さん?」
「ああ。お前も、あいつも、幸せにする」
それでも心配なのか、彼へと投げた問いかけにローグハンターが即答する。
「えへへ。なら、良かった」
その返答に安堵の声を漏らした監督官は、そのままぎゅっと彼を抱きしめた。
受付嬢に比べれば小柄で、細い体つきではあるけれど、ここまで密着すれば関係ない。
彼の体温を感じる。きっと彼も自分の体温を感じてくれている。
彼女の考えを証明するように、胎内に納まったままの一物がビクリと跳ね、硬さを取り戻していく。
ローグハンターが気まずそうに唸る中、監督官は仕方ないと言わんばかりに笑った。
「いいよ。もっと、私のことを愛して」
彼女の笑顔にローグハンターも笑顔を返し、そっと彼女に口付けするのだった。
数日後の冒険者ギルド。
冒険者たちでごった返し、いつもの喧騒に包まれているその場所に受付嬢と監督官はいた。
「まさかこんなことになるとは」
「ふふ。でも、意外と嫌じゃないでしょ?」
冒険者たちの声に隠れるのを良いことに、小声でやり取りする二人の視線が向くのは、酒場の片隅でゴブリンスレイヤーの一党と一緒に食事をしているローグハンターだった。
普段通りの凛々しい表情であれこれ話していた彼は立ち上がり、受付へと向かう。
今日はどっちだろうねなんて目配せした二人の元にたどり着いたローグハンターは、あっさりと受付嬢の前に止まる。
「これからゴブリンスレイヤーたちと仕事に出る」
いつも通りの淡々とした声音でそう告げて、既にギルドを出ようとしていたゴブリンスレイヤーたちに合流しようと二人に背を向けるが、
「必ず戻る。心配するな」
肩越しに振り向いた彼が、珍しくそんなことを口にする。
目深く被ったフードの下で蒼瞳に柔らかな光を宿した言葉は、ローグハンターとしてではなく一人の男としての言葉に他ならない。
二人は驚きながら、けれどいつも通りの声音になるように努めて言う。
「「いってらっしゃい。ローグハンターさん」」
今日も彼は依頼にいく。
時にはゴブリン、時にはならず者。時にはそれら両方。
冒険者というには依頼の内容は偏っているが、彼やゴブリンスレイヤーがいるからこそ辺境の治安は保たれている。
彼こそは
そして受付嬢と監督官。二人の最愛を勝ち取った、かなりの幸運をもった強欲な男でもあった。
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。