さて、さっそく本題に入りますが、とあるユーザー様から質問がありました。それは──、
『ゴブリンスレイヤーとハイスクールD×D以外のリクエストは可能か』
──というものです。
さっさと解答してしまうと『可能』です。
ただ個人的に二次創作を書く立場として、
・原作の小説ないし、アニメや漫画、ゲームを見たことがある。遊んだ事がある。
・↑をいつでも見返せる、やり直せる状態にある。
の二つの条件を満たしているものしかやらないと決めているので、上記の二作品以外でリクエストしたい方は、一旦個人メッセージで原作の確認を取ってから、そのまま返信でリクエストしてもらうか、いつものお題箱に入れてもらえると助かります。
そんな訳で、ゴブスレとD×D以外のリクエストも解禁します。
リクエストがかなり溜まっているのでいつ書けるかはわかりませんが、そこはご了承ください。
ちなみにその第一弾リクエストは『スカイリム』でした。自分も驚きましたが、魅力的なキャラが多いゲームである事も事実。頑張ります。
お知らせはここまで。ここからは文字稼ぎのほのぼの短編でも。
辺境勇士、
そんな渾名で呼ばれ、一部の者からは恐れられ、一部の者から尊敬されたのも昔の事。
結婚、そして子供の誕生を気に冒険者を引退した
「…………?」
のだが、その日に限って言えばジブリールはよくわからない状況へと立たされていた。
目の前にあるのは毛布の山。もぞもぞと動くそれは、中に誰かが入っていると教えてくれている。
「にーちゃ、なにこれ」
「わかんない……」
そして、そんな事をいの一番にやりそうな相手である子供達はジブリールの足元で顔を見合わせて首を傾げており、犯人は消去法で一人しかいない。そもそも毛布の隙間から銀色の髪が溢れているのだから、もう考えるまでもないのだが。
疑問符を浮かべながら見上げてくる子供達を見つめ返し、首を傾げたローグハンターは「まあ、寒いからな」と薄く雪が積もる裏庭を見つめ、は〜と白くなった息を吐き出す。
「かーしゃ、でてきて〜」
アイリスがとてとてと毛布の山に近づき、ぽんぽんとそれを叩いた瞬間、毛布の山が割れた。
「──みっ!?」
アイリスが驚愕の声をあげるよりも速く、中から伸びてきた女性の腕に毛布の山の中に引き摺り込まれ、中からは「ぴゃ〜♪」と何やら楽しげな悲鳴と、女性の笑い声が聞こえてくる。
それも数秒して静かになると、毛布の山の中から「たしゅけて〜!」と間伸ばしたアイリスの声が聞こえてきた。
「ほら、ウィル。妹が助けを呼んでるぞ」
「わかった!」
ちょんちょんと背を叩きながらウイルクにそう告げると、少年は妹を救わんと毛布の山に飛びかかり、
「──ぴゃ!?」
そのまま割れた毛布の山へと呑み込まれ、咀嚼するようにもぞもぞと山が震えた。
中からはウイルクの悲鳴と、アイリスともう一人の女性の声が彼に襲いかかる声が聞こえ、やがて静かになる。
「「「…………」」」
一人残されたジブリールは小さく溜め息を吐きながら、毛布の隙間から覗く三対の瞳を見つめ返し、諦めたようにその場に片膝をついて座り、毛布の山に手を伸ばした瞬間、
「しゃ……!」
「んにゃ〜!」
「や〜!」
毛布の山から飛び出した三人が彼の腕を捕まえ、そのまま彼の上半身を毛布の山の中へと引き摺り込んだ。
「つかまえた〜」
アイリスが太陽を思わせる笑みと共にジブリールの頬を引っ張り、
「えい、えい!」
ウイルクがただただ楽しそうに笑いながら、ジブリールの頭を叩く。
そんな子供達二人にボコボコにされながら、彼の瞳が向くのは正面で幸せを噛み締めるように笑いながら、そっと自分の頭を撫でてくるシルヴィアの姿だった。
「今日は寒いし、このままくっ付いてぬくぬくしてよ」
「だったら、ちゃんと下半身も入れて欲しいんだが」
「うーん。ちょっと狭いかもね〜」
うりうりとアイリスと同じように頬を抓り、口元の傷跡を撫でてやりながら、シルヴィアは「どうしようか」と問いかけてくる。
その問いに、ジブリールは無理やり毛布の山の中に入り込み、さらに体を丸める事で答え、ウイルクとアイリスをシルヴィアと自分で挟み込むように密着した。
子供達二人は親の胸に包まれて、親二人は鼻先が触れ合いそうな程の距離で、見つめ合い、笑い合う。
そのまま四人は怠惰極まる休日を過ごし、談笑していたが、やがて笑い声は寝息に変わり、騒がしかった部屋が静かになっていく。
最後まで起きていたジブリールは、自分に抱きつきながら眠るウイルク。シルヴァアに抱きつきながら眠るアイリス。
そんな二人を頭を撫でていたが、ついに眠りに落ちたシルヴァアを見つめ、彼もまた目を閉じた。
──こんな何にもない平和な日々が、どうか長く続きますように。
父親は一人、家族の安全と平和を祈るのだった。
リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。