おまけ1で若干触れた、ジブニールが使っている魔剣のデメリットを無視した結果に起きた悲劇の話。
ちょっと人を選ぶ(軽度のリョナ的な?)感じになってしまいましたので、苦手は方はご注意を。
ついでにエピローグ編も終わりです。
「ああ、くそっ!」
ジブリールはそう吐き捨てて、手にした剣を鞘に納めようとしているが、何か術的な守りが施されているかのように、口許で切っ先が跳ね返される。
彼の扱う魔剣はとある魔神将を討った際に戦利品として回収し、彼の愛用する剣となったのだが、そこは魔神将が扱っていた魔剣。ただの剣とは一線を画す強さを秘めたものだ。
並大抵の鎧や剣なら持ち主諸とも叩き斬り、与えた傷は『
『
ここまではいい。誤って自分や仲間を斬らなければいいだけの事だ。だが、問題はここから。
この悪意しかない魔剣は、生きている生物を斬り、その血を啜らなければ鞘に戻せないのだ。
死体を斬っても満足はせず、血溜まりにつけても満足せず、鞘に納めようにもカンカン!と、刀身と口が合っていないかのように弾かれる。
アサシンとして活動する事もある彼は、仕事として悪徳貴族の屋敷に踏み込んだ。そこまでは良い、いつも通りだ。
だが、そこに待ち受けていたのは既に血溜まりとなった一室と、得意気に鼻を鳴らす自称
今回は彼の方が一足早く、既に貴族とその手下、そして貴族と繋がっていた邪教徒は切り捨てられていたのだ。
彼は状況を察してすぐに撤退し、屋敷を離れて近くの裏路地へと滑り込んだ。そして──、
「ああ、どうする……」
突入の際に抜いて、そのままにしていた魔剣の問題に直面したのだ。
通りすがりの誰かを斬る?論外。アサシンの掟に背く。
追ってくる金剛石の騎士を斬る?論外。素顔を隠してはいるが、相手はこの国の
ならば、どうするか。
「はぁ……」
彼は重々しいため息を吐くと、瞳を閉じて意識を集中。
遺伝子に刻まれたかつて来たりし者の血を呼び覚まし、その力を解放する。
閉じた瞼の下で蒼い瞳が金色に染まり、四方世界の
そして彼は鞘を手に取り、鞘の口を撫でるように刃の根元から這わせ、切っ先までたどり着くと、
「ふん!」
気合い一閃と共に剣を押し込んだ。
すると先ほどまで固辞するように抗っていた剣がするりと鞘に納まり、キンッ!と鋭い鍔鳴り音が静かに響く。
それを聞き届けた彼は静かに瞳を開き、子供たちが触れても抜けないようにと鞘に取り付けた留め具を締めて、ようやく気を抜いて頬を緩めた。
──これなら帰れるな。
彼は言葉もなく頷くと更に意識を集中、帰りたい場所に最寄りの
「そこにいたか!」
同時に裏路地の入り口に金剛石の騎士が立ちはだかるが、ジブリールは気にせずに集中。
そして、彼へと目を向けると、
「さらばだ、誉れある
彼は静かにそう告げて、その身を天へと昇る雷へと転じさせた。
金剛石の騎士は間に合わないと知りつつも手を伸ばすが、雷は天頂に至ると西に進行方向を転換し、そのまま地平線の向こうへと消えていった。
「……むぅ」
一人残された金剛石の騎士は小さく唸ると、空を切った自身の手を見つめ、力なく降ろした。
そしてジブリールが消えていった西の空を見つめ、兜の庇の下で目を細める。
確かに今回はこちらが早かったが、結果的には逃げられた。
勝ったような負けたような、何とも複雑な気持ちのまま、騎士は迎えに現れた馬車に飛び乗り、都の闇へと消えていった。
──その背を、幾人かのアサシンが見送った事を知るよしもなく。
「はぁ……」
ジブリールの自宅の居間で、シルヴィアは豊かな胸を押し潰すように食卓に突っ伏していた。
じっと卓の中央に置かれた花瓶に差した花を見つめて、ふっと息を吹き掛ける。
彼が円卓に招かれるようになってからはや数年。彼と会えないのは流石に慣れて、ウィルクも大きくなったから家事の手伝いをしてくれるし、アイリスの面倒を見てくれる。
それはそれとして、だ。
「うぅ……」
暇である。もう子供じゃあないのだが、体力が有り余って眠れそうにない。
加えて僅かに溜まってもいる。前に抱いてもらったのは彼が都に発つ前だ。たかが二週間前なのだが、どうにもこの体は我慢が出来ないようだ。
「でもなぁ……」
自分で慰めるにしろ、彼がいつ帰ってくるかは本当に読めないのだ。
商人の護衛ついでに馬車で帰ってくる事もあれば、会議が長引いて長く滞在する事もある。そして、前のようにいきなり帰ってくる事もある。
前のように子供たちの前で辱しめられるのはごめんだが、それをどうにか沈めなければ寝るに寝れない。
内股気味に太ももを擦り合わせながら頬を朱色に染めると、がちゃり!と玄関の錠が外れる音が耳に届いた。
次いで玄関を開ける音と、耳を済まさなければ聞こえない僅かな足音が聞こえれば、彼が帰って来た証拠に他ならない。
「ん?」
僅かな期待を込めて顔をあげると玄関を方へと足を進め、「おかえりー」と笑み混じりに彼へと告げた。
だが返事はなく、代わりにあったのは寝室の扉が閉まる音。
いつもの彼なら開口一番に「ただいま」を言うだろうし、子供たちの様子も見ずに寝室に直行など、何と珍しい事か。
シルヴィアは首を傾げて疑問符を浮かべると、足音を消して寝室の扉に近づいて、そっと耳を当てた。
目を閉じて耳を澄ましてみれば、中から聞こえるのは苦しげに喘ぐ彼の声だ。
「入るよっ!」
彼女は冒険者時代も顔負けな鋭い声でそう言うと、バン!と音をたてて扉を開いた。
「かっ、はぁ……っ。シル……?」
「うん!って、どうしたの!?」
絞り出すような声で呼ばれて返事をすれば、そこにいたのは胸を押さえて壁にもたれるジブリールの姿だった。
熱でもあるのか頬を赤く染まり、瞳も潤んで呼吸も荒い。
彼の状態を察した彼女は「大丈夫!?」と慌てて駆け寄ると、「待てっ!」と彼は震える手を突き出して彼女を制した。
「待ってくれ……」
覇気に欠けた声で彼女に言うが、それは彼女に余計な心配をかけさせる要因にしかならない。
「待てないよ!」
彼女は伸ばされた彼の手を取って身を寄せると、額に手を当てた。
「……あれ?」
だがそこに感じたのはいつも通りの温かさで、むしろ自分の手よりも冷たいようにさえ思う。
「シル……っ!」
それに首を傾げた隙に、ジブリールは唸るような低い声で彼女を呼び、両肩に手を置いた。
「ひゃい!?」と間の抜けた声を漏らすと共に体を跳ねさせた彼女を他所に、ぎゅっと彼女の肩を掴んだジブリールは顔を寄せて静かに告げる。
「……抱かせてくれ」
「……へ?」
突然放たれた彼の言葉に、シルヴィアはまた間の抜けた声を漏らした。
ぱちぱちと瞬きを繰り返し、「えっと……?」と首を傾げた。
「駄目なら駄目でいい。だが、それなら子供たちと寝てくれ……っ!」
鬼気迫る表情で何故か掠れた声を吐く彼に、シルヴィアはついに覚悟を決めた。
「うん、いいよ!好きに抱いて!」
──丁度溜まってたし!
最後の一言は口には出さずに我慢すると、それを知らないジブリールはどこか安堵したような笑みを浮かべた。
そして「ありがとう」と相変わらず掠れた声で言うと、彼女の手を引いてベッドに足を向ける。
「ああ、その前に」とシルヴィアが一旦手を離して開けっ放しだった扉を閉め、「よし!」と頷いて振り向こうとした瞬間、背後から抱き締められた。
背中に感じる彼の温もりが心地よく、身を任せるように体を寄せて目を閉じて「どうしたの……」と優しく問うが、彼からの返事がない。
「ジル……?」
少々心配になって首だけで振り向くと、そこにはにこにこと上機嫌に笑う彼の顔が視界に入った。
それだけなら良い。彼が楽しそうに笑うのはいつもの事だ。
だが、シルヴィアは何とも言えない違和感を感じて小さく首を傾げた。
何と言うか、瞳に宿っているのは慈しみとかそんなではなく、極上の餌を見つけた肉食獣の眼光のように思えるのだ。
「シル……」
彼は耳元で囁くように彼女を呼ぶと、そっと上着の中に手を入れてブラジャーの上から彼女の胸に触れた。
「んっ」とくすぐったそうに声を漏らす彼女の声に背筋を震わせながら、もう片方の手をズボンに突っ込み、ショーツ越しに彼女の秘裂を撫でた。
「ひぅっ!」
彼女は驚いたように甲高い声を漏らすが、ジブリールはそれを無視して更に指を這わせる。
さすさすと布が擦れる音に少しずつ湿り気が加わり、ぴちゃぴちゃと湿った音が大きくなっていく。
「あっ、ひぅ!ジル、待って!せめてベッドに……っ!」
シルヴィアは服の中に入り込む彼の腕を掴んで言うが、ジブリールは聞いていないかのように両手の動きを激しくさせた。
ブラジャー越しに胸に触れていた手をブラジャーの中に差し込み、直接柔らかさを堪能し、秘裂を撫でていた手はそのまま秘部の中に指を
「ふにゃ!んっ、あっ、ジル、お願いっ!足、力入んないから……っ!」
がくがくと足を震わせながら言うと、ようやく届いたのかジブリールの手が止まる。
途端に力が抜けて倒れそうになるが、胸に触れていた彼の腕がしっかりと体を支えてくれた為、転倒することはなかった。
秘部に入っている指はそのままだが、動くことはないためとりあえずは無視。
彼女ははぁはぁと息を乱しながら、彼の方へと振り向いた。
「あっ、ふぁ、あ、ありが──」
とりあえず止めてくれた彼に礼を言おうとすると、彼はそっと彼女の首もとに口付けを落とし、
──そのまま
「ぎっ!?ジル、痛い!」
シルヴィアが首に感じた鋭い痛みに悲鳴をあげると、ジブリールは上着の襟から手を出して彼女の頭を押さえつける。
そして一旦噛む力を抜くと更に顔を寄せ、もう一度噛みついた。
「ぎぃ!あぐっ!いだい!痛いっ!」
咀嚼するように何度も何度も噛みついて、その度に彼女は悲鳴をあげるが、それに合わせて膣肉が指を締め付けて離そうとしない。
彼はひとしきりその感覚を楽しむと指を抜き、彼女の首から顔を離した。
くっきりと残された噛み痕を一舐めすると、先程の彼女の要望通りにベッドに投げた。
既に足に力が入っていない彼女はされるがままベッドに倒れると、その上にジブリールが覆い被さる。
「はぁ……!はぁ……!ジル、どうしたの!?」
首に残る鋭い痛みに表情を歪めながら、シルヴィアは彼に怒鳴るように言葉をぶつけた。表情は彼女が滅多に見せない怒りの色に染まっている。
だがジブリールは彼女の頬をべろりと舐め、興奮したように呼吸を荒げながら彼女を見下ろす。
「俺、なんか、変だ……」
「そうだよ、どうしたの!?」
力の抜けた声音で告げられた彼の言葉を鋭く肯定すると、ジブリールはゆらりと体を揺らす。
「喉が渇いて、堪らないんだ……」
そう言った彼の瞳から光が消え、いつもは丁寧なのに今回は乱暴に上着を脱ぎ、鍛え抜かれた上半身をさらけ出した。
「シル、シル……」
うわ言のように彼女の事を呼びながら、彼は彼女の唇に触れる程度の口付けを落とし、彼女のズボンとショーツを纏めて降ろす。
そして、自身のズボンとパンツをずらし、血管が浮かび上がり、いつにも増して大きく勃起した逸物を取り出す。
そのまま彼女の意志を確認するよりも早く亀頭を彼女の秘裂へと当て、そのまま一息で押し込んだ。
「ひぎっ!あっ、ぎっ!」
解れていなかった膣肉が掻き分けられる、快感とも不快感とも違う感覚に小さく悲鳴を漏らすと、シルヴィアは「ジル……っ!ちょっと、待って……!」と苦しげな声を出した。
だが言われたジブリールはそれを無視し、猛った犬のように腰を振り始める。
「あっ!んっ!ぐっ!あぎっ!ジル……ッ!もっと、ゆっくり……っ!」
「シル、シル、シルッ!!」
目に涙を浮かべて喘ぐ彼女の姿にジブリールは笑うと、彼女の事を呼びながら腰を振り回す。
ずりゅずりゅと音をたてて出入りを繰り返す逸物は先走り汁を溢し、それを潤滑油に膣内を更に速く動き回る。
「ぎっ、あっ!……んぇ?あっ、ひっ、んっ!」
亀頭が子宮口を何度もなぐり、かりが膣肉を掻き回す度に、苦しげだった声に艶っぽさが混ざり始めた。
「ひん!あっ!んっ、んひ!あっ!うぁっ!」
「シル……がぶっ!」
「んぁ!?じりゅ、だめ、かまにゃいで!いた──」
再びジブリールは彼女に噛みつき、シルヴィアは首を振って嫌がったが、「あえ?」と間の抜けた声を漏らした。
噛む力は先程と変わらない筈。なのに、なぜ、
「いたく、ない……。なんで……?」
「シル、もっと、もっと……」
何かに憑かれたようにシルヴィアに噛みつき、腰を振るうジブリールは、何かを求めるように歯を立てて思い切り噛みつき、腰を打ち付けた。
「ぎにゅ!」
体をびくんと跳ねさせて痛みに悶えるが、同時に胎からくる快感に目を見開き、子宮を潰される圧迫感に「かっはっ!」と肺から空気を漏らす。
噛みついたからかその痛みで体に力が入り、引き締まった膣肉が根元まで入った彼の逸物に吸い付き、扱く。
入り口辺りのひだは拒絶するように蠢いてはいるものの、子宮の辺りは早く射精して欲しいのか、あるいは更なる快感を求めてか、ちゅうちゅうと吸い付いて離さない。
膣内が与えてくる二つの快感を堪能したジブリールは噛みついた場所に舌を這わせ、口内に感じた鉄の──血の味に
そして舌の上で彼女の血を踊らせると、こくりと音をたてて飲み込んだ。
同時に壁に立て掛けた魔剣がカタカタと震え始め、床に倒れて大きめの音が部屋に響いた。
「……ん?」
その音を合図に、ジブリールの瞳に光が戻る。
同時にシルヴィアの首に噛んでいる事に気付いた彼は慌てて口を離し、酷い頭痛に頭を抱えた。悪い酒を飲んだ翌日のような、頭が割れそうな程の痛さだ。
同時に口内に残る鉄の味も感じ、むせながら唇の裏についた血を指で乱暴に拭う。
何がどうなっているのか、さっぱりわからないのだ。人目を気にして訓練場の
「あっ、はぁ……。いたいのに、きもちいいのぉ……」
ふと、愛する妻の声を聞いて彼は思考の海から戻ってくる。
腰をへこへこと振りながら喘ぐ彼女の首からは、くっきりと噛み痕が残されており、そこからは僅かな出血が見られた。
「っ!」
それに気付いたジブリールは驚愕して目を見開き、慌ててそこに手を当てた。
場所が場所な為、思い切り押さえたら首を絞めてしまうので、力み過ぎないように緻密な力加減による圧迫止血だ。
いつの間にか
「じるぅ、おねがい……。もっと、きもちよく、してぇ……」
シルヴィアは意志とは関係なしに動く腰をそのままに、首を押さえている彼の手に自分の手を重ね、覇気を欠片も感じない瞳で彼を見つめた。
ジブリールは額に浮かんだ汗をそのままに生唾を飲むが、理由もわからず負傷している彼女への心配の方が勝るのか、迷うように目を泳がせた。
泳がせた視線の先、カタカタと揺れる魔剣は留め具が外れ、僅かに深淵を思わせる刃が顔を覗かせていた。
「……」
それをじっと見つめたジブリールの瞳から、再び光が消えた。
そして妖しげな笑みを浮かべると、彼女の体に倒れこみ、がぶり!と音をたてて彼女の首に噛みついた。
「がひゅ!」
彼女小さく悲鳴を漏らすと、恍惚の表情を浮かべて熱のこもった息を吐いた。
「あひっ、えぁ……、ふぁっ」と意味不明な声を漏らすと、ジブリールは僅かにこぼれた彼女の血をちゅうちゅうと吸い始める。
「んぁ、ひぅっ!たべられてりゅ、わたし、たべられてりぅ……」
こくこくと喉を鳴らして血を飲む彼を他所に、シルヴィアは変わらず恍惚の表情を浮かべ、あんあんと声を漏らす。
「じりゅ、うごいてぇ……。おなかのなか、せつないのぉ……」
彼女のおねだりにジブリールは強めに彼女に噛みつくことで応じ、止めていた腰の動きを再開した。
腰を叩きつける度にパンパンと乾いた音が部屋に響き、彼女の口からも喘ぎ声が漏れる。
「あひっ!あんっ!ひぅ!ひっ、あん!」
甲高い声が漏れる度に膣肉が蠢き、かりに引っ掻かれる度に彼女の体がビクビクと跳ねる。
「いぎっ!あっ、いん!じりゅ!ひん!じりゅ!」
喘ぎ声に混じり愛称を呼ばれたジブリールは、返事を代わりに彼女の首を噛む。
犬歯を突き立てての噛みつきは十分な攻撃行為で、彼女の皮膚が僅かに切れて血が滲む出る。
「いだっ!じりゅ!もっと、もっとぉ!!」
自分に噛みついてくるジブリールの頭を押さえつけ、両足を彼の足に絡めて押さえ込む。
ジブリールは更に噛む力を強め、滲み出た彼女を血を舐め、吸い上げる。
それに合わせてきゅんきゅんと膣肉が引き締まり、容赦なく動き回る彼の逸物を扱き、子宮口がぶつかってくる亀頭にキスをする。
「いだい!いだいのに、ぎもぢいい!なん、こりぇ!?じりゅ、じりゅうぅ!」
首もとから血を垂らしながら喘ぐ彼女は目を見開き、皮肉なしに痛いのに、膣はいつになく気持ちが良い感覚に脳が混乱していた。
やがて痛みさえも快感へと変換され、膣肉がさらに痙攣を繰り返し、子宮口が降り始める。
ジブリールはじゅるじゅると音をたてて首を舐め回し、吸血鬼さながらに血を啜りながら、腰の動きをさらに速く。
「あ゛!?じりゅ!じりゅ!?きちゃう!イっちゃうのぉ!!」
亀頭が降りてきた子宮口を遠慮なしに殴り付け、ジブリールは更に力強く噛みつく。
更なる痛みが更なる快感を呼び、彼女の脳裏に絶えず火花が散り、それが連鎖して思考力を奪い取る。
「がっ、ぎぃ!イく!イく!」
彼女の膣肉が痙攣を繰り返し、ぷしゅぷしゅと細かく潮を吹くと、彼は思い切り彼女の首に噛みついた。
「──イぎぃっ!」
痛みで快感への対処が遅れた一瞬の間に、彼女は絶頂を迎えた。
盛大に潮を吹いて絶頂を迎えたが、ジブリールはそんなものお構いなしに腰を振るう。
吹き出した潮で股間をびしょびしょに濡らし、陰毛を湿らせながら、彼は止まらない。
「あぎ、いいっ!あぐ!ぎっ!」
一度迎えた絶頂から戻ってくることなく、彼女は絶え間ない絶頂を迎え続ける。
一突きする度に面白い程に彼女の体は跳ね回り、どうにか快感から逃れようとはするが、血を抜かれ続ける彼女は知らぬ間に多くの体力を消耗しており、脱出は叶わない。
「シル……っ!シル…っ!シルっ!!!」
彼女の首から口を離したジブリールは彼女の子とを呼びながら彼女の腰を押さえ付け、噛む方に割いていた力を腰に乗せて更に突く。
どすどすと重い一突きは膣内を通って子宮を貫き、脳天から爪先まで全身を駆け抜ける。
突かれる度に彼に噛まれた首からは絶えず血が垂れて、首の下のシーツを赤く染めていき、銀色の髪にも赤い彩りを加える。
その様にジブリールは頬を染めると、上ってきた射精感を一切抑える事なく解き放った。
「……
「んぁあああっ!?」
子宮に叩きつけられた熱い感覚に彼女は悲鳴をあげ、背中を弓なりにしならせて更なる絶頂を迎えた。
「あっ、あひ、んぁっ、ひぅ……っ」
射精が落ち着くと同時に背中を沈めた彼女は、体をピクピクと痙攣させながら、気の抜けた声を漏らす。
涙ぐんだ瞳を揺らし、だらしなく舌を出してはぁはぁと犬のように喘ぎながら、彼女はジブリールへと目を向けた。
「ジルゥ、おちついたぁ?」
どうにか呼吸を整えたシルヴィアが問うと、ジブリールは力なく笑い、
「いいや、全然」
と力強く答えた。
現にそれを証明するように彼の逸物は固さを保っており、いまだに彼女の胎内を圧迫している。
シルヴィアは「あ、あは……っ」と乾いた笑みを浮かべると、ジブリールは「まだいくぞ」と容赦のない言葉を吐く。
結局二人はこの晩一睡もすることなかった。
二人を見守る──あるいは監視するように、魔剣は怪しく輝いていた。
余談だが、保存本能というものをご存知だろうか。
生命の危機に瀕したり、それに準ずる状況になった場合、どうにか子孫を残そうとする生物としての本能だ。
なぜここでその話を出したのかと思うだろうが、理由は単純な事。
人間にとって、骨や筋肉にすら守られていない最大の急所である首を、血が出るまで噛まれ、その状態が長時間続いた挙げ句、子宮を満たされる程に精子を注ぎれたなら、どうなるか。
結果は聞くまでもなく、シルヴィアには新たな命が宿る事となった。
ジブリールにとっても、シルヴィアにとっても予想外な結末に、当事者の二人と子供たちを含めた四人は、いつになく驚く事となる。
およそ十ヶ月後。産声が二つあがる事は、彼らは知るよしもないのだ。
感想等ありましたら、よろしくお願いします。
今回でエピローグ編も終わりです。一応ネタが思い付いたり、抜けを見つけたら随時投下していきますが、とりあえず本編の補完は終了。
次回からはリクエストとアンケート結果を元に、IFルートに入ろうと思います。
アンケート企画第二段たる、二人の馴れ初めに関してはプロットが出来あがり次第上げますので、しばらくお待ち下さい。