ヒロインは
家もあって、円卓会議に参加してるけど、子供たちがまだ産まれていない世界線。
「……ただいま」
都の御前会議から帰宅したジブリールは、玄関を潜ると共に疲労を滲ませた声でそう告げて、愛する妻の言葉を待った。
「あ、ちょっと待って……!」
そしてすぐに期待していた声は返ってきたのだが、当の本人は姿を見せず、何より内容がおかしい。ただいまの後はお帰りと相場は決まっている。
何か作業でもしているのか、僅かに開いた寝室の扉の奥からは物音が漏れており、「わっ!?」だの「ひぇ!?」だの、何だか変な声も聞こえてくる。
「……?」
疲労で思考が纏まらないジブリールは小さく首を傾げると、後ろ手で玄関の鍵をかけ、珍しく足音を立てながら寝室の方へと向かい、僅かに開いていた扉を全開にした。
「ひゃ!?ジ、ジル……!?待ってって言ったじゃん!」
そこにいたのはやはりと言うべきか、ジブリールがこの世でただ一人の愛する妻、シルヴィアだ。
窓から差し込む月明かりに照らされ、銀色の髪が幻想的な光を放ち、髪と同色の瞳は困ったように潤んでいる。
そこまではいいのだが、明らかにいつもの違う様子に気付いたジブリールは数度瞬きすると、「どうかしたのか?」と問いかけながら、舐めるように彼女の身体に目を向けた。
まず気付くのは顔の口許を隠す、僅かに透けている薄い布だろう。お陰で可愛らしく、柔らかい唇が見えないが、見えない分妙に色っぽい。
更に視線を下げれば、傷痕一つない綺麗な首と、普段なら隠されている鎖骨が見え、豊かな胸はさらしのように脇を通すように巻かれた一枚の布で隠されているが、上と下から胸がはみ出しており、全てが見えるよりも余計に色っぽい。
視線は更に下に行き、かつて割れていた腹筋は、その名残の薄い筋を残してだいぶ柔らかくなり、けれど贅肉がついたわけでもないので腰は括れている。
安産型の臀部は腰に巻かれた布で隠されており、ズボンの類いは穿いていないのか、膝上の辺りから足は丸見えになっている。
まあ、つまる所──。
「
「違いますぅ!!」
ジブリールがボケッと気の抜けた声音で言うと、シルヴィアが鋭く返して頬を膨らませると、仕切り直すように、同時に久々にスイッチを入れるように目を閉じながら咳払いをした。
そしてゆっくりと目を開ければ、恥ずかしそうに潤んでいた瞳に凛とした輝きが灯り、纏う雰囲気が鋭いものに一変する。
彼女の姿に魅入っているジブリールの視線を受け止めながら、シルヴィアはその場でくるりと一回転。
銀色の髪と、複雑な紋様が刺繍された腰の布がふわりと揺れて、月明かりを反射してキラキラと輝く。
その姿は物語で語られそうな程に幻想的で、見たものを皆魅了するに違いない。
現に彼女の姿を見つめているジブリールは無意識に頬を赤く染め、感嘆の息を漏らしていた。
──ああ、踊り子か……。
そうしてようやく彼女の格好に気付いたジブリールは、なるほどそうかと頷いた。
口許を隠す布や妙に露出の多い服装は、どことなく
回転を終えて彼の方に向き直ったシルヴィアは胸元を見せるように身体を倒し、口許に指を当てながら上目遣いになると、言えていなかった言葉を口にした。
「お帰りなさい、ジル♪」
凛とした瞳をそのままに、薄布から透けて見える口許は妖艶な笑みを浮かべる。
その笑みにぞわりと背筋をくすぐられたジブリールは慌てて顔を逸らすが、シルヴィアはようやく見せた隙を逃すまいと詰め寄り、彼の身体に抱きつくと、彼の頭を押さえて自分の方へと向かせる。
豊かな胸は胸板に潰されて形を歪め、ただですら強調されていた谷間が更に深くなり、それを凝視したジブリールは頬を赤くしながら目を背けるが、シルヴィアは「こっち見て」と囁いた。
言われるがまま視線を戻せば、そこには凛とした銀色の瞳があり、まっすぐに見つめ返してきている。
シルヴィアは金縛りにあったように動きを止めたジブリールを見つめながらにこりと微笑むと、愛撫さながらの手付きでそっと口許の傷痕を撫で、そのまま顎先、首筋を撫で、衣装越しに胸板を撫でた。
ぞわぞわと背筋を震わせながら彼女のされるがままになるジブリールに、シルヴィアは上機嫌そうに笑うと、衣装のボタンに指をかけて、一つ一つ丁寧に外していく。
「ああ、待て。着替えくらい──」
「疲れてるんでしょ?私に任せて」
自分でやると言いかけた彼の言葉を遮り、シルヴィアは彼の手を掴んで降ろさせると、ついでに羽織っていた上等な革製の外套を床に落とし、そのままベスト、ワイシャツを脱がせる。
手慣れた手付きで彼を上半身裸にしたシルヴィアは、彼の身体に数多刻まれた傷痕の一つをそっと撫で、続けて口許の布を退かしながら口付けを落とした。
ジブリールがくすぐったそうに身動ぎすると、シルヴィアは「ふふっ」と小さく笑みをこぼし、ぎゅっと彼の身体を抱き寄せた。
薄い布一枚越しに彼女の胸の柔らかさと、その温もりを感じたジブリールは不意に天井を見上げ、深々とため息を吐いた。
疲れてはいる。疲れているのだが、ここまでされると興奮してしまうのは男の
事実彼の分身はズボンを押し上げる程に勃起しており、抱きついている彼女の腹に押し当てられていた。
それに気付いたシルヴィアは頬を緩めると、そっとそこに指を這わせ、布越しに感じる熱に目を細めた。
「ふふ。疲れてるのに、ここは元気なんだ」
僅かばかりの悪戯心で、柄にもなく煽るように笑いながら言うと、「仕方ないなぁ」と告げて肩を竦めた。
夫が興奮したならそれを沈めるのが妻の役目と、どこかずれた考えを持つシルヴィアは、このまま処理してやろうと意気込むのだが──。
彼の逸物を撫でていた手をガシッと掴まれ、そのまま顔の横まで持ち上げられる。
「え……あの……?」
困難しながら狼狽えるシルヴィアを他所に、ジブリールは疲れた身体に鞭を打ってもう片方の手を捕まえると、それもまた顔の横まで持ち上げる。
「ジ、ジル……?」
首を傾げて問いかけるが、ジブリールは一切答える様子もなく、彼女を掴んだまま反転、そのまま扉に押し付けた。
「きゃ!?」と小さく悲鳴を漏らすと、逃げる間もなく唇を奪われ──、
「……」
そうになると、ジブリールは忌々しそうに口許を隠す布を睨み、片手を離すと後頭部に手を添え、紐を解いた。
はらりと布が落ちると、数秒とはいえお預けを食らったジブリールは勢いよく唇に吸い付く。
柔らかな唇が触れあうと共に、切れかけていたスイッチが強制的に切り替えられ、凛としていた瞳がとろんと蕩ける。
同時に僅かに開いていた隙間から舌を捩じ込み、無防備に動きを止めていた彼女の舌に絡み付く。
「んんっ!ふっ!ふぉ……っ!」
狼狽えて身体を強張らせるシルヴィアと唾液を交換するように絡み合い、後ろが壁であるため下がる事が出来ない。
「はっ!ふっ!んんっ!んーっ!」
くちゅくちゅと湿った音を漏らしながら二人の舌が絡み合い、お互いの唾液を交換しあいながら体温を高めていく。
内股気味になっていた彼女の足の間、腰布の隙間を縫うように自分の足を差し込むと、腰布を巻き込む形で足を持ち上げた。
ジブリールの膝が彼女の身体を軽く押し上げ、全体重がその一点に集中する。
力を入れているのか、盛り上がった筋肉が彼女の秘裂に食い込み、膝の揺れに合わせてごりごりと秘裂を抉る。
「へぅ!?」
キスをしながら小さく悲鳴をあげたシルヴィアは目を見開くが、ジブリールは気にした様子もなくキスを続け、ガクガクと足を揺らして彼女の身体を震わせる。
「へっ!はっ!んんっ!んふっ!ふぉ!」
筋張った筋肉に擦られ、ビリビリと痺れる淡い快感を感じながら彼の口付けを受け入れるシルヴィアは、瞳が理性の欠片もないほどにとろとろに蕩け、身体から力が抜けていく。
足から力が抜けて身体を沈ませようにも、そこにあるのは全くぶれないジブリールの足で、力を抜けば全体重がそこにかかり、彼の足が秘裂に食い込んでしまう。
「んっ!ふっ!んんっ!んぅ!」
下から押される圧迫感と息苦しさに、苦しげに声を漏らすシルヴィアは、唯一自由に使える片手でジブリールの肩を叩き、ギブアップを宣言。
彼女の宣言を受け取ったジブリールがゆっくりと唇を離すと、二人の唇を繋ぐ半透明な糸が伸び、すぐにぷつりと切れてしまう。
「はぁ……はぁ……んっ……へぁぁ……」
蕩けた瞳で彼を見つめながら、熱のこもった息を吐いたシルヴィアと、そんな彼女の吐息で鼻先を撫でられ、くすぐったそうに身動ぎするジブリール。
彼は汗が浮かぶ彼女の首筋に顔を埋めて何度か舌を這わせ、汗のしょっぱさで意識を研ぎ澄ますと、歯を立てずに噛みついた。
「ひゃんっ!」とわざとらしい悲鳴をあげたシルヴィアを他所に、ジブリールは何度も首筋に噛みつき、時には吸い付き、うっすらと噛み痕とキスマークを残していく。
「っ!~っ!!──っ!!!」
シルヴィアは彼が何かをする度に恍惚の表情で身体を震わせ、声にならない嬌声をあげる。
耳元で聞こえる彼女の息遣いに悩ましそうに眉を寄せたジブリールは、首筋に噛むのを止めると、数秒ほど彼女の瞳を覗きこみ、再び唇に吸い付いた。
「んぐ!?んっ!ふっ!はっ!」
静かな部屋にくちゅくちゅと湿った音を響かせて、二人の舌は絡み合いながら、お互いの体温を共有して、更に身体を興奮させる。
ついに堪らなくなったジブリールは彼女の手を離すと、両手で安産型の臀部を鷲掴み、そのままひょいと持ち上げた。
「んん!?」
突然の行動に驚き、目を見開いたシルヴィアは、慌てて彼の首に両手を巻いて抱きつくと、ジブリールはベッドに向けて歩きだす。
「んっ……!ふっ、ふぅ……」
それに気付いたシルヴィアはとろんとした視線を彼に向けて、早く早くとねだるように舌の動きを激しくさせた。
彼の舌のみならず、上顎、頬の粘膜、舌の裏側に舌を這わせて、ここは自分のものだと証明するためにマーキングしていく。
もっともジブリールが他の女性になびいたり、浮気する何てことはなく、それを知らないシルヴィアではない。
だからそのマーキングにはほとんど意味はなく、シルヴィアの自己満足に他ならないのだ。
まあそれを甘んじて受け入れるジブリールも、彼女に口内を舐め回されるのが気持ちよく、されるがままにされているというのもあるが……。
だがいい加減にしようと、心底名残惜しそうに口を離したジブリールは「降ろすぞ」と呟き、そっと彼女をベッドに寝かせた。
銀色の髪を扇状に広げ、上気して薄らと赤くなった肌をそのままに、彼女はベッドの上に寝転び、媚びるような視線を彼に向けた。
「ジルゥゥ……もう、我慢できないのぉ……」
そう言いながら誘うように腰を振れば臀部を隠す腰布が揺れ、太ももと下腹部がちらちらと顔を覗かせる。
ごくりと生唾を飲んだジブリールは、腰布の結び目に指をかけると手早くそれを解き、はだけさせるようにそのまま落とした。
「っ!」
同時に目を剥くと、じっと彼女が穿いていないであろうショーツを凝視する。
いや、それはショーツというにはあまりに布面積が少なく、もはや紐だ。
薄く生えた陰毛はほとんど隠されておらず、びちゃびちゃに湿った秘裂は丸見え、そこには申し訳ない程度に一本の細い紐があるだけだ。
こんな物をどこで手に入れたのか、普段の彼なら真っ先にそこを気にするのだろうが、生憎と今の彼は正常ではない。
ジブリールは無言でズボンとパンツを降ろし、血管が浮かび上がり、もはや気持ち悪いほどに勃起した己の分身を取り出した。
「あはぁ~」と恍惚の笑みを浮かべたシルヴィアは、自分で股を開くと、「来て、早くぅ」と誘うように腰を振った。
動きに合わせて秘裂から溢れた愛液が飛び散り、ベッドとジブリールの身体を僅かに濡らす。
必死になって腰を振り、男を誘う姿は娼婦のようであるが、実際は元冒険者の人妻だ。
こんな子供であろうが性的な興奮を誘う強烈な色香を放つ人が、どこまでも一途な人妻など、初見ではまず信じまい。
その姿を唯一見ることが許されたジブリールは再び生唾を飲むと、膝歩きで彼女の股の間に納まると、揺れていた腰を押さえつけながら紐を退かし、無防備になった秘裂に亀頭を添える。
「ひぅ!」と小さく悲鳴を漏らして背筋を震わせたシルヴィアは、猛った犬のようにはっはっと湯気が出そうなほどの熱を孕んだ息を吐きながら、秘裂をパクパクと開閉させて彼を誘う。
即暴発は御免のジブリールは一度深呼吸をすると、渾身の力を込めて腰を突き出した。
ぐちゃ!と少々エグいまでの音を響かせて、シルヴィアの秘裂を貫いた逸物は、その勢いのままに締まっていた膣肉を突破。降りてきていた子宮口を殴り付けた。
「んぉお!?おっ!あ゛っ!ぎっ!んぃいいいい!!」
貫かれただけで絶頂を迎えたシルヴィアは、ビクビクと身体を痙攣させながら、同時に背中を弓なりにしならせた。
相変わらず敏感な──敏感過ぎるまでの彼女の反応に困り顔で苦笑したジブリールは、都合よく浮き上がった彼女の腰を掴み、がっちりと固定。
「へぁ……?んへぇ……」
それはジブリールが本気を出す予備動作のようなもの。
何度も彼と交わり、結婚したシルヴィアだからこそ知る、不器用な彼が全力で相手を悦ばせようとする所作だ。
一見だらしのない、けれど彼へと愛情を孕んだ笑みを浮かべたシルヴィアは小さく頷くと、ジブリールは歯を見せるように笑い、腰を振り始めた。
絶頂直後で敏感になった膣肉を鋭いかりが掻き回し、亀頭に吸い付こうと降りてくる子宮口を無慈悲に殴る。
「おぁ゛!?あ゛っ!いっ!はっ!ん゛ぉ!?おおお゛お゛お゛おおお!!!」
パンパンと音をたてて腰を打ち付ける度にシルヴィアは絶頂を迎え、ビクビクと身体を痙攣させながら、結合部からは愛液と潮が噴き出し、二人の身体を汚していく。
「かひゅ!ぎっ!あっ!へっ!お゛!んぃいいいい!!」
突かれる度突かれる度に絶頂し続けるシルヴィアは白目を剥きそうになりながらも、強靭な意志でもって意識を繋ぎ止め、彼がくれる快楽を貪り続ける。
対するジブリールも、その表情に余裕はない。彼女が絶頂する度に引き締まる膣肉が逸物を扱き、ひだも痙攣するために余計に気持ちがいい。
「くっ……!ぐっ……!」
「あひ!あっ!いい、よっ!らして!ぜんぶ、らしていいよぉ!!」
「がっ……!」
耐えるように歯を食い縛っていたジブリールに、シルヴィアが腹に力を入れながら言うと、断末魔のように唸り、溜まっていた欲望を解放した。
吐き出された精液が瞬く間に子宮を満たし、シルヴィアは声にならない絶叫をあげた。
「──っ!──!──……」
その途中で突然脱力した彼女はベッドに倒れ、意志が消えた瞳から涙を流しながらピクピクと身体を痙攣させ、結合部からは愛液と精液が混ざった白濁液がにじみ出る。
ジブリールは倦怠感からため息を吐くと彼女の身体に倒れ、豊かな胸元に顔を埋めるが、布が邪魔で柔らかさを堪能出来ないことに気付いて舌打ち一つ。
不快そうに眉を寄せたジブリールは身体を起こすと、胸元の布をずらして両胸を露出させ、今度こそ胸元に顔を埋めた。
汗ばんでいる為か頬に張り付くそれは心地よく、揉んでみれば一気に指が沈みこみ、それこそ握手するように受け止めてくれる。
その柔らかさと彼女の臭いに眠たくなるが、我が分身はまだ彼女を貪りたいのか固さを保っており、いまだに子宮口にキスをしている。
制御不能な本能にため息を吐くと、彼女に抱きついたまま腰を引き、思い切り打ち付けた。
スパン!と平手打ちでもしたのかと思える程の快音が響き渡り、シルヴィアが「うっ……」と呻き声を漏らしながら身体を跳ねさせる。
そのまま続けて口付け二度、三度と繰り返せば、彼女の瞳にも少しずつ意志が戻り始め、呻き声にも再び熱がこもっていく。
膣肉の締め付けも強さを取り戻していき、逸物を優しく扱き始め、今度はジブリールが獣のように唸った。
パンパンパンパンと小気味のいい音を響かせながら、ジブリールの腰使いがだんだんと荒く、速く、鋭く、それこそ攻撃のそれに近づき始めた。
「あっ……ぎっ……!んぉ!?えぁ……?ひっ!あっ!ぎぃ!!」
そうしてようやく意識を覚醒させたシルヴィアは、慌てたように顔を巡らせ、胸に顔を埋めている彼に気付くが、今はどうしようとなかった。
力任せに叩きつけられる衝撃がそのまま快感として子宮を脳天までを突き抜け、彼女の身体を麻痺させるのだ。
さながら電撃が流れるような快感に両手足がピンと伸びきり、足は虚空を蹴り、両手は意識から外れてシーツを掴む。
「かひゅ!へっ!ぎ!あ゛っ!おぎ!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
恥も外聞も捨てて、獣のような唸り声をあげて絶頂に震える彼女は、無理やり腕を動かして彼の頭を抱き寄せた。
豊かな胸に包まれた挙げ句に圧迫と、軽く窒息状態になるジブリールだが、腰の動きは止まらない。むしろ脱出しようと余計に暴れる程だ。
「ぎ……!あっ!はっ!へっ!んんっ!んぉおおおお!」
「っ!!!」
ビクンビクンと肩を跳ねながら絶頂し続けているシルヴィアの膣肉の圧と、絶えず響く嬌声と胸の柔らかさに後押しされたジブリールは歯を食い縛り、同時に二度目の射精を行った。
「んぎぃいいいいいいいいいっ!!!!」
二度目と言えど、変わらずの熱さと濃さを孕んだそれが再び吐き出されたシルヴィアは絶叫しながら絶頂を迎え、引き締まった膣肉が更なる射精を誘い、ジブリールは低く唸って精液を暴発。
びちゃ!と塊が吐き出された音が子宮から響き、シルヴィアは「んぉお゛!?」と野太い悲鳴と共に目を剥いた。
「……はっ!はぁ……はぁ……んっ……へぇ……」
今度は気絶せずに耐えきったシルヴィアは、乱れた呼吸を落ち着かせようと深呼吸を繰り返しながら、胸に顔を埋めているジブリールの頭を撫でた。
驚いたように肩を跳ねさせて身体を強張らせるが、すぐに受け入れて力を抜いた。
そんな彼の様子に微笑んだシルヴィアは、愛する子供にするように彼の髪を撫でながら、ホッと息を吐いた。
流石に気をやるほどの行為の後に休みなく連戦は、この身体でも流石にしんどいというもの。
とりあえずこのまま彼を寝かせて、自分も寝ようと意気込んだのだシルヴィアを他所に、ジブリールは両手をベッドについて身体を起こし、胸から顔を離した。
「ジル……?」
このまま寝るものだと思っていたシルヴィアが首を傾げると、ジブリールはゆっくりと腰を引き、逸物を抜き始めた。
「んっ……」と声を漏らしたシルヴィアは、とりあえず終わりかと安堵の息を吐くが、
「フッ!」
ジブリールが鋭く息を吐くと共に腰を突き出し、再び彼女の胎内を貫いた。
「んぎぃいいい!?」
かっと目を見開いて吼えたシルヴィアは理解が追い付かずに混乱していると、ジブリールは彼女の胸を揉みながら腰を振り始めた。
「んぎ!?あっ!はひゅ!?な、にゃ!?じ、じりゅ!?」
どすどすと子宮を殴られながらシルヴィアは彼を呼ぶが、彼は一切の反応を示さずに腰を振り続ける。
「じりゅ!?じりゅぅうう!!まっへ!ひん!あっ!やすませぇ、やしゅませてぇ!!はっ!ひっ!」
シルヴィアは首を振りながら叫ぶが、ジブリールは返さない。
喘ぎながら「ど、どうしたの!?」と問うが、それにも返答はない。
シルヴィアがどうにか首を動かして彼の表情を覗きこむと、
「──っ!──っ!──っ!!」
まだまだ余裕そうな表情、どころかここからが本番だと言わんばかりの面持ちになっており、止まる気配はない。
「ひぎゅ!ごめんなしゃい!ゆるひて!疲れてるのに、さしょってごめんんんんんっ!!」
それをどう思ったのかは定かではないが、シルヴィアは涙を流しながら謝るが、ジブリールは何も返さず、本日三度目の射精を行った。
「ひ!?ぎぃいいいいいいいいいい!!!」
休みなし、ぶっ通しでの三度目の射精。だがその濃さは一度目と大差はなく、本気で孕ませる来ているのではと思わせるものだ。
そして、そう考えてしまったシルヴィアの子宮は熱をもち、膣肉が引き締まってしまう。
「ぐっ……」と低く唸ったジブリールはようやくシルヴィアの顔を正面から見下ろし、疲労が滲むどころか、疲労の色が濃い笑みを浮かべた。
「どうにも、治まらなくてな!もう少し付き合ってくれ!」
「ひぅ!はっ……あっ!わかった、わかりまひた!だから、休ませ──」
「ありがとう。いくぞ……っ!」
疲れていたのに彼女に襲いかかった彼は、文字通り一周回って元気になってしまったのだろう。
昂りは静まる様子はなく、突く度突く度にジブリールは元気になり、シルヴィアを一方的に追い込んでいく。
「待って、ジル……!じりゅううううううう!」
そんな彼の状態を露知らず、シルヴィアはひたすらに快感を叩きつけられ続けた。
「くっ、おおおおおお!!」
「ひぎ!?んぃいいいい!!!!!」
度重なる絶頂と精液の熱に当てられてか、卵巣から一つの卵子が吐き出される。
その卵子はそのまま卵管を通って子宮へと向かいながら、道中で彼の精子に襲いかかられ、そのうちの一つの侵入を許してしまう。
「かひゅ!?んぎぃいいいいいいっ!!!!」
何か異変が起こった事を本能で察したのか、シルヴィアは身体を跳ねさせるが、すぐに快感の呑まれて忘れてしまう。
その間にも受精卵となったそれは、いまだに襲いかかる精子を押し退けながら進んでいき、ついに子宮の壁に着地、そこに根付いた。
「あ゛ぐ!?ああああああああああ!!!!!」
そんな事を知るよしもないシルヴィアとジブリールは、もはや人としての理性を完全に捨てて混ざり合う。
理性を捨てた獣同士の交わりは終わる気配を見せず、部屋にはむせかえりそうな程に強烈な、淫行の臭いが充満する。
「じりゅ!じりゅううううううう!」
「シル!シル!シルッ!」
二人は愛する
それでも二人は止まらない。限界を越えた二人は、次の限界が来るまで、止まることを知らないのだ──。
翌日、正午ごろ。
「「はぁ……はぁ……はぁ……」」
部屋に満たす淫行の臭いにも慣れ、何も感じなくなった頃、ようやく二人は限界を迎え、行為を終えた。
絶え絶えになった呼吸を落ち着かせようと必死になって酸素を取り込み、身体に行き渡らせる、
「ジ、ジル……?」
「な、なんだ」
ふと、シルヴィアがジブリールを呼び、呼ばれた彼は彼女の方に目を向ける。
そこには疲労困憊といった様子の彼女の姿があり、身体のあちこちににキスマークが残されている。
それを悪いとは思いつつ、自分のものとの証明だと思えば嬉しくもある。
そんな事を考えていたジブリールを他所に、シルヴィアは笑いながら彼に問うた。
「えっと、あの格好、どうだった……?」
「──」
突然の問いにジブリールは間の抜けた表情となるが、すぐにフッと笑ってさも当然のように告げた。
「似合っていたよ。世界の誰よりも、綺麗だった」
「~っ!!」
真っ直ぐとした瞳と共に放たれた言葉には、嘘偽りも、お世辞もなく、心の底からの称賛が込められていた。
長年連れ添う中でわ彼が嘘を言っているかどうかをある程度判別できるようになったシルヴィアは、彼は本気でそう言っているとわかるや顔を真っ赤にして照れるが、すぐに持ち直して満面の笑みを浮かべた。
「ありがとう、ジル……」
その言葉に、同じく満面の笑みで返したジブリールは、そのまま目を閉じて眠りについた。
突然眠ってしまった事に驚きはするものの、決して慌てることはなく、シルヴィアは優しく微笑んだ。
「おやすみなさい」
慈愛に満ちた声と共に彼の額に口付けを落とし、彼女もまた眠りについた。
自分の体に一つの命が宿ったことを知るのは、これからしばらく経ってからだ──。
とりあえずR-18はこれにて。
次は全年齢向けの方、二人の馴れ初めに行きます。
感想等ありましたら、よろしくお願いします。