ヒロインは
時期的には令嬢剣士加入前を想定。
ローグハンター、銀髪武闘家、女魔術師で相部屋になってしばらく……。
辺境の街、眠る狐亭の一室。
ローグハンターが拠点として使っているその部屋には、彼の一党に加わった女魔術師も滞在することになっていた。
二つしかないベッドは、ローグハンターと銀髪武闘家で一つ、女魔術師で一つという、
まあそれは、二人が恋人だからこそ出来ることで、他の一党ではまず揉めることになるだろう。
もっともこうなって早数ヶ月。当初は気を使っていた女魔術師もこの状況に慣れ、すやすやと穏やかな寝息をたてている。
それは頭目たるローグハンターも同じ事で、五年間一党として組んでいた相棒であり、同時に恋人でもある銀髪武闘家を抱き枕代わりに、静かな寝息を漏らして眠りについていた。
そこまではいつも通り。仕事終わりに三人で食事をし、宿に戻って眠るという、本当にいつも通りの一幕だ。
その筈、なのだが。
「……ね、寝れない」
いつもならいの一番に眠りに落ちる銀髪武闘家が、ばっちり目を開きながらそう呟き、彼を起こさないようにだいぶ抑えたため息を吐いた。
戦闘があまり激しくなったためか、あるいは最近になってまた体力が付いてきたのか、眠れる気がしないのだ。
とりあえずローグハンターの寝顔を眺める事にした銀髪武闘家は、銀色の瞳に穏やかな寝顔を映しながら、慈愛に満ちた笑みを浮かべた。
昔は一緒に寝ようとしただけで投げられたり、腕を極められたりと、割りと散々な目にあったのだが、今では彼の方から甘えてきてくれるのだ。
まあ、そこには稀にという言葉が付くのだが、全くないよりはマシになったというもの。
そんな事を思い出し、この状況が無性に嬉しくなった銀髪武闘家は微笑みながら、そっと彼の頬をつつく。
「ん……」
柔らかい頬をプニプニと何度もつついていると、ローグハンターは僅かに眉を寄せて声を漏らすが、起きてくる様子はなく、すぐに表情を和らげて再び寝息をたて始める。
「……」
じっと表情の変化を見ていた銀髪武闘家は、その愛らしさに眠気が吹き飛び、余計に冴えてしまった瞳で彼の寝顔を見つめる。
普段の凛とした顔とは違う、心の底から油断した顔は、やはり自分にしか見せない表情だ。
──あ、駄目だこれ。
銀髪武闘家はぞわりと背筋を震わせると、湧いてきた欲望に耐えるように身体を揺らすが、数分もしないうちに負け、彼の唇に吸い付いた。
無防備に寝ていたローグハンターに回避も防御もすることははなく、二人の唇は隙間なく密着する。
「ちゅ……んっ……ちゅ……」
同時にローグハンターの身体が強張るが、ゆっくりと啄むように彼の唇を堪能しながら、優しく頭を撫でてやれば、すぐに緊張を和らげた。
途中で息継ぎをするために唇を離せば、銀髪武闘家の唾液が糸となって二人を繋ぎ、すぐにぷつんと切れて枕を汚す。
キスされていたローグハンターは、少々息苦しそうに呼吸を乱して身動ぎするが、それでも起きる気配はない。
「ん~!!」
それが自分に対する全幅の信頼が成せる業と感じた銀髪武闘家は、心底嬉しそうに笑いながら身動ぎすると、彼の寝間着を捲って割れた腹筋を露出させ、割れ目をなぞるように指を這わせる。
普段は硬い腹筋も、寝ている今は柔らかく、いつまでも触っていたくなる感触だ。
「んっ……」
その途中でローグハンターがくすぐったそうに身動ぎするが、銀髪武闘家はまだいけると言わんばかりに次の段階へと進む。
彼の頭を両手で押さえつけると唇を奪い、僅かに開いていた歯の隙間から舌を差し込み、彼の舌に絡ませたのだ。
「ちゅる……!じゅる……!れろ……っ!」
そこまでしても動かない彼の舌を、さながら獲物に襲いかかった蛇のように絡み付き、唾液を塗りたくりながら彼の唾液を舐めとる。
上顎の内側、頬の粘膜、舌の裏側、歯の裏側と、いつもなら抵抗されたり、彼から責められたりと忙しく、堪能しきれない部分を大いに愉しむ。
「ぷぁ!」
可愛らしい声と共に唇を離せば、二人の唾液が混ざった半透明な液体が二人を繋ぎ、そのまま枕へと垂れていった。
「えへへ~。ジル~」
完璧に油断した銀髪武闘家は、背後で女魔術師が寝ているにも関わらず完全にスイッチが切れ、一人の女性であり彼の恋人──シルヴィアとしての顔を覗かせながら、露出させた彼の胸板に頬擦りした。
見た目の割りに触れれば柔らかいそこは、さながら高級な枕のようでいて、体重をかければしっかりと受け止めてくれる。
もっともそう感じるのはシルヴィアくらいで、他の誰かが彼を枕にしようものなら、枕にするには硬すぎると断じるに違いない。
まあ、彼が見ず知らずの誰かの枕になるようなことはないのだが、シルヴィアにとって、その固さが調度いいのだろう。
「ふへへ~」
だらしない笑みを溢しながら頬擦りする彼女は、ようやく満足したのか顔を離し、じっと彼の寝顔を見つめた。
「ジル……大好きだよ……」
そんな寝ている彼を抱き締めながら、耳元で囁くように告白すると、ふっと小さく笑って顔を離し──。
同時に身体を強張らせた。
「……シル、どうかしたのか?」
ニコニコと怖いほど上機嫌そうに笑いながらそう告げたのは、もちろんローグハンタ──―もといジブリールだ。
彼は笑みをそのままに彼女の髪を撫で、「なあ、どうかしたのか?」と重ねて問いかけた。
「あ、いや、眠れなくて……」
「普通に起こしてくれれば、話し相手くらいにはなるんだが?」
「キミの顔を見てたら、我慢出来なくて……」
「……」
色々と言葉を重ねて取り繕うが、ジブリールはジト目で彼女を見つめるだけで、シルヴィアは彼の視線に堪らず寝返りをうち、彼に背を向けた。
そんな彼女を軽く睨みながら、ジブリールは小さくため息を吐き、彼女の括れた腰に腕を巻き付け、自分の方に引き寄せた。
「きゃ!」と小さく悲鳴を漏らしたシルヴィアを抱き寄せ、頭を優しく撫でながら告げた。
「俺だって、それなりに溜まっているんだぞ……?」
「……ふぇ?」
彼の言葉を一瞬理解できなかったシルヴィアが首を傾げて振り向くと、ジブリールはニコニコと笑いながら言う。
「俺にだって、我慢の限界があるってことだ」
気持ち良く寝ている所を叩き起こされた為か、酷く不機嫌そうに額に青筋を浮かべながら、けれど相変わらず笑みを浮かべて、シルヴィアの寝間着に手をかけ、そのまま手を突っ込んだ。
彼の無骨な手に腹筋を、脇腹を撫でられた為、「ひぅ!」と悲鳴混じりに身体を跳ねさせた彼女を他所に、ジブリールは告げた。
「──責任、取ってもらうぞ?」
その言葉と共に、彼の手はシルヴィアの豊かな胸を鷲掴んだ。
火の着いた爆弾を止められる者は誰一人としていない。
火を着けた本人であっても、止めることは出来ないのだ。
「んっ……!ふっ……!んんっ!」
額に汗を滲ませ、頬を高揚したように朱色に染めたシルヴィアは、ピクピクと身体を揺らしながら必死に口を継ぐみ、声を押さえていた。
ジブリールの手で胸が見える程に寝間着を捲られた挙げ句、彼の片腕に腕ごと身体を抱きかかえられ、そのままブラジャー越しに豊かな胸を揉まれている。
ついでと言わんばかりにもう片方の手は優しく腹筋を撫でており、くすぐるように割れ目を指でなぞっていた。
薄く開いた彼女の視線の先には寝ている女魔術師の背中があり、こちらの様子に気付いた様子はないが、下手に声を出せば間違いなく起きるだろう。
一応二人してシーツにくるまってはいるが、女魔術師は賢く、鋭い。直接見なくとも、察することは出来る筈だ。
それを知るシルヴィアは、極力声を抑えながらも、仕事中でも出さないような必死な声音で彼に懇願する。
「ジル……っ!待って……せめて、違う場所で……!」
胸から感じる快感と、腹筋から感じるくすぐったさに身体を震わせるシルヴィアの言葉をジブリールは一切聞き届ける様子はない。
むしろブラジャーをずらして胸を露出させると、今度は直接柔らかな胸に指を沈め、その柔らかさを堪能するように指を動かす。
「ふっ……!んっ……!あっ、はっ……!」
彼の指が沈む度に小さく身体を跳ねさせるシルヴィアは、必死になって口を継ぐんで声を抑えるが、少しずつ限界が近付いてきたのか、熱のこもった声が漏れ始めてしまう。
指を噛もうにも、片腕は彼の手で押さえられており、もう片方の腕は自分とベッドに挟まれてしまっている。
まあそうしたのはジブリールなのだが、ともかく今の彼女に口を塞ぐ術がない。
どうにか腕を解放しようと身を捩った所で、ジブリールの膂力には勝てず、むしろ力が強まる始末。
加えて彼女の抵抗が不服だったのか、胸を弄んでいた彼の指が、彼女の意志とは裏腹にぷくりと勃起した乳首に狙いを定めた。
それに気付いたシルヴィアが、「待っ──」と制止の声をあげようとするが、ジブリールは言い切られる前に乳首を摘まんだ。
そのまま指の腹で乳首を転がしながら、時折ぐっぐっと緩急をつけて摘まむ。
「ひぅ!んんっ!んーっ!!」
乳首からくる痺れるような快感に必死になって口を継ぐむシルヴィアの努力を他所に、ジブリールは少々嗜虐的な笑みを浮かべると、真っ赤になった彼女の耳に噛みついた。
「ん!?はっ!ひっ……!」
突然の事態に目を見開いて声を漏らしたシルヴィアの反応に、耳たぶを甘噛みしていたジブリールは口を離し、耳の穴にふっと息を吹き掛けた。
「ひゃ!」と小さく悲鳴を漏らしてくすぐったそうに身動ぎするシルヴィアは、はぁはぁと息を乱しながら、ちらりと彼の方へと目を向けた。
「ジルゥ……お願い……外でも、いいからぁ……」
潤んだ瞳、火照った白い肌、熱のこもった吐息と、蕩けるような甘い声。
それを間近で受けたジブリールはぶるりと背筋を震わせると、腹筋を撫でていた手で、そっと秘裂に触れた。
くちゅりと湿った音が二人の鼓膜を揺らし、ジブリールは嗤い、それを見つめたシルヴィアはさっと体温が下がる錯覚を覚えた。
そして彼女の悪寒はすぐに現実になり、ジブリールが寝間着のズボンとショーツを纏めて掴み、一気に膝の辺りまで降ろした。
「ひ!?」と悲鳴を漏らしたシルヴィアは、どうにかズボンだけでもあげようと手を伸ばすが、彼の拘束が緩む様子はなく、あと数センチが届かない。
耳元でフッと鼻で笑う声が聞こえたと思えば、ごそごそと布の擦れる音が耳に届いた。
「ジ、ジル……!待って、謝るから……!」
「謝る気があるなら、大人しくしていろ」
目に涙を浮かべながら懇願するシルヴィアだが、ジブリールに容赦はなかった。
彼はシルヴィアの必死の懇願を淡々とした言葉で切り捨てると、ズボンとパンツを降ろして逸物を取りだし、湿り気を帯びた秘裂に当てた。
「お願い、待っ──」
シルヴィアが最後の最後で制止の声をあげるが、ここまで来て止まれるほど、枯れているジブリールの本能も死んではいない。
つまり彼は無慈悲に、いっそ機械的に腰を突き出し、彼女の秘部を貫いたのだ。
「ひぎゃ!?」
身体を強張らせていた為か、思い切り閉じていた膣肉を力ずくで掻き分けた逸物で子宮口を殴られ、その衝撃に悲鳴をあげた。
「あっ……かっ……ひゅっ……」と身体を痙攣させながら大口をあけて声を漏らすシルヴィアと、膣肉の締め付けに息を漏らしたジブリールとは別に、どこからか「うぅん……」と呻き声が漏れた。
「っ!」
いち早くその正体に気付いたシルヴィアは目を剥くと、数瞬遅れてジブリールもそれに気付き、愉快そうに笑った。
二人の正面で寝ていた女魔術師が、寝苦しそうに唸りながら寝返りをうち、二人の方に身体を向けたのだ。
「ん……」
そして不意に細く目をあけて、じっとシルヴィアとジブリールの方を見つめた。
そして彼女の瞳と目があってしまったシルヴィアは──、
「っ!?!?」
顔を耳まで真っ赤に染め、声にならない悲鳴をあげた。
同時に膣肉が強烈に引き締まり、ジブリールの逸物を締め付ける。
蠢くひだがさながら指のように逸物を扱き、彼の射精を誘う。
甘ったるいまでの快感に「くっ」と小さく唸ったジブリールはシーツの中で彼女の腰を押さえつけ、耳元で囁いた。
「
「っ!──っ!──っ!!」
彼の言葉にシルヴィアは声を出さずに首を振るが、彼は止めるつもりは毛頭なく、女魔術師は寝ぼけ眼でじっとこちらを見つめている。
「おね、がい……っ!まって……!」
喉の奥から絞り出したような、耳を澄まさなければ聞こえない声で懇願するが、ジブリールは「もう無理だ」と告げて一旦腰を引くと、子宮口を殴るように逸物を突き出した。
腰と臀部が触れあう直前で腰を止めて音が出ないようにはするが、それでも彼の剛直なら彼女の子宮に容易く届く。
シルヴィアが胎内の奥深くを殴られた衝撃に「かっ!」と肺の空気を吐き出すと、同時に射精が行われた。
どろり粘着質で、加えて熱々の精液は瞬く間に彼女の子宮を満たし、押し広げていく。
「──っ!──っ!!!?」
そして彼の精液の熱に当てられ、意志とは関係なしに絶頂を迎えたシルヴィアは、口を開けながらも声を殺しながら身体を仰け反らせ、ピクピクと身体を痙攣させた。
同時に引き締められた膣肉が痙攣を繰り返し、射精中の敏感な逸物を更に刺激する。
「っ!」
その感覚に眉を寄せたジブリールは我慢することを忘れ、落ち着く間もなく更に射精した。
どろどろの精液が続けて吐き出され、追加された分だね子宮を押し広げ、僅かに下腹部が盛り上げる。
「かっ……!ぎっ……!ん……っ!」
ついに耐えきれずに声を漏らしたシルヴィアは、慌てて口を継ぐんで声を抑えながら、絶頂に揺れる瞳で女魔術師の様子を探った。
「……」
いまだに寝ぼけ眼な彼女は深く息を吐くと、そのままゆっくりと目を閉じ、再び規則正しい寝息をたて始めた。
絶頂しながらホッと息を吐いたシルヴィアを他所に、ようやく射精が落ち着いたジブリールはゆっくりと逸物を抜いた。
栓としての役割を持っていたそれが抜けた事で、子宮を満たしていた精液が一気に逆流し、秘裂から吐き出される。
「──はぁ……!はぁ……はぁ……」
同時に気が抜けたのか、絶頂の余韻に浸る間もなくシルヴィアは継ぐんでいた口を開いて酸素を補給し始めた。
ジブリールは労うように彼女の頭を撫でてやりながら、彼女の肩を掴んで寝返りをうたせ、自分と向かい合わせた。
蒼い瞳と銀色の瞳がお互いを映し、片や満足そうに、片や不満そうな視線を相手に向ける。
ジブリールは笑みをそのままに「悪かったな」と呟くと、シルヴィアは頬を膨らませながらぷいと顔を背けた。
「悪かったって」と平謝りするジブリールを視線だけ動かして睨むものの、彼は動じた様子もなくへらへらと笑い、そっと髪を撫でた。
「む~」
不満なのか、嬉しいのか、何とも言えない表情で猫のように喉を鳴らすシルヴィアを見つめながら、ジブリールはシーツの中で彼女の足を軽く持ち上げ、股を開かせた。
「っ!?ジ、ジル……!?」
慌てた様子で自分に顔を向けてきたシルヴィアの頭を片手で押さえつけ、そのまま唇を奪うと、精液を吐き出していた秘裂に亀頭をあてがった。
「ん!?んんっ!んーっ!!」
それが意味することは一つで、それをよく知るシルヴィアは目を剥くが、ここまで来て今さらどうなると言うのだ。
ジブリールは腰を突き出し、再び胎内を貫いた。
「んお゛!?」
絶頂から一分足らずで愛する人の分身の再びの侵入を許した膣肉は、悦びか拒絶のどちらかでわななき、蠢くひだが逸物を扱く。
その感覚に心地よさそうに目を細めたジブリールは、ゆっくりと腰を振り始める。
「ん……っ!ふっ……!っ……!」
いつにも増して緩やかな動きに、鋭いかりでゆっくりと膣肉が掻かれ、口付けするように優しく子宮口を撫でられる。
甘く、蕩けるような快感にシルヴィアは身を捩り、先程までの批判的な視線が、媚びるような視線へと変わっていく。
それを確認したジブリールが唇を離せば、シルヴィアは「へぁぁ……」と気の抜けた声を漏らす。
腰の動きに合わせて「あっ……はっ……」と声を漏らす彼女を見つめながらジブリールは肩を竦め、手頃な手拭いを手に取り、それを彼女にくわえさせた。
「んぐ!?」と声を漏らして苦しそうに眉を寄せるシルヴィアだが、腰の動きが再開されるとすぐに快感に表情を蕩けさせ、彼の動きに合わせて自分から腰を振り始める始末。
「ふっ!んっ!はっ!んんっ!んーっ!!」
気持ち良さそうに目を細め、ピクピクと身体を痙攣させながらくぐもった嬌声をあげ、瞳がとろとろに溶けていく。
ジブリールが「
同時に射精を促すように膣肉が引き締まり、逸物を締め付け、搾る。
「ぐっ……!」
ジブリールは低い唸り声を放つと共に、逸物は堪らずに精液を吐き出し、古い精液を押し出すように彼女の子宮を満たした。
子宮内で精液が暴れまわり、精液で洗浄されているような感覚が子宮を舐め回し、彼女に未知の快感を与えていく。
「んーっ!!んっー!んんんっ!?」
目を剥いて絶頂したシルヴィアは、もはや力の入らない腕で彼を抱き締めた。
背に回した指が勝手に爪を立て、彼の背中を引っ掻いてしまうが、ジブリールは一切怯まずに更に腰を突き出す。
めりっ!と子宮が潰される鈍い音がしたと思えば、シルヴィアは「お゛!?」と野太い悲鳴を漏らし、ビクビクと身体を痙攣させた。
同時にわなないた膣肉が逸物を搾り上げ、尿道に残された僅かな精液さえも搾り取る。
ジブリールの口から「ぐっ、あぁ……」と気の抜けた声が出るのと、精液が搾り尽くされるのはほぼ同時。
僅かに萎えた逸物を引き抜いたジブリールは凄まじいまでの倦怠感にため息を吐き、枕に頭を沈めた。
対するシルヴィアは絶頂の余韻に浸るように身体を跳ねさせながら、潤んだ瞳で彼を射抜いた。
それはまるで次を求めているようで、まだ終わって欲しくないと訴えているようで、ジブリールは背筋を震わせると、萎えた逸物が固さを取り戻す。
そうして準備を終えたジブリールは、彼女の口に詰めていた手拭いを取ってやり、代わりに口付けを落とした。
同時に勃起した逸物を再び彼女の胎内に叩き込んだ。
夜はまだ終わらず。むしろ始まったばかりだ──。
ぎしぎしとベッドが軋む音と、パンパンと肉同士がぶつかり合う乾いた音、そして圧し殺した女性の嬌声を聞きながら、二人に背を向けている女魔術師は顔を真っ赤にしていた。
何だか煩くて目を覚ましたら、まさかおっ始めているとは誰が思うだろうか。
「はひゅ……!じりゅ、じりゅう!しゅき、だいしゅき……っ!」
「俺も、愛してるよ」
途中途中で愛の告白が挟まるなど、誰が思うだろうか。
怒ってもいい。むしろ怒るべきなのだろうが、女魔術師にそれが出来なかった。
「あっ……ふっ……んんっ!」
自分の両手はそれぞれ胸と秘裂に伸びており、一心不乱にそこを弄り、快感を享受しているからだ。
魔術の鍛練に明け暮れてやる機会のなかった自慰行為の快感に耽りながら、女魔術師はどんどんと表情を蕩けさせていく。
「じりゅ!じりゅ!イく!イっちゃう!」
「ああ、俺も……っ!」
──わ、私もイきそうです……っ!
二人の声に心の中で思わず返した女魔術師は、更に指の動きを激しくさせ、ぐちゃぐちゃと湿った音を響かせる。
「イく!イくぅぅぅうううううっ!」
「くっ、おおおお!」
「──っ!!!」
シルヴィアの声を合図に、三人はほぼ同時に絶頂を迎え、むせかえるような淫行の臭いが部屋を満たし、三人の思考力を奪い取る。
「ジル!じりゅ!もっと、もっとちょうらい……っ!」
「ああ、もう知らんぞ……!」
二人はもはや隠す気もなく言葉を交わすと、先程よりも激しく音をたてて行為に耽り始めた。
──あの人ばっかりズルい!私も、私だって、欲しい……!
女魔術師はもはや自分で制御が効かず、ころりと寝返りをうって二人の方へと身体を向けた。
周囲が見えていない二人はそんな事にも気付かずに行為を続け、シルヴィアは嬌声を、ジブリールは唸り声を漏らしている。
そんな二人を肴に、女魔術師は自慰行為に耽る。
シルヴィアの秘部を、彼の剛直が貫く度に指を突っ込み、ジブリールが彼女の乳首を舐める度に指で転がす。
相手が彼である事を頭に描いて、ひたすらに快感を貪り続ける。
「──っ!!」
そして一人で絶頂を迎えても、もはや自分の意志を離れた指は止まることを知らず、女魔術師に快感を与え続ける。
「っ!?──っ!!っ──!!?」
そして短時間に数度の絶頂を迎えた女魔術師は目を見開き、ガクガクと身体を揺らしながら指を引き抜き、同時に潮を噴いた。
全身の筋肉を弛緩させてベッドに沈み、はぁはぁと乱れた呼吸を繰り返す。
「じりゅ!じりゅぅうううううう!!」
「シル!くぉぉぉぉおおおおお!」
眠気に押されて歪んだ視界に、いまだに交じりあう二人の姿を捉えながら、女魔術師は歪な笑みを浮かべた。
──いつか、私も、そっちに……。
二人に気付かれることなくそう心に決めた彼女は、そのまま目を閉じて眠りに落ちた。
それでもジブリールとシルヴィアの行為は終わらず、一晩中嬌声は響き続けた。
一人の少女が、雌としての本能に目覚めた事にも気付かずに──。
感想等ありましたら、よろしくお願いします。